1. 企業情報

企業名: 進学会ホールディングス
概要: 進学会ホールディングスは、日本の教育関連サービスを提供する企業です。主に学習塾、個別指導、集団授業を運営しています。また、教育用コンピューターソフトウェアの開発・販売、スポーツクラブの運営、不動産の賃貸・管理、販売用不動産の売買、資金運用事業も行っています。北海道を地盤とし、「北大学力増進会」が主力事業です。学研HD、城南進学研究社と資本業務提携を結んでいます。

事業内容:

  • 教育関連事業
  • スポーツ事業
  • 不動産事業
  • 資金運用事業
  • その他

設立年月日: 1976年6月17日
代表者名: 平井 将浩
住所: 〒003-0025 札幌市白石区本郷通1-北1-15
従業員数: 113人
平均年齢: 57.9歳
平均年収: 5,730千円

2. 業界のポジションと市場シェア

業界内での競争優位性や課題について:

  • 競争優位性: 北海道を地盤とし、主力事業である「北大学力増進会」は地域密着型の強みを持ち、教育市場での地位を確立しています。また、学研HD、城南進学研究社との提携により、教育サービスの幅を広げています。
  • 課題: 教育市場は飽和傾向にあり、新規事業の成長が見込めない状況です。また、不採算会場の閉鎖や集団授業の縮小による売上減少が課題となっています。

3. 経営戦略と重点分野

経営陣が掲げるビジョンや戦略:

  • 提携強化、指導法・教材開発、募集施策、AIオンライン塾「Go・KaKu」の組合せ商品開発を進める。
  • 全国の直営会場は採算重視で再編(スクラップ&ビルド)。

中期経営計画の具体的な施策や重点分野:

  • 提携強化と指導法・教材の開発。
  • 全国の直営会場の再編(採算重視のスクラップ&ビルド)。

4. 事業モデルの持続可能性

収益モデルや市場ニーズの変化への適応力など:

  • 教育関連事業が主力ですが、市場の飽和傾向により新規成長が見込めない状況です。不採算会場の閉鎖や集団授業の縮小による売上減少が懸念されます。
  • 不動産事業が好調で、新設子会社による販売用不動産の売却が寄与しています。

5. 技術革新と主力製品

技術開発の動向や独自性:

  • AIオンライン塾「Go・KaKu」の開発を進めています。

収益を牽引している製品やサービス:

  • 「北大学力増進会」が主力事業です。

6. 株価の評価

EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較など:

  • EPS(会社予想): 2.84
  • BPS(実績): 505.63
  • 現在の株価: 173.0円
  • PER(会社予想): 60.92倍

7. テクニカル分析

株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:

  • 52週高値: 270円
  • 52週安値: 144円
  • 現在の株価: 173円
  • 株価は52週高値から23.45%下落しており、安値圏にあります。

8. 財務諸表分析

売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:

  • 売上: 過去12か月で7.03B円(前年比62.20%増)
  • 利益: 営業損失▲345.5百万円(前年:営業利益61百万円)
  • キャッシュフロー: 総資産回転率(第1Q):0.085(年換算0.34)
  • ROE: -10.25%
  • ROA: -2.21%

9. 株主還元と配当方針

配当利回りや配当性向の分析:

  • 配当利回り(会社予想): 0.00%
  • 1株配当(会社予想): 0.00円
  • 配当性向: 761.42%

自社株買いなどの株主還元策:

  • 自己株式保有数: 2,565,596株

10. 株価モメンタムと投資家関心

株価の直近の変動傾向(上昇・下降の勢い):

  • 直近10日間の株価は変動幅が小さく、172円から175円の間で推移しています。

株価への影響を与える要因など:

  • 市場リスク、事業リスク、財務リスク、不動産市況、為替・政策などが影響を与えています。

11. 総評

各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:

  • 進学会ホールディングスは教育関連サービスを提供する企業で、主力事業である「北大学力増進会」が強みです。しかし、市場の飽和傾向により新規成長が見込めない状況です。不採算会場の閉鎖や集団授業の縮小による売上減少が懸念されます。経営戦略では提携強化と直営会場の再編を掲げています。株価は52週高値から大幅下落しており、安値圏にあります。財務面では負債比率が高いことが懸念されます。

12. 企業スコア

成長性: B(LTM売上成長率が62.20%と高いが、市場の飽和傾向により新規成長が見込めない)
収益性: C(営業損失が大きく、ROEも負の値)
財務健全性: D(負債比率が175%と高く、自己資本比率も低い)

評価:

  • 成長性: B
  • 収益性: C
  • 財務健全性: D

企業情報

銘柄コード 9760
企業名 進学会ホールディングス
URL http://www.shingakukai.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

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