2025年3月期決算説明会資料
決算説明会(2025年3月期)サマリ(株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル)
以下は提供資料(決算説明資料、発表日 2025年5月20日)に基づいて整理した要点です。不明な項目は「–」としています。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)
- 主要事業分野:
- IPコアライセンス事業(AI/GPU IP、AIソフトウェアライセンス)
- 製品事業(アミューズメント向け画像処理半導体、協働ロボット向けビジョンシステム、モジュール等)
- プロフェッショナルサービス事業(AIアルゴリズム/コンピュータビジョン受託、FPGA/ボード受託等)
- 代表者名:代表取締役会長兼社長 CEO 山本 達夫
- 設立:2002年7月(2011年6月 東証マザーズ上場、2022年4月 東証グロース移行)
- 本社所在地:東京都中野区
- 資本金:1,838百万円
- 連結従業員数:60名(2025年4月1日現在)
- 特許数:35件
- 連結子会社:Digital Media Professionals Vietnam Company Limited
- 説明会情報
- 開催日時:2025年5月20日(資料表記)
- 説明会形式:–(資料のみでオンライン/オフラインの明示なし)
- 参加対象:–(資料に具体的参加対象の明示なし)
- 説明者
- 発表者(役職):資料内に代表者名記載(代表取締役会長兼社長 CEO 山本 達夫)。個別の講演者記載は明示されていません。
- 発言概要(資料ベースの要旨):
- 画像インテリジェンスを掲げる企業Purposeの確認
- 2025年3月期の業績報告(売上高過去最高更新等)
- 次世代エッジAI SoC「Di1」の発表(機能、出荷計画、展示情報)
- FA(ロボティクス)事業に関する協業・代理店契約の報告
- 2026年3月期の業績予想と将来に向けた戦略的投資方針(攻めの投資)
- 報告期間
- 対象会計期間:2025年3月期(2024年4月〜2025年3月)
- 決算説明資料発表日:2025年5月20日
- セグメント(資料上の区分)
- 事業セグメント:
- IPコアライセンス事業(AI/GPU IP、AIソフトウェア等)
- 製品事業(半導体製品、ビジョンシステム、モジュール)
- プロフェッショナルサービス事業(受託開発等)
- 分野(用途別):セーフティ、ロボティクス、アミューズメント、その他
業績サマリー(2025年3月期 実績・前年比)
- 主要指標(単位:百万円)
- 売上高:3,077(前年 3,016、増減 +61、YoY +2.0%)
- 営業利益:265(前年 328、△63)
- 経常利益:271(前年 330、△58)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:157(前年 331、△174)
- 1株当たり利益(EPS):–(資料に明記なし)
- 進捗状況(中期経営計画に対する達成率等)
- 売上高は4期連続過去最高を更新。中期ビジョン(資料では2028年:50億円、2030年:80億円の目標)に向けた初期ステップとして位置づけられているが、具体的達成率の記載はなし。
- 2026年3月期は将来投資(次世代エッジAI半導体等)を理由に利益率低下を見込む(攻めの投資実行フェーズ)。
- セグメント別状況(売上高・前年同期比)
- 事業別(2025年実績/前年)
- IPコアライセンス:124百万円(前年 170百万円、YoY △27%)
- 製品事業:2,855百万円(前年 2,758百万円、YoY +4%)
- プロフェッショナルサービス:97百万円(前年 87百万円、YoY +12%)
- 分野別(2025年実績/前年)
- アミューズメント分野:2,779百万円(前年 2,642百万円、YoY +5%)
- ロボティクス分野:168百万円(前年 168百万円、YoY ±0%)
- セーフティ分野:38百万円(前年 71百万円、YoY △46%)
- その他:90百万円(前年 134百万円、YoY △32%)
- 収益構成(概算比率)
- 製品事業:約92.8%(2,855/3,077)
- IPコア:約4.0%(124/3,077)
- プロフェッショナルサービス:約3.2%(97/3,077)
- 用途別ではアミューズメントが売上の大半(約90%)を占める構成
業績の背景分析
- 業績概要・ハイライト
- 売上高は過去最高(4期連続更新)。主因はアミューズメント向け画像処理半導体「RS1」の量産出荷や、Cambrianビジョンシステム等の製品売上、プロフェッショナルサービスの伸長。
- しかし、研究開発投資(次世代エッジAI半導体Di1の開発費等)増加により営業利益・経常利益・当期純利益は減少。
- 特別損失:投資有価証券評価損42百万円を計上。繰延税金資産45百万円を取り崩し、法人税等調整額に計上。
- 増減要因
- 増収要因:
- RS1の量産出荷に伴う製品売上増。
- Cambrianビジョンシステムの自動車製造インライン導入や商談進展。
- ロボティクス分野でのプロフェッショナルサービス売上増。
- 減益要因:
- エッジAI半導体(Di1)開発費等の研究開発費増(2025年に79百万円計上の記載あり)。
- 投資有価証券評価損と繰延税金資産の取り崩しによる特別損失。
- 前年に計上された大型GPU IPメンテナンス・サポート案件の剥落(IP収入減)。
- 競争環境
- Di1の説明ではNVIDIA等既存大手の学習環境との連携(FP16/FP8/FP4等)に言及。資料は「次世代エッジAI向けAll-In-Oneチップ」として差別化ポイント(多CHカメラ対応、ISP、3D深度等)を示すが、市場シェアや定量的比較は資料に明示なし。
- 競合優位性としては「画像処理・グラフィックスIPの長年の経験」「エッジ→クラウドまでの一貫サービス」「アミューズメント領域での既存実績」「ロボティクス向けネットワーク」等を挙げている。
- リスク要因(資料・一般的観点)
- 製品開発・量産の遅延リスク(Di1の性能・量産化)
- 大口ライセンス契約やリカーリング収入の変動(IP大口案件の有無に依存)
- 為替変動(Di1開発費の一部は米ドル表記:US$1.90M等)
- サプライチェーン、部品調達リスク
- 市場採用(特にエッジAI SoC、FA/AMR分野)や競合動向
- 会計上の評価損や繰延税金資産の回収可能性に関するリスク
戦略と施策
- 現在の戦略(中期成長戦略の要旨)
- 中期ビジョン(三位一体の成長戦略):既存のアミューズメント事業の更なる成長に加え、エッジAI半導体事業(Di1)とFA(ロボティクス)事業の2本柱を成長エンジン化し、2028年・2030年に売上目標(資料上は50億円、80億円)を目指す。
- 将来成長に向けた「攻めの戦略的投資」を実行(特にDi1の開発とFA事業拡大)。
- 進行中の施策(具体的プロジェクト)
- 次世代エッジAI SoC「Di1」
- 発表:2025年5月19日(資料)
- 特徴:最新AI NPU、4K HDR対応ISP、8CHカメラ入力、リアルタイム3D測距、セキュリティ機能、ViT/Transformer推論対応、各種数値フォーマット(FP16/FP8/FP4/INT8/INT4)対応。
- 開発状況:評価サンプル提供中、2025年5月のComputex Taipeiでデモ展示(iCatch Technologyブース)、資料では「計画通り2026年3月期4Qから出荷開始予定」と明示(開発費の一部はUS$1.90M想定)。
- FA/ロボティクス事業
- 中国のロボティクス企業3社(資料にロゴ表記:SEER、Kinco、HINSON 等)と協業・代理店契約を締結(プレスリリース4/11)。
- AMR向けプラットフォーム、LiDAR、モーター、HMI等のコンポーネント提供や統合ソリューション提供を目指す。
- ZIA MOVE(フリート管理/ナビ)等の導入事例(食品工場のAMR等で採用実績)を紹介。
- Cambrian Vision System等ビジョンシステムの導入・拡販(自動車製造インライン等で進展)。
- 周辺事業の取り込み(コンポーネント販売、ソフトウェア、プロフェッショナルサービス)による付加価値付与とコスト低減。
- セグメント別施策と成果
- 製品事業:RS1の量産出荷(アミューズメント向け)とCambrian製品の導入進展が売上を牽引。
- IPコアライセンス:デジタル機器向け初期ライセンス、ランニングロイヤリティ収入等を計上。ただし前年の大型メンテナンス案件剥落で収入減。
- プロフェッショナルサービス:自律走行ロボット向けや半導体製造装置・建設機械向けの受託開発を提供し売上増加。
将来予測と見通し
- 2026年3月期(通期予想・資料記載、単位:百万円)
- 売上高:3,250(2025実績 3,077、増減率 +5.6%)
- 営業利益:20(2025実績 265、△92.5%)
- 経常利益:25(2025実績 271、△90.8%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:20(2025実績 157、△87.3%)
- 予想の根拠:アミューズメント向けの堅調出荷に加え、Di1(次世代エッジAI半導体)やFA事業の売上が限定的に貢献。Di1開発(開発費 US$190万)等の戦略的投資を実行するため利益は大きく圧迫される前提。
- 中長期計画(資料上の目標と進捗)
- 中期ビジョンとして「三位一体の成長戦略」で2028年に売上50億円、2030年に80億円を目標に掲げる。
- 進捗評価:2025年実績は約30.8億円(資料表記)で、目標へ向けた初期段階。Di1やFAの事業化・拡大が目標達成の鍵。
- マクロ経済の影響(資料に含まれる想定・留意点)
- 開発費の一部が米ドル建てであることから為替変動はコストに影響。
- 半導体・ロボティクス市場の需要動向、部品供給、競合他社の動向が事業採算に影響。
配当と株主還元
- 配当方針:–(資料に詳細な配当方針記載なし)
- 配当実績(中間・期末・年間):–(資料に記載なし)
- 特別配当:なしの記載(資料に特別配当に関する記載はなし)
製品やサービス
- 主要製品(資料から)
- Di1(次世代エッジAI SoC)
- 特長:最新AI NPU、4K HDR対応ISP、最大8CHカメラ入力、リアルタイム3D深度測定、セキュリティ、2D/3D描画機能、FP16/FP8/FP4/INT8/INT4対応、ViT/Transformerモデルの効率的推論。
- ステータス:評価サンプル提供中、Computexでの展示、計画では2026年3月期4Qから量産出荷開始予定(資料)。
- パートナー:台湾では iCatch Technology が Di1 を「V9」として販売(資料)。
- RS1(アミューズメント向け画像処理半導体) — 量産出荷中で製品事業の柱。
- Cambrian Vision System(ビジョンシステム) — 自動車製造ライン等への導入進展。
- サービス
- AIアルゴリズム/コンピュータビジョン受託開発
- FPGA/ボード受託開発
- セーフティ/ロボティクスに係る顧客製品・サービス開発サポート
- フリートマネジメントソフトウエア(AMR向け)等
- 協業・提携
- iCatch Technology(台湾) — Di1を「V9」として販売、Computexで共同展示
- 中国ロボティクス企業(資料上の3社ロゴ:SEER、Kinco、HINSON 等)と協業/代理店契約(プレスリリース済)
- Cambrian製品関連で自動車メーカー等との実導入・商談
重要な注記
- 会計方針・特記事項
- 特別損失:投資有価証券評価損42百万円を計上。
- 税務:繰延税金資産45百万円を取り崩し、法人税等調整額に計上。
- 研究開発費:Di1関連等で研究開発費増(例:2025年に79百万円計上の記載あり)。
- リスク・注意点(資料末尾の記載)
- 将来見通しに関する記述は現時点の情報に基づく判断であり、マクロ環境や業界動向の変化により実績が異なる可能性あり。
- 本資料は情報提供目的であり、投資勧誘を意図するものではない旨の明示。
- その他(連絡先)
- 株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル 経営企画部
- TEL:03-6454-0450
- IRページ: https://www.dmprof.com/jp/ir/
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 3652 |
企業名 | ディジタルメディアプロフェッショナル |
URL | https://www.dmprof.com/ja/ |
市場区分 | グロース市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
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