2025年3月期 期末決算説明資料
株式会社オービーシステム — 2025/3期 決算説明資料(要約)
以下は、提供いただいた決算説明資料(2025年5月13日)を、個人投資家向けに整理した要約です。出典は同資料。情報が資料内に明示されていない項目は「–」としています。投資助言は行いません。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:株式会社オービーシステム
- 主要事業分野:システムインテグレーションサービス(単一セグメント)。サービスラインは「金融」「産業流通」「社会公共」「ITイノベーション」
- 代表者名:代表取締役社長 豊田 利雄
- 説明会情報
- 開催日時:2025年5月13日(資料日付)
- 参加対象:–(IR資料想定のため投資家・アナリスト向け)
- 説明者(発表者)
- 発言概要:資料の要旨(業績サマリ、中期経営計画、M&A・R&D・人材投資などの施策、配当方針等)が提示されている
- 報告期間
- 対象会計期間:2025年3月期(2024/4〜2025/3)
- 配当支払開始予定日:–(年間配当額の提示あり。支払日は別途公表)
- セグメント(事業区分)
- 単一セグメント(システムインテグレーション)だが、事業戦略上は4つのサービスラインで管理:
- 金融事業:銀行基幹、生保損保、証券関連等(2025/3期 売上比率 約39.7%)
- 産業流通事業:流通・医薬・自動車、組込ソフト等(約30.0%)
- 社会公共事業:電力ICT、監視制御、自治体等(約22.4%)
- ITイノベーション事業:クラウド/パッケージ/R&D等(約7.8%)
業績サマリー(2025/3期 実績・前年比ほか)
- 主要指標(連結、単位:億円/円)
- 売上高:76.8億円(前期比 +11.4%)
- 売上総利益:14.4億円(同 +19.4%)、粗利率 18.9%(+1.3pp)
- 営業利益:5.6億円(同 △4.8%)
- 経常利益:6.1億円(同 △3.3%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:4.8億円(同 +9.9%)
- 1株当たり利益(EPS):210.6円(同 +9.1%)
- 通期見通しとの比較(達成率)
- 売上高見通し 75.6億 → 実績 76.8億(達成率 101.6%)
- 営業利益見通し 6.0億 → 実績 5.6億(達成率 93.7%)
- 当期純利益見通し 4.8億 → 実績 4.8億(達成率 100.9%)
- 進捗状況(中期経営計画や年度目標に対する評価)
- 中期経営計画(~2027/3期)目標:連結売上高100億円、営業利益率10%(売上総利益率20%)、ROE 13%
- 2025/3期実績は売上76.8億で計画の中間地点に向け前進。営業利益率は7.3%で目標(10%)には未達。
- セグメント別状況(売上比率・概算売上額:資料の比率より概算)
- 金融 39.7% → 約30.5億円(概算)
- 産業流通 30.0% → 約23.0億円(概算)
- 社会公共 22.4% → 約17.2億円(概算)
- ITイノベーション 7.8% → 約6.0億円(概算)
- 備考:会社は単一セグメントで管理しているが、上記は事業領域別売上内訳(比率)
業績の背景分析
- 業績概要(ハイライト)
- 売上は旺盛なシステム開発需要と単価上昇で増収(+11%)
- 粗利改善により売上総利益は増加(+19.4%)したが、人員増・研修・M&A関連費用等で販管費が大幅増加(+42.4%)し営業利益は減少
- 純利益は有価証券売却益等の特別利益により増益(+9.9%)
- 増減要因(業績の増減に寄与した要因)
- 増収要因:クラウド化やマイグレーション等の旺盛なシステム投資需要、単価上昇、M&Aによる規模拡大(ヒューマン&テクノロジーの連結化)
- 費用増要因:新卒採用の大幅増員(研修延長含む)、連結化に伴うM&A関連費用(約7,400万円)、のれん償却(約4,300万円)、外注比率変動など
- 特別要因:有価証券売却益等により当期純利益は当初計画を達成
- 競争環境
- 主に大手SIer(特に日立製作所グループ)との長期取引が収益基盤(2025/3期時点で日立グループ向け売上は約7割弱、三菱グループを合わせ約8割)
- 直接エンドユーザー取引は約10%で、顧客基盤は大手SIer依存の構造
- 技術面では生成AI対応・DXニーズに対する人材確保・技術獲得が競争優位維持の鍵
- リスク要因(資料から明示・推測される外部リスク)
- 取引先集中リスク(日立等大手グループへの依存)
- 人材獲得競争(生成AI等高度技術者の不足、人件費上昇)
- M&A・PMIの実行リスク(統合コスト、期待シナジーの実現時期)
- 市況変動やシステム投資需要の変化(景気・需要動向)
- 政策保有株式の売却は相場環境の影響を受ける
- 為替や規制変更等の一般的マクロリスク(資料に直接記載はないが影響要因として考慮)
戦略と施策
- 現在の戦略(中期経営計画の要点)
- 目標(~2027/3期):連結売上高100億円、売上総利益率≥20%、営業利益率≥10%、ROE≥13%
- 成長方針:既存事業の拡大+新たなビジネステーマへの挑戦(AI・DX等)/人材強化・技術力強化・M&Aによる規模拡大
- 進行中の施策(具体的プロジェクト)
- M&A(資本業務提携):ヒューマン&テクノロジー(完全子会社化:2024/4/1、約40名増)、グリーンキャット(子会社化:2025/5/1、約91名)
- R&D・協業:株式会社MILIZEと提携し自社臨床検査パッケージ「CLIP」に生成AIを搭載した「CLIP-AI」を開発・販売(2025年4月販売開始)
- 業務提携:コリアファステックとマイグレーションソリューションで協業(POC推進)
- 人材投資:新卒採用の拡大(2024年4月 52名、2025年4月 49名)、若手比率拡大、教育投資強化
- セグメント別施策と成果
- 金融:グリーンキャットの連結化により金融系の人員・ソリューション強化(有価証券管理、RTGSなどが強み)
- ITイノベーション:CLIP-AIの提供開始で自社パッケージの高付加価値化
- 産業流通/社会公共:マイグレーション・モダナイゼーション案件対応力強化、外注パートナー拡大でリソース補完
将来予測と見通し
- 次期(2026/3期)業績予想(連結・百万円)
- 売上高:9,400百万円(=94.0億円、前期比 +22.3%)
- 売上総利益:1,825百万円(+26.0%)
- 営業利益:720百万円(+28.0%)
- 経常利益:767百万円(+25.5%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:590百万円(+21.6%)
- EPS:254.3円(+20.7%)
- 根拠:クラウド化等の旺盛なシステム投資需要の継続、連結子会社(グリーンキャット)を加えることでの増収、採用強化による人員増での対応
- 注記:2026/3期はグリーンキャットの決算期間の関係で初年度9か月分の反映
- 中長期計画の進捗可能性
- 2025実績で売上76.8億、計画に沿ってM&A・採用・R&Dを進めており、2027/3期100億の目標に向けて体制整備を実施中。ただし営業利益率目標(10%)達成は販管費先行投資の影響で課題が残る
- マクロ経済の影響
- システム投資需要、技術トレンド(生成AI・クラウド移行)、労働市場(IT人材需給)、市場金利や相場環境(政策保有株式売却等)などが業績に影響し得る
配当と株主還元
- 配当方針
- 早期に配当性向40%以上へ引上げを目指す(業績・財務状況・投資計画を勘案)
- 配当実績・予想
- 2025/3期(実績):年間80円(うち中間40円、期末40円)。当初計画より+5円増配。配当性向 38.0%
- 2026/3期(予想):年間100円(中間50円・期末50円)計画、配当性向 39.3%
- 特別配当
- 2024/3期には記念配(10円)あり。2025/3期・2026/3期に関しては特別配当の明示はなし
製品やサービス
- 主要製品
- 自社パッケージ:臨床検査システム「CLIP」、健診システム「MEX-Plus」
- 新製品・機能:CLIPに生成AI機能を搭載した「CLIP-AI」(2025年4月販売開始)
- 主要サービス
- システムインテグレーション(設計・開発・導入)、オンプレ/クラウドインフラ構築、パッケージ設定、プロジェクトマネジメント
- 顧客層:大手SIer経由の大企業(特に日立グループ、三菱電機グループ)および一部エンドユーザー
- 協業・提携
- MILIZE:AIおよび金融工学を活用した協業(CLIP-AI等)
- 株式会社コリアファステック:マイグレーションソリューションで協業(POC推進)
- M&A:ヒューマン&テクノロジー(2024/4/1)、グリーンキャット(2025/5/1)を子会社化
重要な注記
- 会計方針・連結
- 2025/3期より連結決算に移行(2024年4月子会社化したヒューマン&テクノロジーの影響を受ける)。前期比較は2024/3期の単体数値との比較となっている点に注意
- 2022年11月に普通株式の株式分割(1→20)を前提としたEPS等の算定に関する注記あり
- 特記事項(リスク等)
- 政策保有株式は縮減方針で相場環境を見ながら売却を検討中(相場変動リスク)
- M&A関連のデューデリジェンス費用、のれん償却等が発生している
- 将来の計画数値や施策は前提に基づくもので実現を確約するものではない(資料に注記)
- その他(今後のイベント・連絡先)
- 今後のPMI(融合化)は約1年間のスケジュールで実施予定(グリーンキャット)
- IR問い合わせ先:株式会社オービーシステム 東京本社 IR担当 TEL:03-3471-9877(代表) E-mail:ir@obs.co.jp
(以上)
必要であれば、特定項目(セグメント別の詳細数値、キャッシュフローの推移、M&Aの財務影響予測など)を掘り下げて整理します。どの項目をさらに詳しくまとめますか?
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 5576 |
企業名 | オービーシステム |
URL | https://www.obs.co.jp/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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