2025年3月期 決算説明資料

エムスリー株式会社(会社説明資料:2025年5月)まとめ

以下は提供資料(会社説明資料:2025年5月)に基づく整理です。不明な項目は「–」で表示しています。

基本情報
  • 企業概要
    • 企業名:エムスリー株式会社(M3, Inc.)
    • 主要事業分野:医師向けプラットフォーム、製薬マーケティング支援、医療現場DX、医師・薬剤師向けキャリア・サイト、患者向けサービス、海外事業(北米・欧州・APAC)など
  • 説明会情報
    • 開催日時:2025年5月(資料日付)
  • 説明者
    • 発言概要:資料はFY2024実績の総括、FY2025見通し、成長戦略(トリプル成長エンジン:事業ドメイン拡大・既参入市場での事業拡大・エコシステムシナジー)やM&A、CSV(社会的インパクト)について報告
  • 報告期間
    • 対象会計期間:FY2024(通期実績)、FY2025(見通し)
  • セグメント(資料内の略称)
    • メディカルプラットフォーム(MP):医療現場向けプラットフォーム、電子カルテ等
    • エビデンスソリューション(ES):臨床エビデンス/治験支援等
    • キャリアソリューション(CS):医師・薬剤師向けキャリア関連サービス
    • サイトソリューション(SS):医師向け情報サイト等
    • ペイシェントソリューション(PS):患者向けサービス(新設・買収による連結寄与)
    • エマージング事業群 / 海外(その他):新興事業群、海外事業(北米/欧州/APAC)
業績サマリー(連結:FY2023 → FY2024)
  • 主要指標(単位:百万円)
    • 売上収益:238,883 → 284,900(+19%)
    • 注:COVID関連売上を除く成長率は前年比 +23%
    • 営業利益:64,381 → 62,971(-2%)
    • 税引前利益:68,840 → 64,785(-6%)
    • 当期(親会社帰属)利益:48,549 → 44,340(-9%)
    • 1株当たり利益(EPS):–(資料に明記なし)
  • 進捗状況(期初予想対比)
    • 期初(公表のレンジ中央値)売上予想:270.5億円(=2,705億円)→ 実績 2,849億円(過達)
    • 期初営業利益目標:685億円 → 実績 630億円(利益未達、主因はMP/ESの減益・海外での減損等)
  • セグメント別(単位:百万円)
    • メディカルプラットフォーム(MP)
    • 売上:93,414 → 91,566(-2%)
    • 利益:38,626 → 34,105(-12%)
    • エビデンスソリューション(ES)
    • 売上:26,700 → 24,244(-9%)
    • 利益:6,698 → 4,345(-35%)
    • キャリアソリューション(CS)
    • 売上:16,642 → 20,914(+26%)
    • 利益:4,781 → 5,656(+18%)
    • サイトソリューション(SS)
    • 売上:33,025 → 47,043(+42%)
    • 利益:3,735 → 5,422(+45%)
    • ペイシェントソリューション(PS)
    • 売上:― → 21,919(新規連結)
    • 利益:― → 824
    • エマージング事業群
    • 売上:2,633 → 2,453(-7%)
    • 利益:-290 → 1,003
    • 海外
    • 売上:69,868 → 80,570(+15%)
    • 利益:11,695 → 14,745(+26%)
業績の背景分析
  • 業績概要/ハイライト
    • 通常事業の回復とFY2024に実施した買収(例:Elan)の連結寄与により売上が拡大(+19%)。一方で、COVID期の一時的需要(治験、ワクチン接種支援など)の剥落や一時的コスト(買収関連費用)および一部減損の計上で利益面は減益。
    • COVID関連売上はFY2024で大幅縮小(資料ではFY24のCOVID関連は約32億円程度の表示)→ COVID除く成長率は高い。
  • 増減要因
    • 増収要因:通常期に戻ったセグメント成長、SSや新設PSの寄与、海外事業の成長(買収含む)。
    • 減益要因:製薬マーケのCOVID関連売上剥落、MP/ESでの利益減少、海外での減損・持分法投資損益の変動、一時的な買収費用(主に10-12月期計上)。
  • 競争環境・競争優位
    • 強み:医師会員プラットフォーム(資料:全世界で650万人超の医師会員を保有、主要国で高い医師カバレッジ)、クラウド電子カルテ「M3デジカル」導入施設数約7,700件(クラウド市場でのシェア高)、技術・人材・課題解決力の3大リソース。
    • 競合との比較は資料に定量比較はなし(ただし市場でのプラットフォーム優位性を強調)。
  • リスク要因(資料に明記/示唆された項目)
    • 為替変動(FY2024は為替影響で前年度比は変動、為替を除く成長率は別途算出)
    • 一時的/構造的な需要変動(COVID関連の剥落)
    • M&Aの統合リスク、買収関連費用や減損リスク
    • 海外事業(特に米国治験事業)の景況変化や事業再編の影響
    • 規制・制度変更(医療・ヘルスケア分野一般のリスク)
戦略と施策
  • 現在の戦略(トリプル成長エンジン)
    • 事業ドメインの拡張(サグラダファミリア型の拡張、参入セルの継続的拡大)
    • 既参入市場での継続事業拡大(製薬マーケ、医療現場DX、MR活動のDX化等)
    • エコシステム(セル間)シナジーの創出(グループ内外の連携で付加価値創出)
  • 進行中の施策(主な例)
    • M&A:プログラマチックに毎年多数の買収を実施(FY2024は15件、FY2025時点でも買収を継続)。代表例:Elan(FY2024連結、FY2024で約8億円の営業利益貢献:資料では「5か月の連結期間で約8億円」)、イーウェル(2025年4月1日連結開始、FY2025Q1より取込み)。
    • 製薬マーケ支援のDX化推進:インターネットマーケ、MR活動DX、データドリブンマーケティングを推進。
    • 医療現場DX:クラウド電子カルテ(M3デジカル)展開、デジスマ診療の拡大(アプリ評価高、ユーザー増加)。
    • ホワイト・ジャック・プロジェクト(企業向け健康・予防等のエコシステム拡大):イーウェル統合でカバレッジ・サービス拡大(従業員カバレッジがFY2024末約300万人、FY2025年4月時点で約690万人に拡大想定)。
  • セグメント別施策と進捗
    • MP:電子カルテ導入拡大(累計約7,700施設)、クリニック向けサービス「デジスマ診療」ユーザー急増。
    • ES:コロナ関連剥落の影響軽減、受注残改善(資料では受注残358億円→前年度末291億円へ改善)。
    • CS:医師・薬剤師向けサービスが好調、産業医派遣など企業向けの伸長。
    • SS:サイト系成長の牽引(売上/利益ともに大幅増)。
    • PS:新設/買収による寄与開始(FY2024で連結化、FY2025で本格寄与見込み)。
    • 海外:北米・欧州・APACそれぞれで成長、DBMCI等のM&A貢献あり。北米の治験事業は一巡、再成長に向け取り組み中。
将来予測と見通し
  • FY2025 業績予想(資料の見込み)
    • 売上収益(連結):360,000 百万円(=360,000百万円 = 3,600億円表記の桁ずれに注意:資料表記は「360,000(単位:百万円)」=360,000百万円=3,600億円。資料中では284,900=2,849億円、360,000=3,600億円) → 全体成長率 +26%(通常事業成長 +27%)
    • 営業利益(見通し):約70,000 百万円(=700億円という表現に見えるが資料の単位整合に注意。資料の営業利益軸で「70,000」と示されている)
    • (注)資料はFY2025の売上見込360,000(百万円)と営業利益70,000(百万円)を示す旨の表示がある
    • 根拠:COVID関連売上はFY2025で最大20億円程度に減少(連結影響は軽微)、通常事業の回復とSS/PSおよび買収寄与、エコシステムシナジーの効果を織り込む
  • 中長期計画
    • 5年程度の中長期シミュレーションで、既往事業・新規事業の成長により売上規模を大きく拡大する目標(資料例:FY2024ベースから「~5年後に約7,000億円」や「~6,000億円」等のシナリオを示すスライドあり)。今後もM&A等の先行投資を継続する方針。
    • 進捗:FY2024実績(2,849億円)は中長期目標に向けたステップの一部。FY2025見通しの成長が継続できるかが評価ポイント。
  • マクロ経済の影響
    • 為替影響:FY2024は為替の影響が見られ、資料では為替を除くと成長率は別途計算。為替の変動は海外売上利益に影響。
    • その他:医療制度・規制の変更や製薬業界の投資動向が事業に影響。
配当と株主還元
  • 配当方針(基本方針)
    • 利益を内部留保して再投資を行いながら、資金需要動向とキャッシュフローを勘案して株主還元の水準を決定するとしている。
  • FY2024の配当実績
    • 1株当たり配当金:21円
    • 配当金総額:143億円
    • 配当性向:35.2%
  • 自己株式取得(買取)
    • 取得株式総数上限:2,000万株(発行済株式総数に対する割合 2.95%)
    • 取得価額の総額上限:200億円
    • 取得期間:2025年5月3日~2026年4月30日
  • 総合的な株主還元
    • 親会社所有者帰属当期利益(FY2024):405億円に対し、配当+自己株式取得の合計上限は343億円(配当143億円+買戻上限200億円=343億円)としている。
製品やサービス(主なもの)
  • 主要製品・サービス
    • m3.com(医師向けプラットフォーム、医師会員数:グローバルで約650万人)
    • M3デジカル(クラウド電子カルテ):累計導入施設数約7,700件、管理カルテ数約3.4億枚
    • デジスマ診療(M3デジカルスマート診察券/クリニックDXアプリ):ユーザー数・決済額とも成長、アプリ評価高(レビュー4.6)
    • CaNoW(患者支援プロジェクト):重症患者の「やりたいこと」の実現プロジェクト(実績あり)
    • 医師向けサイト/情報サービス、eディテール(製薬向けe-detail実施:多数回実施)
    • 企業向けサービス(EBHS、産業医派遣、従業員健康データ管理、福利厚生プラットフォーム 等)
  • 協業・提携・M&A
    • FY2024の主要買収:Elan(寄与あり)、DBMCI買収(海外)、FY2025Q1からイーウェルを連結化(ホワイト・ジャック・プロジェクト強化)
    • グループ内外での協業によるシナジー創出(例:Elanとの共同提案、グループ購買力の活用、CSセット差別化プロダクトの開発など)
重要な注記
  • 会計方針・会計に関する特記事項
    • 資料内で、前年度と今年度の減損およびその対象事業の損益を除くと概ね想定どおりとする旨の説明あり。持分法投資損益の変動が利益に影響。
    • 一時的な買収コストは主に10~12月期に計上されている。
  • リスク・注意点(特記事項)
    • COVID関連売上の剥落影響、為替変動、買収の統合/減損リスク、海外事業の業績変動(特に米国治験)等が業績に影響を与える可能性がある点に留意。
  • その他(イベント等)
    • FY2025見通しの公表(売上360,000百万、営業利益目標70,000百万等)、自己株式取得の新たな枠(2025/5/3~2026/4/30)等が資料で告知。

補足・注記
– 本まとめは提供資料(会社説明資料:2025年5月)に基づいて作成しています。不明な項目は「–」としました。資料の数値はスライド表示の単位(百万円)を踏まえて記載しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2413
企業名 エムスリー
URL http://corporate.m3.com/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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