2026年3月期 第1四半期 決算説明資料
株式会社いい生活 — 2026年3月期 第1四半期 決算説明(資料)まとめ
(出典:いい生活「2026年3月期 第1四半期 決算説明資料」 2025年8月7日)
基本情報
- 企業概要
- 企業名:株式会社いい生活(東証スタンダード市場 証券コード:3796)
- 主要事業分野:不動産業向けバーティカルSaaS(賃貸/売買/賃貸管理等)およびBPaaS(SaaS導入後の運用支援・BPO)、プラットフォーム(いい生活Square)等の不動産テック事業
- 代表者:代表取締役会長 中村 清高、代表取締役社長(CEO) 前野 善一、代表取締役副社長(CFO) 塩川 拓行、代表取締役副社長(COO) 北澤 弘貴、専務取締役(CTO) 松崎 明
- 説明会情報
- 開催日時:2025年8月7日
- 説明会形式:オンライン(資料にて「オンライン決算説明会」「四半期ごとに開催」記載)
- 参加対象:機関投資家・アナリスト等を想定(資料中で機関投資家・アナリスト向けの案内あり)
- 説明者
- 発表者(役職):資料ベースの説明(代表取締役社長ほか経営陣が中心と推定)。資料中に具体の「個別の登壇者発言要旨」は明確記載なし(発表者の詳細は –)。
- 発言概要(資料の要約):第1四半期の業績ハイライト、ARR/ARPU/MRR解約率、売上内訳(サブスクリプション vs ソリューション)、コスト構成と開発体制、今後の成長戦略(マルチプロダクト強化、データモダナイゼーション、エンタープライズ導入強化、トランザクション課金拡大等)
- 報告期間
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4〜6月期)
- 決算説明資料発表日:2025年8月7日
- 配当支払開始予定日:–(資料では期末配当の予想額のみ記載)
- セグメント
- 主な事業セグメント(売上区分)
- サブスクリプション(SaaS:月額利用料、定期的なBPaaS収入を含む)
- ソリューション(初期導入・スポットの運用支援、受託開発、代理店販売紹介料等)
- 連結でマルチプロダクト(賃貸クラウド、賃貸管理クラウド、売買クラウド、ウェブサイト、いい生活Square、Home/Owner/Pay 等)+子会社によるBPaaS提供体制
業績サマリー(第1四半期:2026年3月期 1Q)
- 主要指標(連結、単位:百万円、注記は資料に準拠)
- 売上高(1Q実績):749 百万円(前年同期比 +5.3%)
- 営業損失:△13 百万円(前年同期は△34百万円 → 損失縮小)
- 経常損失:△17 百万円(前年同期△30)
- 当期純損失:△13 百万円(前年同期△23)
- EBITDA:125 百万円(前年同期比 +35.7%)/EBITDAマージン:16.7%(前年同期比 +3.7ポイント)
- ARR(年換算の定常収益指標):2,653 百万円(前年同期比 +4.6%)
- ARPU(1法人あたり平均月額単価、2025年6月):約141千円(前年6月:約139千円)
- MRR解約率(2025年6月):0.01%(極めて低水準、実質ネガティブチャーンに近い)
- 有料課金法人数:1,566 法人(前期比 +54法人)
- サービス利用店舗数:4,816 店舗(前期比 +231店舗)
- 売上構成(1Q)
- サブスクリプション:652 百万円(比率 87.0%)
- ソリューション:97 百万円
- 進捗状況(通期予想に対する進捗)
- 2026年3月期 通期業績予想(連結)
- 売上高:3,196 百万円 → 1Q進捗率:23.5%(749/3,196)
- 営業利益:107 百万円 → 1Qは営業損失(△13)
- 経常利益:106 百万円 → 1Qは△17
- 当期純利益:72 百万円 → 1Qは△13
- 会社見解:1Qは季節性・採用等で費用先行だが、粗利率は改善しており通期予想達成を見込む。新サービス投入で翌期以降の成長加速を図る旨。
セグメント別状況
- サブスクリプション(主力)
- 1Q売上:652 百万円(前期比 +4.6%)
- 特徴:月額/定常収益が中心、高い比率(87%)でストック性が高い。ARPUは緩やかに上昇傾向。
- ソリューション
- 1Q売上:97 百万円(前期比 +10.4%)
- 特徴:導入支援/受託開発/BPaaS等のスポット収益、SaaS導入の前後で発生する付帯収入。
- 収益貢献度(概況)
- サブスクが売上の大半を占め、ソリューションが増収で補完。ストック化が進むことで粗利率・EBITDA改善を牽引。
業績の背景分析
- 業績概要(ハイライト)
- 増収(前年同期比 +5.3%)かつ売上総利益増(+7.4%)、営業損失は縮小(△34→△13)。
- EBITDAとEBITDAマージンは前年同期比で改善(125百万円、16.7%)。
- 顧客数・店舗数・ARR・ARPUは堅調に推移。MRR解約率は非常に低い(0.01%)。
- 増減要因
- 増収要因:新規顧客獲得、既存顧客へのアップセル/クロスセル、受注済み中堅・エンタープライズ案件の稼働見込み、いい生活Square等プラットフォームの利用拡大。
- コスト構造:人件費が主。新卒採用中心で1Qは採用費等が先行する一方、開発外注の内製化進展で外注費は減少。
- 粗利改善:売上成長に伴う原価・販管費率の改善、外注削減やプロダクトのスケール効果が寄与。
- 競争環境・競争優位性
- ポジション:不動産領域に特化したバーティカルSaaSを複数プロダクトで展開する点を強みに、情報流通(いい生活Square)と連携したプラットフォーム戦略を推進。
- 優位性として、SaaSのアップデート性・データ連携・高セキュリティ、バーティカル特化による高LTV、マルチプロダクトによるARPU向上余地を挙げる。
- 競合比較(資料内に特定社の言及なし):市場のDX化競争は継続だが、同社はデータモダナイゼーションとBPaaSを組合せる点で差別化を図る。
- リスク要因(外部/特記事項)
- 法改正・規制(不動産仲介「囲い込み」規制、賃貸管理業の登録制度、省エネ表示、相続不動産登記義務化等)や会計基準変更(新リース会計基準の適用:2027年4月予定)が事業に影響を与える可能性。
- 人材不足やITリテラシー不足による導入遅延。
- 季節性やマクロ景気動向(不動産需要の変動)など。
戦略と施策
- 現在の戦略(基本方針)
- エンタープライズ/地域中核不動産会社のSaaSシフト支援(データ移行から稼働まで伴走)
- マルチプロダクト戦略強化(売買領域の大規模アップデート、建物管理機能の拡充)
- いい生活Squareを通じたトランザクション課金の拡大
- データモダナイゼーション強化(顧客のレガシーデータを情報資産化)
- 進行中の施策(主要)
- エンジニア採用・育成:内製化を進め外注削減、開発体制の強化とオンボーディング進捗良好。
- 製品アップデート:売買クラウドでのAI画像自動分類機能、営業支援のBI強化、MFA(多要素認証)/決済のセキュリティ強化(3Dセキュア等)。
- プラットフォーム施策:いい生活Squareの登録法人数(資料では約25,000社超/2025年3月時点)を活用した従量課金・取引拡大。
- 人的資本投資:新卒中心の採用・教育、人的資本拡大方針の策定。
- セグメント別施策と成果
- サブスクリプション:ARPU向上のためのクロスセル/アップセル施策(BPaaSと連動した提供)、エンタープライズ案件の導入。
- ソリューション(BPaaS等):導入支援・データモダナイゼーションにより、受注済み中堅・エンタープライズ案件の稼働開始を見込む。
- プラットフォーム(Square/Home/Pay等):入居者/オーナー向けアプリや決済・連携機能拡充でエコシステム拡大。
将来予測と見通し
- 2026年3月期(通期)業績予想(連結・単位:百万円)
- 売上高:3,196
- EBITDA:681
- 営業利益:107
- 経常利益:106
- 当期純利益:72
- 進捗(1Q実績):売上高 23.5%(749/3,196)
- 予想の根拠(会社説明)
- 受注済みの中堅・エンタープライズ案件の稼働・売上計上見込み
- 新規顧客獲得とクロスセル/アップセルの拡大
- 売買領域の大規模アップデート・建物管理機能のリリース等によるARPUとトランザクション収入増
- 社内での開発体制強化により外注費削減・生産性向上
- 中長期計画・達成可能性
- 会社は通期計画を最低ラインと位置づけ、新サービスの投入で来期以降の成長加速を目指すと説明。
- マルチプロダクト+プラットフォームでTAM拡大(資料でTAM約2.3兆円/年)を掲げる。
- マクロ経済の影響
- 不動産需要の景況感、法規制変更、労働市場(IT人材不足)、金利等のマクロ要因が影響し得る旨を明記。
配当と株主還元
- 配当方針:資料中の記載は限定的だが、通期の配当予想は示されている(安定的な還元を意図している旨の記載は明確ではない)。
- 配当実績・予想
- 2025年3月期 期末配当(実績):5円00銭
- 2026年3月期 期末配当(予想):5円00銭
- 中間配当:–(資料では中間配当の記載なし)
- 特別配当:なし(資料に特別配当の記載なし)
製品やサービス(主要)
- 主力SaaS・プラットフォーム(抜粋)
- いい生活 賃貸クラウド(営業支援、物件広告)
- いい生活 賃貸管理クラウド(賃貸管理会社向け:管理受託契約、家賃管理、定期報告等)
- いい生活 売買クラウド(売買業務向けCRM/基幹対応)
- いい生活 ウェブサイト(不動産会社専用HP作成SaaS)
- いい生活 Square(業者間物件情報流通プラットフォーム、内見予約/Web申込連携)
- いい生活 Home / Owner / Pay(入居者アプリ・オーナーアプリ・決済)
- BPaaS(子会社:リアルテック・コンサルティングを通じた運用支援・BPO・データモダナイゼーション)
- 新機能・新製品(資料で言及)
- 売買クラウド:AIで物件画像を自動分類(スマホから一括アップロード→AIがカテゴリ判定)
- 営業支援:BI/分析レポート機能強化、目標金額の登録等
- セキュリティ:いい生活アカウントの多要素認証(MFA)拡大(デスクトップ版対応)、いい生活Payでワンタイムパスワード等
- サービス提供エリア・顧客層
- 主に国内不動産会社(賃貸管理会社、仲介会社、売買仲介等)、地域中核企業や中堅・エンタープライズを含む
- いい生活Squareの登録法人数は資料で約25,000社超、入居者IDは約200,000名以上と記載
- 協業・提携
- 各種サードパーティ(会計システム、電子契約、電子決済、家賃保証等)との連携を推進(資料に記載)
重要な注記
- 会計方針・会計基準
- 将来の会計基準変更の例として「新リース会計基準」の適用(2027年4月予定)が挙げられている。影響等は将来に依存。
- リスク要因(資料中の特記事項)
- 法改正(囲い込み規制、賃貸管理法関連など)、規制対応、ITセキュリティリスク、人的資本の確保、季節性、マクロ景気動向等。
- その他(開示・IR関連)
- 決算説明会のログ(書き起こし)をLogmi Financeで近日掲載予定。IR月次概況メール、個別1on1ミーティング依頼窓口あり。
- 企業調査レポート(フィスコ)やIRデータは会社サイトのIRライブラリからダウンロード可能。
補足(資料に基づく主な開示トピック)
– 第1四半期のポイント:増収(+5.3%)・粗利率改善・営業損失縮小。ARR/ARPUは堅調、MRR解約率は非常に低い。開発内製化で外注費減、人的投資は継続。
– 顧客導入事例:京王不動産、フクヤ不動産、西田コーポレーション、パナホーム静岡、グランドヴィジョン、太陽地所 等(地域中核企業への導入を紹介)。
– 中長期ビジョン:マルチプロダクト+プラットフォームで不動産市場のDXを推進し、エコシステム拡大を目指す。
(注)本まとめは提示資料に基づき事実関係を整理したものであり、投資助言ではありません。資料に記載のない項目は「–」としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 3796 |
企業名 | いい生活 |
URL | http://www.e-seikatsu.info/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.1)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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