事業概要
ジーニーは、インターネット広告事業を中心に、アドテクノロジーを活用したプラットフォームサービスを提供する企業。主な事業は以下の3つのセグメントで構成：
– 広告プラットフォーム事業
– サプライサイド（SSP）
– デマンドサイド（DSP）
– アドエクスチェンジ
– デジタルPR事業
– ニュースワイヤー
– インフルエンサーPR
– クリッピングサービス
– マーケティングSaaS事業
– GENIEE Marketing Cloud
– SFA/CRM
– チャットサポートツール
市場環境
- 日本のインターネット広告市場は成長継続
- 2024年の総広告費は前年比増加
- 特に動画広告市場が急成長（前年比+9.6%）
競争優位性
- グローバル展開（Zelto, Inc.の子会社化）
- 独自のアドテクプラットフォーム
- SaaS事業の拡大
中期戦略
- マーケティングDXの推進
- SaaS・AI事業の拡大
- デジタルPR領域への投資
- グローバル展開の加速
重点施策
- JAPAN AIとの連携
- M&A戦略の継続
- マーケティングクラウドの機能拡張
収益モデル
- 広告プラットフォーム事業のCPM収益
- SaaS事業のMRR（月次経常収益）
- デジタルPRサービスの安定収益
市場適応力
- AI技術の積極的な導入
- 柔軟な事業ポートフォリオ
- 継続的な技術開発
主要技術
- アドテクプラットフォーム「Geniee SSP」
- マーケティングクラウド
- AI連携サービス
収益牽引製品
- GENIEE Marketing Cloud
- デジタルPRサービス
- 広告プラットフォームソリューション
財務指標
- PER: 8.56倍（会社予想）
- PBR: 2.17倍
- EPS: 161.85円
- BPS: 637.87円
株価評価
- 業界平均PERと比較して低評価
- 成長性を考慮すると投資妙味あり
株価推移
- 52週高値: 1,920円
- 52週安値: 1,154円
- 現在の株価: 1,386円
- 50日移動平均線: 1,431.02円
- 200日移動平均線: 1,550.87円
評価
- 現在の株価は中間帯に位置
- 短期的には横這い圏
主要財務指標
- 売上収益: 11,321百万円（前年比+41.3%）
- 営業利益: 2,520百万円
- ROE: 25.82%
- 自己資本比率: 33.0%
成長性
- 売上高は継続的に成長
- 収益性は高水準を維持
配当
- 現時点で普通株配当は未定
- A種優先株式は1株12円の予定
株主構成
- 代表取締役 工藤智昭: 36.24%
- 自己株式: 31.64%
株価変動要因
- AI・SaaS市場の成長期待
- グローバル展開の進捗
- M&A戦略の成果
投資家の注目点
- 技術革新への対応
- 収益性の継続的改善
- グローバル戦略の進展
11. 総評
ジーニーは、アドテクノロジーとSaaS事業を軸に、急成長するデジタルマーケティング市場で独自のポジションを確立。AI技術の活用、グローバル展開、M&A戦略により、持続的な成長を目指している。財務基盤も安定しており、中長期的な投資価値が期待できる企業と評価できる。
企業情報
| 銘柄コード | 6562 |
| 企業名 | ジーニー |
| URL | https://geniee.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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