2025年3月期 決算短信[日本基準](連結)
以下は、提供いただいた北日本紡績株式会社(コード 3409)2025年3月期 決算短信(連結)を基に、個人投資家向けに整理した要約です。数値は特に注記がない限り単位:百万円(千円未満切捨て)で記載しています。不明な項目は「–」としています。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:北日本紡績株式会社
- 主要事業分野:紡績事業、テキスタイル事業、ヘルスケア事業、リサイクル事業(報告セグメント)
- 代表者名:代表取締役社長 粕谷 俊昭
- URL:http://www.ktbo.co.jp
- 問合せ先:取締役 篠原 顕二郎(TEL 076-277-7530)
- 報告概要
- 決算短信提出日:2025年5月14日
- 対象会計期間:2024年4月1日~2025年3月31日(2025年3月期)
- 決算補足説明資料:無
- 決算説明会:無
- セグメント(報告セグメント)
- 紡績事業:合成繊維紡績糸の製造・販売(アラミド繊維、防護衣料向け等)
- テキスタイル事業:民族衣装用生地の販売(主に中東向け)
- ヘルスケア事業:不織布マスク、衛生用品、栄養補助食品、(新規)防犯防災セキュリティー管理システム等
- リサイクル事業:廃プラスチックの加工・販売(プラスチック資材)
- 発行済株式
- 期末発行済株式数(自己株含む):25,481,494株(2025年3月期)
- 期末自己株式数:244,232株
- 期中平均株式数:21,698,500株(2025年3月期)
- 1株当たり純資産(期末):45.61円
- 時価総額:–(決算短信内に株価情報・時価総額の記載なし)
- 今後の予定(開示)
- 定時株主総会:2025年6月30日(予定)
- 有価証券報告書提出予定日:2025年6月30日
- 配当支払開始予定日:―
- IRイベント等:決算説明会・補足資料とも「無」
財務指標(連結ハイライト)
- 売上高:1,631(前年 1,307、前期比 +24.7%)
- 営業利益(損失):△49(前年 △61 → 赤字幅縮小)
- 経常利益(損失):△50(前年 △43)
- 親会社株主に帰属する当期純利益(損失):△56(前年 △116)
- 1株当たり当期純損失:△2.56円
- 総資産:2,154
- 純資産:1,189
- 自己資本比率:53.4%
- 現金及び現金同等物(期末):513
- 営業CF:△7(前期 △97)
- 投資CF:△35(前期 +177)
- 財務CF:+341(前期 △160)
(注)数値は百万円、少数切捨て。
貸借対照表の要点
- 流動資産 895、うち現金及び預金 513、売掛金 227、棚卸資産 106
- 固定資産 1,259、うち有形固定資産 1,082(機械装置増加等)
- 負債合計 964(流動 542、固定 423)
- 純資産合計 1,190(資本金 1,379、利益剰余金 △1,329)
損益計算書の要点
- 売上総利益 234、販管費等 283 → 営業損失 △49
- 営業外収益 20(受取利息・配当・賃貸料等、補助金は減少)
- 特別利益 0.5(固定資産売却益等)、前期は投資有価証券売却益226、また前期に減損270が計上されていた
- 法人税等合計 6 → 当期純損失 △56
キャッシュフローの要点
- 営業CFは赤字幅が縮小(△7)
- 投資CFは設備投資等で△35
- 財務CFは新株発行・新株予約権行使等による収入で+341 → 結果として現金増加 +297、期末残高 513
収益性・効率性・安全性(要点)
- 収益性
- 売上高は +24.7%(コロナ後回復や円安の追い風、テキスタイル中心に伸長)
- 営業損失は縮小も依然マイナス(営業損失 △49)
- 経常・当期損失は改善(特に当期純損失は前期比で半減)
- 財務安全性
- 自己資本比率は改善し 53.4%(前期 48.3%)
- 有利子負債(短期借入 311、長期借入(期末残)183、1年内返済分 38 を合算すると概ね 534)に対し現金 513 → ネットではほぼ並列(概算で小幅のネット有利子負債)
- 流動比率(流動資産/流動負債)概算 ≒ 895/542 ≒ 165%(流動性は確保)
- 効率性
- 総資産回転率等の直接値は未記載 → 売上高/総資産 = 1,631/2,154 ≒ 0.76回/年(概算)
- 売上高営業利益率:営業利益率 = △49/1,631 ≒ △3.0%
セグメント別(連結)
(注:セグメント利益は全社費用配賦前の値で、連結営業利益は調整後の数値)
– 売上高(百万円)/構成比(概算)
– 紡績事業:391(約24.0%)
– テキスタイル事業:787.7(約48.3%) ← 最大セグメント
– ヘルスケア事業:217.2(約13.3%)
– リサイクル事業:235.4(約14.4%)
– 合計:1,631.4
– セグメント営業利益(百万円)
– 紡績:+2.2(前年から大幅減益)
– テキスタイル:+101.4(大幅増益、円安および中東需要回復が寄与)
– ヘルスケア:+6.3(増益、セキュリティ事業等が寄与)
– リサイクル:△20.4(損失拡大、設備トラブルや価格転嫁の未達)
– セグメント計:+89.5 → 全社共通費用138.1を引いて連結営業損失 △49.1
– セグメント戦略・状況
– 紡績:アラミド繊維(防護衣料向け)が堅調、他素材は輸入品との競争で生産量減。価格改定等により売上は維持。
– テキスタイル:中東・東アジア向け需要回復と円安で受注・利益が好調。今後は委託加工賃の値上げ交渉や価格転嫁の注意。
– ヘルスケア:中部薬品工業を中核に既存商材・新商品(ダイエットフルーツティー等)と防犯防災セキュリティー販売が増加。
– リサイクル:需要回復も工場機械トラブルで原価上昇、販売価格転嫁が進まず損失継続。早期黒字化を目標に仕入拡大と設備拡充を追及。
配当
- 2024年3月期:無配(期末 0.00円)
- 2025年3月期:無配(期末 0.00円)
- 2026年3月期(予想):無配(予想 0.00円)
- 特別配当:該当無し
中長期計画との整合性
- 2024年6月に公表した新中期経営計画(2025〜2027年)を掲げ、「環境」「衛生」「高機能」の3ソリューションを柱に置き、全事業の黒字化定着と新規事業の推進を目標。
- 今期業績はテキスタイルやヘルスケア等で改善が見られ、中期計画の「黒字化定着」へは前向きな兆し。ただしリサイクル等一部セグメントでの損益改善が課題。
- 資金面では新株発行・新株予約権行使による払込で当面の資金余裕は確保している旨の記載あり。
競合状況・市場動向(開示情報に基づく箇条)
- 市場環境:世界経済の不確実性(地政学リスク、原材料高、円安等)継続。脱炭素化やTCFDなどESG要因が業界影響。
- 事業ごとの市場動向:中東向け民族衣装の需要回復、アラミド繊維の防護衣需要は堅調、リサイクルは国内出荷中心に需要回復だが価格競争や機械トラブルが影響。
- 主要顧客(売上高の大口例)
- 帝人(Teijin): 紡績事業への販売 301,559千円(当期)
- GEEDEEKAY INTERNATIONAL: テキスタイル事業 260,807千円(当期)
- 競合他社との比較:決算短信内に直接的な同業他社比較データはなし → 比較情報は「–」
今後の見通し(連結業績予想:2026年3月期)
- 通期予想(2025年4月1日~2026年3月31日)
- 売上高:2,002(前期比 +22.5%)
- 営業利益:+17(黒字転換予想)
- 経常利益:+23
- 親会社株主に帰属する当期純利益:+16(EPS 0.32円)
- 会社コメント(要旨)
- 原燃料高騰、為替変動、関税政策等の不透明要因が存在するが、既存事業のコスト削減や高付加価値分野への注力、テキスタイル・ヘルスケアの受注拡大、新規リサイクル事業の仕入拡大で増収増益を目指す。
- 業績予想は入手可能情報に基づく前提のもと作成しており、変更が生じた場合は速やかに修正公表。
リスク要因(決算短信に基づく主な項目)
- 外部要因:原材料・エネルギー価格上昇、為替相場変動、世界経済・貿易政策(関税等)
- 事業運営:リサイクル事業の機械トラブルや受注動向、受注先の販売回数減少によるOEM売上減少
- 補助金・営業外収益の変動(補助金受給の減少が経常損益に影響)
- 中期的には投資の早期回収と黒字化が必要(継続企業の疑義に関する注記対応を実施中)
- その他:会計基準改正の適用はあるが連結財務諸表への影響は無しと記載
重要な注記(会計・支払等)
- 会計方針の変更:2022年改正会計基準(法人税等に関する会計基準)を期首から適用。影響は無し。
- 表示方法の変更:販管費の「雑費」を別表示へ再分類(遡及組替あり)。
- 継続企業の前提:第96期以降営業損失継続の状況を踏まえ重要な疑義が存在するが、資金調達(新株発行等)や事業改善策により「継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められない」との判断を記載。
補足(注目ポイント・特記事項)
- 前期(2024年3月期)は投資有価証券売却益(226)や大幅な減損(270)があり、前年比較の増減にはそうした特別項目の影響が大きい。今期は減損計上なし、特別利益も小幅であり、継続的業績は営業損失の縮小が注目点。
- 財務面では新株発行・予約権行使等により資本が増加し、自己資本比率が改善。営業CFの赤字は縮小しているが、投資活動による支出は継続しており、投資の早期収益化が課題。
- セグメント別ではテキスタイル事業が収益の中心であり、今後の受注確保・価格転嫁が業績に直接影響する。
不明・未記載の項目
以上。必要であれば、以下の追加対応を行います(いずれも助言ではなく情報整理となります):
– 指定項目(例:キャッシュフローの詳細な推移、セグメントごとの利益率計算、主要顧客依存度の詳細)の数値計算・表形式まとめ
– 2026年予想と現状差異の要因分解(会社コメントに基づく想定要素の整理)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 3409 |
企業名 | 北紡 |
URL | https://www.ktbo.co.jp/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 素材・化学 – 繊維製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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