2026年3月期 第1四半期決算説明資料
エムスリー株式会社 会社説明(要約)
(資料:会社説明資料/2025年8月)
基本情報
- 企業概要
- 企業名:エムスリー株式会社(M3, Inc.)
- 主要事業分野:医療プラットフォーム事業(医師向けプラットフォーム、製薬向けマーケティング支援、医療機関向けDX、医療データ事業、電子カルテ/オンライン診療、医療AI、企業向けヘルスケア等)
- 説明会情報
- 開催日時:2025年8月(資料日付)
- 説明会形式:–(資料のみ。形式の明記なし)
- 参加対象:個人投資家等(明記なし)
- 説明者
- 発表者(役職):–(資料上に個別の発表者名・役職の記載なし)
- 発言概要(資料内の主要メッセージ)
- FY2025 Q1は売上・利益とも堅調な滑り出し。COVID関連マイナスの影響はFY2024で一巡し、FY2025から通常状態に戻る見込み。
- 成長エンジンは(1)事業ドメイン拡大、(2)既参入市場での継続拡大、(3)エコシステムシナジー創出。M&Aと先行投資を継続。
- 医療現場DX、医薬品マーケのDX、医療データ・AIプラットフォーム、企業向けヘルスケア領域の拡大を推進。
- 報告期間
- 対象会計期間:FY2025 第1四半期(2025年度第1四半期)
- セグメント(略称)
- メディカルプラットフォーム(MP):医師向けプラットフォーム、製薬マーケ支援、電子カルテ、診療支援等
- エビデンスソリューション(ES):医療データ、Real World Data、エビデンス提供関連
- キャリアソリューション(CS):医療従事者のキャリア支援、人材サービス
- サイトソリューション(SS):医療機関向けサービス(施設運営、医療機関向けソリューション)
- ペイシェントソリューション(PS):患者向けサービス(企業向け福利厚生等含む)
- 海外セグメント:北米・欧州・APAC等での事業
業績サマリー(連結、FY2025 Q1)
- 主要指標(単位:百万円、前年同期はFY2024 Q1)
- 売上収益:86,200(FY2025 Q1) ← FY2024 Q1:64,209 前年同期比 +34%
- 営業利益:19,777 ← 16,899 前年同期比 +17%
- 税引前四半期利益:19,683 ← 18,784 前年同期比 +5%
- 四半期純利益:13,536 ← 12,750 前年同期比 +6%
- 1株当たり利益:–(資料に明示なし)
- 備考:COVID関連を除く成長率は同程度の約+35%。エラン(Elan)やイーウェル等の買収寄与を除いても売上・利益は堅調。
- 進捗状況(期初予想に対する進捗)
- 期初想定(FY2025 通期の参考):売上約860億円、営業利益約165億円(スライド上の期初想定値)
- FY2025 Q1実績:売上約862億円、営業利益約198億円 → Q1時点で売上・利益とも順調(期初想定に対し順調な滑り出し)
- セグメント別(FY2024 Q1 → FY2025 Q1、単位:百万円)
- メディカルプラットフォーム(MP)
- 売上収益:20,969 → 25,274(+21%)
- 利益:7,924 → 8,981(+13%)
- コメント:製薬マーケ/医療現場DXが堅調。イーウェル買収は売上で約30億円、営業利益で約1億円の貢献。
- エビデンスソリューション(ES)
- 売上収益:6,108 → 6,219(+2%)
- 利益:1,013 → 1,314(+30%)
- コメント:売上収益ミックス改善、利益は売上以上に増加。
- キャリアソリューション(CS)
- 売上収益:7,212 → 8,280(+15%)
- 利益:3,314 → 3,665(+11%)
- コメント:医師・薬剤師向けとも好調。
- サイトソリューション(SS)
- 売上収益:10,597 → 12,996(+23%)
- 利益:1,342 → 727(-46%)
- コメント:買収効果とトップライン成長で増収。利益は新規施設立上げ期の赤字等が発現。
- ペイシェントソリューション(PS)
- 売上収益:― → 13,422(FY2025 Q1から計上)
- 利益:― → 451
- コメント:イーウェルの買収等で計上開始。
- エマージング事業群
- 売上収益:538 → 493(-8%)
- 利益:143 → 252(+77%)
- 海外
- 売上収益:19,879 → 20,725(+4%)
- 利益:3,719 → 4,852(+30%)
- コメント:北米治験のマイナス影響は一巡。為替は円高で現地通貨ベースでは売上・利益とも約+5%pt程度高い。APACや欧州では買収が寄与。
業績の背景分析
- 業績概要(ハイライト/トピックス)
- 全社ではQ1で売上・利益ともに前年同期比増加。COVID関連売上の反動はFY2024で一巡し、FY2025からは通常状態に戻る想定。
- M&A(エラン、イーウェル、Limbic等)が売上に寄与。医療データ、デジカル(電子カルテ)、デジスマ診療(オンライン診療)等の事業拡大が進展。
- 増減要因
- 増収要因:買収による寄与、各事業におけるトップライン成長(製薬マーケ、医療現場DX、海外事業の回復等)。
- 減益要因(セグメント別):サイトソリューションは新規施設立上げによる初期赤字。為替(円高)が報告額を押し下げる要因(だが現地通貨ベースでは増)。
- 北米の治験事業はFY2024にマイナス影響があり一巡した旨。
- 競争環境
- 医療プラットフォーム領域での会員規模や電子カルテ導入数(M3デジカル 約8,200施設)、医師会員約700万人(全世界で医師の約50%カバー)などプラットフォーム優位性を強調。
- MR数の減少や製薬業界の営業DX進展により、同社のインターネット/データ/AIサービスへの需要は継続的に拡大する環境。
- リスク要因(資料から示唆されるもの)
- 為替変動(円高が報告額に影響)
- 規制・保険制度の変更(医療関連分野特有のリスク)
- 治験事業など特定事業の外部要因(FY2024の北米治験マイナスのような影響)
- M&A関連の統合リスク、新規事業の立ち上げ費用
- サプライチェーン等(資料で明示はないが一般的リスク項目として留意)
戦略と施策
- 現在の戦略(中期経営観点)
- トリプル成長エンジン:①事業ドメインの拡大(サブグラフファミリアの拡張)、②既参入市場での継続拡大(製薬マーケ・医療現場DX推進)、③エコシステムシナジーの創出(セル間シナジー最大化)。
- CSV(Creating Shared Value)を重視し、社会的インパクトの創出と事業成長の両立を目指す。
- M&Aを積極実施(年間約10件程度を継続)し、事業基盤を拡大。FY2025 Q1時点でも複数買収の寄与あり。
- 進行中の施策
- 医師プラットフォームのグローバル展開と会員拡充(医師会員700万人超)。
- 電子カルテ(M3デジカル)導入の拡大(累計約8,200施設)、デジスマ診療(オンライン診療)のユーザー急増(Q1で前年同期比 大幅拡大)。
- 医療AIプラットフォーム(M3 AI)で複数ベンダーのAIをクラウドで提供、院内サーバ設置型のサービス展開、従量課金モデル。
- 医療データ事業(Real World Data 等)拡大によりエコシステムシナジー創出。
- 企業向けヘルスケア(ホワイト・ジャック・プロジェクト):イーウェル買収により企業向けサービスのカバレッジを拡大(FY2025Q1時点で約700万人超の従業員カバー)。
- セグメント別施策と成果(抜粋)
- MP:製薬マーケ、医療現場DXの提案力強化。提案型営業(データドリブン)への転換を進める。
- ES:医療データの蓄積と提供を拡大。データ関連売上はFY2025 Q1でFY2024 Q1比約1.18倍に拡大。
- PS(ペイシェント):イーウェルの取り込みで福利厚生・従業員向けサービスの領域拡大。
将来予測と見通し
- 業績予想(次期・通期)
- 管理層の見通し(資料の趣旨):COVID影響は一巡し、FY2025は実態の成長速度が業績に反映される見込み。中長期での成長ポテンシャルを前提にM&Aを含む先行投資を継続。
- 中長期計画
- 事業ドメインと国・事業タイプの拡大(2010→2024で展開国18、事業タイプ41、展開事業数80等の拡大実績)。現在の10~20倍以上の成長ポテンシャルを実現する方針。
- 事業間連携によるシナジー創出ポテンシャル(資料上は展開事業数80に対し約3,160の連携可能性を示唆)。
- マクロ経済の影響
- 為替:円高は報告額を押し下げる要因(FY2025 Q1では為替の影響で売上利益で約5%pt押下げられた旨の記載)。
- 金利・景況感:資料中に直接の詳細はないが、M&Aや投資環境はマクロに影響されるため留意。
製品やサービス(主要)
- 主要製品・サービス
- 医師向けプラットフォーム:m3.com(全世界で医師会員約700万人)
- 電子カルテ:M3デジカル(累計導入件数 約8,200施設、管理カルテ数約3.6億枚)
- オンライン診療:デジスマ診療(スマホアプリ、ユーザー数・決済金額共に急成長)
- 医療AIプラットフォーム:M3 AI(胸部CT/X線、頭部CT/MRA、心エコー等、多数AIを提供)
- 医療データサービス(Real World Data、診療実態データ)
- 企業向けヘルスケア/福利厚生:EBHS、がん防災、従業員健康データ管理、産業医派遣等(イーウェルの取込みでカバレッジ拡大)
- 協業・提携
- Vidal Group と GPR の連携(フランスでの処方支援強化)等、現地企業との協業・買収で製品・サービス強化。
- AIソリューションは複数ベンダーとの連携でクラウド提供。
重要な注記
- リスク要因(資料上の記載/補足)
- 先頭の注意書きにて、将来見通しは現時点情報に基づく予測で前提(仮定)に依存し、実際と異なる可能性がある旨を明記。
- 上記の為替リスク、治験事業等外的要因、M&A統合リスクなどは業績に影響し得る。
(注意)
– 本要約は提示資料の記載内容を整理したものであり、投資判断や助言を目的としたものではありません。資料に記載の見通し等は前提条件に依存します。記載のない項目は「–」で示しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 2413 |
企業名 | エムスリー |
URL | http://corporate.m3.com/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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