1. 企業情報
企業名: セーラー広告株式会社（Saylor Advertising Co., Ltd.）
概要: セーラー広告は、1951年に設立された広告代理店で、主に四国、山陽、北九州地域で事業を展開しています。主要なサービスにはテレビやラジオのCM、新聞・雑誌広告、屋外広告、イベントプロモーション、ウェブやデジタルプロモーションなどがあります。また、タウン誌の発行やネット事業の強化にも力を入れています。
事業内容: 広告98(1)、ヘルスケア、リテール
市場区分: スタンダード（内国株式）
住所: 〒760-8502 高松市扇町2-7-20
代表者名: 香川 裕史
設立年月日: 1951年3月30日
従業員数: 179人
平均年齢: 44.0歳
平均年収: 5,360千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内でのポジション: セーラー広告は四国地域でトップシェアを誇る中堅広告代理店です。山陽・北九州地域でも強い競争力を持ちます。
競争優位性や課題: 地域密着型のサービスとタウン誌の発行による地域との強い結びつきが競争優位性です。一方で、デジタル広告の急速な変化に対応する必要性や、市場の飽和度の高まりが課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョンと戦略: デジタルマーケティングの提案、行政向けプロポーザル案件の獲得、地域イベントや商品開発への注力が掲げられています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野: 資料には具体的な中期数値や進捗評価は記載されていませんが、データ・AIを活用したコンサル型ソリューションや地域商社機能との商品開発などが重点分野となっています。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: デジタル広告やウェブプロモーションの強化、地域イベントや商品開発への投資により、市場ニーズの変化に適応する力を持っています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性: データ・AIを活用したコンサル型ソリューションが技術革新の中心です。
収益を牽引している製品やサービス: 広告事業が収益の大半を占めています。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較: 会社予想のEPSやBPSは提供されていません。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か: 直近10日間の株価は358円から398円の間で変動しており、52週高値922円、52週安値268円を比較すると、現在の株価は中間水準に位置しています。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
– 売上: 過去12か月で21億2,100万円
– 利益: 営業利益は前年比で大幅に減少（-24.70%）
– ROE: 過去12か月で2.45%
– ROA: 過去12か月で0.22%
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する: 売上は増加傾向にありますが、利益は減少しています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析: 配当利回りは1.67%、配当性向は92.74%です。
自社株買いなどの株主還元策: 自己株式保有比率は27.41%と高く、自社株買いも行っています。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）: 直近10日間で358円から398円の間で変動しており、上昇傾向にあります。
株価への影響を与える要因など: 主要な要因としては、広告市場の受注状況やデジタルマーケティングの成果が挙げられます。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理: セーラー広告は地域密着型の広告代理店として四国、山陽、北九州で強い競争力を持ち、デジタルマーケティングへのシフトにより市場ニーズの変化に適応する力を持っています。しかし、営業利益の減少や負債比率の高さは注意が必要です。株価は中間水準に位置し、配当性向も高めですが、地域の広告市場の受注状況やデジタルマーケティングの成果が株価に大きな影響を与える可能性があります。
企業情報
| 銘柄コード | 2156 |
| 企業名 | セーラー広告 |
| URL | http://www.saylor.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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