2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
以下は、乾汽船株式会社(証券コード:9308)の「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」に基づき、個人投資家向けに整理した要点まとめです。数値は特に断りがない限り単位は百万円(百万円未満切捨て)または円です。不明項目は「–」と表記しています。
基本情報
- 企業名:乾汽船株式会社(Inui Sensen Co., Ltd.)
- 主要事業分野:外航海運事業(ハンディ船中心)/倉庫・運送事業/不動産事業(賃貸)
- 代表者:代表取締役社長 乾 康之
- コード:9308(東証)
- URL:https://www.inui.co.jp/
- 問合せ先:経理部長 一井 聡(TEL 03-5548-8613)
- 決算短信提出日:2025年5月13日
- 対象会計期間:2024年4月1日~2025年3月31日(2025年3月期)
- 決算説明資料作成:有(決算補足資料)
- 決算説明会:有(機関投資家向け、オンライン、2025/5/23開催予定)
- 定時株主総会予定日:2025年6月20日
- 有価証券報告書提出予定日:2025年6月19日
- 配当支払開始予定日:2025年6月23日
発行済株式
- 期末発行済株式数(自己株式含む):26,072,960株(2025年3月期)
- 期末自己株式数:940,532株
- 期中平均株式数:25,121,658株
- 時価総額:–(株価情報は決算短信に記載なし)
- 1株当たり指標(連結)
- 1株当たり当期純利益(EPS):199.88円(2025年3月期)
- 1株当たり純資産(BPS):1,467.24円(2025年3月期)
要旨(連結業績:2025年3月期)
- 売上高:31,770(+7.7%)
- 営業利益:3,656(+117.9%)
- 経常利益:3,836(+100.1%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:5,021(+320.2%)
- 包括利益:5,651(+178.7%)
- 主な増減要因(会社説明より)
- 外航海運事業:ハンディ船市況が概ね堅調、為替の影響
- 船舶売却(所有船4隻売却)・新造船2隻稼働による影響
- 不動産事業:主力施設「プラザ勝どき」の営業終了に伴う減損(減損損失 2,486)計上
- 固定資産売却益 4,289計上(特別利益)
財政状態(連結)
- 総資産:74,903(前期 66,505)
- 負債合計:38,028(前期 34,887)
- 純資産:36,875(前期 31,618)
- 自己資本比率:49.2%(前期 47.5%)
- 現金及び現金同等物(期末):18,652(前期 13,980)
キャッシュ・フロー(連結)
- 営業活動によるCF:7,997(前年 516) — 主因:税引前当期純利益増、減価償却、減損、固定資産売却益等
- 投資活動によるCF:△4,416(前年 △4,446) — 主要内訳:固定資産取得支出 △8,782、固定資産売却収入 4,423
- 財務活動によるCF:1,175(前年 △3,602) — 長期借入収入 9,452、返済 △7,833、配当支払等
- 期末現金残高:18,652(前期比 +4,672)
主要財務指標(注目値)
- 営業利益率(連結):約11.5%(短信で明記)
- 総資産回転率(売上高 ÷ 総資産、簡便計算):31,770 / 74,903 ≒ 0.42回
- 自己資本利益率(ROE、会社開示):14.7%(2025年3月期)
- インタレスト・カバレッジ・レシオ(営業CF/利払い):19.9倍
- キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年):3.8(注:会社開示)
セグメント(報告セグメント)
報告セグメントは「外航海運事業」「倉庫・運送事業」「不動産事業」の3つ。
– 2025年3月期 セグメント概況(外部顧客売上高/セグメント利益)
– 外航海運事業(ロジスティクス)
– 売上高:23,584(+11.9%)
– セグメント利益:2,139(前期比 +2,080)
– 概要:ハンディ船市況は第3四半期まで堅調。為替(平均152.84円/US$)の影響あり。船売却・新造船稼働等。
– 倉庫・運送事業(ロジスティクス)
– 売上高:3,903(+0.2%)
– セグメント利益:348(+60.0%)
– 概要:倉庫は取扱高増、引越は取扱高減。全体はほぼ横ばい。
– 不動産事業
– 売上高:4,281(△5.2%)
– セグメント利益:2,077(△12.0%)
– 概要:プラザ勝どきの再開発に伴う稼働率低下と減損計上(2,486)。一方で月島・勝どきエリアは市況堅調。
– セグメント合計(営業利益ベース)
– セグメント利益合計:4,565(うち全社費用調整額 △908 → 連結営業利益 3,656)
配当
- 2025年3月期(実績)
- 中間配当:6円
- 期末配当:70円
- 年間配当金:76円(配当総額 1,910、配当性向 38.0%、純資産配当率 5.6%)
- 2026年3月期(予想)
- 中間:3円、期末:3円、年間:6円(参考)
- 配当方針:基本は配当性向30%程度を目途(「良いとき」は配当性向30~45%、悪いときは年間6円を下限目標)
2026年3月期(連結)業績予想(2025/4/1~2026/3/31)
- 想定前提(会社開示)
- 為替:145.00円/US$
- 燃料油価格:US$ 532.48/MT
- 予想(通期)
- 売上高:30,381(△4.4%)
- 営業利益:318(△91.3%)
- 経常利益:126(△96.7%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:97(△98.1%)
- 1株当たり当期純利益(予想EPS):3.86円
- 注記:プラザ勝どきの建替え等の前提を置いて算出(詳細は添付資料参照)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:「中期経営計画 不易流行」(期間 2023年4月~2026年3月)
- 基本方針:①資産の力を事業の力に、②FUN to WORK、③「らしさ」の追求
- 計画期間中の施策の継続実行を掲げているが、決算短信上の進捗は定量的には限定的(セグメント別業績、船隊再編や不動産再開発等の取り組みは記載あり)。
市場動向・競合(決算短信記載ベース)
- 海運(ハンディ船)市場
- 短中期リスク:中東情勢の不透明化、紅海回避等の影響、燃料費・原材料価格、為替変動
- 中長期見通し(会社見解):新造船供給が限定的で老齢船の除去も進まず、需給はひっ迫しやすいとの見通し(市況の下支え要因)
- 倉庫・運送
- 人手不足等が継続的課題。引越は弱いが倉庫は横ばい~増加。
- 不動産
- 東京23区は堅調、月島・勝どきは需要堅調。ただし特定資産(プラザ勝どき)再開発で短期影響。
- 競合他社比較:決算短信内に具体的な競合比較は記載なし → 比較はユーザー側で別途確認必要(表示:–)
今後の見通し・リスク(主なもの:会社記載)
- リスク要因(主立ったもの)
- 中東情勢の緊迫化、米国の関税等政策、中国経済減速、世界的なインフレや金融引締による需要抑制
- 為替変動、燃料油価格の上昇
- 不動産開発に伴う一時的な減収・減損
- 人材不足(倉庫・運送事業)
- 会社見通しの留意点:業績見通しは合理的前提に基づくものであり、その達成を約束するものではない旨の注記あり。
重要な注記(会計・監査関連)
- 会計方針の変更:なし(会計基準の改正に伴う変更なし)
- 会計上の見積りの変更:あり(資産除去債務の見積り変更)
- プラザ勝どきの再開発に伴うアスベスト撤去費用等の新情報により資産除去債務の見積りを変更(増加651)。この見積り変更に伴う有形固定資産の減損を計上(当期の税前利益が減少)。
- 特別損失:賃貸等不動産の減損 2,486(プラザ勝どき関連)
- 決算短信は公認会計士または監査法人の監査を受けていない旨の注記(未監査)
- 重要な後発事象:該当なし(決算短信時点)
セグメント別の戦略・今後
- 外航海運:市況の需給見通し(新造船供給限定)を踏まえ、船隊運用・売買を含めた収益確保を継続。為替・燃料価格の影響管理。
- 倉庫・運送:人材確保・職場環境改善(安全で働きがいのある環境推進)による事業基盤安定。
- 不動産:プラザ勝どき再開発に伴う短期的な営業終了・減損処理があるが、資産再構築と地域市況の追い風(都心回帰や好立地)を見込む。
補足(会社が開示している注目ポイント)
- 2025年3月期は船舶売却益の計上と不動産減損が同時に発生しており、当期純利益が大幅増(5,021)となった点は特殊要因の影響が大きい。
- 営業CFが大幅に改善(516 → 7,997)している点はキャッシュ創出力が向上したことを示すが、これは減損・売却益・減価償却等会計上の項目の影響も含む。
不明・未記載項目
以上です。必要であれば次の内容を追加で作成できます(例)
– セグメント別の過去数期推移表(売上・営業利益)を表形式で作成
– 財務比率の年度比較(流動比率、負債比率、ROE等の詳細算出)
– 決算短信の注記(減損・資産除去債務等)を抜粋してわかりやすく解説
(注意)本まとめは提供資料に基づく要約であり、投資判断や売買を勧めるものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 9308 |
企業名 | 乾汽船 |
URL | http://www.inui.co.jp/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 運輸・物流 – 海運業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.1)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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