決算説明：ステラ ケミファ（4109）

2026年3月期（83期）第1四半期決算説明資料

決算説明（要約：ステラケミファ株式会社、2026年3月期 第1四半期）

（出典：提供資料／決算説明資料 2025年8月7日）

基本情報

• 企業概要
  • 企業名：ステラケミファ株式会社（STELLA CHEMIFA CORPORATION）
  • 主要事業分野：高純度薬品事業（半導体向け高純度フッ化水素酸等）、運輸事業、一般製品（フッ化スズ等）および関連事業
  • 代表者名：代表取締役社長 橋本 亜希、代表取締役副社長（生産統括） 坂 喜代憲
• 説明会情報
  • 開催日時：2025年8月7日（資料日付）
• 説明者（発表者）
  • 発表者（役職）：–（資料中に個別の発表者・発言要旨の記載なし）
• 報告期間
  • 対象会計期間：2026年3月期 第1四半期（2026年3月期 1Q）
• セグメント（事業区分）
  • 高純度薬品事業（主力）：半導体向け超高純度フッ化水素酸など、エネルギー（濃縮ホウ素：ボロン10）、電子材料、一般製品、工業用フッ酸、仕入商品を含む
  • 運輸事業：輸送・倉庫・コンテナサービス等（グループ子会社で運営）
  • その他：医薬品関連等の一部事業

業績サマリー（第1四半期：対前年同期）

• 主要指標（単位：百万円）
  • 売上高：8,795（前年同期 8,755、増減 +40、+0.5%）
  • 売上総利益：2,192（+359、+19.6%）
  • 営業利益：1,222（+353、+40.6%）
  • 経常利益：1,148（+257、+29.0%）
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益：828（+4、+0.5%）
  • 1株当たり四半期純利益：70.21円
  • 設備投資額：888（+277、+45.4%）
  • 減価償却費：671（+24、+3.7%）
  • 研究開発費：151（△1、△0.7%）
• 進捗状況（通期目標に対する達成率等）
  • 通期業績予想に対する進捗率の明確値は資料に未提示。通期予想は下欄参照。
• セグメント別状況（1Q）
  • 売上高（単位：百万円）
  • 高純度薬品合計：7,609（前年同期 7,602、増 +6、+0.1%）
  • 内訳：半導体 5,340、エネルギー 89、電子材料 233、一般製品 1,016、工業用フッ酸 201、仕入商品 728
  • 2026年3月期1Qの高純度薬品売上構成比：半導体約70%、エネルギー1%、電子材料3%、一般製品13%、工業用フッ酸3%、仕入商品10%
  • 高純度薬品1Q売上：約76億円（うち海外比率 約56.7%）
  • 運輸：1,159（+36、+3.3%）
  • その他：26（△3、△10.3%）
  • 営業利益（単位：百万円）
  • 高純度薬品：998（前年同期 669、増 +329、+49.2%）
  • 運輸：226（+22、+11.0%）
  • その他：2（+1、+135.5%）
  • 合計：1,222（+353、+40.6%）

業績の背景分析

• 業績概要（ハイライト／トピックス）
  • 高純度薬品事業で採算改善（特にフッ化スズ関連の価格転嫁により）
  • 仕入商品は売上減少だが、エネルギー部門・電子材料部門の出荷増や運輸事業の増益で全体増益に寄与
  • 主要原材料（無水フッ化水素酸：HF）の市況価格上昇により国内調達価格も上昇
  • 米政権の関税政策懸念に伴う一部ユーザーの在庫積み増しで出荷増の局面あり（業績影響は限定的と記載）
  • エネルギー部門（濃縮ホウ素／ボロン10）は通期で計画通りの出荷見込み
• 増減要因（第1四半期）
  • 営業利益増減内訳（前年同期比）：高純度薬品 +329（販売数量増 +200、価格上昇 +120、その他 +9 等）、運輸事業 +24 等
  • 原材料価格上昇（HF等）はコスト圧迫要因だが、一部価格転嫁により採算改善も確認
• 競争環境
  • 市場シェアや主要競合比較に関する具体的数値は資料に記載なし（–）
  • 但し、半導体向け超高純度薬液の高度な精製技術（不純物1ppt以下まで制御）が競争優位の技術基盤として提示されている
• リスク要因（資料で示された主な外的要因）
  • 主要原材料の国際市況変動（無水フッ化水素酸価格上昇）
  • 貿易政策（関税）や各国規制の変化（資料では米政権の関税政策懸念を言及）
  • サプライチェーンや輸送の不確実性（運輸事業の安定運営が重要）
  • 為替・マクロ影響：資料に明示的数値なしだが、海外売上比率が高く為替影響は潜在的リスク

戦略と施策

• 現在の戦略（会社方針、成長戦略等）
  • 研究開発・製品開発（半導体向け薬液の改良、選択エッチング液の開発、全固体電池材料の開発等）を推進
  • 生産能力の維持・拡充（国内外の三拠点でのフッ化水素酸生産能力合計：105,000 t/年）
  • 収益性重視、安定的事業基盤構築、コンプライアンス体制の継続強化（運輸事業の収益改善や車両管理等）
  • 株主還元方針（2026–2028）：3年間累計で総還元性向100%以上を目標、年間配当170円を下限
• 進行中の施策（主要プロジェクト）
  • 半導体：高選択性エッチング液（HSN BHFを上回る新規薬液）の開発・評価中
  • エネルギー：濃縮ホウ素（ボロン10）の生産・出荷（計画通りの出荷を見込む）
  • 全固体電池：正極被覆剤「SL-51」を開発、2030年製品化目標（サンプル評価で好評価）
  • 細胞培養容器：独自表面処理製品の開発・サンプルワーク実施、2027年度販売を目標
  • 一般製品：フッ化スズ（GMP対応、FDA査察完了）を欧米中心に販売、用途拡大を模索
• セグメント別施策と進捗
  • 高純度薬品：技術力（超精製・超清浄）を軸に製品改良・海外拠点（シンガポール、中国）と連携して供給体制を維持
  • エネルギー：濃縮ホウ素（ボロン10）の国内生産体制を維持し、原子力・BNCT用途等への供給を継続
  • 運輸事業：営業・運行管理改善、稼働車両の最適化、廉価取引の見直し等で収益性向上を図る

将来予測と見通し（通期：2026年3月期 予想）

• 業績予想（通期、単位：百万円）
  • 売上高：36,000（前期実績 36,288、△288、△0.8%）
  • 営業利益：4,100（前期実績 4,338、△238、△5.5%）
  • 経常利益：3,900（△261、△6.3%）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：2,700（△192、△6.7%）
  • 1株当たり当期純利益：228.76円（△12.24）
  • 配当：年間170円（下限方針）
  • 設備投資：7,600（大幅増、主に設備投資拡大）
  • 研究開発費：750（増加）
• 予想の根拠・前提（資料明示）
  • エネルギー部門の濃縮ホウ素は計画通りの出荷を見込む等、各部門の計画に基づく。ただし主要原材料価格変動や需給環境に左右される旨を注記。
• 中長期計画の見通し（2026–2028の株主還元方針含む）
  • 株主還元：2026–2028年の3年間累計で総還元性向100%以上を目標、配当最低170円/年を継続方針。中長期の成長は新製品（全固体電池材料、選択エッチング等）や海外供給体制が鍵。
• マクロ経済の影響（想定される要因）
  • 原材料市況（無水フッ化水素酸価格）、国際貿易政策（関税等）、半導体需要サイクル、為替変動、金利動向などが業績に影響する可能性がある。

配当と株主還元

• 配当方針（中期）
  • 2026–2028年の3年間累計で総還元性向100%以上を目標（注記あり：特殊要因がある年は調整）
  • 配当金：1株当たり年間170円を下限とする
• 配当実績・予想
  • 2025年3月期：年間配当 170円／株
  • 2026年3月期（予想）：年間配当予想 170円／株（2025/5/9公表）
• 特別配当
  • 当該期の特別配当の予定は記載なし（過去実績のグラフあり：2022–2025年での実績表示）

製品・サービス（主要）

• 主要製品（抜粋）
  • 超高純度フッ化水素酸（HF）・バッファードフッ酸（BHF系）：半導体用エッチング・洗浄薬液（製品グレード：9N～12N、SA系等）
  • 高純度フッ化水素酸（量産拠点：三宝、北九州、シンガポール／合計生産能力 105,000 t/年）
  • 濃縮ホウ素（ボロン10）：濃縮ホウ素、濃縮ホウ酸（生産能力：10Bで6 t／年換算H3(10)BO3で36 t／年）
  • フッ化スズ（SnF2）：医薬品（口腔ケア）原薬、FDA・GMP対応済（欧米販売）
  • 全固体電池用被覆剤（SL-51、開発中）
  • 細胞培養容器（表面処理技術により培養適合表面を実現、販売目標 2027年度）
• サービス・提供エリア・顧客層
  • 半導体メーカー・電子部品メーカー（国内外）、原子力関連・医療（BNCT）用途、化学品／医薬品関連企業、輸送・物流顧客など。海外拠点（シンガポール、中国）を通じたグローバル供給比率が高い（通期想定で海外売上比率約58%前後）
• 協業・提携
  • 具体的な外部企業との提携・アライアンスの記載は限定的（子会社・現地法人による海外生産・販売体制が中心）。詳細は資料に明示なし（–）。

重要な注記

• 会計方針の変更：資料内に特段の会計方針変更の記載なし（–）
• リスク要因（特記事項）
  • 上記の通り、原材料市況や貿易政策の影響、需給変動、為替等が業績に影響する旨の注意喚起がある。資料最終ページに免責事項あり（業績見通しは確定値ではない旨）。
• その他（今後のイベント等）
  • 新製品の開発進捗（HSN BHF超過の選択エッチング液、SL-51、細胞培養容器等）の評価・商用化の進捗が今後の注目点。具体的な発表日時等は資料に明示なし（–）。

（注）本要約は、ユーザーから提供された決算説明資料の記載内容に基づき事実を整理したものです。投資判断等を促すものではありません。資料中に明示されていない事項は「–」として省略しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

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