2025年6月期 決算説明資料

以下、提供いただいた「株式会社グリッド(GRID Inc.) 2025年6月期 決算説明資料(2025年8月14日)」をもとに、個人投資家向けの要点をMarkdown形式でまとめます。不明箇所は「–」で記載しています。

基本情報

  • 企業概要
    • 企業名:株式会社グリッド(GRID Inc.、証券コード 5582)
    • 主要事業分野:AIによる計画最適化(電力需給・送配電・配船・生産・輸送等)のAI開発、システム開発、運用・サポート、蓄電所関連事業
    • 代表者名:曽我部 完
  • 説明会情報
    • 開催日時:2025年8月14日(資料日付)
  • 説明者
    • 発表者(役職):–(代表者名は資料に記載)
    • 発言概要:資料全体のサマリー(25/6期の業績、26/6期計画、成長戦略、主要プロジェクト等)を説明する内容(詳細な発言要旨は資料に明記なし)
  • 報告期間
    • 対象会計期間:2025年6月期(2024/7~2025/6)
    • 決算説明資料作成日:2025年8月14日
  • セグメント(事業区分)
    • AI開発(最適化アルゴリズム開発):
    • AIアルゴリズム+シミュレータを組み合わせた「AIエンジン」を開発。
    • フロー型(開発・導入)とストック型(運用・サポート年間契約)を収益構造とする。
    • システム開発:
    • AIエンジンを組み込んだ業務システム(電力、配船、生産、輸送、スマートシティ 等)を提供。
    • 運用・サポート:
    • 顧客の継続利用のため、性能維持・監視・障害対応・チューニング等を年間契約で提供(ストック型売上)。
    • 蓄電所関連:
    • 系統用蓄電池の需給管理システム開発、蓄電所の開発と運用サービス(開発から運用のワンストップ提供を目指す)。
    • 産業ドメイン(内訳の提示)
    • 電力・エネルギー(需給計画、送配電計画、プラント制御 等)
    • 物流・サプライチェーン(配船計画、生産計画、輸送計画 等)
    • 都市交通・スマートシティ(鉄道運行計画、渋滞予測、空調熱源制御 等)
    • その他(蓄電所関連等を含む)

業績サマリー(25/6期 実績・26/6期 計画)

  • 主要指標(25/6期 実績)
    • 売上高:2,063 百万円(前期比 +24.9%)
    • 営業利益:428 百万円(前期比 +17.1%)
    • 経常利益:428 百万円(前期比 +24.6%)※資料の数値一致
    • 当期純利益:298 百万円(前期比 △26.1% と資料に記載)
    • 1株当たり当期純利益(EPS):63.02 円(資料記載)
    • 営業利益率:20.8%
  • 前年同期比・計画比(要点)
    • 売上は計画2,200百万円に対し実績2,063百万円で計画比 △6.2%(前期比 +24.9%)
    • 営業利益は計画400百万円に対し実績428百万円で計画比 +7.1%(前期比 +17.1%)
  • 26/6期(次期)会社計画(提示値)
    • 売上高:3,100 百万円(計画、前期比 +50.2%)
    • AI関連売上:2,370 百万円(計画)
    • 蓄電所関連売上:730 百万円(計画)
    • 売上総利益:1,916 百万円(計画)
    • AI関連の売上総利益:1,682 百万円
    • 蓄電所関連の売上総利益:233 百万円
    • 営業利益:450 百万円(計画、前期比 +5.1%)
    • 経常利益:440 百万円(計画)
    • 当期純利益:280 百万円(計画、前期比 △6.1%)
  • 進捗状況(中期経営計画・年度目標に対する達成率)
    • 25/6期は「全ての段階利益で計画を達成」との記載(総評)。
    • 26/6期は積極採用と蓄電所売上想定により売上拡大を計画(実現性は外部要因・採用の進捗等に依存)。
  • セグメント別の状況(25/6期 実績)
    • 電力・エネルギー:構成比 58.3%、売上大幅増(電力会社・送配電会社向けの需給計画最適化等で受注増)。資料中で電力関連の売上は1,202百万円(前期比 +389百万円)との記載あり。
    • 物流・サプライチェーン:構成比 27.4%、前期の大型配船案件完了で減少(25/6期は 564 百万円、前期比 △72百万円)。
    • 都市交通・スマートシティ:構成比 10.5%、鉄道向けの修繕計画最適化や配車計画最適化等で堅調(売上 215 百万円、前期比 +38百万円)。
    • 蓄電所関連:25/6期は期中に系統接続申請支援等で売上 57 百万円(4Qに稼働開始)。26/6期は730百万円計画。

業績の背景分析

  • 業績概要(ハイライト)
    • 5期連続の増収増益を達成。
    • 下期(特に4Q)に大型受注が集中し、成長率は約25%を維持。
    • フロー型売上(開発)とストック型売上(運用・サポート)の両方で増収。ストック型比率は約24.7%。
    • 25/6期はエンジニア数が計画から下振れ(期末73名、期中最大76名)したが、生産性の高い大型案件の実施で利益を確保。
  • 増減要因
    • 増加寄与:
    • 電力・送配電向けの需給最適化/送配電計画の大型受注(新規取引先6社増、売上+389百万円)。
    • 下期の大型案件(高生産性)による売上・利益の伸長。
    • 受注高・受注残高の増加(通期受注高2,400百万円、期末受注残1,460百万円、いずれも前期比で大幅増)。
    • 減少寄与:
    • 物流・サプライチェーンは前期に大型配船案件導入が完了した反動で減収。
    • 人件費・採用費・外注費・ソフト関連費の増加が販管費・原価を押し上げ。
  • 競争環境
    • 競合先としては、国内の既存大手総合電機メーカーやシステムインテグレーターが存在。
    • グリッドの競争優位性は「社会インフラ領域に集中した数理最適化・メタヒューリスティクス+AIアルゴリズム」との位置付け(差別化が図れていると資料で主張)。
    • 新興の一般的なAIスタートアップとは直接競合しないポジショニングを強調。
  • リスク要因(資料・想定)
    • プロジェクトの受注時期や納品時期に依存する収益構造(大型案件の期ずれリスク)。
    • 人材確保(特に社会インフラ出身エンジニア、データサイエンティスト)の競争。
    • マクロ要因:電力市場の制度変更、需給状況、為替や景気動向等(資料の免責事項に準拠)。
    • 蓄電所等ハード寄り事業の進捗・納期リスクや調達・サプライチェーンリスク。
    • その他:規制変更や顧客の設備導入スケジュール変動等。
    • (資料の免責)実績・将来予想は多様な不確実性に左右される旨の記載あり。

戦略と施策

  • 全社戦略(短期〜長期)
    • 短期:既存顧客へのアップセル・クロスセル、業界内横展開で収益の拡大。
    • 中期:蓄電所事業の拡大(系統用蓄電池の充放電最適化、蓄電所の開発~運用のワンストップサービス)。
    • 長期:海外展開(ReNomAPPS による横展開)、量子コンピューターの活用によるアルゴリズム強化、AI技術のさらなる進化。
  • 進行中の主な施策・プロジェクト
    • 「ReNom Power」:四国電力向けに年間の電力需給計画立案機能を搭載(2024年12月より運用開始)。
    • 系統用蓄電池向け需給管理システム:AIを活用したシステムを開発完了、2025年9月より運用開始予定。北海道電力が同システムを活用して包括的サービス開始予定。
    • 北海道電力ネットワークとの協業:送配電向けシステムを共同開発。
    • 三菱ガス化学向け配船計画最適化システム:2025年6月より運用開始(メタノール輸送向けの高度な配船最適化)。
    • 量子関連:量子アルゴリズム研究(過去の研究成果・NEDOの研究採択あり)。
  • 人材・組織施策
    • 26/6期の採用計画:期末従業員138名(25/6期109名→+29名)、内エンジニア94名(AI関連90、蓄電所関連4)。
    • AIエンジニアを期末90名へ(25/6は73名)。採用強化およびリテンション施策としてオフィス移転を計画(移転に伴う一時費用20百万円、年間ランニングコストで1億円超を想定)。
  • セグメント別施策
    • 電力・エネルギー:需給計画最適化エンジンの横展開、送配電向け機能拡張。
    • 蓄電所関連:需給管理システムの提供と自社での蓄電所開発・運用(収益化の拡大)。
    • 物流・製造:配船・生産計画最適化アプリの導入・拡張。
    • スマートシティ・鉄道:修繕計画や配車計画最適化の導入拡大。

将来予測と見通し

  • 業績予想(26/6期 計画、資料より)
    • 売上高:3,100 百万円(前期比 +50.2%)
    • 営業利益:450 百万円(前期比 +5.1%)
    • 経常利益:440 百万円
    • 当期純利益:280 百万円(前期比 △6.1%)
    • 根拠・想定:
    • AI関連売上の拡大(2,370百万円)、蓄電所関連売上の本格計上(730百万円)。
    • 人員増・採用費増・オフィス移転等のコスト増を織り込むも、蓄電所の利益貢献やAI売上成長で営業利益の増益を見込む。
  • 中長期計画・達成可能性
    • 中期は蓄電所開発の拡大とそれに伴う安定収益化を目指す。長期は海外展開と量子技術の活用を掲げる。
    • 達成可能性は受注の継続性、採用・人材確保、蓄電所事業の実需化、及び海外展開の成功に依存。
  • マクロ経済の影響
    • 電力需要の増加(デジタル化・データセンター等で2034年までに需要電力量が増加するとの予測)→電力安定化・需給最適化ニーズの拡大は追い風。
    • 労働人口の減少(15~64歳人口の減少)→熟練人材の代替・業務効率化ニーズは追い風だが、採用競争はリスク。
    • その他:市場価格変動、制度変更(電力市場等)や景気動向が業績に影響。

製品・サービス(主なもの)

  • 主要製品・サービス
    • ReNom Power:電力需給計画(週間/年間計画機能等)を提供するシステム(四国電力導入、年間計画機能を追加)。
    • 系統用蓄電池向け需給管理システム(2025年9月運用開始予定、北海道電力が活用予定)。
    • ReNom CHARGE:蓄電所の充放電最適化・需給管理(蓄電所開発~運用のワンストップを目指す)。
    • ReNom APPS(for industry SaaS):電力、配船、SCM、鉄道向けの特定業界アプリケーション群(横展開ツール)。
    • 配船計画最適化システム(三菱ガス化学向け)等の業界向け最適化ソリューション。
  • サービス提供エリア・顧客層
    • 主に日本の電力会社、送配電会社、製造業、物流企業、鉄道会社等。海外展開は中長期戦略で推進予定(ReNomAPPSを通じた横展開を想定)。
  • 協業・提携
    • 北海道電力ネットワーク(送配電向け開発で協業)
    • 四国電力(ReNom Power 導入)
    • 日本の大手顧客(例:三菱ガス化学 向け配船最適化導入)
    • NEDO(量子・古典ハイブリッド技術の研究採択等)
    • 資本業務提携(過去の沿革で三井物産、伊藤忠、丸紅等との提携歴)

重要な注記

  • リスク要因(資料内表記含む)
    • 将来予想は想定に基づくものであり、経済情勢や業界動向等のリスクにより実際と異なる場合がある旨の免責記載あり。
    • 受注・納品のタイミング、法制度・市場の変化、人材確保の不確実性、サプライチェーンのリスク等が挙げられる。
  • その他(今後のイベント等)
    • 系統用蓄電池需給管理システム:2025年9月運用開始予定(北海道電力の活用開始予定)。
    • 四国電力のReNom Power 年間計画機能は2024年12月より運用開始済。
    • 三菱ガス化学向け配船最適化は2025年6月より運用開始。

補足(資料からの定量的ポイント)
– 受注高(通期):2,400 百万円(前期比 +33.1%)
– 受注残高(期末):1,460 百万円(前期比 +30.0%)
– 取引先数:25/6期は43社(24/6期は34社、+9社)
– 期末従業員数(25/6):109名 → 26/6期計画は138名(+29名)
– 期末AIエンジニア数:25/6期 73名(実績)→ 26/6期計画 90名(目標)
– オフィス移転:一時費用約20百万円、年間ランニングコスト増は1億円超を想定

注意事項
– 本まとめは提供資料(決算説明資料)を基に事実関係を整理したものであり、投資助言(売買推奨)は含みません。
– 不明な項目は「–」としています。追加で原資料(有価証券報告書、招集通知、IR音声記録等)を提示いただければ、より詳細な補足が可能です。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5582
企業名 グリッド
URL https://gridpredict.jp
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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