2025年12月期 第2四半期 決算説明資料
決算説明(要約:GMOインターネット株式会社/2025年12月期 第2四半期 決算説明資料)
(資料日:2025年8月12日、出典:同決算説明資料)
※不明な項目は「–」と記載しています。投資助言は行いません。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:GMOインターネット株式会社(証券コード 4784)
- 主要事業分野:インターネットインフラ事業(ドメイン/レンタルサーバー/クラウド等)、インターネット接続(プロバイダー)、インターネット広告・メディア事業
- 代表者名:代表取締役 社長執行役員 伊藤 正
- 説明会情報
- 開催日時:2025年8月12日
- 説明者
- 発表者:代表取締役 社長執行役員 伊藤 正
- 発言概要(要旨)
- Q2累計は通期予想に対して「想定通りに進捗」
- GPUクラウドのコスト先行投資(~Q2)は計画通りで大きな変動なし
- NVIDIA HGX B300(Blackwell)導入決定(H200追加購入の方針から切替)
- 広告事業の組織再編(50名をインフラへ配置転換)による全社最適化
- 四半期配当を実施、配当性向(2025年~)は基本65%+記念配当35%(該当2年間)で総配当性向100%
- 報告期間等
- 対象会計期間:2025年12月期 第2四半期累計(2025年上期)
- 決算説明資料作成日:2025年8月12日(資料日)
- 配当支払開始予定日:–(資料上は四半期配当実施を記載)
- セグメント(定義)
- インターネットインフラ事業:ドメイン・レンタルサーバー(ホスティング)、インターネット接続(プロバイダー)、インフラその他(海外事業等)
- インターネット広告・メディア事業:広告代理・運用、メディア等
- その他及び連結消去:全社共通費等、連結消去
業績サマリー(Q2累計)
- 主要指標(Q2累計 / 通期予想 / 通期進捗率)
- 売上高:385億円 / 750億円 / 51.3%
- 営業利益:32.6億円 / 80億円 / 40.8%
- 経常利益:32.5億円 / 78億円 / 41.7%
- 四半期純利益:24.1億円 / 50億円 / 48.2%
- 1株当たり利益:–(資料に明示なし)
- 前年同期比:–(資料に明示なし)
- 進捗状況(目標に対する達成率等)
- 通期見通しに対し「想定通りに進捗」との会社コメント(上記の通期進捗率を参照)
- GPUクラウド等の先行投資は計画どおり
- セグメント別状況(Q2累計)
- インターネットインフラ事業:売上 319億円、営業利益 35.7億円
- サブ内訳(Q2累計)
- ドメイン・レンタルサーバー事業:売上 98.2億円、営業利益 17.8億円
- インターネット接続事業:売上 208億円、営業利益 39.2億円
- インフラその他(海外事業・共通費等):売上 13.0億円、営業利益 ▲21.3億円
- インターネット広告・メディア事業:売上 68.0億円、営業利益 0.6億円(別資料のサブ内訳で広告・メディア本体は売上68.0→営業利益 5.4億円、その他共通費等で差し引かれた構成)
- その他及び連結消去:売上 ▲2.7億円、営業利益 ▲3.8億円
- 収益構成(資料記載):インフラ系が約83%、広告・メディアが約17%(Q2時点)
業績の背景分析
- 業績概要(ハイライト)
- 売上:QoQで +3.4億円(増加要因:海外事業連結による売上取り込み。減少要因:広告事業の繁忙期需要減少)
- 営業利益:QoQで ▲0.3億円(Q1に計上された再編等のスポット費用がQ2では発生せず一時費用が減少した一方、広告事業の需要減で影響)
- 契約KPI:国内契約件数 854万件(2025/6末)、海外契約件数 18万件、QoQ +34万件で継続増
- 増減要因(主要)
- プラス要因
- 海外事業の連結による売上規模拡大
- インターネット接続事業(WiMAX+5Gなど)で新規契約増(ホームルーター新規契約 YoY +80%)
- ドメイン・ホスティング等ストック収益の継続的増加
- 各種AI導入による業務効率化(不正アカウント検知などで人的工数削減)
- マイナス要因
- 広告代理売上の季節要因・一部インハウス化による売上減
- GPUクラウド向け先行投資(資本的支出・リース債務や借入金の増加)
- 競争環境
- GPUクラウド関連:Green500で国内1位(世界34位)とされ、国内商用クラウドサービスで高い電力効率・性能をアピール
- 市場シェアや競合比較の定量的数値は資料中に明示なし(→詳細は–)
- リスク要因(資料記載・注記)
- 為替リスク:為替予約等による管理を実施
- 相互関税(サプライチェーン):当社の各サブセグメントへの影響は限定的と判断(サーバー部材調達価格は仕入先影響、半導体等は現時点で対象外だが注視)
- GPU投資による借入金・リース債務の増加(BSに反映)
- 流通株式比率・親会社関連の施策(5月の売出し中止、7月の親会社からの施策開示)に伴う市場・株主関連リスク
戦略と施策
- 現在の戦略(4本柱)
- 既存事業の安定・継続成長
- インフラ × 広告・メディアの事業シナジー強化
- 新規事業(特にGPUクラウド)
- 仲間づくり(M&A)による成長加速
- 進行中の施策(具体例)
- インフラ×広告メディアのシナジー
- 広告運用/制作/開発メンバーをインフラ事業へ配置転換(50名)し、安定事業へリソース集約
- マーケティング力と販売力の相互活用で顧客獲得・シナジー創出
- AI活用(業務効率化)
- 不正アカウント登録の自動検知(AI+RPA)で人的工数 91%減、コスト削減
- カスタマーサポート(メール・電話・チャット・Web)を独自LLMで解析し即時対応、月間約2,600時間の削減
- 新規事業(GMO GPUクラウド)
- サービス提供開始:2024/11/22
- NVIDIA Blackwell Ultra(HGX B300)搭載サーバーの国内最速提供予定(2025年内順次)
- 追加投資:B300搭載GPUサーバー25台へ約22億円の投資(資料)、H200追加購入は行わずB300へ切替
- 協業:株式会社マクニカと協業しAI開発支援で導入スピード向上・販路拡大
- 仲間づくり(M&A)
- 2025年4月より9社がPL連結(Z.com関連の取得等:3月にZ.com 11社取得)
- M&Aテーマ:既存事業のシェア拡大/ストック型商品の強化/グループ内組織再編
- 継続的に対象企業への接触や仲介会社との面談を実施
- セグメント別施策と進捗
- ドメイン・レンタルサーバー:AI連携(MCP対応)、AIライティングツール(ConoHa Pencil)等で付加価値強化
- インターネット接続:WiMAX+5Gのホーム/モバイルルーターで新規契約・切替好調、広告費用対効果重視で利益率向上
- 広告・メディア:TikTok Shop向け集客支援開始、AI検索最適化サービス提供開始。体制見直しにより全社最適化を推進
将来予測と見通し
- 次期(通期)業績予想(会社公表値)
- 売上高:750億円(通期予想)
- 営業利益:80億円
- 経常利益:78億円
- 当期純利益(通期):50億円
- (上記に対するQ2累計の通期進捗率は前述の通り)
- 中長期計画
- 中期の数値目標の詳細は資料に数値化されたものは限定的だが、ストック売上比率の向上(Q2時点で約84.4%)と契約件数(国内854万件)を基盤に成長を図る方針
- GPUクラウド等新規事業の拡大が中長期の成長機会と位置づけられている
- マクロ経済の影響
- 為替:為替予約等でリスク管理実施と明記
- サプライチェーン/相互関税:現時点で主要サブセグメントへの影響は特段なしとの結論。ただし半導体等は状況注視
- 金利等の影響:借入・リース負担増はGPU投資で発生しているため資本コストや金利動向が影響する可能性
配当と株主還元
- 配当方針(変更点)
- 変更後(2025~):基本配当性向 65%、記念配当性向(2025–2026の2年間) 35%、総配当性向(2025–2026) 100%
- 配当回数:年1回 → 四半期配当に変更(2025年から)
- 備考:配当性向の向上に伴いGMOクリック証券での一部売買手数料キャッシュバックは廃止等の優待変更あり
- Q2配当・実績
- Q2配当(1株あたり):4.17円(四半期配当)
- Q1配当:4.61円 → 当期累計配当 8.78円(通期予想 18.2円に対して進捗 48.2%)
- 配当性向(Q2基準):資料では「一株当たり四半期純利益 4.17円 × 配当性向 100% → Q2配当 4.17円」との説明
- 特別配当
- 記念配当:2025–2026の2年間で実施する旨(上記の記念配当性向35%に対応)
製品やサービス(主な紹介)
- ドメイン・レンタルサーバー(ConoHa等)
- ConoHa Pencil:SEO最適化された記事をAI自動生成するライティングツール
- MCP(Model Context Protocol)対応により、AIエージェントと自然言語でのサーバー運用(バイブコーディング)を可能に
- GPUクラウド(GMO GPUクラウド)
- サービス開始:2024/11/22
- 国内最速レベルのGPUクラウド(Green500国内1位)
- 提供予定:NVIDIA HGX B300(Blackwell)搭載サーバーを2025年内より順次提供
- 協業:マクニカと協業しAI開発支援を実施
- インターネット接続(とくとくBB等)
- WiMAX+5G、ホーム/モバイルルーターで新規契約増(ホームルーター新規契約 YoY +80%)
- インターネット広告・メディア
- TikTok Shop向け支援サービス(集客支援・Shop立上げ〜物流対応、成果報酬型)
- AI検索最適化サービス(AI検索時に適切な企業/製品情報を表示する最適化)
重要な注記
- 会計方針・のれん等
- のれん:Z.com海外インフラ事業分ののれん計上(BSに反映)
- 決算短信上のセグメント区分と当説明資料のサブセグメントは整合するよう構成
- BS上の留意点(主要残高:単位 百万円、資料記載)
- 現預金:10,863 百万円
- 受取手形・売掛金・契約資産:11,402 百万円
- 流動資産合計:31,670 百万円
- 有形固定資産合計:10,508 百万円
- 無形固定資産(のれん含む):3,966 百万円(のれん 1,533 百万円)
- 投資その他資産合計:3,224 百万円
- 固定資産合計:17,699 百万円
- 負債合計:36,012 百万円(長期借入金等、リース債務含む)
- 純資産合計:13,357 百万円(自己資本合計 13,180 百万円)
- 総資産合計:49,370 百万円
- 備考:借入金・リース債務は主にGPUクラウド投資によるものと説明
- IR関連(重要事項)
- 5月26日の株式売出し中止(背景と今後):当社は当初5/14に売出しを想定した開示を行ったが、市場動向等を鑑み5/26に売出し中止を決議。プライム市場上場維持は重要とする認識は継続。流通株式比率改善に向け親会社などと協議継続。
- 7月29日の親会社(GMOインターネットグループ)からの開示:発表された施策により流通株式比率は現段階見込みでおよそ5%程度となる見込みだが、発行体側(当社)は詳細把握していない旨の説明あり。
- Z.com海外インフラ11社の譲り受け:2025年の売上・営業利益への影響は軽微との説明(2024年の単純合算で売上58.8億、営業利益▲1.95億。タイ暗号資産事業のマイナス影響を除くと黒字)。
- その他(今後の予定等)
- GPUクラウドの追加投資:B300搭載GPUサーバー25台へ22億円投資(順次稼働予定、2025年末~)
- 四半期配当の実施(2025年以降四半期配当へ移行)
(以上)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4784 |
企業名 | GMOインターネット |
URL | https://internet.gmo/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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