2026年3月期 第1四半期 決算説明会資料

決算説明(要約:アリアケジャパン株式会社 第48期(2026年3月期)第1四半期)

(資料日:2025年8月8日、出典:会社提出 決算説明会資料)

基本情報
  • 企業概要
    • 企業名:アリアケジャパン株式会社(ARI AKE JAPAN CO.,LTD.、証券コード 2815)
    • 主要事業分野:エキス調味料・液体/粉体調味料などの製造・販売(外食チェーン、加工食品メーカー、CVS・中食向け等)、海外グループを通じた輸出・現地供給
  • 説明会情報
    • 開催日時:2025年8月8日(資料日)
  • 説明者
    • 発言概要:決算ハイライト、子会社の状況、今後の見通し・中期戦略、設備投資(海外拠点含む)方針などを説明
  • 報告期間
    • 対象会計期間:第48期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)
    • 決算説明資料作成日:2025年8月8日
  • セグメント(事業/地域)
    • 事業カテゴリー(単体集計、売上比率):食品メーカー向け、外食(外食チェーン等)、CVS・中食、輸出(台湾等)
    • 地域セグメント(連結):日本(AJ単体)、アジア(子会社)、欧州(子会社)、その他(米国再進出計画等)
    • グループ体制:アリアケグループ「世界7極体制」(国内拠点+中国、台湾、インドネシア、フランス、ベルギー、オランダ 等の子会社)
業績サマリー(第1四半期:2025/4-6、単位:億円、四捨五入)
  • 主要指標(連結)
    • 売上高:154.1(前年152.9、増 +1.2、+0.8%)
    • 営業利益:26.1(前年22.2、増 +3.9、+17.5%)
    • 経常利益:32.6(前年29.1、増 +3.4、+11.8%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:23.5(前年18.1、増 +5.4、+29.6%)
  • 主要指標(単体)
    • 売上高:111.2(前年108.3、増 +2.9、+2.7%)
    • 営業利益:18.0(前年15.1、増 +2.9、+19.4%)
    • 経常利益:29.2(前年24.8、増 +4.4、+17.7%)
    • 当期純利益:20.4(前年17.4、増 +3.1、+17.6%)
  • 進捗状況(通期計画に対する第1四半期達成率)
    • 連結売上高計画(2026/3期)671億円に対し第1Q 154.1 → 約23.0%
    • 連結営業利益計画122億円に対し第1Q 26.1 → 約21.4%
    • 単体売上高計画490億円に対し第1Q 111.2 → 約22.7%
    • 単体営業利益計画84億円に対し第1Q 18.0 → 約21.4%
    • 注:会社は通期計画(2026年3月期)を変更せず
  • セグメント別(主な数値・構成)
    • 単体:カテゴリー別売上比率(第1Q)
    • 食品メーカー:21.0%(前年比+8.4%) → 金額目安:約23.3億円
    • 外食:41.4%(前年比-1.6%) → 金額目安:約46.0億円
    • CVS・中食:37.0%(前年比+3.7%) → 金額目安:約41.1億円
    • 輸出(台湾):0.6%(前年比+8.9%) → 金額目安:約0.7億円
    • 連結:地域別(第1Q)
    • アリアケジャパン(単体)売上:111.2(+2.9、+2.7%)
    • 子会社合計:42.9(-1.7、-3.9%)
    • アジア:22.8(-1.4、-6.1%)
    • 欧州:19.3(-0.3、-1.4%)
    • 日本(子会社等):0.8(+0.0、+1.2%)
    • 連結売上合計:154.1(+1.2、+0.8%)
    • 営業利益(連結)
    • 単体営業利益:18.0(+2.9、+19.4%)
    • 子会社営業利益:8.0(+1.0、+13.5%)
    • 連結営業利益合計:26.1(+3.9、+17.5%)
業績の背景分析
  • ハイライト・トピックス
    • 売上・利益ともに増加。営業利益率は改善(連結16.9%、単体16.2%)し、為替差益や受取配当の増加が経常・純利益を押し上げた。
    • 単体では価格改訂の効果と工場でのVA/工程改善によるコストダウンが利益改善を牽引。販売単価は前年同期比+3.2%、出荷数量は-0.5%。
    • 子会社は地域別に差があり、中国・台湾は消費低迷で減収、欧州は日本向け輸出増で損益構造改善。
  • 増減要因(主な寄与)
    • 増加要因:価格改訂(単体の販売単価上昇)、工場と工程のコストダウン、受取配当金増加、為替差益
    • 減少要因:海外(特に中国・台湾)の需要低迷による子会社売上の減少、デリバティブ評価損の増加等
    • 計画中のコスト改善目標(会社目標値):工場コストダウン約20億円/年、営業の利益改善15億円/年(うち価格改訂分12億円)を掲げている
  • 競争環境
    • 国内外共に成熟・競争激化の領域(外食、ラーメン市場等)。大手外食の資源優位が強まる点を踏まえ、提案営業で重点顧客を選択して効率的に対応する方針。
    • 加工食品メーカー向けでは差別化製品提案が奏功しており、プラントベース等の新製品展開も進める
  • リスク要因
    • 為替変動(為替の影響を受ける海外収益)、原材料(畜産原料等)の供給不足や価格変動、ユーティリティーコスト、海外景気(中国・台湾の消費低迷)、サプライチェーン・設備投資遅延、国際政治・規制リスク、デリバティブ評価の変動等
    • なお、青島有明の抹消(2025/7)など一部海外拠点の整理・再配置に伴う事業継続リスク対応が必要
戦略と施策
  • 現在の戦略(中期的方針)
    • 既存のエキス調味料を軸に、川下(最終製品)を含むシェア拡大と、隣接領域・新素材(植物性原料等)への事業展開
    • 提案型営業の強化、主要外食チェーンへの注力、HMR(業務用・家庭用代替食)や高付加価値製品の開発
    • 海外拠点の活用による安定供給体制の構築とシェア拡大
  • 進行中の施策(具体例・進捗)
    • 価格改訂と既存品のリニューアル、工場でのVA/工程改善によるコストダウン継続(第1Qで営業利益率改善実績あり)
    • 海外拠点整備:Ariake U.S.A., Inc.設立(2024年7月)、米国東海岸(バージニア州チェサピーク)で候補地選定中 → 2025年度に土地購入・設計、2026年度着工、2028年度稼働予定(進捗:DD/FS 実施中)
    • 中国(青島)関連:青島有明の抹消(2025/7)。新工場候補地を山東省内で検討、既存設備で短中期は対応可と説明
    • 欧州:スプレー製品稼働開始、B2C販売・R&D体制強化、人員増強予定(売上・利益改善の兆し)
  • セグメント別施策
    • 外食:インバウンドや人手不足を見込み大手外食を重点フォロー。ラーメン成長企業を重要顧客と位置付ける
    • 食品メーカー:本社営業部門を独立させ再注力。差別化製品の提案強化
    • CVS・中食:素材系製品や課題解決提案による需要喚起
    • 新製品:プラントベース製品(大豆マヨ風、アニマルフリーラーメン等)の拡販
将来予測と見通し
  • 通期業績計画(変更なし、会社計画:2026年3月期)
    • 連結売上高:671億円(前期実績654億円、計画差+17)
    • 連結営業利益:122億円(前期実績111億円、計画差+11)
    • 単体売上高:490億円(前期実績475億円、計画差+15)
    • 単体営業利益:84億円(前期実績78億円、計画差+6)
    • 為替前提レート(資料内):EUR 162.08、人民元 20.59、台湾ドル 4.51、ルピア 0.009
  • 次四半期以降(会社見通し)
    • 市場全体の伸びは鈍化兆候。ただし外食やHMR需要、海外展開での増収余地を見込み注力。価格改訂・コストダウンを継続し、年度計画以上の営業利益率達成を目指す旨
  • マクロ経済の影響
    • 為替変動、海外の景気(特に中国・台湾)、原料価格・ユーティリティーコストの推移が業績に影響。米国拠点投資は長期的な投下となる(2028年稼働想定)。
配当と株主還元
  • 特別配当の有無:なしの旨記載なし(特別配当情報:–)

(注)資料中に「受取配当金」欄があり、単体で受取配当金が増加(第1Q:654百万円→前年474百万円)している旨の記載あり(会社の受取益)。これは会社が受け取る配当収入であり、株主への配当方針とは別。

製品やサービス
  • 主要製品
    • 液体スープ、液体調味料、粉体調味料などの業務用・加工食品向けエキス製品
    • プラントベース(大豆利用)の新商品(マヨネーズタイプ、アニマルフリーラーメン等)
  • サービス・提供対象
    • 提案型営業(外食チェーン、加工食品メーカー、CVS・中食)
    • 海外生産・輸出サポート(欧州拠点・ASEAN・台湾等を通じた供給)
  • 協業・提携
    • グループ内の海外現地法人(フランス、ベルギー、オランダ、台湾、インドネシア等)を活用した販売・製造ネットワーク
    • 資料上の外部提携案件の明示は限定的(詳細:–)
重要な注記
  • 会計方針の変更:資料に明示的な会計方針変更の記載なし
  • 特記事項・リスク
    • 子会社の業績は地域景気に左右される(中国・台湾の消費低迷は短中期のリスク)
    • 青島有明の抹消等、海外拠点整理に伴う影響と対応(新工場候補地検討中)
    • 為替/デリバティブ評価の変動が利益に影響(第1Qでデリバティブ評価損増が営業外費用に影響)
  • その他(今後の主なイベント)
    • 米国拠点(Ariake U.S.A.,Inc.):土地・不動産DD、FS実施中 → 2025年度土地購入・設計予定、2026年度着工、2028年度稼働予定
    • 中期(~2027年度/2028年3月期)に向けた設備・供給体制の増強計画あり

(注)本要約は、提供資料に基づき事実を整理したものであり、投資勧誘・助言を目的とするものではありません。不明な項目は「–」としています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2815
企業名 アリアケジャパン
URL http://www.ariakejapan.com/
市場区分 プライム市場
業種 食品 – 食料品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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