1. 企業情報
企業名: セキ株式会社
概要: セキ株式会社は、日本の印刷・紙製品流通業界で事業を展開しています。主要な事業分野には印刷関連事業、洋紙・板紙販売関連事業、出版・広告代理関連事業、美術館関連事業、カタログ販売関連事業などがあります。四国を中心に事業を展開し、首都圏での受注拡大に力を入れています。
設立年月日: 1949年3月31日
住所: 〒790-8686 松山市湊町7-7-1
代表者名: 関 宏孝
従業員数: 478人
平均年齢: 41.7歳
平均年収: 4,570千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題:
セキ株式会社は、印刷業界において四国を中心に事業を展開しており、地域密着型のサービスを提供しています。首都圏での受注拡大に力を入れている点が競争優位性の一つです。一方で、洋紙・板紙市場の縮小と競争激化による受注減が課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
セキ株式会社は、パッケージ分野への投資を強化しており、最新のUV印刷機の導入やクリーンルームの改修を行っています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
具体的な中期計画の数値目標は開示されていませんが、パッケージ分野への投資を進行中であることが明らかです。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
セキ株式会社は、印刷関連事業を中心に収益を構築しています。市場ニーズの変化に対応するため、パッケージ分野への投資を強化しています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
最新のUV印刷機の導入やクリーンルームの改修を行っており、技術革新に力を入れています。
収益を牽引している製品やサービス:
印刷関連事業が主力となっています。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
EPS（会社予想）: 54.50
BPS（実績）: 3,723.56
現在の株価: 1,345円
PER（会社予想）: 24.68倍
現在の株価はBPSに比べて割高に見え、PERも業界平均より高めです。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
直近10日間の株価は1,335円から1,345円の間で推移しており、50日移動平均線（1,344.60円）とほぼ同値、200日移動平均線（1,343.93円）よりやや高値圏にあります。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
売上（過去12か月）: 123.02億円
利益（過去12か月）: 2.25億円
ROE（過去12か月）: 1.50%
ROA（過去12か月）: 0.64%
キャッシュフロー（直近四半期）: 4.07億円
過去数年分の傾向としては、売上は増加傾向にありますが、利益は減少しています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
配当利回り（会社予想）: 1.93%
1株配当（会社予想）: 26円
配当性向: 37.14%
安定した配当性向を維持しており、株主還元に力を入れています。
自社株買いなどの株主還元策:
自社株の保有数は342,500株となっています。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
直近10日間の株価は横ばいからやや上昇傾向にあります。
株価への影響を与える要因:
原材料価格の上昇、人件費増加、市場環境の不透明さなどが影響を与えています。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
セキ株式会社は、印刷関連事業を主力とする企業で、地域密着型のサービスを提供しています。技術革新によりパッケージ分野への投資を強化しており、持続可能性は高めです。しかし、市場環境の不透明さや原材料価格の上昇などリスクも存在します。株価はBPSに比べて割高に見え、配当性向も適切に管理されています。全体的に、中長期的な成長性は高いものの、短期的なリスクに注意が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 7857 |
| 企業名 | セキ |
| URL | http://www.seki.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – その他製品 |
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