決算短信：ニプロ（8086）

2025年３月期決算短信〔日本基準〕(連結)

ニプロ株式会社（コード：8086） 2025年3月期 決算短信 要約（Markdown）

※以下は提供資料（決算短信、添付資料）に基づく事実の要約です。投資助言や価値判断は含みません。不明な項目は「–」としています。

基本情報

• 企業名：ニプロ株式会社
• 上場取引所：東京（東証）
• コード：8086
• URL：https://www.nipro.co.jp/
• 代表者：代表取締役社長 佐野 嘉彦
• 問合せ先：専務取締役 管理統括 経営企画本部長 余語 岳仁（TEL 06-6310-6804）
• 決算短信提出日：2025年5月12日
• 対象会計期間：2024年4月1日～2025年3月31日
• 決算補足説明資料：有
• 決算説明会：有（機関投資家・アナリスト向け）
• 定時株主総会（予定）：2025年6月26日
• 配当支払開始予定日：2025年6月27日
• 有価証券報告書提出予定日：2025年6月25日

企業概要・主要事業分野

• 主要事業：医療関連（医療機器等）、医薬関連（受託製造等）、ファーマパッケージング（医薬用ガラス等）
• 組織：事業部制（報告セグメントは「医療関連」「医薬関連」「ファーマパッケージング」）および「その他（不動産賃貸等）」

セグメント（報告セグメントの名称と概要）

• 医療関連：国内外での注射・輸液関連、人工臓器、透析関連、バスキュラー製品、ホスピタル関連等の医療機器および一部医薬品販売
• 医薬関連：注射剤、経口剤、キット製剤等の製造販売および受託製造
• ファーマパッケージング：医薬用ガラス容器（管瓶・アンプル等）、滅菌済シリンジ等の製造販売
• その他：不動産賃貸等

発行済株式

• 期末発行済株式数（自己株式を含む）：171,459,479株（2025年3月末）
• 期末自己株式数：8,363,805株（2025年3月末）
• 期中平均株式数：163,095,740株（2025年）
• 時価総額：–（株価情報は決算短信に含まれていません）

今後の予定（公表済み）

• 定時株主総会：2025年6月26日（予定）
• 配当支払開始：2025年6月27日（予定）
• 有価証券報告書提出：2025年6月25日（予定）
• 決算説明会資料：作成・公表済み（機関投資家向け実施）

連結業績（2025年3月期：2024/4/1–2025/3/31）

• 売上高：644,586百万円（前年比＋9.9%）
• 営業利益：26,598百万円（＋19.1%）
• 経常利益：10,817百万円（△44.6%）
• 親会社株主に帰属する当期純利益：5,113百万円（△54.0%）
• 包括利益：26,328百万円（△11.9%）
• 1株当たり当期純利益：31.36円（潜在株式調整後 27.78円）

主要率（2025年3月期）
– 売上高営業利益率：4.1%
– 総資産経常利益率：0.9%
– 自己資本当期純利益率（ROE）：2.1%

連結財政状態（2025年3月31日）

• 総資産：1,170,564百万円（前期比＋5.5%）
• 純資産：311,621百万円（＋15.5%）
• 自己資本：252,441百万円
• 自己資本比率：21.6%
• 1株当たり純資産：1,547.82円

キャッシュ・フロー（連結）

• 営業CF：68,461百万円（前年72,936百万円）
• 投資CF：△71,876百万円（前年△87,075百万円）
  • 固定資産取得：765,94百万円（投資支出の主要項目）
• 財務CF：5,376百万円（前年22,142百万円）
• 現金・現金同等物残高（期末）：101,661百万円（前年96,582百万円）

セグメント別（2025年3月期・連結）

• 売上高（外部顧客向け）
  • 医療関連：505,078百万円
  • 医薬関連：79,125百万円
  • ファーマパッケージング：59,262百万円
  • その他：1,119百万円
  • 合計：644,586百万円
• セグメント利益（営業利益ベース）
  • 医療関連：46,632百万円
  • 医薬関連：10,625百万円
  • ファーマパッケージング：△272百万円（セグメント損失）
  • その他：245百万円
  • セグメント合計：57,229百万円
  • 調整（本社費用等）：△30,631百万円
  • 連結営業利益：26,598百万円

セグメントの概況（要旨）
– 医療関連：国内は主要製品の出荷増、新規ライン稼働寄与。国際は透析関連、ディスポーザブル製品等が堅調。医療関連が売上・利益の主力。
– 医薬関連：生産数量増加（受託、増産ライン）により収益拡大。セグメント利益は大幅増。
– ファーマパッケージング：国内は増収増益、海外は在庫調整の長期化で需要低迷。下半期の市中在庫過剰による需要急減速や海外工場の減損・製造所整理費用計上が影響し、セグメントで赤字。

財務の解説（決算短信の記載内容より）

• 売上は全セグメントで増加し、連結売上高は前期比9.9%増。
• 営業利益は生産効率改善や増産体制による低コスト化等で増加（＋19.1%）。
• 経常利益・当期純利益は為替差損（当期は53.381百万円の為替差損、前期は為替差益）、支払利息増加、持分法投資損失の拡大、ならびにファーマパッケージングの減損・工場整理費用の計上等により大幅減益。
• 税金面では、減損等により税効果を認識できない項目が多く、実効税率が上昇したことが利益圧迫要因。
• 資産面では棚卸資産（商品・製品）の増加が流動資産増加の主因。固定資産は機械装置等の増加（投資）で増加。
• 負債面ではコマーシャルペーパーの圧縮、社債の増加・長期借入金の増加等で構成。純資産は為替換算差額の改善や当期純利益等で増加。

配当

• 2024年3月期：年間25.00円（中間10.00円、期末15.00円）
• 2025年3月期（実績）：年間25.00円（中間12.00円、期末13.00円）
  • 配当金総額：4,092百万円
  • 配当性向（連結）：79.7%（2025年3月期は当期純利益の減少により高い比率）
• 2026年3月期（予想）：年間28.00円（中間10.00円、期末18.00円）※予想配当性向：35.3%（会社公表）
• 特別配当：なし（2025年3月期は特別配当の記載なし）

中長期計画との整合性

• 2025年4月23日取締役会で新中期計画（2025–2027）を採択。
• 中期目標：2030年度に売上高1兆円を目指すと明示（収益力向上・財務体質改善を掲げる）。
• 今期（2026年3月期）は中期計画の初年度として増収増益を見込む（下記参照の業績予想）。

2026年3月期（会社予想：連結）

• 通期予想（2025/4/1–2026/3/31）
  • 売上高：677,000百万円（＋5.0%）
  • 営業利益：37,000百万円（＋39.1%）
  • 経常利益：24,200百万円（＋123.7%）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：12,950百万円（＋153.2%）
  • 1株当たり当期純利益：79.40円
• 為替想定：1ドル＝139円、1ユーロ＝158円（同社前提）

競合状況・市場動向（決算短信で言及されている点の要約）

• マクロ環境：欧米のインフレ鈍化・金利低下、中国経済の先行き懸念、地政学リスク等を指摘。
• 医療関連市場：透析関連や高付加価値製品の需要は地域別に堅調。米国では対中関税等が自社製品の追い風となる面もあり。
• ファーマパッケージング市場：アフターコロナの在庫調整が長引き、海外での需要低迷が継続。
• 競合他社比較：決算短信では同業他社との定量比較は提示されていません（→ —）。

主なリスク要因（資料記載・言及事項より）

• 為替変動（当期は為替差損が発生）
• 原材料価格・労務費の上昇（インフレ影響）
• 金利上昇（支払利息の増加）
• 市況変動による在庫調整・需要減（ファーマパッケージングで影響）
• 事業性評価に伴う減損リスク（既に複数海外工場で減損計上）
• 規制承認・保険償還（医薬・医療機器事業での承認取得遅延や制度変更）
• 供給問題（ジェネリック医薬品等で一部供給制約）
• その他：地政学的リスク、貿易政策（関税等）

重要な注記（会計方針等）

• 期中の連結範囲の変更：無
• 会計方針の変更：あり（主に「グローバル・ミニマム課税制度」に係る法人税等の会計処理等、及び法人税等関連会計基準の改正の適用）。影響は軽微またはなしと記載。
• 減損等：ファーマパッケージング事業の海外拠点について事業性再評価を実施し、減損損失・製造所整理費等を計上。
• 持分法投資損益：2025年3月期は△3,282百万円（2024年は△1,996百万円）

その他（決算短信での注目点）

• 設備投資：大館工場のダイアライザ新ライン、ニプロファーマの各工場での増強など生産能力拡充を継続（固定資産取得支出が大きい）。
• 在庫：商品・製品の増加が流動資産増の主要因（在庫確保のための増加や市況影響）。
• 保険金収入・有価証券売却益の発生（特別利益項目に計上）。
• 新製品・海外展開：透析装置・個人用透析装置の上市、NephroFlowなど情報システムの導入拡大、バスキュラー製品の米国承認申請等を継続。

必要な追加情報（該当データが決算短信にない場合）
– 決算発表（次回）の日付：–（会社は四半期別発表予定であるが、具体日付は未記載）

（終わり）

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

企業情報

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。