2025年3月期 決算説明会
ロート製薬株式会社 — 2025年3月期 決算説明会(要約)
以下は、提示資料(2025年5月13日開催の2025年3月期決算説明会)に基づき整理した要点です。不明項目は「–」としてあります。
基本情報
- 企業名:ロート製薬株式会社
- 主要事業分野:OTC(市販薬)、目薬・眼科用製品、スキンケア(化粧品)、サプリメント、ヘルスケア製品等の開発・製造・販売(国内外)
- 説明会情報
- 開催日時:2025年5月13日
- 説明者:斉藤 雅也(副社長 兼 CFO)
- 発言概要:2025年3月期の連結業績概要、地域別・セグメント別状況、FY2026(2026年3月期)予想、配当方針等を説明。主にM&Aによる連結範囲拡大(EYS社、モノ社)の影響、国内の製品動向、原価・販管費増の影響について解説。
- 報告期間:2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)
- セグメント(報告セグメント):
- 日本:国内事業(OTC、化粧品、サプリ等)
- アジア:各国市場(中国、ベトナム、インドネシア、シンガポール等)
- アメリカ:北米事業(目薬等)
- ヨーロッパ:欧州事業(現地子会社)
- その他
業績サマリー(2025年3月期:連結)
- 主要指標(単位:百万円)
- 売上高:308,625(前年:270,840)/前年同期比 +14.0%
- 営業利益:38,939(前年:40,048)/前年同期比 ▲2.8%
- 経常利益:40,430(前年:42,434)/前年同期比 ▲4.7%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:31,006(前年:30,936)/前年同期比 +0.2%
- 1株当たり当期純利益(EPS):136.11円(前年:135.61円)
- EBITDAマージン(当期):16.9%(前年:18.0%)
- 進捗状況(中期経営計画・年度目標に対する達成率):–(資料に明示なし)
- セグメント別(2025年3月期・通期)
- 売上高(百万円/構成比/対前期増減率)
- 日本:164,988(53.5%)/+5.2%
- アジア:100,336(32.5%)/+27.4%
- アメリカ:20,769(6.7%)/+11.9%
- ヨーロッパ:19,163(6.2%)/+38.0%
- その他:3,366(1.1%)/+20.8%
- 合計:308,625(100.0%)/+14.0%
- 営業利益(百万円/構成比/対前期増減率)
- 日本:22,453(57.7%)/▲8.1%
- アジア:12,289(31.6%)/+2.2%
- アメリカ:1,542(4.0%)/+27.9%
- ヨーロッパ:1,425(3.7%)/+2.9%
- その他:354(0.9%)/+47.2%
- 調整等を含めた連結営業利益:38,939(100.0%)/▲2.8%
業績の背景分析
- 業績ハイライト・トピックス
- 売上は大幅増収(+14%)。主因は海外の二桁成長と、新たに連結したEYS社(シンガポール、漢方薬製造販売)およびオーストリアのモノ社の寄与(いずれも通期連結への寄与前の半期分を含む)。加えてインバウンド需要の回復や円安の影響も寄与。
- 利益面は原価率上昇(日本での労務費・減価償却増、操業度低下等)やR&D費・システム関連費、人件費(EYS・モノ連結による)等の販管費増により減益。ただし第4四半期は増益となった。
- 増減要因(業績の増減に寄与した主な要因)
- 売上増要因:EYS/モノの連結取り込み、アジア(ベトナム・インドネシア等)好調、インバウンド回復、国内の新製品(ロートV5、リップフォンデュ、肌ラボ、GYUTTOヘアマスク等)の好調。
- 減益要因:売上原価の悪化(日本での原価上昇)、販管費増(EYS・モノ連結に伴う人件費、のれん償却、店舗リース等)、研究開発費やシステム投資。のれん償却(EYS:約10.9億円)、取得手数料(約3.7億円)の影響。
- 地域別特記事項:ミャンマーでは輸入規制の厳格化により大幅減収減益の影響。欧米では一部製品の納入時期ずれ等の影響があったが、子会社の好調で補完。
- 競争環境
- ブランド施策(例:メンソレータム135周年、Hada Laboの海外展開拡大、Dax Cosmetics等による欧州展開)により認知向上と販売拡大を図る。市場シェアの数値的記載はなし。
- リスク要因(業績に影響する外部要因)
- 為替変動(USD/円の変動:FY2025期中は約152.61円)、特にアジア・米州売上に影響。
- 規制変更:ミャンマーの輸入規制強化など、各国の通商・規制動向。
- サプライチェーン:原材料・製品輸入制約のリスク。
- マクロ要因:国内の物価高による消費節約志向(個人消費の下押しリスク)。
戦略と施策
- 現在の戦略(資料記載のポイント)
- 売上最大化と中長期の持続成長に向けた先行投資(日本でのR&D・設備等)。
- 海外成長(東南アジアを中心に成長を継続、EYS・モノの連結効果を活用)。
- M&A:EYS(シンガポール)、モノ(オーストリア)の取得による事業拡大。
- 株主還元継続(22期連続増配を計画)。
- 進行中の施策・具体プロジェクト
- EYS社・モノ社の連結化(FY2025は半期分、FY2026は通期を連結予定)。
- ブランドプロモーション:ベトナムでの肌ラボ15周年キャンペーン、メンソレータム135周年プロモーション等。
- 新製品投入:国内(リップフォンデュ、GYUTTO等)、米国での目薬「Dual Light Relief」発売、医療用消毒薬製造会社(Hydrox Laboratories)の事業拡大等。
- 広告費のコントロールと同時に研究開発/システム投資を強化。
- セグメント別施策と成果
- 日本:広告費を抑制しつつ新製品・高付加価値品で販売拡大。インバウンド対応で過去最高のインバウンド売上。だが原価上昇で利益は圧迫。
- アジア:EYSの連結寄与、東南アジア(ベトナム・インドネシア等)が牽引。ブランド施策で新規ユーザー獲得。
- アメリカ:OTC目薬とHydroxの製品が好調。新商品投入で成長。
- ヨーロッパ:Dax Cosmetics等による「Hadalabo Tokyo」「Perfecta」等の拡大、新規流通チャネル開拓。
将来予測と見通し(2026年3月期予想)
- 会社予想(2026年3月期)
- 売上高:334,500百万円(対前期 +8.4%)
- 営業利益:39,000百万円(対前期 +0.2%)
- 経常利益:40,500百万円(対前期 +0.2%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:31,100百万円(対前期 +0.3%)
- 1株当たり当期純利益(予想):137.63円
- EBITDAマージン:16.7%(予想)
- 予想の根拠・前提
- 為替前提:USD/JPY 142円、CNY/JPY 19円(FY2025の実績はUSD=152.61、CNY=21.02)
- 為替の影響(会社試算):売上で約▲131億円、営業利益で約▲15億円のマイナス影響を想定(為替差を考慮した上でも増益を確保する計画)。
- EYS・モノ両社の通期連結効果を含め、アジア・欧州の成長継続を前提。国内はインバウンド増・賃上げや設備投資の拡大により緩やかな回復を想定。ただし物価上昇による家計の節約志向は懸念。
- 中長期計画の進捗状況と達成可能性:資料ではFY2026の目標提示はあるが、中期計画に対する数値的進捗率は明示されていない(→ –)。
- マクロ経済の影響
- 為替(円高・円安の変動)、金利動向、各国の個人消費動向や通商政策の不確実性が主な影響要因。
配当と株主還元
- 配当方針:安定的な株主還元を継続。配当性向はFY2026見込みで30.5%を予定。22期連続増配を計画。
- 配当実績(FY2026予想含む):中間配当 21円、期末配当 21円、年間合計 42円(配当性向 30.5%)。
- 特別配当:なし(資料に特別配当の記載なし)。
製品・サービス
- 主な製品(資料記載)
- 目薬(各種)、サプリメント(ロートV5 アクトビジョン等)、スキンケア(肌ラボ、メラノCC等)、リップ製品(リップフォンデュ等)、ヘアマスク(GYUTTO)、保湿・日焼け止め製品、高付加価値目薬等。
- サービス・事業領域:医薬品・医療関連(例:Hydrox Laboratoriesの医療用消毒薬等)、OEM/製造、海外販売ネットワークの拡充。
- 協業・提携・M&A
- 取得・連結:EYS社(シンガポール、漢方薬製造販売)を取得、オーストリアのモノ社を連結に含める。
- 流通提携:欧州の小売大手(例:トルコのGratis)との販促連携等。
重要な注記
- 会計方針の変更や特有の会計処理:資料内に特段の会計方針変更の明示はなし(→
--
)。のれん償却費等の明細は開示あり(EYSのれん償却約10.9億円等)。 - リスク・注意点(資料の明記)
- 資料は作成時点の前提に基づくもので、経営環境の変化により予告なく変更される可能性がある。
- その他(今後のイベント等):特定の発表日程や報告書提出日等の記載はなし(→
--
)。
(注)本まとめは提示資料の記載内容に基づく整理であり、投資勧誘・助言ではありません。不明項目や詳細は原資料/会社開示をご確認ください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4527 |
企業名 | ロート製薬 |
URL | http://www.rohto.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。