2025年3月期 決算説明会資料

決算説明会まとめ(Markdown形式)

出典:ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社「2025年3月期 決算説明会」(2025年5月26日)

基本情報
  • 企業名:ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社(Japan Elevator Service Holdings Co., Ltd.)
  • 主要事業分野:昇降機(エレベーター・エスカレーター)に関する保守・保全、リニューアル、部品リファービッシュ、デジタルサイネージ(LiftSPOT)等、海外(ASEAN)事業など
  • 代表者:代表取締役会長兼社長 CEO 石田 克史(イシダ カツシ)
説明会情報
  • 開催日時:2025年5月26日
  • 参加対象:投資家・アナリスト等(資料は投資家向けIR資料)
説明者(発表者)と発言概要
  • 発表者:代表取締役会長兼社長 CEO 石田 克史(資料中の代表者)と推定
  • 発言概要(要旨):
    • 2025年3月期は売上・利益ともに過去最高を更新したことの報告
    • 保守契約台数の着実な積上げ、リニューアル需要の拡大、JIC/JIK等の生産拠点や人材採用による生産性向上を強調
    • 中期経営計画「VISION2027」(売上600億円以上、営業利益率20%(のれん償却除く)、配当性向40%以上)に対する進捗説明
    • 配当方針の継続(配当性向40%以上)および2025年3月期の増配(DPS31円)について言及
    • 2026年3月期の重点施策(保守の生産性向上、リニューアル体制強化、DX・AI活用等)を提示
報告期間・配当関連
  • 対象会計期間:2025年3月期(通期、2024年4月~2025年3月)
  • 配当(発表):2025年3月期 修正後DPS 31円(24年11月公表の30円から上方修正)、配当性向49.9%
セグメント(事業区分)
  • 保守・保全業務:定期点検、法定検査、監視サービス、緊急対応、劣化部品の交換・修理等(ストック型収益の中核)
  • リニューアル業務:主要部品交換による更新(フルリニューアル、クイックリニューアル、エスカレーター対応等)
  • その他:LiftSPOT(エレベーター内デジタルサイネージ)、リファービッシュ事業(JES認定リファービッシュ品)、海外事業(ASEAN等)
業績サマリー(2025年3月期 実績 & 2026年3月期 予想)

※金額は会社資料(百万円)をベースに表示
– 主要指標(2024年3月期 → 2025年3月期)
– 売上高:42,216 百万円 → 49,375 百万円(+7,158 百万円、+17.0%) ≒ 493.8 億円
– 営業利益:6,821 百万円 → 8,624 百万円(+1,803 百万円、+26.4%)
– 営業利益率:16.2% → 17.5%
– 経常利益:6,851 百万円 → 8,621 百万円(+25.8%)
– 親会社株主に帰属する当期純利益:4,515 百万円 → 5,530 百万円(+1,014 百万円、+22.5%)
– 1株当たり当期純利益(EPS):50.71 円 → 62.10 円(+22.5%)
– セグメント別(2025年3月期 実績)
– 保守・保全:30,538 百万円(構成比 61.8%)
– リニューアル:17,325 百万円(構成比 35.1%)
– その他:1,511 百万円(構成比 3.1%)
– 2026年3月期(会社予想)
– 売上高:55,000 百万円(予想、+11.4% 前期比) ≒ 550 億円
– 営業利益:10,000 百万円(営業利益率 18.2%)
– 経常利益:10,000 百万円
– 親会社株主に帰属する当期純利益:6,000 百万円
– セグメント予想(主なもの)
– 保守・保全:33,000 百万円(構成比 60.0%)
– リニューアル:20,600 百万円(構成比 37.5%)
– 株主還元
– 配当方針:配当性向40%以上を原則(継続)
– 2025年3月期 DPS:31円(増配、配当性向49.9%)

業績の背景分析
  • 業績ハイライト / トピックス
    • 売上・利益とも過去最高を達成。保守契約台数増加およびリニューアルの需要拡大が主因。
    • 営業利益率は生産性向上・販管費管理等により17.5%へ改善。
    • 配当を増額(DPS31円)し配当性向約49.9%。
  • 増減要因(主な項目)
    • 主要増加要因:売上高増(保守契約増加、リニューアル出荷台数増)で営業利益を押上げ。
    • 減少(費用)要因:材料費、人件費、外注費の増加;減価償却費の影響(のれん償却前ベースは改善)。
    • 同社の増減図(ウォーターフォール)では、売上増が7,158百万円、材料費増-1,928百万円、労務費-1,365百万円、外注費-846百万円等の影響を示す。
  • 市場動向・競争環境
    • 国内昇降機保守市場:約110万台(推計)、年1–2%成長。2027年で約120万台見込み。
    • メーカー系のシェアが約78%を占める一方、独立系は緩やかに拡大。JESグループのシェアは2025年時点で推定約10%(2027年に13%程度を目標)。
    • 競争優位性:独立系として「メーカー同等の品質」と「適正価格」を両立、全国拠点網(149拠点)、技術員の育成体制、JIC/JIK等の設備・パーツセンター、リファービッシュによる部品安定供給。
  • リスク要因(外部・事業上)
    • 物価上昇・材料費増、メーカーの価格改定要請、サプライチェーンの混乱(部品供給遅延)、労働市場の人件費上昇
    • マクロ要因:国内景気変動、金利、為替(海外事業影響)、建設投資の減速等
    • 規制・法令変更、M&Aや統合に伴う統合リスク
    • 決算資料中の注意:将来見通しは不確実性を含む旨の注記あり
戦略と施策
  • 中期経営計画(VISION2027)の要点
    • 重点指標:売上高 600億円以上、営業利益率 20%(のれん償却除く)、配当性向40%以上
    • 成長戦略:国内市場シェア拡大(オーガニック+M&A)による保守売上拡大 → リニューアル需要取り込み
    • 収益性向上:人材育成、デジタル化(DX)、業務効率化により原価率・販管費率を低減
  • 進行中の具体施策
    • 保守・保全
    • 保守営業(新卒・中途)採用強化・早期戦力化(営業支援・顧客管理システム活用)
    • チャネル別アプローチ強化(管理会社、業務委託先、既存顧客)
    • DX推進:資産管理システムとの連携、生成AIによる故障予知等
    • リニューアル
    • JIK稼働で出荷台数の生産体制(目標:月間200台超)
    • エスカレーター対応機種拡大、クイックリニューアルによる工期短縮・コスト低減
    • 自社施工チームの増強で収益性向上
    • その他
    • LiftSPOT:設置台数拡大(設置実績11,700台)、広告課金モデルで収益性向上を図る
    • リファービッシュ事業:回収部品の整備・再利用で供給安定化・環境貢献
    • 海外:ASEAN(インドネシア・ベトナム・マレーシア)で現地事業を推進、人材育成やシステム導入で品質向上
  • セグメント別施策と進捗
    • 保守:拠点拡大(2025年5月時点 149拠点)、新規進出(佐賀、山口、長崎)、採用(2025年新卒採用153名、技術職143名)
    • リニューアル:出荷台数は過去実績で増加傾向。JIK稼働で処理能力向上
    • LiftSPOT・リファービッシュ:媒体価値向上、部品供給対策、環境配慮施策の推進
将来予測と見通し
  • 次期業績予想(2026年3月期、会社計画)
    • 売上高:55,000 百万円(前年比 +11.4%)
    • 営業利益:10,000 百万円(営業利益率 約18.2%)
    • 経常利益:10,000 百万円
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:6,000 百万円
    • 前提:保守の純増ペース維持、リニューアル出荷台数・単価伸長を見込むが概ね保守的前提で算出
  • 中長期計画の進捗
    • VISION2027(売上600億円以上、営業利益率20%)に向けた進捗は「視界良好」との表現
    • 2025年実績売上約493.8億円は600億円目標に対し約82%(493.8/600)に相当
    • 収益性(営業利益率)は17.5%(2025)→ 2026年計画で約18.2%、目標20%達成に向けた改善途上
  • マクロ経済の影響
    • 物価・材料費上昇、労務コスト、金利・為替の変動(海外事業影響)等が業績に影響する可能性あり
    • 建設投資・新設台数動向は将来のリニューアル需要に影響
配当と株主還元
  • 配当方針:配当性向40%以上を原則(EPS・DPSの安定的上昇を目指す)
  • 2025年3月期実績:DPS 31円(前期比 +6円)、配当性向 49.9%(上方修正)
  • 中間・期末の比較:資料上は年度毎のDPS推移を提示(2018〜2025の上昇推移)
  • 特別配当:2025年3月期に関して特別配当の記載はなし
製品・サービス
  • 主な製品/サービス:
    • 保守・保全サービス:法定検査、定期点検、監視・遠隔点検、緊急対応、修繕工事、FM契約、POG等
    • リニューアル:フルリニューアル、クイックリニューアル(段階的交換で工期短縮)、エスカレーターリニューアル対応強化
    • LiftSPOT:防犯カメラ搭載デジタルサイネージ(エレベーター内広告メディア、11,700台超設置実績)
    • リファービッシュ:回収部品を修理・整備し「JES認定リファービッシュ品」として再利用、供給安定化と環境貢献
    • PRIME(リモート遠隔点検サービス)等のDXサービス、資産管理システムの連携、AIによる故障予知
  • 提供エリア・顧客層:
    • 国内:全国149拠点(2025年5月1日現在)、顧客は管理会社、金融機関・事業法人、入札案件等
    • 海外:ASEAN中心(インドネシア、ベトナム、マレーシア)で現地JV等を通じ事業展開
  • 協業・提携
    • 国内M&Aを通じ拠点網整備(多数の地域会社を買収・統合済)
    • 海外は現地企業の持分取得や合弁による展開(例:ベトナム、マレーシア等)
    • 産業パートナーや広告媒体パートナー等と連携(LiftSPOT)
重要な注記
  • 会計方針の変更:資料中に特段の会計方針変更の明示はなし(該当箇所は –)
  • 将来見通し・免責:資料末尾に将来見通しに関する注意事項(forward‑looking statements)の明記あり。一般的な業界・市場状況、金利、為替等の変化により結果が異なる可能性がある旨の注記がある。
  • その他重要情報:
    • 国内保守契約台数:2025年3月末時点 113,520台(オーガニック純増数 約13,000台/年、設立来最高水準)
    • 拠点数:149拠点(2025年5月1日)
    • 従業員数(連結):2,028名(2025年3月末)
    • 中期投資状況:設備投資は2023年にピーク、以降はPRIME等に関連する投資中心。M&Aは全国展開に向けほぼ終了、今後は小規模投資中心という見込み

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6544
企業名 ジャパンエレベーターサービスホールディングス
URL http://www.jes24.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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