2026年3月期第1四半期決算説明資料
決算説明まとめ(Markdown)
以下は、提供資料(株式会社オーケーエム:2026年3月期 第1四半期決算説明資料、発表日:2025年8月14日)をもとに整理したサマリーです。
(注)不明な項目は「–」と記載しています。投資助言は行いません。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:株式会社オーケーエム(OKM / OKUMURA ENGINEERING corp.)
- 主要事業分野:産業用バルブの設計・製造・販売(舶用・陸用向け、LNG/アンモニア/水素等の次世代燃料向けバルブ含む)、メンテナンス・サービス
- 代表者名:代表取締役社長 奥村 晋一
- 説明会情報
- 開催日時:2025年8月14日
- 説明会形式:–(資料に明記なし)
- 参加対象:–(資料に明記なし)
- 説明者
- 発表者(役職):–(資料上の個別発表者明記なし)。資料中の経営内容は経営企画/代表等による説明想定。
- 発言概要(資料の主なメッセージ)
- 第1四半期は売上・利益ともに好調(売上高は4期連続で第1四半期過去最高)。
- 舶用(船舶排ガス用バルブ等)が牽引、アンモニア燃料供給装置用バルブの陸上実機試験を実施。
- 上場後初の自己株式取得(2025年5月)を実施し、機動的な資本政策で資本効率・株主還元を強化。
- 新基幹システム移行に伴う体制整備期間と位置づけ(2026年は準備期間)。
- 報告期間
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月〜6月または会社の定義のQ1)
- セグメント(市場区分)
- 陸用(石油化学、電力・ガス、建築設備、紙パルプ、機械装置、その他)
- 舶用(船舶排ガス用バルブ、LNG用バルブ等)
- 製品群としては:バタフライバルブ、ナイフゲートバルブ、ピンチバルブ、電子制御バルブ等
業績サマリー(第1四半期:百万円)
- 主要指標(2026/3期 第1四半期 実績)
- 売上高:2,826 百万円(=約28.26億円) 前年同期比 +19.8%
- EBITDA:533 百万円(前年同期比 +41.5%)
- 営業利益:461 百万円 前年同期比 +52.0%
- 経常利益:479 百万円 前年同期比 +44.7%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:318 百万円 前年同期比 +35.8%
- 1株当たり配当金(参考、通期想定):2026/3期 通期予想 40円(Q1は未決定)
- 進捗状況(業績予想に対する達成率)
- 2026/3期 通期業績予想(資料)
- 売上高:10,700 百万円
- 営業利益:680 百万円
- 1Q実績の通期比進捗(資料の表示)
- 売上高:1Qは通期の約26%
- 営業利益:1Qは通期の約68%
- セグメント別状況(市場別、連結・百万円)
- 陸用(連結):1,197 百万円(前年同期比 +6.8%)
- 舶用(連結):1,628 百万円(前年同期比 +31.5%) → 舶用比率:57.6%(比重が上昇)
- 地域別(連結)
- 日本:2,344 百万円(前年同期比 +19.9%)
- 韓国:160 百万円(+40.1%)
- 中国:185 百万円(+10.4%)
- マレーシア:77 百万円(+59.8%)
- 海外売上高比率:17.1%(前年同期比で維持)
業績の背景分析
- 業績概要(ハイライト)
- 舶用(特に船舶排ガス用バルブ、LNG用バルブ)の需要が拡大し、売上増を牽引。第1四半期として4期連続で過去最高を更新。
- 利益面は、LNG用バルブの収益性改善、販管費抑制、ならびに海外グループ2社との決算期差に伴う「期ズレ補正」がプラスに寄与し、営業利益・経常利益過去最高を達成。
- 増減要因
- プラス要因
- 舶用売上増(+390 百万円の寄与)、陸用の増収(+75 百万円)。
- 製品保証引当金繰入見直しにより販管費が減少(戻入発生)。
- 一部販管費(全体)抑制。
- マイナス要因
- 仕入材料価格・労務費上昇により売上原価が増加(原価率で+1.4ポイント、売上原価増▲315 百万円と表示)。
- 通信費・採用費等の増加(販管費の一部押し上げ要因)。
- 新基幹システム移行に伴う体制整備・一時的な生産性低下(2026年度で想定)。
- 競争環境
- 舶用バルブにおける競争優位:同社は船舶排ガス用バルブで世界シェア約40%(資料値、2025年3月末時点)・日本シェア90%超を主張。MAN(Everllence)との共同開発実績などにより主要エンジン設計者との関係確立。
- 市場:IMOによる環境規制強化や新造船需要増を背景に、舶用・脱炭素関連バルブ需要が高まる見込み。
- リスク要因(外部・内部)
- 為替変動(資料では一部影響。Q1は為替差益減 -10 百万円の影響を記載)
- 原材料価格・労務費上昇
- サプライチェーン(調達先の分散化は施策として明記)
- 新基幹システム導入に伴う一時的な生産性低下・運用リスク
- 規制変化(IMO等)や船舶建造サイクルの変動
- 期ズレ補正(海外子会社の決算期差)が各四半期の業績に影響(Q1・Q3はプラス寄与、Q2・Q4はマイナス寄与の傾向)
戦略と施策
- 現在の戦略(第2次中期経営計画:2026/3期〜2028/3期)
- 中長期ビジョン「Create200」(2031/3期目標:連結売上高200億円、営業利益20億円)
- 第2次中期経営計画の主要目標(2028/3期最終年度)
- 連結売上高:132億円
- 営業利益率:10%以上
- ROE目標:8〜10%
- 基本戦略(3本柱)
- 既存領域の拡充(LNG用・船舶排ガス用バルブ拡販、メンテナンス事業化、脱炭素関連バルブ開発)
- 海外市場の展開(グローバル販売・生産体制の強化、中国移管等)
- 新領域への挑戦(DX/IoTサービス、M&A・アライアンス、アンモニア/水素/液化水素バルブ等)
- 進行中の施策と進捗
- 技術・製品
- アンモニア燃料供給装置(AFSS)用バルブの陸上実機試験を客先で実施。実船搭載調整中。
- アンモニア用・液化水素用バルブの開発完了・市場投入計画(アンモニア:2027/3期市場投入目標、液化水素:2028/3期目標の記載)。
- LNG用バルブの「MarkⅢ」開発やサイズバリエーション拡充の計画。
- 生産・DX
- 高温流体試験設備の増設、海外拠点での生産体制拡充、ERP(新基幹システム)導入による工程可視化・生産性向上。
- カスタマイズ製品のパッケージ化・標準化(既存品の統廃合と効率化)。
- 組織・資本政策
- 海外営業統一・設計基準等のグループ標準化、M&A・アライアンス専門チーム立上げ。
- 2025年5月に自己株式取得(上場後初)を実行。第2次中計期間で機動的な自社株買い・配当維持を想定。
- セグメント別施策(要旨)
- 舶用:世界シェア拡大維持のため中国での生産移管推進、LNG/アンモニア用ライン拡充、メンテナンス(5年周期のオーバーホール)サービス化。
- 陸用:既存顧客向け深掘り、パッケージ化による生産性向上、特定業界向け大型案件の継続受注。
- 新規事業:通信技術を活用した配管管理システム(IoT)、サービス化の推進
将来予測と見通し
- 次期(2026年3月期)業績予想(通期)
- 売上高:10,700 百万円(前期比 +2.5%)
- 営業利益:680 百万円(前期比 ▲13.2%)
- 経常利益:680 百万円(前期比 ▲8.2%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:450 百万円(前期比 ▲18.7%)
- 配当(通期):1株当たり40円(2026/3期予想)
- 予想の根拠・前提
- 新基幹システム移行に伴う一時的な生産性低下や関連費用を想定し、減益計画。
- 仕入材料価格上昇は継続するが、販売価格への転嫁等により売上原価は一部改善を見込む。
- 米国の関税措置については、直取引が少ないため現時点では軽微と判断。
- 期ズレ補正(海外子会社の決算期差)により四半期ごとの増減が発生する点を考慮。
- 中長期計画の進捗可能性
- 第2次中計期間(2026〜2028)においては「変革期→成長期」への移行を想定。設備投資、R&D、海外生産体制強化等へ投資計画あり。2031年のCreate200は中長期目標。
- マクロ経済の影響
- 為替、原材料価格、世界の新造船需要(船舶竣工量の見通し)、IMO規制の強化、世界的なクリーンエネルギーシフトが業績に影響。
配当と株主還元
- 配当方針
- 第2次中期経営計画期間中は、1株当たり配当金40円の維持・向上を基本とし、配当性向は概ね30%を目安とする。
- 自社株買いについては機動的な実施を検討。
- 配当実績(過去)
- 2021/3期:普通配当40円(記念・特別等の内訳は年による)
- 2024/3期:年間40円
- 2025/3期:年間45円(普通配当40円+特別配当5円)
- 2026/3期(予想):年間40円
- 特別配当
- 2025/3期は特別配当5円を実施。2026/3期は現時点で特別配当の設定なし(予想40円)。
製品やサービス
- 主要製品
- バタフライバルブ(主力、電子制御含む)、ナイフゲートバルブ、ピンチバルブ、チェッキバルブ 等
- 用途:船舶(排ガス処理、LNG燃料系)、石油化学、電力・ガス、製紙・パルプ、粉体処理、水処理、建築設備 等
- 技術的特徴:幅広い耐熱温度(-196℃〜700℃)、多品種・小ロットのカスタマイズ(約20型式、組合せで10万種超の対応可能)
- サービス
- メンテナンス提案型サービス(舶用機器の5年周期オーバーホール対応など)、試験設備による評価サービス
- IoTを活用した配管管理システム等の新サービス化(計画)
- 協業・提携
- 船舶排ガス用バルブ:MAN(船舶エンジン設計メーカー)と共同開発の経歴。主要造船所・機関メーカーへの納入実績多数。
- 海外製造・販売拠点:OKM VALVE(M)SDN. BHD.(マレーシア)、奥村閥門(江蘇)有限公司(中国) 等
- M&A・アライアンス:外部専門家を交えたチームで候補企業選定を推進予定
重要な注記
- 会計方針
- 特段の会計方針変更は資料上明記なし。ただし「期ズレ補正」(海外子会社2社の決算期差に伴う四半期ごとの補正)は継続的な会計処理として説明されている(Q&Aで補足)。
- リスク要因(資料中の注意点)
- 新基幹システム導入に伴う想定外の費用や生産性低下、原材料・労務費上昇、期ズレ補正の四半期影響、為替、サプライチェーン等。
- その他(今後のイベント・告知)
- 第2次中期経営計画のKPI振り返り(毎年度のローリング方式による見直し)
- AFSSバルブの実船搭載に向けた調整(進捗中)
- IR窓口:経営企画部(資料末尾に連絡先記載)
(出典)提供資料:株式会社オーケーエム「2026年3月期 第1四半期 決算説明資料」(発表日:2025年8月14日)。資料中の数値は会社発表値(百万円単位)に基づく。情報に不明点がある場合は資料および会社のIR窓口にてご確認ください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 6229 |
企業名 | オーケーエム |
URL | https://www.okm-net.jp/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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