2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

基本情報

  • 企業名:アツギ株式会社
  • 上場:東京証券取引所(コード 3529)
  • URL:https://www.atsugi.co.jp/
  • 主要事業分野:
    • 繊維事業(レッグウェア、インナーウェア等)
    • 不動産事業(賃貸・土地取引等)
    • その他(介護用品販売、グループホーム運営、太陽光発電による売電等)
  • 代表者:代表取締役社長 日光 信二
  • 問合せ先:取締役執行役員 管理本部長 古川 雅啓(TEL 046-235-8107)

報告概要
– 決算短信提出日:2025年5月15日
– 対象会計期間:2024年4月1日~2025年3月31日(2025年3月期)
– 定時株主総会(予定):2025年6月27日
– 有価証券報告書提出予定日:2025年6月27日
– 決算補足説明資料:無
– 決算説明会:無

発行済株式等
– 期末発行済株式数(自己株式を含む):17,319,568株(2025/3/31)
– 期末自己株式数:1,301,997株(2025/3/31)
– 期中平均株式数:16,018,867株(2025年3月期)
– 時価総額:–(決算短信に記載なし)

今後の予定(公表済)
– 決算発表:済(2025/5/15)
– 有価証券報告書提出:2025/6/27(予定)
– 定時株主総会:2025/6/27(予定)
– IRイベント:決算説明会等は「無」(補足資料・説明会の開催は無し)

セグメント

  • 報告セグメント:繊維事業、不動産事業、その他
    • 繊維事業:主にレッグウェア、インナーウェアの製造・販売
    • レッグウェア(主力):11,613百万円(売上、2025年)、主にレッグウェア製品
    • インナーウェア:9,011百万円(売上、2025年)
    • 不動産事業:土地・建物賃貸や分譲等
    • その他:介護用品、グループホーム運営、太陽光発電(売電)等

セグメント別(連結、2025年3月期)
– 売上高(連結計)21,880百万円
– 繊維事業:20,625百万円(構成比 約94%)
– レッグウェア:11,613百万円
– インナーウェア:9,011百万円
– 不動産事業:638百万円
– その他:616百万円
– セグメント別営業利益(営業損益)
– 繊維事業:営業損失 1,378百万円(前期は損失821百万円)
– 不動産事業:営業利益 485百万円(増加)
– その他:営業利益 81百万円

(注)繊維事業が売上の大半を占め、当期は繊維事業の収益性低下が全体業績に影響。

財務指標(連結:主要数値)

  • 売上高:21,880百万円(前期比 +3.2%)
  • 営業利益:△930百万円(営業損失、前期 △425百万円)
  • 経常利益:△233百万円(経常損失、前期 △51百万円)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益:△376百万円(当期純損失、前期 1,331百万円の利益)
  • 包括利益:△1,776百万円(前期 2,500百万円)
  • 1株当たり当期純利益(EPS):△23.49円(前期 83.12円)
  • 1株当たり純資産(BPS):1,976.74円(前期 2,087.43円)

バランスシート(連結)
– 総資産:40,847百万円(前期 42,014百万円)
– 純資産:31,662百万円(前期 33,441百万円)
– 自己資本比率:77.5%(前期 79.6%)
– 現金及び現金同等物:5,354百万円(期末、前期 3,850百万円)

キャッシュ・フロー(連結)
– 営業活動によるCF:+415百万円(前期 △1,344百万円)
– 投資活動によるCF:+719百万円(前期 +456百万円)※投資有価証券売却収入等が寄与
– 財務活動によるCF:+53百万円(前期 △472百万円)
– 結果、現金は期末で増加(+1,504百万円)

主要率・効率性(公表値)
– 売上高営業利益率:-4.3%(2025)←営業損失のためマイナス
– 自己資本当期純利益率(ROE,相当):△1.2%(2025)
– 総資産経常利益率(ROA,相当):△0.6%(2025)

(参考簡易計算)
– 総資産回転率(売上/総資産):約0.54回(21,880/40,847)

財務安全性
– 負債合計:9,184百万円(前期 8,572百万円) — 流動負債の増加及び短期借入金(617百万円)計上が影響
– 長期借入金:期末でゼロ(前期 439百万円)
– 自己資本比率は高水準(77.5%)を維持

財務の解説(決算短信からの整理)

  • 売上はD2C(自社EC等)の拡大や一部商品の価格改定で増加したが、円安による調達コスト上昇、原燃料・物流費・人件費の上昇、さらに中国自社工場の移設に伴う稼働率低下などで採算が悪化。
  • 事業構造改革(生産拠点再編、保有資産活用等)に伴う固定資産の減損等および中国生産子会社の人員整理費用等を事業構造改善費用として特別損失1,826百万円計上。
  • 政策保有株式の売却を進め、投資有価証券売却益1,772百万円を特別利益に計上(売却損は8百万円も発生)。
  • 結果として親会社株主帰属の当期純損失を計上。現金残高は増加しており、流動性は確保されていると記載。

配当

  • 2024年3月期:期末・中間ともに0.00円
  • 2025年3月期:中間 0.00円、期末 0.00円(無配)
  • 2026年3月期(予想):通期 0.00円(予想)
  • 特別配当:無し(記載なし)

セグメント別情報(要点)

  • 繊維事業(主力)
    • 売上:20,625百万円(+3.1%)
    • 営業損失:1,378百万円(損失拡大)
    • 背景:卸売ルートの販売数量減少、原価上昇、工場移転による稼働低下、D2C拡大に伴う一時的費用等
    • 製品別:レッグウェア(11,613百円)、インナー(9,011百円)
  • 不動産事業
    • 売上:638百万円(+10.1%)
    • 営業利益:485百万円(+14.9%)
    • 背景:保有資産の賃貸開始(神奈川県海老名市等)が寄与
  • その他
    • 売上:616百万円(-1.3%)
    • 営業利益:81百万円(+36.0%)
    • 内訳:太陽光売電、グループホームは堅調、介護用品販売は苦戦

減損・特別損失
– 繊維事業に関する固定資産減損 1,723百万円(セグメント計上)を含む事業構造改善費用合計 1,826百万円を計上。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:「ATSUGI VISION 2024」(実行期間 2023年3月期~2025年3月期)
    • 主要課題:顧客視点の価値創造、ブランド強化、企業風土改革、ビジネスモデル転換
    • 施策:D2C拡大、価格見直し、海外生産集約、政策保有株式縮減 等
  • 進捗/結果:
    • D2C等で一部成果あり(売上拡大)が、原材料高・円安等の外部要因と構造改革費用等で当期黒字化は未達。
    • 新中期計画の公表は見直し中(公表延期)。会社は内容を再検討中と明示。

競合状況・市場動向(決算短信からの記載をベースに整理)

  • 市場動向(決算短信での言及)
    • 国内:インバウンド回復や所得環境改善で緩やかな回復だが、物価上昇や生活防衛意識の高まりで消費は慎重。
    • 繊維業界:インバウンドなどに支えられる一方、レッグウェア需要はコロナ以降減少傾向にある旨を記載。
  • 競合他社比較:決算短信に比較データは無し → 競合比較はここでは記載なし(–)

今後の見通し・業績予想(連結)

  • 2026年3月期(通期予想:2025/4/1~2026/3/31)
    • 売上高:23,000百万円(前期比 +5.1%)
    • 営業利益:100百万円(黒字化見込み)
    • 経常利益:150百万円
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:100百万円
    • 1株当たり当期純利益:6.24円
  • 会社コメント:D2C拡大や生産効率改善、生産拠点の自動化等で黒字化を目指すが、世界情勢・為替等の不確実性は存在。新中期計画は再検討中。

リスク要因(決算短信での主要項目)
– 為替(円安に伴う調達コスト上昇)
– 原材料・エネルギー価格の高止まり
– 物流費・人件費の上昇
– 国内需要の変化(レッグウェア需要減少、消費マインド)
– 生産拠点再編に伴う一時的な稼働低下・費用
– 会計上・組織再編に伴う特別損失等

重要な注記・会計方針

  • 連結範囲の変更:当連結会計年度に煙台厚木針織有限公司、厚木靴下(煙台)有限公司が吸収合併により連結範囲から除外(詳細は注記)。
  • 会計方針の変更:
    • 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等を期首から適用(連結財務諸表及びEPS等への影響は無しと記載)。
    • 棚卸資産の評価方法を連結子会社(株式会社レナウンインクス)で先入先出法から移動平均法へ変更(遡及適用なし、影響は軽微)。
  • 継続企業の前提:営業損益の黒字化には至っていない期間があるが、現金・自己資本比率は高水準であり、継続企業の前提に重要な不確実性はないと判断(会社の記載)。

重要事項のまとめ(決算短信の要点)
– 売上は増加したが、原価上昇・為替・物流費・人件費等のコスト上昇、及び事業構造改革に伴う減損・人員整理費用等により当期純損失を計上。
– 主力の繊維事業が損益面で引き続き課題。D2Cは拡大・新規顧客層への展開で成果有り。
– 現金・自己資本比率は比較的高く、短期的な流動性は確保されている旨を会社が示す。
– 新中期経営計画は再検討中で、内容整備後に公表予定。

(注)本要約は公表資料を整理したものです。投資判断を行う場合は、必ず原資料および有価証券報告書等を参照ください。ここでの記載は投資助言ではありません。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3529
企業名 アツギ
URL https://www.atsugi.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 素材・化学 – 繊維製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.1)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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