決算説明：クロップス（9428）

2026年３月期　第１四半期決算説明資料

決算説明（要約：㈱クロップス / 証券コード 9428）

資料日付：2025年8月8日（2025年度 第1四半期：2025年4–6月）
（出所：提供された決算説明資料を基に整理）
※不明な項目は「–」と記載しています。

基本情報

• 企業名：㈱クロップス（CROPS, 証券コード 9428）
• 主要事業分野：移動体通信事業（携帯端末販売等）、人材派遣、ビルメンテナンス、店舗転貸借・不動産売買、卸、海外事業
• 説明会情報
  • 開催日時：資料日付 2025年8月8日（説明会の開催形式・参加対象は資料上明示なし）
• 報告期間：対象会計期間＝FY25第1四半期（2025年4月–6月）
  • 決算説明資料日：2025年8月8日

セグメント（概要）

• 移動体通信事業
  • コンシューマ事業：携帯販売、アクセサリ・付加価値商材、店頭イベント等
  • 法人事業：営業人員拡充による販売・法人向けサービス
• 人材派遣：施工管理技士派遣などの新規事業先行費用の発生
• ビルメンテナンス：ビル保守・管理業務
• 店舗＋不動産（店舗転貸借・不動産売買）：店舗の転貸借契約増、物件売却等
• 卸：卸売事業
• 海外：海外関連事業（為替影響あり）

業績サマリー（主要指標）

単位：百万円（連結）
– FY24 1Q → FY25 1Q（実績）
– 売上高：14,013 → 15,717（112.2%）
– 営業利益：269 → 832（308.5%）
– 経常利益：371 → 836（225.2%）
– 親会社株主に帰属する当期純利益：△137 → 299（黒字転換）
– FY25 1Q 計画対比（実績 / 計画）
– 売上高：15,717 実績（計画 15,595）＝100.7%
– 営業利益：832 実績（計画 541）＝153.8%
– 経常利益：836 実績（計画 521）＝160.4%
– 当期純利益：299 実績（計画 221）＝135.3%
– 単体（移動体通信事業）FY24 1Q → FY25 1Q
– 売上高：5,962 → 6,616（111.0%）
– 営業利益：△170 → 193（黒字化）

進捗状況（中期経営計画／年度目標に対する達成率）
– 第1四半期段階でFY25通期目標に対する進捗率は、売上・利益ともに計画を上回る進捗（営業利益は第1Qで計画を大きく上回る）。ただし中長期計画の具体的数値・進捗指標は資料内に限定的。

セグメント別（第1四半期の営業利益計画対比・FY24対比）
– 第1四半期（実績合計 832 百万円：計画比 +291 百万円）
– 主な増減寄与（計画比）：移動体通信 +94、ビルメンテナンス（店舗＋不動産） +23、店舗＋不動産（大型物件売却） +175、卸 △2、海外 +6、人材派遣 △3
– FY24→FY25 1Q 対比（営業利益増減、合計 +562 百万円）
– 主因：移動体通信事業の利益改善（＋363百万円程度）および店舗・不動産関連（大型物件売却等）による寄与

（通期計画）
– FY25（通期）連結計画
– 売上高：656億円（65,644 百万円、対前期 +6.6%）
– 営業利益：29億円（2,974 百万円、対前期 +24.4%）
– 経常利益：2,988 百万円（対前期 +13.5%）
– 親会社株主に帰属する当期純利益：1,576 百万円（対前期 +59.0%）
– 移動体通信事業（通期計画）
– 売上高：27,995 百万円（対前期 +0.9%）
– 営業利益：760 百万円（対前期 +73.8%）

業績の背景分析

• ハイライト／トピックス
  • 第1四半期で前年同期と比較して売上・利益ともに改善、営業利益は前年同期比で大幅増（308.5%）。移動体通信事業の黒字転換と、店舗・不動産関連の大型物件売却が主因。
  • 前年度に計上された一過性費用（LED投資、新店開業費、のれん償却、不正関連損失等）の減少が利益を押し上げ。
  • 為替差損益の変動（FY24に為替差益、FY25は為替差損）や店舗転貸借に伴う補償金の受払が発生。
• 増減要因（主要）
  • 移動体通信：コンシューマ向けの販売増（イベント実施、イベントの内製化による利幅向上）、法人向け販売増（営業人員拡充）。総販売台数：計画 57千台 → 実績 62千台（差 +5千台）。
  • 店舗・不動産：大型物件売却による特別的な利益寄与、転貸借契約増加に伴う補償等の発生。
  • コスト面：物価高（原価上昇）が一部マイナス影響。金利上昇に伴う支払利息増。
  • 特別項目：前期に計上した従業員不正関連損失（246百万円）が今期はなし。受取補償金の増加（88百万円）や支払補償費（68百万円）等、店舗転貸借関連の受払が計上。
• 競争環境・優位性の変化
  • 資料上の直接的なマーケットシェア数値・競合比較は記載なし。移動体通信ではイベント実施・販売チャネル構築や法人営業拡充が成長ドライバーとして示されている。
• リスク要因（資料に示された外部影響等）
  • 為替変動：海外事業で為替差損が発生（FY25 1Qで52百万円の為替差損）。
  • 金利上昇：支払利息増（FY25 1Qで支払利息6百万円、前年より増加）。
  • 物価上昇：原価率の上昇（卸や店舗の原価に影響）。
  • 店舗転貸借関連の契約違約・補償リスク（受取・支払双方の発生）。
  • 新規事業の先行投資（人材派遣で施工管理技士派遣等）による先行コスト。

戦略と施策

• 現在の主要戦略（資料から読み取れる点）
  • 移動体通信事業の収益力強化：不採算店舗整理、イベント内製化による販促費効率化、法人事業拡大。
  • 店舗転貸借／不動産事業の拡大（転貸借契約増、物件売買の活用）。
  • 成長投資と株主還元のバランス重視（配当性向目標の公表）。
  • 新規事業への展開（施工管理技士派遣など人材系の拡大）。
• 進行中の施策・進捗状況
  • コンシューマ向け：積極的なイベント実施→販売台数増（計画比＋5千台）。
  • 法人向け：営業人員拡充により販売拡大が計画どおり進捗。
  • 店舗関連：転貸借契約増加および大型物件売却で利益寄与。
  • コスト施策：販促費の効率化（イベント内製化）、LED等設備投資の減少による一時費用減少。
• セグメント別施策と成果
  • 移動体通信：イベント内製化で販促費効率向上、結果として第1Qで黒字化（単体営業利益193百万円）。
  • 人材派遣：新規事業の先行投資が発生（施工管理技士派遣）→一時的にコスト増。
  • 店舗＋不動産：転貸借ビジネス拡大で計画通り寄与、大型物件売却がQ1で利益化。

将来予測と見通し

• FY25（通期）業績予想（連結、資料の計画値）
  • 売上高：65,644 百万円（+6.6%）
  • 営業利益：2,974 百万円（+24.4%）
  • 経常利益：2,988 百万円（+13.5%）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：1,576 百万円（+59.0%）
  • 根拠（資料記載の要旨）：移動体通信事業の収益改善、店舗転貸借・不動産売買事業の拡大等を見込み、連結で過去最高水準を計画。
• 中長期計画の進捗可能性
  • 第1Qは通期計画に対して売上・利益とも好調な進捗。ただし大型物件の売却や一過性要素、為替・金利等の外部リスクが業績に影響する可能性あり。
• マクロ要因の影響
  • 為替（海外事業の損益に直結）、金利（支払利息増）、物価（原価上昇）を主な要注意要因として挙げている。

配当と株主還元

• 配当方針
  • 2026年3月期（FY26）配当は、連結配当性向20%（34円／株）を目安に実施予定。将来の成長への投資と株主還元のバランスを重視。
• 配当実績（過去推移、資料より）
  • 1株当たり配当（円）：FY20 17 → FY21 20 → FY22 20 → FY23 20 → FY24 20 → FY25(計) 34
  • 配当性向（連結）：FY20 18% → FY21 12% → FY22 15% → FY23 16% → FY24 19% → FY25(計) 20%
• 株主優待
  • 2026年3月31日時点で当社株主名簿に記載された500株以上保有の株主に、オリジナルカタログギフト（3,000円相当）。
• 特別配当：資料に特別配当の記載なし。

製品・サービス・協業

• 主要製品／サービス（資料に基づく）
  • 移動体通信：携帯端末販売、アクセサリ・付加価値商材、店頭イベント
  • 人材派遣：施工管理技士派遣等の人材サービス（新規展開）
  • ビルメンテナンス：ビル設備等の保守・管理
  • 店舗転貸借・不動産売買：店舗賃貸・転貸借、物件売買
  • 卸・海外：卸売および海外関連の事業
• 販売状況
  • 移動体通信の総販売台数（第1Q）：計画 57千台 → 実績 62千台
• 協業・提携
  • 資料上の具体的協業・提携情報は限定的（過去に卸事業でローソン株売却実績等の記載あり）。詳細は — 。

重要な注記

• 会計方針・表示変更
  • 前年度の営業利益は表示方法の変更があり、変更を反映した前年数値を表示している（詳細は決算短信 p.9 を参照）。
• 特記事項（特別項目等）
  • FY24には海外事業で従業員不正による損失（246 百万円）が計上されていたが、FY25は該当の損失なし。
  • FY25第1Qには店舗転貸借に関する受取補償金（88百万円）や支払補償費（68百万円）が発生。
  • 為替差益（FY24）→ 為替差損（FY25）により営業外損益が変動。
  • 固定資産売却益・売却損、固定資産除却損などの一時的項目が発生・消滅している。
• その他（今後のイベント等）
  • 今後の個別イベント・IRスケジュール等は資料に記載なし（–）。

（注）本サマリーは提供された決算説明資料の内容を整理したものであり、投資助言や評価を目的とするものではありません。数値は資料中の百万円単位の表示に基づきます。詳細・厳密な数値や注記は決算短信および有価証券報告書等の公式資料をご参照ください。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

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