2025年3月期 決算説明資料

チエル株式会社(CHIeru) — 2025年3月期 決算説明 資料 要約

注意:以下は提供資料(決算説明資料)に基づく整理です。投資助言や価値判断は行いません。不明項目は「–」としています。

基本情報
  • 企業名:チエル株式会社(CHIeru Co., Ltd.) 銘柄コード:3933
  • 主要事業分野:教育ICT事業(学校ICT製品・システム、進路情報、LMS、学校公演 等)
  • 代表者:代表取締役会長 川居 睦、代表取締役社長 粟田 輝
  • 本社所在地:東京都品川区東品川2-2-24
  • 設立:1997年10月1日
  • 資本金:3.36億円
  • 従業員数:連結311名(他臨時93名)、単体52名(他臨時23名)(2025年3月末)
  • グループ構成(2025/3末):オキジム、沖縄チエル、コラボレーションシステム、四国チエルクリエイト、チエルコミュニケーションブリッジ、東京音楽鑑賞協会、トラストコミュニケーション(等)※2024/6 トラスト、2024/12 オキジムを子会社化。
説明会情報
  • 資料作成時期:2025年6月(決算説明資料)
説明者(発表者)
  • 発表主体:チエル経営陣 / IR担当(資料中に代表者名・経営指標の記載あり)
  • 発言概要(資料の主要メッセージ)
    • 2025年3月期は増収増益(主にM&Aによる連結寄与とGIGAスクール第2期の取り込み)。
    • 期中に業績予想を上方修正し、期中で増配を決定(期初想定より増配)。
    • 第6次中期経営計画(2024/4〜2027/3)について、グループ再編・M&Aの収益寄与を織り込み目標値を上方修正(最終年度の売上目標等を増額)。
    • PMI(買収後統合)を進め、学校ICTのワンストップ提供とチャネル拡大、LMSや進路事業の強化を図る。
報告期間・配当関連
  • 対象会計期間:2025年3月期(連結)
  • 決算説明資料作成時点:2025年6月
  • 配当支払開始予定日:–(資料には期末配当水準等の見通しを掲載)
業績サマリー(連結:2025年3月期)
  • 主要指標(対前期比)
    • 売上高:6,896百万円(前年 4,621 百万円、前年比 +49.2%)
    • 営業利益:677百万円(前年 591 百万円、前年比 +14.5%)
    • 経常利益:661百万円(前年 662 百万円、前年比 △0.2%)
    • 当期純利益:423百万円(前年 349 百万円、前年比 +21.4%)
    • 1株当たり利益(EPS):–(資料に明記なし)
  • 進捗状況(中期計画に対する達成)
    • 第6次中期経営計画(目標:2027/3 売上60億円以上 等)に対し、2025年3月期の売上は68.9億円相当(資料表示)となり、当初計画の一部を前倒しで達成している旨を報告。
    • ROE:14.7%(改善)、連結配当性向:21.1%(上昇)、DOE:3.1%。中期最終年度(2027/3)目標は売上110億円以上、経常利益8.5億円以上、当期純利益5.9億円以上、ROE13%以上、配当性向約30%程度(DOE ≒4%想定)。
  • セグメント別(2025/3 実績)
    • 小中部門(小学校・中学校)
    • 売上:2,033百万円(前年1,663 → +22.3%)
    • 利益:319百万円(前年304 → +4.8%)
    • 主な要因:教育委員会向け統合ID管理、タブレット含むリプレイス案件、オキジムの新規連結寄与。
    • 高大部門(高校・大学)
    • 売上:2,492百万円(前年2,426 → +2.7%)
    • 利益:238百万円(前年271 → △12.1%)
    • 主な要因:LMSや大学向け高収益案件、S600-OP等ハード好調。進路事業の高校向け広告減少、学校公演の前期集中により利益は減少。
    • その他(企業・官公庁 等)
    • 売上:2,370百万円(前年531 → +345.9%)
    • 利益:120百万円(前年16 → +634.8%)
    • 主な要因:語学演習システムや「Tbridge」導入増、トラストコミュニケーションとオキジムの新規連結大幅寄与。
業績の背景分析
  • 業績ハイライト・トピックス
    • 大幅増収は主にM&A(トラストコミュニケーション、オキジム)による連結化の寄与(資料中で売上増加要因として約1,926百万円を計上)。
    • GIGAスクール第2期のリプレイス需要をグループで取り込み、学校ICT製品群のワンストップ提供が奏功。InterCLASSやTbridge等の製品アップデートを実施。
    • 期中に業績予想の上方修正と配当増額(期初予想から期末配当を10円→12円に増配)を発表。
  • 増減要因(資料の記載ベース)
    • 増収要因:M&Aの連結寄与(オキジム等)、GIGA第2期のリプレイス案件、企業・官公庁向け導入増。
    • 減益(影響)要因:M&A関連費用(37百万円)、持分法適用範囲の除外による投資利益減少(50百万円)、資金調達費用や支払利息(合計約20百万円程度)、進路事業の広告収入減少、学校公演の期ズレ等。
  • 競争環境・競争優位性(資料ベースの観察)
    • 学校向けICT市場に特化しており、統合ID管理、Chromebook支援ツール、語学演習システム等の製品群でワンストップ提供を進める点を強調。
    • 資料では国内パートナー契約の拡大、海外チャネル開拓(ベトナム・タイ等)やM&Aによる地域網の補完を競争戦略として掲げている。
    • 競合他社比較の数値的記載は資料中に限定的。
  • リスク要因(資料に明示・示唆された点)
    • GIGAスクール第2期需要のタイミングや規模に依存する面(リプレイス期の取り込み状況が業績に影響)。
    • M&Aに伴う負債増(2025/3 固定負債の増加、短長期借入金による資金調達:オキジム株式取得の借入1,170百万円等)と財務負担増。
    • 進路事業の広告収入など一部事業の季節・地域性、案件集中による収益変動。
    • 資料末尾の注記にあるように将来見通しは外部要因で実績と乖離する可能性あり。
戦略と施策
  • 現在の戦略(中期経営計画:第6次中計 2024/4〜2027/3)
    • 基本方針:創業理念に基づき「教育現場で求められる製品」を企画・開発し、国内外で販売。
    • 数値目標(新予想):2027/3 最終年度 売上110億円以上、経常利益8.5億円以上、当期純利益5.9億円以上、PER20倍以上、ROE13%以上を継続。
    • 配当方針:DOEで約4%程度、連結配当性向約30%程度を念頭に配当額を決定(2027年目安)。
  • 進行中の施策(主要)
    • 製品面:Tbridge エッジキャッシュ(回線負荷軽減)、Tbridge 10G対応モデル(2025秋販売予定)、InterCLASSシリーズのバージョンアップ、ExtraConsole ID Managerのリニューアル等。
    • 事業拡大:GIGA第2期リプレイス需要に対するワンストップ提案、LMS事業のOEM展開、学校公演の高単価案件獲得強化、進路情報のデータ活用強化。
    • 提携・M&A:トラストコミュニケーション(2024/6)、オキジム(2024/12)のM&A実行およびPMI推進。地方の地場企業や海外販売パートナーとの提携拡大。
    • ESG・ガバナンス:SDGs関連サービス(ABLish)、バナナペーパー採用、健康経営など、ガバナンス強化・情報セキュリティ対策の強化。
  • セグメント別施策(要点)
    • 小中部門:Chromebook支援ツール強化(InterCLASS系)、ネットワークアセスメント提案、チャネル拡大(国内パートナー9件追加)。
    • 高大部門:CaLaboシリーズのクラウド化・機能拡張、S600-OP等ハード製品、統合ID管理提案強化。
    • その他(企業・官公庁):トラストコミュニケーション等と連携したインフラ構築・保守受託、Tbridge導入拡大。
    • 進路事業:イベントエントリーのデータ整備、Web/LINE連携による利便性向上、合同企業説明会の企画拡充。
    • LMS:OEM提供を軸に医療・介護分野等への横展開、構築・運用保守案件の獲得。
将来予測と見通し
  • 2026年3月期(連結)業績予想(資料記載)
    • 売上高:10,000百万円(前年比 +45.0% / 前期 6,896百万円 → +3,103百万円)
    • 営業利益:750百万円(前年比 +10.6% / 前期 677百万円)
    • 経常利益:750百万円(前年比 +13.4% / 前期 661百万円)
    • 当期純利益:490百万円(前年比 +15.6% / 前期 423百万円)
  • 2026年のセグメント想定(資料)
    • 小中部門:2,962百万円(+45.6%)
    • 高大部門:2,802百万円(+12.4%)
    • その他部門:4,868百万円(+105.4%) — トラストコミュニケーション、オキジムの寄与を見込む。
  • 中長期計画の進捗と実現可能性(資料ベース)
    • 2025年の実績(売上約68.9億円)を踏まえ、グループ効果で最終年度(2027年)目標を上方修正:売上110億円以上等を目標。資料ではM&A寄与と製品拡張で達成を目指す方針を示す。
  • マクロ経済・外部要因(資料での言及)
    • 「昨今の外部環境等を加味」して予想を作成している旨の注記あり。特定の為替・金利・需給指標の詳細は資料に明記なし。M&A資金調達や借入金利等の影響は財務面で留意する必要がある旨が示唆されている。
配当と株主還元
  • 配当方針(資料)
    • 「株主に対して長期にわたり安定した配当を行うことを基本方針」とし、中長期の利益成長に伴う配当増を目指す。2027年目標ではDOE約4%以内、連結配当性向約30%程度を念頭に決定する方針。自己株式取得は検討中。
  • 配当実績・予想
    • 2024年3月期(実績):配当性向 14.9% / DOE 2.0%
    • 2025年3月期(実績・修正後):期末配当 12円(期初想定10円から増配)。配当性向 21.1%、DOE 3.1%。
    • 2026年3月期(予想):期末配当 15円(資料上の想定)。
    • 2027年3月期(目標):配当性向 約30%(目安)、DOE 約4%程度を想定。
  • 特別配当:資料に特別配当の記載はなし。
製品やサービス(主要)
  • 学校ICT 製品群(主な製品)
    • InterCLASSシリーズ(Chromebook活用支援、InterCLASS Advance/Filtering/Console等)
    • CaLaboシリーズ(CaLabo EX/LX/MX/Cloud:語学演習・PC教室支援)
    • ExtraConsoleシリーズ(ID Manager、ICT Manager、Secure Network)
    • Tbridge(無線LAN最適化・エッジキャッシュモデル、10G対応モデル)
    • S600-OP(ハードウェア映像音声転送)、CHIehub(スマートスイッチングハブ)
    • GLEXA、ABLish、英検CAT、トイテイク(語学関連クラウド教材)
  • サービス提供先・エリア
    • 主に学校(小中高・大学)、教育委員会、企業・官公庁、地域。国内拠点は札幌・仙台・首都圏・名古屋・大阪・広島・福岡・沖縄等。海外チャネル拡大(アジア・中東、販売パートナー:ベトナム、タイ 等)も推進。
  • 協業・提携
    • M&A:トラストコミュニケーション(2024/6)、オキジム(2024/12)等。資料ではコラボレーションシステム等グループ連携を強調。
    • 国内外の販売パートナー契約(複数地域で拡大)、大手SIerとの協業(インフラ構築・保守受託を想定)。
重要な注記
  • 会計方針・収益認識(資料抜粋)
    • 一時点で収益計上する製品:納品時点で売上計上(インストール用ソフト、ハードウェア、進路相談会等)
    • 一定期間で収益認識する製品:契約期間にわたって売上計上(運用サービスのアクセス権、保守・運用、InterCLASSのサブスクリプション等)。
    • 財務諸表(2025/3):総資産+4,495百万円、負債合計+3,366百万円(主因はオキジム連結取り込みと借入金)、純資産+1,129百万円。無形固定資産の増加(+859百万円)等を計上。
  • キャッシュ・フロー(2025/3)
    • 営業CF:△194百万円、投資CF:△902百万円、財務CF:+970百万円、期末現金3,125百万円(期首3,252百万円)。買収関連の投資・借入による影響を反映。
  • リスク・注意点(資料の免責等)
    • 将来見通しは現時点の仮定に基づくものであり、実際の業績が大きく異なる可能性がある旨の注記。財務数値は別段の記載がない限り日本の会計基準に基づく表記。
  • その他(重要イベント・連絡)
    • IR窓口:チエル株式会社 IR担当(TEL:03-6712-9721、FAX:03-6712-9461、https://www.chieru.co.jp/)

(資料出典:チエル株式会社「2025年3月期決算説明資料」2025年6月。要約作成にあたり提供された資料の内容のみを使用。)


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3933
企業名 チエル
URL http://www.chieru.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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