2025年3月期決算説明会資料
アルインコ株式会社(証券コード: 5933)
決算説明会(2025年3月期)まとめ
説明会日: 2025年5月28日
出典: 会社資料(決算説明資料)
基本情報
- 企業名:アルインコ株式会社
- 主要事業分野:建設機材関連、レンタル関連、住宅機器関連、電子機器関連(販売・製造・レンタル・物流ソリューション等)
- 説明会情報
- 開催日時:2025年5月28日
- 説明者(発表者)と発言概要:発表者名・役職は資料上明記なし(IR窓口記載あり)。発言の主旨は以下サマリー参照。
- 報告期間:2025年3月期(連結会計期間:2024年3月21日~2025年3月20日)
- セグメント(名称と概要)
- 建設機材関連:新型足場「アルバトロス」など仮設機材の販売(中高層市場などで高シェア)。
- レンタル関連:建設機材レンタル事業(アルバトロス普及に向け投資・稼働率向上)。
- 住宅機器関連:アルミ昇降機器、高所作業台、ホームフィットネス等の販売。
- 電子機器関連:無線機(特定小電力トランシーバー等)、消防・業務用無線、プリント配線板製造(東電子工業)等。
業績サマリー(2025年3月期 実績)
- 主要指標(百万円、実績)
- 売上高:61,601 (+6.4% 前期比)
- 営業利益:2,196 (+23.2%)
- 経常利益:2,678 (△7.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,959 (△1.4%)
- 1株当たり当期純利益(EPS):–(注:資料中の通期修正予想EPSは101.02円)
- 進捗状況(中期経営計画2027 対比)
- 中期目標(2027/3):売上高68,000百万円、経常利益5,000百万円等。
- 2025実績の目標達成率(2027目標に対する):売上高 90.6%、経常利益 53.6% 等。
- コメント:売上は堅調に推移する一方、想定を上回る円安や電子事業の設備投資に伴う減価償却増加により利益進捗は遅れ。
- セグメント別状況(2025年3月期 実績、百万円)
- 建設機材関連:売上 24,565(+12.5%)、セグメント利益 2,212(△12.0%)
- レンタル関連:売上 18,001(+2.2%)、セグメント利益 1,407(+267.2%)
- 住宅機器関連:売上 13,973(+5.3%)、セグメント利益 △523
- 電子機器関連:売上 5,061(△2.0%)、セグメント利益 △534
- 全社合計:売上 61,601、セグメント利益合計 2,678
- セグメント寄与・動向
- コア事業(建設機材販売・レンタル・物流関連)で売上増(コア増加 +3,130百万円)、連結売上は過去最高を更新。
- レンタルは償却方法の変更でセグメント利益が大幅改善。
- 建設機材は売上増だが円安による製造コスト上昇で利益は減少。
- 住宅・電子は事業ごとに明確な差(住宅は半導体向けなどで販路拡大、電子は無線好調もプリント配線板で受注変動)。
業績の背景分析
- ハイライト・トピックス
- 福知山第2物流センター竣工(2025/3/31)。既存センターとの一体管理で業務効率化。
- 大阪・関西万博へトランシーバー無償貸与(運営参加ブロンズパートナー)。映画協賛、社会貢献活動の継続。
- 女性活躍・健康経営関連の認定取得(えるぼし2段階目、健康経営優良法人2025等)。
- 会計処理の変更:レンタル資産の減価償却方法を5年定率法→8年定額法へ(2025年3月期より適用)。
- 増減要因(主な寄与要因)
- 売上の増加要因:仮設機材販売増、レンタル稼働率向上、物流関連製品・半導体工場向けニーズ取り込み。
- 利益の増減要因:
- 増:レンタル償却見直しによる減価償却費減少(初年度約1,330百万円の減少効果で営業利益下支え)。
- 減:円安による仕入れコスト上昇、電子機器分野での設備投資増による減価償却増、為替ヘッジ効果の低下(為替差益減少)。
- 競争環境・競争優位性
- 「アルバトロス」が中高層市場でシェアNo.1、大手ゼネコン採用率No.1などの強みを保有。ニッチトップ戦略を推進。
- レンタルでの先行投資によりシェア拡大を狙う一方、海外調達依存の高い製品は為替の影響を受けやすい。
- リスク要因(業績への影響)
- 為替変動(円安による調達コスト上昇、為替ヘッジ効果の変動)
- 原材料・物流費の上昇
- 建設需要の景気変動、レンタル資産の稼働率変動
- サプライチェーンや設備投資計画の遅延・コスト超過
- 会計上の償却方針変更やM&A関連ののれん償却負担による会計利益の変動
戦略と施策
- 現在の戦略(中期経営計画2027の要旨)
- 目標:2027/3 売上高680億円、経常利益50億円、長期的には売上1,000億円・収益性の高いバランスあるポートフォリオ構築。
- 重点施策:コア事業(建設機材+レンタル)の深化、製品開発強化(新製品・高付加価値化)、M&Aリサーチ、人的資本・DX投資、資本効率改善(PBR1倍・ROE向上)
- 株主還元:連結配当性向40%目標+中期期間は前年度実績を下限とした累進配当を実施
- 進行中の施策と進捗状況(投資実績)
- 中期計画(165億円)に対する2025年3月期実績:投資合計 55.7億円(進捗率 33.8%)
- レンタル資産投資:計70億円中 27.8億円(39.7%)→新型足場普及向け投資等
- 新製品開発・生産性向上投資:計55億円中 24.7億円(44.9%)
- M&A関連投資:計30億円中 0.8億円(2.7%)
- 人的資本・DX投資:計10億円中 2.3億円(23.0%)
- セグメント別施策と成果
- 建設機材:アルバトロスの優位性を活かし新製品開発・採用拡大で持続的成長を目指す。
- レンタル:普及拡大局面へ向けレンタル基盤確立、賃料改定等で収益性改善を図る。
- 住宅機器:アルミ昇降製品生産拠点の国内回帰、業務用フィットネス機器の販路強化。
- 電子機器:無線分野の新規開拓、プリント配線板の設備増強で得意先拡大。
将来予測と見通し(2026年3月期 会社予想)
- 2026年3月期 連結業績予想(百万円)
- 売上高:63,500(+3.1% 前期比)
- 営業利益:3,100(+41.2%)
- 経常利益:3,300(+23.2%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:2,180(+11.2%)
- 前提条件・根拠:原材料価格は前期比上昇見込み、為替前提 1ドル=150円。各セグメントで売上増・利益改善を見込む(レンタルは値上げ・高粗利アルミ製品投入、電子はトランシーバー買替需要等)。
- 中長期計画の進捗可能性:2026予想は中期計画2027目標に向け前進するが、経常利益やROE面では目標値(経常利益5,000等)に対して差が残る(達成率はまだ限定的)。会社は仕入コスト削減、販路拡大、新製品投入で利益率向上を図る計画。
- マクロ経済影響:為替(特に円安)、原材料・物流コスト、国内建設投資動向が業績に大きく影響。
配当と株主還元
- 配当方針:安定配当を基本、連結配当性向40%を目標。中期経営計画期間(2025~2027)では前年度実績を下限とする累進配当を実施。
- 配当実績・予想:
- 2024/3:合計 41円(中間20円・期末21円) 配当性向 40.6%
- 2025/3(実績):合計 43円(中間21円・期末22円) 配当性向 43.5%
- 2026/3(予想):合計 44円(中間22円・期末22円) 配当性向 約40.1%(予想)
- 特別配当:無し(資料に特記なし)。
製品・サービス
- 主要製品・新製品:
- 新型足場「アルバトロス」(中高層市場で高シェア)
- アルミ昇降機器、高所作業台、ホーム・業務用フィットネス機器、農業機材、各種仮設機材
- 特定小電力無線機、消防無線等の無線機器および関連オプション
- プリント配線板製造(子会社)
- サービス・提供エリア:
- 仮設機材の販売・レンタル、物流ソリューション(国内拠点の強化、福知山第2物流センター等)、海外グループ会社(中国、タイ、ベトナム、インドネシア等)を通した生産・販売ネットワーク。
- 協業・提携:
- 大阪・関西万博(運営参加ブロンズパートナー)へ無償貸与、各種スポーツ団体・社会貢献活動への協賛。M&Aはリサーチ中で具体案件は進行段階。
重要な注記
- 会計方針の変更:レンタル資産の減価償却方法を「5年定率法」から「8年定額法」へ変更(2025年3月期より適用)。この変更により2025年3月期は減価償却費が約1,330百万円減少。以後の影響は継続的投資により変動見込み。
- リスク・特記事項:資料末尾に留意事項あり(本資料は金融商品取引法上の正式開示資料ではなく、将来予測は不確実性を含む等)。IR連絡先:alinco-ir@alinco.co.jp、TEL 06-7636-2220。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 5933 |
企業名 | アルインコ |
URL | http://www.alinco.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 建設・資材 – 金属製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
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