2026年3月期 第1四半期 決算説明会 (2025年4月~6月)
2026年3月期 第1四半期(2025年4月〜6月)決算説明 会まとめ(Rohto製薬)
注意:不明な項目は「–」で表記しています。投資助言は行いません。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:ロート製薬株式会社(Rohto)
- 主要事業分野:コンシューマーヘルス(アイケア、スキンケア、内服・食品)、メディカル(眼科等)、医薬品・再生医療等
- 説明会情報
- 開催日時:–(資料は第1四半期(2025年4月〜6月)決算説明に関するもの)
- 説明者
- 斉藤 雅也(副社長 兼 CFO) — 発表者。第1四半期の業績・セグメント別状況、通期見通しの修正、買収企業(EYS等)統合に伴う影響や中長期戦略について説明。
- 報告期間
- 対象会計期間:2025年4月〜6月(2026年3月期 第1四半期)
- 決算説明資料:第1四半期 決算説明会資料(2025年度Q1)
- セグメント(資料上の区分)
- 日本(国内事業):アイケア、スキンケア、内服・食品、メディカル、その他(子会社含む)
- アジア(中国、香港、ベトナム、インドネシア、台湾等)※EYS連結含む
- アメリカ(米国、ブラジル等の現地事業)
- ヨーロッパ(DAX社、モノ社など)
- その他
業績サマリー(第1四半期実績)
- 主要指標(連結、百万円)
- 売上高:81,964 百万円(前年同期比 +19.9%)
- 営業利益:11,699 百万円(前年同期比 ▲0.8%)
- 経常利益:16,127 百万円(前年同期比 +31.4%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:11,769 百万円(前年同期比 +38.7%)
- EBITDA:15,786 百万円(前年同期比 +12.5%)
- 為替(実績Q1):USD/JPY 146.16、CNY/円 20.95(注:期中平均)
- 進捗状況(通期計画に対する進捗)
- 通期(修正後)計画:売上高 334,500 百万円、営業利益 39,000 百万円、経常利益 43,000 百万円、当期純利益 31,500 百万円
- 第1四半期の進捗率(資料上の通期進捗目安):合計 約24.5%(各セグメントにより若干差あり)
- 売上・営業利益ともに「計画を上回る進捗」と記載(特に売上は想定を上回る進捗)
- セグメント別(第1四半期、百万円)
- 売上(Q1)
- 日本:40,757(+0.6%)
- アジア:29,743(+64.4%)
- アメリカ:5,044(+0.6%)
- ヨーロッパ:5,572(+43.3%)
- その他:845(+2.2%)
- 合計:81,964(+19.9%)
- 営業利益(Q1)
- 日本:6,310(構成比 53.9%) 前年比 ▲3.9%
- アジア:4,777(構成比 40.8%) 前年比 +10.6%
- アメリカ:184(構成比 1.6%) 前年比 ▲39.4%
- ヨーロッパ:134(構成比 1.2%) 前年比 ▲62.2%
- その他:74(構成比 0.6%) 前年比 +31.4%
- 調整額:217
- 合計:11,699(前年同期比 ▲0.8%)
業績の背景分析
- 業績ハイライト・トピックス
- 全地域で増収。特にアジアと欧州が売上牽引し、2桁の大幅増収。
- 原価率の上昇と販管費増により営業利益は微減益にとどまったが、営業外収益(受取配当金等)の増加で経常利益・当期純利益は大幅増益。
- EYS(ユーヤンサン・インターナショナル)やモノ社の連結が売上に寄与。
- EBITDAは前年同期比で増加(+12.5%)。
- 増減要因(主な点)
- 増収要因
- アジア:ベトナム、インドネシア等の東南アジアで高い伸び。EYSの連結効果。
- 欧州:DAX社・モノ社の連結効果・既存ブランドの拡大。
- 米州:ハイドロックス(医療用消毒等)、ブラジルでのスキンケアが寄与。
- 日本:ロートV5、Gyutto(ヘアマスク)、リップクリーム等の新製品が好調。インバウンド回復も寄与。
- 減益要因(営業利益面)
- 原価率の上昇(前年同期比 +1.3pt。EYS、QTP、天藤製薬、英国向け等の影響)
- 販管費の増加(EYS・モノ社取得による減価償却費、人件費増、その他販管費の増加)
- アメリカ・欧州での販管費増や為替影響が営業利益にマイナス寄与
- EYS買収に伴うのれん償却 3.9億円、商標権等償却 2.2億円を計上
- 為替影響
- Q1での実績影響:売上で約▲6.3億円、営業利益で約▲1.2億円(スライド注記)
- 通期見通しでは為替影響:売上▲131億円、営業利益▲15億円(修正見通し内訳)
- 地政学・その他
- ミャンマーでの輸入規制厳格化により減収影響
- 英国での容器供給業者倒産に伴う生産低下・単価上昇が原価率悪化に寄与
- 競争環境・競争優位性
- ロートはブランドポートフォリオ(肌ラボ、ロートV5、オバジ等)とグローバル現地生産の体制を持ち、アジアや欧州で現地企業買収により販路・品揃えを強化している。
- 現地製造・現地販売を基本とするため、関税リスクは限定的と想定している(スライド記載)。
- 一方で原材料・供給網の制約や現地競合、為替変動の影響は継続的な競争リスク。
- 主なリスク要因(外部)
- 為替変動(USD/JPYなど)
- 規制変化(例:ミャンマーの輸入規制)
- サプライチェーン問題(例:英国の容器供給業者倒産)
- M&A統合リスク(買収企業の業績・のれん償却等)
- 個人消費環境の悪化(海外の個人消費停滞)
戦略と施策
- 基本戦略(中長期)
- ビジョン2030「Connect for Well-being」:セルフケア事業のグローバル展開・新分野拡大、技術商品力の深化、メディカル事業(CDMO、眼科・皮膚科領域、医薬品・再生医療)基盤構築。
- 中長期的に「ロートサイエンス」を進化させ、セルフケアをコアに医療分野まで事業を拡張。
- 進行中の施策(具体例)
- EYS(ユーヤンサン)買収後の統合・改善施策
- Value Chain Management改善で内製化率向上、原価削減
- 店舗賃料の見直し(2025年上期で約15店舗分の賃料削減実績)や人件費の効率化、在庫削減
- SKU削減・主要SKUへの資源集中、接客教育改善、メンソレータムとの共同プロモーション
- 共同R&Dで国内外への新製品導入、EYS商品の販売国拡大(国内通販パイロット、オーストラリアCostcoでの販売等)
- グローバル製品展開強化
- 「Hada Labo / 肌ラボ」や「Hadalabo Tokyo」「Perfecta」などを欧州・米州で展開拡大
- 東南アジア(ベトナム・インドネシア)での拡販
- 医療・再生医療分野の強化
- 医療用点眼薬や再生医療パイプライン(ROH-001等)を進展させ新薬導入を目指す
- CDMO拡大、グループ内の医療連携強化
- コスト管理
- 販管費・広告費の配分見直し、EBITDA改善狙い
- セグメント別施策と進捗
- 日本:ブランド新製品(ロートV5、Gyutto、リップクリーム等)投入、インバウンド対策、子会社(ロートニッテン、天藤製薬)との連携強化
- アジア:EYS連結を活用した製品ライン拡大、東南アジアでの販売促進(15周年キャンペーン等)、新規ユーザー獲得
- アメリカ:医療用製品(ハイドロックス)の拡販、ブラジルでのEC拡大
- ヨーロッパ:DAX・モノ社の連携でアイケアやスキンケア展開、無菌生産ラインを活かす
将来予測と見通し(通期・修正)
- 通期業績予想(2026年3月期、修正後、百万円)
- 売上高:334,500
- 営業利益:39,000
- 経常利益:43,000(前回比 上乗せ +2,500)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:31,500(上乗せ +400)
- EBITDAマージン(見込み):約16.8%
- 予想の根拠・前提
- 第1四半期に計上した受取配当金等を反映して経常利益・純利益を上方修正
- 為替前提(資料記載):USD/JPY 142.0、元/円 19.0(通期想定)
- 海外:東南アジアの成長継続、中国・香港は増収転換を見込むが全体で為替影響あり
- 国内:物価上昇の中で消費の慎重化は懸念されるが、インバウンド回復や先行投資により堅調推移を想定
- 中長期計画(進捗)
- 売上は過去最高更新を見込む
- 中長期(Vision2030)に向けてセルフケアのグローバル拡大、メディカル領域の強化を継続
- EYS・モノ社を通期連結範囲に含め、シナジー創出により収益力向上を見込む
- マクロ経済の影響
- 為替(円高・円安)の影響を大きく受ける(スライドでは通期で売上▲131億円、営業利益▲15億円の為替影響を想定)
- 世界の個人消費動向、通商政策・規制の不確実性が見通しリスク
配当と株主還元
- 配当方針
- 「利益の増減に左右されず、継続的・安定的に増配を行う」という方針(株主還元方針)
- 配当性向目標:30%以上、DOE 3.5%以上(目安)
- 配当(予想・変更なし)
- 中間配当:21円
- 期末配当:21円
- 年間配当:42円(配当性向 約30.1%(予定))
- 22期連続増配予定(資料記載)
- 配当実績(過去推移)
- 2019〜2025年度の配当・配当性向:スライドに遷移表あり(配当性向は年々上昇、2025年度は30.1%予定)
製品・サービス
- 主要製品・新製品(第1四半期ハイライト)
- 肌ラボ(Hada Labo)/基礎化粧水:国内・海外で展開(ドラッグストア基礎化粧品で高い位置)
- ロートV5(内服・目×睡眠サプリ)、Gyutto(ヘアマスク)、各種リップクリーム(新規・好調)
- Obagi(オバジ)シリーズ(リニューアル等)
- Skin Aqua(日焼け止め)、Selsun(フケ抑制シャンプー)、50 Megumi(サプリ)等、国別に主要ブランドが牽引
- サービス・提供エリア・顧客層
- B2C向けのセルフケア製品を中心に、店舗(ドラッグストア/EC)、現地流通を通じて国別顧客に展開
- 医療用(医療機関向け消毒薬等)は米州や医療チャネルで展開
- 協業・提携
- 各種共同R&D、現地企業(EYS, DAX, Mono, Hydrox等)との連携・プロモーション
- 展示・PR(大阪・関西万博ヘルスケアパビリオン出展、米国でのイベント等)
重要な注記
- 会計方針・特記事項
- 第1四半期で実施した企業結合に関する暫定的会計処理の確定を反映し、前期数値を遡及修正して算出(一部基準値は遡及修正後の数値)
- EYSののれん償却等(のれん償却 3.9億円、商標権等償却 2.2億円)を計上
- リスク要因(資料中の特記事項含む)
- 為替変動、原材料・供給網の変動、現地規制(ミャンマー等)、買収統合リスク、競合環境の変化
- その他(今後のイベント等)
- EYS関連の技術リリース(腸内環境と自然素材に関するエビデンス構築)を公開(8月6日 技術リリース)
- 大阪・関西万博(ヘルスケアパビリオン)で再生医療・アイケアのビジョン展示
- 医療・再生医療パイプラインの進捗(ROH-001など)を継続的に開示予定
必要に応じて、以下の詳細情報を追加で抽出して整理できます(ご希望のものを指定してください):
– セグメント別月次/四半期の詳細損益(数表)
– EYS・モノ社等買収関連の詳細(のれん、償却、統合スケジュール)
– 医療用パイプライン(各コード・ステージの一覧)
– 為替感応度試算や通期見通しの前提(為替前提等)
(以上)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4527 |
企業名 | ロート製薬 |
URL | http://www.rohto.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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