2025年6月期 第3四半期決算説明資料
株式会社グリッド(決算説明資料:2025年6月期 第3四半期)要約
以下は提供資料(2025年5月15日発表、2025年6月期 第3四半期 決算説明資料)に基づき整理した内容です。不明な項目は「–」としています。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:株式会社グリッド(GRID Inc.、証券コード 5582)
- 主要事業分野:AIを活用した計画最適化ソリューションの開発・販売・コンサルティング・保守・運用サポート(対象ドメイン:電力・エネルギー、物流・サプライチェーン、都市交通・スマートシティ)
- 代表者名:–(資料画像内に記載あり)
- 説明会情報
- 開催日時:2025年5月15日(資料作成日)
- 説明者
- 発言概要:資料全体を通じ、3Q累計業績の報告(売上増・利益改善)、事業ドメイン別進捗、受注・受注残の状況、成長戦略(アップセル/クロスセル、インダストリークラウド、蓄電池事業、海外展開、量子技術)などを説明
- 報告期間
- 対象会計期間:2025年6月期 第3四半期累計(25/6期3Q累計)
- セグメント(事業区分)
- 電力・エネルギー:電力需給計画、送配電計画、プラント制御等(主力セグメント)
- 物流・サプライチェーン:配船計画、生産計画、輸送計画等
- 都市交通・スマートシティ:渋滞予測、空調熱源制御、鉄道運行計画等
業績サマリー(25/6期 第3四半期累計)
- 主要指標(3Q累計)
- 売上高:1,515百万円(前年同期比 +44.3%)
- 営業利益:299百万円(前年同期比 +188.3%、営業利益率 19.8%)
- 経常利益:301百万円(前年同期比 +261.6%)
- 当期純利益:194百万円(前年同期比 +190.2%)
- 1株当たり利益(EPS):–(資料未記載)
- 進捗状況
- 3Q累計の営業利益は計画進捗率約75%に到達と明記。通期は一部プロジェクトの契約時期後倒れ等の売上下振れリスクはあるものの、採用の後倒しにより人件費が抑制される見込みと大型プロジェクトの高い生産性により、通期営業利益は計画を達成する見通しと記載
- セグメント別状況(3Q累計)
- 電力・エネルギー
- 売上高:909百万円(前年同期比 +101.2%)
- フロー型(AI・システム開発等):782百万円(前年同期比 +111.9%)
- ストック型(運用・サポート等):127百万円(前年同期比 +53.4%)
- 売上構成比(通期見通し):約60%
- 物流・サプライチェーン
- 売上高:460百万円(前年同期比 +3.6%)
- フロー型:264百万円(前年同期比 △3.1%)
- ストック型:195百万円(前年同期比 +14.3%)
- 売上構成比(3Q累計):約30.4%
- 都市交通・スマートシティ
- 売上高:133百万円(前年同期比 △1.7%)
- フロー型:82百万円(前年同期比 △21.4%)
- ストック型:50百万円(前年同期比 +64.7%)
- 売上構成比(3Q累計):約8.8%
- その他:0.9%
- フロー型 / ストック型(収益形態)
- 3Q累計フロー型売上(AI開発・システム開発):1,142百万円(24/6期3Q:765百万円 → +376百万円)
- 3Q累計ストック型売上(運用・サポート):373百万円(24/6期3Q:284百万円 → +88百万円)
- 通期のストック型売上見通し:約5億円
- 受注動向
- 3Q累計受注高:1,138百万円(前年同期比 +368百万円)
- 4Qは通期で最大の受注高となる見通し
業績の背景分析
- 業績概要(ハイライト)
- 電力会社からの大型受注が牽引し、全体で約4割超の増収を達成
- 増員(エンジニアおよび営業・管理)により人件費は増加したが、売上増がそれを大きく上回り、各段階利益で大幅増益を実現
- 増減要因
- 売上増要因:電力・エネルギー領域の大型プロジェクト進展、本番導入開発の進展、運用・サポート件数の増加、受注高の増加
- 費用要因:エンジニア・営業・管理の人件費増(3Q累計人件費922百万円、前年同期比 +27.4%)、ソフトウェア関連費用増(111百万円、前年同期比 +42.5%)、外注費増
- 会計的要因:前期4Qの減資により繰越欠損金による所得控除割合が100%に変更されたため、繰延税金資産が前期末比で105百万円減少し、利益に対するマイナス影響が発生
- 競争環境
- 同社は「社会インフラ×計画最適化」に特化し、数理最適化やメタヒューリスティクスと最新AIを組み合わせたソリューションで差別化。競合としては既存の大手総合電機メーカーや国内ITシステムインテグレーターが主に想定され、一般的なAIスタートアップとは競合領域が異なる旨を資料で示唆
- リスク要因(資料に明示/言及されたもの)
- 個別プロジェクトの契約時期後倒しによる売上下振れリスク
- マクロ・業界動向の影響(景気、業界需要変動等) — 決算資料末尾の免責にも記載
- 会計・税務影響(繰延税金資産の変動など)
戦略と施策
- 現在の戦略(短中長期)
- 短期:既存顧客へのアップセル・クロスセル、業界内横展開
- 中期:インダストリークラウド(ReNom APPS)の投入、蓄電池事業の拡大(ReNom CHARGE等)、海外展開
- 長期:量子コンピューターの活用、AI技術のさらなる進化
- 進行中の施策(進捗)
- アップセル・クロスセル:2024年6月期の実績として実施顧客数 10社
- 横展開による新規獲得:5社
- インダストリークラウド案件:12件実施
- 蓄電池事業:2024年8月に蓄電池事業開始、系統用蓄電池の充放電最適化や開発・運用のワンストップサービスを展開
- 海外展開:プリセールス活動実施(具体的な売上計上は限定的)
- 量子コンピューター:研究開発を継続。2024年度「量子・古典ハイブリッド技術のサイバー・フィジカル開発事業」(NEDO)に採択
- セグメント別施策
- 電力・エネルギー:需給計画、送配電計画、蓄電池の最適化と蓄電所開発・運用(収益化の仕組み整備)
- 物流・サプライチェーン:配船計画、サプライチェーン全体の最適化を提供(ReNom APPS等)
- 都市交通・スマートシティ:渋滞予測や鉄道運行計画のソリューション提供
- 人材・組織
- 3Q末の従業員数:103名(2025年3月31日現在)
- 当半期末のエンジニア数:71名(前年同期比 +8名)、営業・管理:32名(前年同期比 +7名)
- 人材戦略:社会インフラ出身のエンジニアを中核とした採用・育成(ドメイン知識を重視)
将来予測と見通し
- 次期(通期)業績見通し(資料内の見通し)
- 25/6期 通期(見通し)
- 売上高:2,200百万円(資料グラフより)
- 営業利益:400百万円(営業利益率 約18.2%)
- 見通しの根拠:大型プロジェクトの生産性が高く、採用の後倒しで人件費増が抑制される前提。一部プロジェクトで契約時期後倒れのリスクはあるが、通期では計画達成見込みと記載
- 中長期計画の進捗可能性
- インダストリークラウド導入や蓄電池事業の立ち上げ、量子アルゴリズム研究の採択など、複数の中期〜長期施策は進行中。短期の収益は大型案件依存の側面があるため、中期でストック型売上比率の拡大を目指す(通期ストック売上は増加見込み)
- マクロ経済の影響
- 電力需要増(デジタル化による需要増、中国やデータセンター等による増加)や国内の労働人口減少(生産年齢人口の縮小)は、同社提供の最適化サービス需要の追い風となる一方、景気や投資環境の変動は受注・導入に影響を与える可能性あり
- 明確な為替・金利想定は資料に記載なし(→ –)
配当と株主還元
- 配当方針:–(資料上の明確な記載なし)
(資料では配当関連の情報は示されていません)
製品やサービス
- 主要製品・サービス
- AIエンジン(AIアルゴリズム+シミュレータ):デジタルツインとAIの融合による計画最適化(ビッグデータを必須としないアプローチを特徴とする点を強調)
- 業務システム(AIエンジンを組み込んだアプリ/APIs):電力、配船、生産、スマートシティ向け等の業種別アプリケーション(ReNom APPS)
- 運用・サポート:障害監視・対応、AIエンジンの性能維持・チューニングを年間契約で提供(ストック型売上の源泉)
- 蓄電池関連サービス(ReNom CHARGE):系統用蓄電池の充放電最適化、蓄電所開発〜運用のワンストップ提供
- サービス提供エリア・顧客層
- 主に国内の社会インフラ事業者(電力会社、大口需要家、鉄道事業者、製造・物流事業者等)。海外展開のためのプリセールスは実施中
- 協業・提携
- 過去の資本業務提携(2017年):三井物産、伊藤忠商事、丸紅などとの業務資本関係(沿革で言及)
- 量子関連で公的事業(NEDO)等の採択実績あり
- 明確な最新の事業提携(共同事業契約など)の詳細は資料上に限定的な記載のみ
重要な注記
- 会計方針・特記事項
- 前期第4四半期に実施した減資に関連し、繰越欠損金による所得控除の割合が100%に変更された影響で、繰延税金資産が前期末から105百万円減少。これにより当該期の純利益等にマイナス影響が発生している点は重要な会計上の注記
- その他、会計方針の大幅変更等の記載はなし(→ 詳細は決算短信等の正式開示書類で確認が必要)
- リスク要因(資料末尾の免責)
- 将来予想に関する記述は経済情勢や業界動向等の不確実性に左右される旨の注記あり
- その他(今後のイベント等)
- 4Qで通期最大の受注高を見込む旨を記載(具体的日程・イベントは資料中に明示なし)
- 公的研究採択(量子関連)等の継続的進捗が今後の技術ロードマップに影響
(補足)
– 従業員・生産性関連:3Qはエンジニア数が若干減少した一方で売上増によりエンジニア一人当たり売上高は上昇。採用活動の拡充により着実なエンジニア増を目指している点が言及されています。
– 財務健全性:3Q末自己資本比率は約92.6%と高水準。現金・預金は約2,974百万円(3Q末)で流動性に余裕がある状況。
不明点・補足確認が必要な項目
– 発表会の形式(オンライン/オフライン)や発表者の氏名・役職(資料画像参照のためここでは「–」と記載)
– 1株当たり指標(EPS)、通期の詳細な前提(為替・金利等)や配当方針の具体数値
– 詳細なセグメント別損益(PLの内訳)、契約の継続率(運用・サポートの継続契約率)などは決算短信・有価証券報告書等の正式開示を参照ください
注意事項:本要約は提供資料の内容を整理したものであり、投資助言や価値判断を行うものではありません。詳細な数値・前提・会計処理の詳細は会社の正式開示書類(決算短信、有価証券報告書、適時開示資料等)を参照してください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 5582 |
企業名 | グリッド |
URL | https://gridpredict.jp |
市場区分 | グロース市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。