決算短信：日本タングステン（6998）

2024年３月期決算短信〔日本基準〕（連結）

日本タングステン株式会社 — 2024年3月期 決算短信（連結） 要約

（注）不明項目は「–」としています。投資助言は行いません。

基本情報

• 企業名：日本タングステン株式会社
• 上場市場：東証・福岡（コード 6998）
• 主要事業分野：超硬合金・タングステン素材を用いた機械部品・電機部品の製造販売（報告セグメント：機械部品事業、電機部品事業）
• 代表者：取締役社長 後藤 信志
• 公式URL：https://www.nittan.co.jp/
• 問合せ先：取締役執行役員 経営管理本部長 原口 寿（TEL (092)415-5500）

報告概要

• 提出日：2024年5月9日
• 対象会計期間：2023年4月1日〜2024年3月31日（2024年3月期）
• 決算補足説明資料：作成あり（同社ウェブサイト掲載）
• 決算説明会：無し（補足資料はあり）

発行済株式

• 期末発行済株式数（普通株式、自己株式含む）：5,155,520株
• 期末自己株式数：311,784株
• 期中平均株式数（業績算定用）：4,842,052株
• 株式分割：2024年1月1日付で1株→2株の株式分割実施（本短信の1株当たり数値は分割後換算）
• 時価総額：–（期末株価情報は開示されていません）

今後の予定（開示）

• 定時株主総会：2024年6月27日（予定）
• 配当支払開始予定日：2024年6月7日
• 有価証券報告書提出予定日：2024年6月27日
• 決算説明会：開催無し（補足資料あり）

セグメント（報告セグメント）

• 機械部品事業：NTダイカッター、磁気ヘッド基板、自動化・省力化機器等（産業用機器・部品、半導体・電子部品、衛生用品機器・医療用部品向け）
• 電機部品事業：電気接点、電極、タングステン線等（自動車部品、産業用機器、医療関連等）

（注）セグメント利益は営業利益ベース、セグメント間取引は市場実勢価格で内部売上として処理

財務指標（連結ハイライト）

単位：百万円（％は対前期増減率）
損益（2024年3月期）
– 売上高：11,464（△9.3%）
– 営業利益：476（△48.6%）
– 経常利益：786（△36.0%）
– 親会社株主に帰属する当期純利益：527（△31.3%）
– 1株当たり当期純利益（分割後換算）：108.87円

利益率
– 営業利益率：約4.2%（476/11,464）
– 経常利益率：約6.9%（786/11,464）
– 当期純利益率：約4.6%（527/11,464）

貸借対照表（2024年3月31日）
– 総資産：17,137
– 純資産（株主資本＋その他）：12,113
– 負債合計：5,024
– 自己資本比率：70.6%
– 1株当たり純資産（分割後換算）：2,498.79円
– 現金及び現金同等物：3,479

キャッシュ・フロー（2024年3月期）
– 営業CF：+289
– 投資CF：△1,071（主に有形固定資産取得：1,119）
– 財務CF：△302
– 期末現金：3,479（前期 4,513）

効率性・安全性など（注目数値）
– 自己資本比率：70.6%（前期 66.9%）
– インタレスト・カバレッジ・レシオ：19.5倍（前期 77.0倍）
– キャッシュ・フロー対有利子負債比率：8.6（前期 2.1）※定義は有利子負債／営業CF（注記参照）

持分法投資損益：85（前期49）

セグメント別の業績（連結）

（売上高／セグメント利益：百万円）
– 機械部品事業
– 売上高（外部）：6,358（前期 7,037、△9.7%）
– セグメント利益：502（前期 862、△41.7%）
– 主な動向：産業用機器で増収品目もある一方で、HDD向け磁気ヘッド基板などは需要の一服で減収。衛生用品向けは新材料投入で増収。
– 電機部品事業
– 売上高（外部）：5,106（前期 5,608、△8.9%）
– セグメント利益：534（前期 602、△11.3%）
– 主な動向：EVリレー用接点は在庫調整等で減収、溶接用電極やタングステンワイヤーは地域差（北米好調、東南アジアの在庫調整）により増収の品目あり。

注：セグメント利益合計1,037に対し、全社費用等の調整（△560）を経て連結営業利益476に連結調整。

財務の解説（短信記載による整理）

• 売上減少の主因は顧客側の在庫調整（半導体・電子部品市場や一部自動車部品市場）で、注力商品の売上が落ちたこと。
• 利益面では賃上げによる固定労務費増、電力・補助材料（例：水素）価格上昇、積極的な設備更新による減価償却増が影響し営業利益が大きく減少。
• 特別損益：清算中海外子会社の為替換算調整取崩損93、減損損失119（主に固定資産の減損）等を計上。
• 投資活動支出拡大（有形固定資産取得）により投資CFが大幅にマイナス。

配当

• 基本方針：年間1株あたり配当額50円を下限とし、親会社株主に帰属する当期純利益の約30%を目安に安定的配当を目指す（自己株式取得も適宜実施）。
• 2024年3月期（実績、分割後換算）
  • 中間：25円（分割後表示。分割前は中間50円に相当）
  • 期末：25円
  • 年間合計（分割後換算）：50円
  • 配当性向（連結）：45.9%
• 2025年3月期（予想）
  • 中間 25円、期末 25円、年間合計 50円（予定）
  • 予想配当性向（連結）：43.2%

中長期計画との整合性

• 「日本タングステングループ2024中期経営計画（最終年度：2024年度）」の目標（最終年度目標）
  • 売上高：130億円（目標） → 2024年度実績見込み 120億円（今回予想値）
  • 営業利益：10億円（目標） → 2024年度予想 5.2億円
  • 営業利益率：目標 8% → 予想 4.3%
  • ROE：目標 8% → 予想 4.6%
• 同社は中計最終年度目標の達成は困難と認識するが、サステナビリティと成長投資を継続しポートフォリオ改善と新事業化を進める方針。

競合状況・市場動向（短信からの要点）

• 市場動向：
  • 新型コロナからの回復局面とともに一部市場は回復しているが、原材料・エネルギー価格上昇、円安、ウクライナ・中東情勢等の不確実性が継続。
  • 半導体・電子部品（HDD関連）は顧客在庫過多の解消が長期化しており需要が弱い。
  • 自動車部品は全体として回復基調もあり地域や品目で差異がある。
• 競合他社との比較：
  • 決算短信に特定の競合企業との比較は記載なし → 具体的比較はデータ不足のため記載不可（「–」）
  • 業界内でのポジショニングは、タングステン・超硬素材を核に機械部品と電機部品で展開している点が特徴。

今後の見通し（2025年3月期 連結業績予想）

• 通期（2024/4〜2025/3）
  • 売上高：12,000（4.7%増）
  • 営業利益：520（9.2%増）
  • 経常利益：800（1.8%増）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：560（6.2%増）
  • 1株当たり当期純利益（予想）：115.61円
• 前提・留意点（短信記載）：市場ごとの回復は緩やかまたは停滞する見込み。外部環境（中国経済、地政学リスク、為替、原材料価格等）による影響が考慮される。

主なリスク要因（短信記載の外部要因）

• 為替変動（円安等）
• 原材料・エネルギー価格の変動
• 顧客の在庫調整（需要変動）
• 地政学的リスク（中東・ウクライナ情勢等）、世界経済の不確実性
• 規制・税制・会計基準の変更等

重要な注記・会計方針等

• 重要な子会社の異動：NIPPON TUNGSTEN DO BRASIL SOLUCOES DE CORTE LTDA.は清算結了のため連結除外（注記参照）
• 会計方針の変更：期中の会計基準・見積り変更、修正再表示は無し
• 未適用の会計基準等：法人税等に関する会計基準ほか、2025年3月期の期首より適用予定（影響評価中）
• 株式分割：2024年1月1日実施（1株→2株）。1株当たり数値は分割後換算で表示。
• 監査：本決算短信は公認会計士または監査法人の監査の対象外

重要情報の出典：日本タングステン株式会社「2024年3月期 決算短信（日本基準）(連結)」および本文の注記。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

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