2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

日本カーバイド工業株式会社(証券コード:4064) 2025年3月期 決算短信(連結)サマリ

以下は、提供いただいた決算短信(2025年5月13日公表)を基に、個人投資家向けに整理した要点です。記載のない項目・不明点は「–」としています。投資助言は行っていません。

基本情報
  • 企業名:日本カーバイド工業株式会社
  • 主要事業分野:電子・機能製品、フィルム・シート製品、建材関連、エンジニアリング(産業プラント設計・施工等)
  • 代表者:代表取締役社長 杉山 孝久
  • 本社URL:https://www.carbide.co.jp/
  • その他:決算補足説明資料・決算説明会(機関投資家・アナリスト向け)あり
報告概要
  • 提出日:2025年5月13日
  • 対象会計期間:2024年4月1日~2025年3月31日(2025年3月期)
  • 有価証券報告書提出予定日:2025年6月26日
  • 定時株主総会予定日:2025年6月27日
  • 配当支払開始予定日:2025年6月30日
セグメント(報告セグメント)
  • 電子・機能製品:ファインケミカル、医薬品原薬・中間体、粘・接着剤、電子素材(半導体用等)
  • フィルム・シート製品:フィルム、ステッカー、再帰反射シート等
  • 建材関連:住設用樹脂押出成形品、アルミ手すり等アルミ建材
  • エンジニアリング:産業プラント設計・施工、カーボンニュートラルトランジション設備等
発行済株式
  • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式を含む):9,419,659株(2025年3月期)
  • 期末自己株式数:105,536株(2025年3月期)
  • 期中平均株式数:9,311,257株(2025年3月期)
  • 時価総額:–(資料に記載なし)
今後の予定(開示内)
  • 決算説明資料掲載:2025年5月13日(同社HP)
  • 有価証券報告書提出:2025年6月26日
  • 定時株主総会:2025年6月27日
財務指標(概要・主要数値)

(単位:百万円、%、円。表記は開示に準拠)
– 売上高(連結)
– 2025年3月期:48,727(前年 43,231、+12.7%)
– 営業利益(連結)
– 2025年3月期:3,493(前年 849、+311.4%)
– 経常利益(連結)
– 2025年3月期:3,761(前年 1,573、+139.1%)
– 親会社株主に帰属する当期純利益(連結)
– 2025年3月期:2,211(前年 999、+121.2%)
– 1株当たり当期純利益(EPS)
– 2025年3月期:237.50円(前年 106.42円)
– 総資産:63,360(前年 61,020)百万円
– 純資産:37,906(前年 34,623)百万円
– 自己資本比率:56.4%(前年 53.5%)
– 有利子負債残高:9,902百万円(前期比△1,589百万円)
– 現金及び現金同等物(期末):13,063百万円(前年 12,057)
– 営業キャッシュ・フロー:4,105(前年 5,373)百万円
– 投資キャッシュ・フロー:△1,212(前年 △2,437)百万円
– 財務キャッシュ・フロー:△2,543(前年 △1,264)百万円

収益性・指標(開示)
  • 売上高営業利益率(連結):7.2%(2025年3月期)
  • 総資産経常利益率:6.0%
  • 自己資本当期純利益率(ROE):6.5%
  • 1株当たり純資産(BPS):3,835.18円
効率性(計算値)
  • 総資産回転率(売上高/総資産)≈ 48,727 / 63,360 ≈ 0.77回(前年 ≈0.71回) — 若干改善
セグメント別(2025年3月期:連結)

(単位:百万円)
– 電子・機能製品
– 売上高:17,414
– セグメント利益:936
– 概要:半導体・電子部品向け製品の出荷増加等で増収。機能樹脂は一部減収要因あり。
– フィルム・シート製品
– 売上高:20,955
– セグメント利益:2,568
– 概要:レーザーマーキングラベル、中国での拡販、二輪車市場好調(ベトナム等)、欧州での再帰反射シート拡大により増収増益。
– 建材関連
– 売上高:7,004
– セグメント利益:75
– 概要:住設樹脂製品は増加したが、アルミ地金高騰で収益性悪化。売上は微減。
– エンジニアリング
– 売上高:3,598
– セグメント利益:433
– 概要:製鉄向けカーボンニュートラル設備の受注増、調達効率化で黒字化。
– セグメント合計(報告上)
– 合計売上高(セグメント計):48,972(内部取引調整後 48,727)
– セグメント利益合計(非調整):4,012(連結営業利益との調整額△518により連結営業利益3,493に繋がる)

※注:セグメント利益合計は4,012百万円。調整項目(配賦していない一般管理費等)△518が連結営業利益との差分。

財務の解説(短信ベースの要点)
  • 売上増の主因は、電子・機能製品およびフィルム・シート製品の出荷増(半導体・電子部品向け、二輪車向け、ナンバープレート向け等)。
  • 建材関連は原材料(アルミ地金)高騰で収益性悪化。
  • エンジニアリングは受注増とコスト削減で改善。
  • 総資産は流動資産の増加(売上債権増)により増加。負債は長期借入金返済等で減少、有利子負債は減少。自己資本比率は改善(56.4%)。
  • 営業CFは増益にもかかわらず売上債権の増加で前年より減少。投資CFは設備投資抑制で支出減、財務CFは借入の減少や配当支払いで支出増。結果、現金は前年末より増加(+1,006百万円)。
配当
  • 2025年3月期(実績):年間80円(中間40円、期末40円)/配当総額 745百万円、連結配当性向 33.7%(注:2024年は期末に特別配当含む)
  • 2026年3月期(予想):年間82円(中間41円、期末41円)/配当性向予想 33.2%(連結ベース)
  • 特別配当:2024年3月期に15円の特別配当が含まれていた(2025期は特別配当なし)
中長期計画との整合性
  • 決算短信では「中期経営計画に掲げる財務目標等を年度としているため、通期業績予想のみ提示」との記載あり。
競合状況・市場動向(短信に記載の範囲)
  • 市場環境:先進国での利上げ継続、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、原燃料価格高止まり等で不透明感。
  • 事業別の市場動向(短信より)
    • 電子・機能製品:エレクトロニクス市況の緩やかな回復で半導体・電子部品向け需要増。
    • フィルム・シート製品:二輪車生産増(東南米等)や欧州でのシェア拡大が寄与。
    • 建材関連:住宅着工減少やアルミ価格高騰がマイナス影響。
今後の見通し(会社予想・リスク)
  • 2026年3月期(通期予想、2025/4/1~2026/3/31)
    • 売上高:49,000百万円(前年 +0.6%)
    • 営業利益:3,300百万円(前年△5.5%)
    • 経常利益:3,400百万円(前年△9.6%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:2,300百万円(前年 +4.0%)
    • 1株当たり当期純利益:247.01円(予想)
  • 会社が示す主なリスク要因(短信内)
    • 米国の関税政策(通期見通しに影響を考慮)
    • 為替変動、原材料価格(アルミ等)高騰
    • 世界経済の減速、需給の変動、インフレ・利上げ等のマクロ要因
    • 在庫調整や顧客側の需要変動(短信では在庫削減が損益に影響した旨を記載)
  • その他注意点:業績見通しは現時点の情報に基づく予測であり実績は様々な要因で変動する旨の記載あり。
重要な注記(会計・監査等)
  • 決算短信は公認会計士または監査法人の監査対象外(監査未了)と明記。
  • 連結範囲の変更:無
  • 会計方針変更・見積りの変更・修正再表示:無(会計方針の改正・変更なし)
  • 重要な後発事象:該当なし
短評(事実の整理)
  • 2025年3月期は売上・利益ともに増加(営業利益は大幅増)し、特にフィルム・シート製品とエンジニアリングが業績改善に寄与した。建材関連は原材料高の影響で利益が圧迫された点が明記されている。自己資本比率は改善し、現金残高も増加。会社は中期経営計画に沿った財務目標を意識しており、次期配当も増額見込み(年間82円)。将来の業績は米国関税政策や原材料価格、世界経済動向等の外部要因に左右される旨を開示している。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4064
企業名 日本カーバイド工業
URL http://www.carbide.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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