2025年3月期 決算説明会資料

2025年3月期 決算説明(要約)

(出所:新日本空調株式会社 決算説明資料 2025年5月13日)

基本情報
  • 企業概要
    • 企業名:新日本空調株式会社(Shin Nippon Air Technologies Co., Ltd.)
    • 主要事業分野:設備工事(空調設備を中心とした新築・リニューアル工事)、保健(病院等)・産業(データセンター・工場等)分野、関連事業(物流・技術開発等)
  • 説明会情報
    • 開催日時:2025年5月13日(決算説明資料の日付)
  • 説明者
  • 報告期間
    • 対象会計期間:2025年3月期(連結)
    • 決算説明資料公表日:2025年5月13日
  • 主な事業セグメント(資料上の区分)
    • 事業区分(受注・完成・繰越の内訳で使用):新築(一般)、リニューアル、原子力、国内関係会社、海外関係会社
    • 分野区分:保健分野(病院等)、産業分野(データセンター、工場等)
    • 関連サービス等:物流・加工ネットワーク(SNK-SOLNet®)、エネルギー制御/GHG可視化サービス等
業績サマリー(2025年3月期 実績)
  • 主要指標(連結、単位は百万円/()は資料記載の概数表示)
    • 受注工事高:153,891 百万円(=約1,538億円)【前期比 +9.0%】
    • 完成工事高:137,684 百万円(=約1,376億円)【前期比 +7.6%】
    • 営業利益:11,346 百万円(=約113億円)【前期比 +22.9%】
    • 経常利益:11,976 百万円(=約119億円)【前期比 +23.2%】
    • 当期純利益:9,656 百万円(=約96億円)【前期比 +34.7%】
    • ROE:14.3%
  • 進捗状況(中期経営計画に対する到達度)
    • 中期経営計画「SNK Vision 2030 Phase II」(2023〜2025年度)における2年目の実行状況として、主要業績指標は過去最高を更新。投資(人的資本・デジタル等)を継続しつつ収益性を改善。
  • セグメント別状況(主な数値)
    • 受注工事高(連結計):153,891 百万円
    • 個別(国内):122,329 百万円(新築・リニューアル・原子力等)
    • 関係会社 国内:10,693 百万円
    • 関係会社 海外:20,867 百万円
    • 完成工事高(連結計):137,684 百万円
    • 個別(国内):111,049 百万円
    • 関係会社 国内:11,369 百万円
    • 関係会社 海外:15,266 百万円
    • 繰越工事高(連結計):125,868 百万円
    • 個別(国内):99,427 百万円
    • 関係会社 国内:2,991 百万円
    • 関係会社 海外:23,449 百万円
    • 新築 vs リニューアル、保健 vs 産業:
    • リニューアル需要が増加(省エネ改修等の大規模改修が牽引)。保健・産業いずれも堅調。
業績の背景分析
  • 業績ハイライト・トピックス
    • 主要指標(受注、完成、利益)が過去最高を更新。
    • 保健分野の大型再開発・オフィス改修、産業分野(データセンター・工場)の設備投資が受注を牽引。
    • 受注採算性の改善、施工体制の最適化により収益性が向上。
    • 人的資本への投資増で経費は増加したが、収益拡大が上回った。
    • 繰越工事高が2期連続で1,000億円超(当期は1,200億円台)であり、来期以降の業績の下支えを確保。
  • 主な増減要因
    • 増収要因:大型再開発案件、オフィス改修(リニューアル)、データセンター・工場関連の堅調な受注。
    • 収益性改善要因:受注採算性向上、施工体制・プロジェクト管理の効率化。
    • 費用増要因:人的資本強化、投資(R&D・デジタル化等)、材料価格上昇リスク等。
    • 特別損益:2025年3月期に政策保有株式売却による特別利益2,049 百万円を計上(2026年見通しには含まず)。
  • 競争環境・優位性
    • 保健・産業分野に強みを持ち、大型案件の受注や海外案件も獲得。独自の物流・加工ネットワーク(SNK-SOLNet®)、技術(空調・環境制御)を強みとしている。
    • 競合比較の詳細は資料に明示なし(–)。
  • リスク要因(資料上の示唆)
    • 資材価格や人件費の上昇、工期遅延リスク、海外案件における工程リスク、労働関連規制(時間外労働の上限規制)への対応、政策保有株式・市場動向等。
    • 為替等の外的要因は資料内で直接的な感応度提示なし(–)。
戦略と施策(中期経営計画 SNK Vision 2030 Phase II の進捗)
  • 全社戦略(要点)
    • 社会課題の解決・持続可能な社会の実現を目指す10年ビジョンに基づき、研究開発・成長事業への投資、人材投資、デジタル化、カーボンニュートラル対応を推進。
    • 3年間(2023〜2025年度)で総額150〜200億円の投資を目標(R&D、人的資本、デジタル変革等に配分)。
  • 進行中の主要施策・プロジェクト
    • 労働時間規制対応:工事の平準化・効率化で遵守率100%達成。
    • ロジスティクス・生産性向上:SNK-SOLNet®(物流・加工の一括管理)を首都圏で運用、全国展開へ。
    • 災害医療・減災技術:千葉大学とコンテナ医療ユニット(CoMU®)等を共同研究。陰圧/陽圧切替技術やDiverCell®の開発。
    • 宇宙事業参画:JAXAとの共同研究、宇宙ビジネス共創プラットフォーム参加、岩谷技研等への出資・協業で宇宙分野へ展開。
    • 新技術拠点:SNK EBINA Innovation X HIVE® を2027年度上期に開設(MFIP海老名内、持続可能な研究拠点)。
    • カーボン対応:SBT認証取得目標(2025年度中を目標)—Scope1+2:2030年までに60.6%削減、Scope3:25.0%削減目標を掲げる。TCFD対応も推進。
    • ブランディング・人材:ウルトラマンを起用した広告「カイテキヒーロー」、株式分割や自己株取得等で市場流動性・株主還元を強化。
  • セグメント別施策と成果
    • 建築・設備(新築/リニューアル):大都市圏の再開発や大規模改修を中心に受注拡大。省エネ対応改修の需要取り込み。
    • 産業分野:データセンター・工場案件に注力。海外案件の獲得も実績あり。
    • 技術・製品:EnergyQuest®(熱源最適制御)、CARBONIX(GHG可視化クラウド)、DiverCell®等の開発・連携。
将来予測と見通し(2026年3月期 連結業績見通し)
  • 2026年3月期(予想、百万円)
    • 受注工事高:155,000(+1,109、+0.7%)
    • 完成工事高:144,000(+6,316、+4.6%)
    • 完成工事総利益:23,400(+1,398、+6.4%)→完成工事総利益率 16.3%
    • 営業利益:12,000(+654、+5.8%)
    • 経常利益:12,500(+524、+4.4%)
    • 当期純利益:8,800(△856、△8.9%)※2025年度の政策保有株式売却益(2,049)を見込んでいないため減少
    • 繰越工事高:136,868(+11,000、+8.7%)
    • ROE:12.3%(△2.0pt)
  • 見通しの根拠
    • 豊富な繰越工事高を背景に、適切な施工体制のもとで完工を積み上げ、業務デジタル化・効率化で増収を見込む。一方で人的投資・資材価格上昇等のコスト増は留意。
  • 中長期計画の進捗可能性
    • 主要指標は向上傾向。SNK Vision 2030の投資方針に沿ってR&D・人材・デジタル化を継続し、成長領域(宇宙、減災、低炭素技術等)を拡大する計画。
  • マクロ影響
    • 資材価格、人件費、金利・為替・海外案件の地政学リスク等が業績に影響を与える可能性。
配当と株主還元
  • 配当方針
    • 株主還元方針として株主資本配当率(DOE)の下限を5%に設定。2030年3月期まで累進配当(期間中は年間配当の減配を行わない方針)。
  • 配当実績/予想(株式分割後の数値)
    • 2024年3月期(実績):年間配当 50円(中間 15円、期末 35円)
    • 2025年3月期(上方修正後 2025予想):年間配当 80円(中間 30円、期末 50円)※期末は従来30円から50円へ増配予定
    • 2026年3月期(予想):年間配当 80円(中間 40円、期末 40円)
    • 連結配当性向:2025見込み 37.8%
    • DOE:2025見込み 6.6%
  • 特別配当・自己株式取得等
    • 株式分割:2025年1月1日効力で1株→2株に分割(市場流動性向上目的)
    • 自己株式取得:上限総額10億円で取得実施、2025年2月4日に取得完了
  • 備考
    • 配当は業績・資本政策を総合判断して決定。資料は今後の状況により変更の可能性あり。
製品・サービス・協業
  • 主要製品・サービス
    • EnergyQuest®:熱源最適制御システム
    • CARBONIX:GHG排出量可視化クラウドサービス(EnergyQuestとの連携でサービス高度化)
    • DiverCell®:気流制御型ユニット(次世代型)
    • CoMU®(千葉大連携):コンテナ医療ユニット(災害・感染症対応)
    • SNK-SOLNet®:物流・加工ネットワーク(ロジスティクスセンター)
  • 提携・協業
    • 学術連携:千葉大学 災害治療学研究所(コンテナ医療ユニット共同研究)
    • 産学官・スタートアップ:Frontier Innovations、JAXA連携、岩谷技研への出資(高高度気球等)
    • 事業連携:三井不動産(MFIP海老名での拠点整備協力)、Sustech(脱炭素・省エネ協業)
    • 資本政策関連:政策保有株式の削減(2022年度末比で削減目標)
重要な注記
  • 会計・特記事項
    • 2025年3月期に政策保有株式売却による特別利益2,049 百万円を計上(2026年見通しには含まれていない)。
    • 表示数値は基本的に連結・百万円単位で記載(資料内注記に従う)。
  • リスクおよび注意点(資料の免責)
    • 将来見通しは現時点の情報に基づくもので、諸要因により実績が見通しと異なる可能性あり。資料中のデータ誤りや外部要因による損害等について会社は責任を負わない旨明記。
  • その他の重要告知
    • IR問い合わせ先:新日本空調株式会社 経営企画本部 企画・サステナビリティ推進部(資料に連絡先・メールあり)
    • 中期計画関連の主要投資:SNK EBINA Innovation X HIVE 開設(2027上期予定、ただし移転費は2026年度以降に計上変更)

(注)不明・未掲載の項目は「–」で記載しています。本まとめは提供資料に基づく要約であり、投資判断に関する助言は含みません。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 1952
企業名 新日本空調
URL http://www.snk.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – 建設業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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