2025年度第1四半期 決算説明会資料
2025年度第1四半期 決算説明会(要約)
開催日: 2025年8月5日
以下は提供資料(決算説明スライド)に基づく整理です。不明な項目は「–」としています。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:エーザい株式会社(Eisai Co., Ltd.)
- 主要事業分野:医薬品の研究開発・製造・販売(神経領域・腫瘍領域など)
- 説明会情報
- 開催日時:2025年8月5日
- 説明者
- 発表者(役職):–(スライドに個別の発表者名は記載なし)
- 発言概要(スライド内容の要旨)
- 業績アップデート(増収増益、年度見通しに対する順調な進捗)
- レケンビ(LEQEMBI)関連のグローバル展開・AAICでのデータ発表・BBM(血液バイオマーカー)による診断導入の進捗
- レンビマ(LENVIMA)のグローバル売上伸長と知財(高純度特許)勝訴
- 報告期間
- 対象会計期間:2025年度第1四半期(2025年4月–6月)
- セグメント
- 報告セグメント:医薬品事業、その他事業
- 医薬品事業内の地域別セグメント:日本、アメリカス(北米等)、中国、EMEA(欧州等)、イーストアジア・グローバルサウス(アジア・新興市場等)
- セグメント概要:各地域での主要製品(レンビマ、レケンビ、デエビゴ、フィコンパ等)販売およびローカル施策
業績サマリー(主要数値)
(単位:億円、前年同期は2024年度4-6月)
– 主要指標(2025年度第1四半期)
– 売上収益:2,027(前年 1,890、前年比 107%)
– 営業利益:207(前年 134、前年比 155%)
– 当期利益(連結):153(前年 115、前年比 133%)
– 当期利益(親会社所有者帰属):145(前年 106、前年比 137%)
– 1株当たり利益(Q1値の明示なし)、通期EPS見通し:147.20円(2025年度見通し)
– 進捗状況(通期見通しに対するQ1の進捗)
– 2025年度通期 売上見通し:7,900億円 → Q1進捗率 25.7%
– 通期 営業利益見通し:545億円 → Q1進捗率 38.1%
– セグメント別主要数値(Q1 2025)
– 医薬品事業 売上収益:1,984(売上比 97.9%)
– 日本:560
– アメリカス:708
– 中国:365
– EMEA:190
– イーストアジア・グローバルサウス:161
– その他事業:42
– 主要製品のQ1売上(2025年度4-6月)
– レンビマ(LENVIMA):839(前年 835、前期比 100%、通期見通し 3,120)
– レケンビ(LEQEMBI):231(前年 63、前年比 369%、通期見通し 765)
– デエビゴ(DAYVIGO):137(前年 121、前年比 114%、通期見通し 580)
– フィコンパ(FYCOMPA):81(前年 74、前年比 110%、通期見通し 315)
業績の背景分析
- 業績概要/ハイライト
- 全社:3L(LENVIMA、DAYVIGO、LEQEMBI)成長により医薬品事業が拡大し、増収増益を達成。構造改革で費用効率化も進み営業利益が前年から約1.5倍超に増加。
- レケンビ:日米中で前四半期比で二桁成長。AAICでのデータ公表やBBM普及の追い風、米国でのSC-AI(皮下注オートインジェクタ)導入期待が寄与。
- レンビマ:グローバルで現地通貨ベース前年比約104%など堅調。高純度特許侵害訴訟で勝訴し、ジェネリック販売を抑制する和解によりLOE延期に前進(SUN Pharmaが2030年6月まで後発販売を行わない合意)。
- 増減要因(Q1)
- 増収要因
- 3L製品の伸長(3L計で前期比119%)。特にレケンビの伸長が大きく貢献。
- 中国でのレケンビ需要拡大(ただし一部は代理店の関税リスク対応の在庫積み増しによる一時的影響を含む)。
- 費用面
- 売上総利益増加により営業利益増加。
- 研究開発費は対売上比で低下(R&D効率化、パートナーシップ活用)が見られる(R&D費 388→減少)。
- 販管費率も3Lの成長および体制効率化で低下(販管費 1,002)。
- 為替影響:Q1中の為替影響額は売上で約 -101億円(期中平均レートでの変動)。
- 競争環境
- アルツハイマー領域:競合(例:ドナネマブ)との安全性比較(ARIA発現率の間接比較)をAAICで提示。スライドではレカネマブ(レケンビ)がドナネマブに比べてARIAリスクが数値的に低いとの解析を示唆。
- がん領域(レンビマ):米国での複数適応におけるトップシェアを維持。競合とのシェア争いは継続。
- 主なリスク要因(スライドで明示されたもの)
- 規制・償還(例:欧州各国の償還交渉、ドイツAMNOG、CMSのBBM償還レート等)
- 為替変動(実績でマイナス影響あり)
- サプライチェーン・製造能力
- 臨床試験の結果、特許・訴訟リスク(Shilpa社に関する上訴等)
- 新製品の市場受容や価格交渉の不確実性
戦略と施策
- 全社戦略(中期的方向性)
- レケンビを軸とした成長投資(パスウエイ構築、診断導入、投与レジメン多様化)。
- 研究開発費のリソース配分最適化、構造改革による収益体制強化(2026年度ROE 8%レベルの構築を目標)。
- 財務面はネットキャッシュ維持・最適資本構成(Net DER -0.3~+0.3目安)。
- 進行中の具体施策
- レケンビ(LEQEMBI)
- 米国:Targeted DTC(消費者向けターゲットTVキャンペーン、6月開始)、PCP連携強化(3Q開始予定)、SC-AI(PDUFA 2025/08/31)上市準備。
- 日本:DTC(TV/YouTube等)によるMCI認知向上、フォローアップ施設の全国拡大(約1,500施設同意)。
- 欧州:承認取得後の各国での上市準備(ドイツは2025年10月上市予定、フランス・スペインはEAP運用等)。
- 診断関連:BBM(血液バイオマーカー)に関するガイドライン(AAIC/Alzheimer’s Association)およびLumipulse®G(IVD承認、5/16)による実装推進。
- AAIC発表:48か月データやリアルワールドデータ、SC-AI維持療法データを提示。
- レンビマ(LENVIMA)
- 知財戦略:高純度特許侵害訴訟で勝訴、和解により後発薬販売を抑制(2030年まで)。
- 臨床・適応拡大:LEAP-012(肝細胞がんのTACE併用)で中国承認(2025年7月承認)。
- パイプライン:神経・がん領域の複数試験(AHEAD 3-45、LITESPARK試験など)は予定どおり進捗中。
- セグメント別の主な施策と成果
- 日本:MCI啓発・DTC、フォローアップ施設ネットワーク拡大、SC-AI国内申請目標(2025年度中)。
- 米国:BBM普及、SC-AI導入、DTCとHCP向け施策の同時展開でデマンド拡大。
- 中国:レンビマ/レケンビの需要拡大。※レケンビのQ1中国実績には在庫積増しの一時要因あり。
将来予測と見通し
- 2025年度(通期)業績見通し(IFRS、スライド)
- 売上収益見通し:7,900億円(前期比 100.1%)
- 営業利益見通し:545億円(前期比 100.2%)
- 当期利益(親会社帰属)見通し:415億円(前期比 89.4%)
- EPS(見通し):147.20円
- 配当(見通し):160円(※毎年取締役会決議を前提)
- 見通しの根拠
- 3L製品による売上拡大、構造改革による費用効率化、R&Dの優先度に基づく資源配分最適化
- 中長期計画
- 2026年度に向けてROE 8%レベルの安定収益体制を構築する目標
- パイプラインの重要マイルストーン(例:AHEAD 3-45のトップライン 2028予定、SC-AI承認後の採用拡大など)
- マクロ経済の影響
- 為替前提(2025年度期中平均想定):米ドル 148.00円、ユーロ 157.00円、人民元 20.80円。Q1では実勢の為替変動が売上にマイナス影響(約 -101億円)を与えた。
- 規制・償還(各国の償還交渉、CMSのBBM支払い率設定等)が需要採算性に影響する可能性。
配当と株主還元
- 配当方針
- 複数年ベースでフリーキャッシュフローの範囲内で配当を実施。配当は毎年の取締役会決議を前提。
- 配当実績/見通し
- 2024年度実績:配当金 160円
- 2025年度見通し:配当金 160円(据え置き想定)
- 特別配当
- 特別配当の記載:なし(スライド上の言及なし)
製品やサービス(主要な説明)
- 主要製品(スライド要旨)
- レンビマ(LENVIMA):がん領域の主要薬剤、グローバルで堅調(Q1 839億円)
- レケンビ(LEQEMBI / lecanemab):アルツハイマー早期AD治療薬、Q1急成長(231億円)、パスウエイ構築中
- デエビゴ(DAYVIGO / lemborexant):睡眠領域、Q1 137億円
- フィコンパ(FYCOMPA / perampanel):てんかん薬、Q1 81億円
- 新製品・剤型
- SC-AI(subcutaneous formulation with auto-injector)維持療法:米国でのPDUFA日(2025/08/31)を控え、IV維持療法と同等性を示すデータとHuman Factor試験結果をAAICで発表。上市後は在宅投与の実現で医療システムコスト低減を期待。
- 診断関連・協業
- BBM(血液バイオマーカー)の社会実装:Lumipulse® G(富士レビオ)がIVD承認(5/16)、米国臨床検査会社が採用。AAICでBBM Clinical Practice Guidelineが出ており、一定の感度/特異度を満たすBBMはPET/CSFの代替として確定診断に使用可能と推奨される旨の記載。
- 提携・協業:Merck(レンビマの利益折半)、Biogen(レカネマブ共同開発)、富士レビオ(BBM製品)、その他臨床試験パートナー等。
- 重要な技術・研究動向
- AAIC発表による48か月データ、リアルワールドデータ(2年)などで長期有効性・安全性プロファイルの検証を提示。
重要な注記
- 会計方針
- 連結財務諸表は国際会計基準(IFRS)で開示。
- リスク要因(スライドの注意事項)
- 未来予想は不確実性を伴う(市場環境、金利・為替、規制・審査、臨床試験結果、特許・知財問題、供給体制等を含む)。
- 発表資料中の数値・目標は中期戦略やビジョンを示すものであり、正式な業績予想は年次決算短信等を参照するよう明記。
- その他(今後の主要イベント等)
- レケンビ:SC-AI PDUFA(米国) 2025/08/31
- レケンビ:欧州承認後の各国上市スケジュール(例:ドイツ 2025年10月予定)
- レンビマ:LEAP-012(肝細胞がん TACE併用)は中国で承認(2025年7月)
- パイプライン:AHEAD 3-45(Preclinical AD)トップライン 2028予定
- 訴訟関連:高純度特許侵害訴訟勝訴(レンビマ)に対する上訴等の動きあり(Shilpa社は上訴)
注意事項:
– 本要約は、提供された決算説明スライド(2025年8月5日)に基づく事実整理です。投資助言や価値判断は行っていません。
– 不明・未記載の項目は「–」としました。追加で特定の数値やスライド原文の確認が必要であればお知らせください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4523 |
企業名 | エーザイ |
URL | http://www.eisai.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.1)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。