決算短信：三ッ星（5820）

2024年3月期 決算短信〔日本基準〕（連結）

株式会社三ッ星（証券コード：5820） 2024年3月期 決算短信（連結）要約

（作成対象資料：2024年5月14日提出「2024年3月期 決算短信〔日本基準〕（連結）」）

基本情報

• 企業名：株式会社　三ッ星（コード 5820）
• URL：http://www.kk-mitsuboshi.co.jp
• 主要事業分野：
  • 電線事業（ゴム電線、プラスチック電線等）
  • ポリマテック事業（合成樹脂異形押出品、高機能チューブ等）
  • 電熱線事業（電熱線・帯等）
• 代表者：
  • 代表取締役社長 青木 邦博
• 問合せ先：
  • 経理部長 小川 直樹　TEL：06-6261-8882
• （その他）株式分割：2023年4月21日に普通株式1株→3株の株式分割を実施（決算数値はこれを考慮して算定）。

報告概要

• 決算短信提出日：2024年5月14日
• 対象会計期間：2023年4月1日～2024年3月31日
• 定時株主総会開催予定日：2024年6月25日
• 配当支払開始予定日：2024年6月26日
• 有価証券報告書提出予定日：2024年6月26日

セグメント（報告セグメント）

• 電線：ゴム電線、プラスチック電線（建設・電販向けが主要）
• ポリマテック：押出成形品、機能樹脂品等（住宅・産業用途）
• 電熱線：電熱線および帯（白物家電、自動車、産業用途等）

発行済株式

• 期末発行済株式数（普通株式、自己株式含む）：3,799,965株
• 期末自己株式数：357,131株
• 期中平均株式数（当期）：3,442,250株
• （注）株式分割考慮済みの1株当たり指標は決算短信内の数値を記載。

今後の予定（開示済）

• 決算発表：本決算短信（2024/05/14）および有価証券報告書（予定 2024/06/26）
• 株主総会：2024/06/25（予定）
• IRイベント等：–（決算説明会の実施有無は資料に記載なし）

財務指標（要点）

金額は特に記載のない限り百万円未満切捨て（決算短信表記に準拠）。

損益（連結、2024年3月期）

• 売上高：10,329百万円（前期比 +3.8%）
• 営業利益：60百万円（前期比 △61.2%）
• 経常利益：111百万円（前期比 △45.6%）
• 親会社株主に帰属する当期純利益：123百万円（前期は親会社株主に帰属する当期純損失 △68百万円）
• 1株当たり当期純利益：35.92円（株式分割考慮後）
• 包括利益：280百万円（前期 △41百万円）

貸借対照表（連結、期末）

• 総資産：12,708百万円（前期 10,950百万円）
• 純資産（株主資本含む）：6,598百万円（前期 6,072百万円）
• 自己資本比率：51.9%（前期 55.5%）
• 1株当たり純資産：1,916.69円

キャッシュ・フロー（連結、2024年3月期）

• 営業活動によるCF：+113百万円（前期 +104百万円）
• 投資活動によるCF：△428百万円（前期 +35百万円）※有形固定資産取得や子会社株式取得等
• 財務活動によるCF：+384百万円（前期 +414百万円）※長期借入れ増加等
• 現金及び現金同等物 期末残高：1,674百万円（前期 1,616百万円）

収益性・効率性等（資料記載）

• 自己資本当期純利益率（ROE的指標）：2.0%（前期 1.1%）
• 総資産経常利益率（ROA的指標）：0.9%（前期 1.9%）
• 売上高営業利益率：0.6%（前期 1.6%）

セグメント別（連結、2024年3月期）

（単位：千円）
– 電線
– 売上高：7,540,866 千円
– セグメント利益：140,573 千円
– ポリマテック
– 売上高：1,936,070 千円
– セグメント損失：△81,901 千円
– 電熱線
– 売上高：852,709 千円
– セグメント利益：1,701 千円

（セグメント合計が連結売上高 10,329,646 千円に一致）

財務の解説（決算短信の注記から）

• 総資産は固定資産（特に土地）の増加や投資有価証券増加により増加。
• 負債は長期借入金の増加で増加（流動・固定負債とも増）。
• 当期は新規子会社取得に伴う「負ののれん発生益」76,785千円を特別利益に計上（連結上、営業利益には含まれない）。
• 営業面では、電線は下期に好調、ポリマテックおよび電熱線は市場環境悪化や過剰在庫等で苦戦した。

配当

• 2024年3月期（実績）
  • 中間配当：17.00円
  • 期末配当：17.00円
  • 年間配当（合計）：34.00円
  • 配当金総額：58百万円（連結）
  • 配当性向（連結）：47.3%
• 2025年3月期（予想）
  • 中間配当：17.00円
  • 期末配当：17.00円
  • 年間合計：34.00円（予定）
  • 配当性向予想：55.7%（資料の数値参照）
• 特別配当：当期に関する特別配当は特に記載なし。

（注）表中の過年度比較は株式分割前の表示に関する注記あり。配当政策自体の将来性については記載のみ（予想は業績前提に基づく）。

セグメント別詳報（要点）

• 電線
  • 売上増加（前年比 +8.9%）：国内建設・電販向けの一部回復、大型案件、ケーブル品不足に伴う代替需要で増収。
  • 利益改善：高付加価値品販売の強化、価格転嫁、コストダウンによりセグメント利益は140,573千円（前年より増益）。
  • 課題：競合や為替影響、原材料（銅）価格変動対応。
• ポリマテック
  • 売上は微増（前年比 +0.8%）：住宅着工戸数は減少する中、住宅以外分野やLED関連の拡販で増収。
  • 利益悪化（セグメント損失 △81,901千円）：生産量低下、人件費上昇、LED事業の先行投資等が影響。
  • 戦略・見通し：LED製品の拡販、新商品開発（2025年3月期中の上市予定）、代替材料評価（フッ素樹脂代替対応）。
• 電熱線
  • 売上減少（前年比 △22.8%）：自動車・白物家電・電子部品向け需要の低迷、在庫調整が継続。
  • 利益大幅減：ニッケル価格急落等の影響でセグメント利益がほぼ横ばいまたは減少（当期は僅少利益）。
  • 戦略：車載向け・自動化・ロボット関連など成長が見込まれる分野の新規開拓、品質・信頼性向上。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画：2026年3月期を最終年度とする中期計画を策定（詳細は添付資料参照）。
• 進捗：
  • 事業ポートフォリオ強化のため、フィリピン新工場取得、伸線加工業者とLED関連企業の子会社化を実施。
  • ESGを経営の中核に据え、4S（新分野開拓・新製品創出・新顧客増強・新グローバル戦略推進）を掲げる。
  • 連結の範囲拡大に伴う負ののれん発生益等を計上（買収効率に関する一時的効果あり）。
• 現状：電線事業は下期に回復基調だが、ポリマテック・電熱線は短期的苦戦。中期計画達成には、セグメント別の回復と投資の効果が必要。

競合状況・市場動向（資料からの要旨）

• 市場環境：
  • 国内の設備投資回復や公共投資は底堅い一方、世界的な政情不安、中国経済の低迷、原材料価格高止まり、急激な為替変動等がリスク。
  • 電線業界では一部ケーブル品不足により代替需要が発生。銅価格は年度平均で高水準（1,262千円/トン）。
  • ポリマテックは住宅着工戸数の減少で住宅需要は弱く、LEDや住宅以外分野での拡販を推進。
  • 電熱線は自動車や家電の需要動向、在庫調整の影響が影響。

2025年3月期（連結業績予想：2024/4/1～2025/3/31）

• 第2四半期累計（予想）
  • 売上高：5,300百万円（前年同期比 +8.7%）
  • 営業利益：41百万円
  • 経常利益：29百万円
  • 四半期累計当期純利益：8.42円（1株当たり）
• 通期（予想）
  • 売上高：11,000百万円（前期比 +6.5%）
  • 営業利益：140百万円（前期 60百万円 → 改善見込み）
  • 経常利益：145百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：105百万円
  • 1株当たり当期純利益：30.50円

（注）業績見通しは合理的な前提に基づくが確約ではなく、実際の業績は諸要因で変動する旨の注記あり。

想定される主なリスク要因（資料に基づく）

• 為替変動、原材料価格（特に銅・ニッケル等）の変動
• 中国景気、海外需要の下振れ
• 物価上昇・物流コスト・人件費上昇（賃金上昇）
• 半導体供給やサプライチェーンの変動（自動車向けなど）
• 在庫調整や販売先の需要変動
• 金利上昇等の金融環境変化

重要な注記・その他

• 連結範囲の変更：当期中に新規連結子会社として以下を追加（「新規2社」表記）
  • 株式会社河南伸銅所（子会社化） → 負ののれん発生益 76,785千円を特別利益計上（電線セグメント関連）
  • エムシーレフィラ株式会社（子会社化）
• 会計方針の変更：会計基準等の改正等による特記なし（会計方針の変更・見積り変更・修正再表示は該当なし）
• 発行済株式数：期末発行済株式数は3,799,965株（自己株式含む）
• 決算短信は公認会計士または監査法人の監査対象外である旨の注記あり。
• 重要な後発事象：該当事項なし。

（備考）
– 本要約は提出済みの決算短信の記載内容を整理したものであり、投資勧誘や個別の投資アドバイスを行うものではありません。数値は原資料に基づく。資料中に明記のない項目は「–」と表記しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

企業情報

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

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