2026年3月期 第1四半期決算説明資料

決算説明サマリ(Markdown)

出典:長瀬産業株式会社「2025年度 第1四半期 決算説明資料」公表日 2025年8月5日
注意:以下は提供資料に基づく要約です。投資助言や価値判断は含みません。不明項目は「–」としています。

基本情報
  • 企業概要
    • 企業名:長瀬産業株式会社(証券コード:8012)
    • 主要事業分野:商社業(化学品等のトレーディング)、製造業(機能素材、加工材料、電子・エネルギー関連材料、生活関連製品等)
  • 説明会情報
    • 開催日時(公表日):2025年8月5日 公表
  • 説明者
    • 発表者(役職):–(資料内での個別発表者名は明記なし)
    • 発言概要(資料の主要メッセージ)
    • 商社業は分野により好不調が混在(電子・エネルギー、生活関連は好調、機能素材やモビリティの自動車関連は低調)で減益。
    • Prinovaグループは製造(Solutions中心)でプロダクトミックス改善、Nutrition事業の効率化で回復基調。
    • ナガセケムテックスの変性エポキシ樹脂(AIサーバー向け)が好調。ナガセヴィータの食品素材国内採用拡大で好調。
    • ROIC重視による収益性改善、売上総利益率は0.2ppt改善。
    • 米国関税政策による当社グループへの影響は現時点で軽微と想定。
    • 通期見通しは修正せず(セグメントごとに増減はあるが概ね想定範囲内)。
  • 報告期間
    • 対象会計期間:2025年度 第1四半期(FY2025 Q1)
    • 決算説明資料 公表日:2025年8月5日
    • 配当支払開始予定日:–(※配当方針・額は資料に記載、支払日詳細は未記載)
  • セグメント(名称と概要)
    • 機能素材:塗料原料、半導体材料等(機能化学品・スペシャリティケミカル等)
    • 加工材料:樹脂、工業用ホース・パイプ等(ポリマー関連)
    • 電子・エネルギー:半導体材料、最先端封止材(LMC, a-SMC等)
    • モビリティ:自動車関連素材・部品(電動化関連を含む)
    • 生活関連:ライフ&ヘルスケア製品(ナガセヴィータ、Prinovaグループ等を含む)
    • その他・全社:連結調整等
業績サマリー(第1四半期実績と通期見通し)
  • 連結(単位:億円)
    • 売上高:2,373(Q1) ← 前年同期 2,392(△18、前年比99%)
    • 売上総利益:443(Q1) ← 前年同期 441(+1、100%)
    • 売上総利益率:18.7%(+0.2ppt vs 前年同期)
    • 販売費及び一般管理費:340(Q1) ← 前年同期 334(+6、102%)
    • 営業利益:102(Q1) ← 前年同期 107(△4、95%)
    • 営業利益率:4.3%(△0.2ppt)
    • 経常利益:106(Q1) ← 前年同期 109(△2、97%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:75(Q1) ← 前年同期 74(+0、101%)
    • 為替(期中平均):US$ @144.6(前年同期155.9)、RMB @20.0(前年同期21.5)
    • 為替影響(注記):売上総利益 △7億円、営業利益 △2億円
  • 通期見通し(変更なし、単位:億円)
    • 売上高:9,550
    • 売上総利益:1,810(利益率 19.0%)
    • 営業利益:395(利益率 4.1%)
    • 経常利益:385
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:315
  • 進捗率(Q1実績 ÷ 通期見通し)
    • 売上高:25%
    • 売上総利益:24%
    • 営業利益:26%
    • 経常利益:28%
    • 四半期純利益:24%
  • 1株当たり利益:資料に明記なし(–)
セグメント別状況(第1四半期 実績)

(単位:売上高 / 売上総利益 / 営業利益 は億円。資料のQ1数値に基づく)
– 機能素材
– 売上高:380
– 売上総利益:77
– 営業利益:21
– 概況:塗料原料(自動車・建築)や半導体材料の販売減で売上総利益減、営業益減。注力はサステナブル素材や半導体上流分野等。
– 加工材料
– 売上高:502
– 売上総利益:65
– 営業利益:18
– 概況:OA等向けの数量減の一方、プロダクトミックス改善で利益率改善。東拓工業のホース・パイプ販売増。
– 電子・エネルギー
– 売上高:415
– 売上総利益:103
– 営業利益:29
– 概況:半導体材料販売増。ナガセケムテックスの変性エポキシ(AIサーバー向け)が好調で増益。
– モビリティ
– 売上高:305
– 売上総利益:37
– 営業利益:8
– 概況:樹脂数量は増加するも円高等で横ばい、内外装・電動化用素材の販売減で減益。
– 生活関連
– 売上高:768
– 売上総利益:157
– 営業利益:24
– 概況:中間体・医薬原料、ナガセヴィータの食品・香粧品素材販売増で増益。Prinovaの食品素材は数量増も市況下落で売上総利益減だが、製造側は回復基調。
– 主要製造子会社(Q1)
– ナガセケムテックス:売上高66 / 売上総利益23 / 営業利益7(変性エポキシ好調。研究開発費増で営業費用増)
– ナガセヴィータ:売上高86 / 売上総利益35 / 営業利益15(食品・香粧素材国内で採用拡大、のれん償却の一部終了で利益改善)
– Prinovaグループ:売上高539 / 売上総利益82 / 営業利益16(食品素材数量増も市況下落で売上総利益低下。製造のSolutions改善で営業益は回復傾向)

業績の背景分析
  • ハイライト / トピックス
    • 全体として売上総利益率改善に取り組み、売上総利益は増益(Q1で+1億円)。
    • 営業利益は M&A関連費用計上や数理差異の償却(退職給付費用影響)などで減少。
    • 四半期純利益は税金費用減少の影響等で増益。
    • PrinovaのNutrition事業は効率化で赤字幅縮小の見込み。ナガセケムテックスのAIサーバー向け製品は拡販・増産計画あり(2023年度比で年度内生産能力を4倍へ増強予定)。
  • 増減要因(主な寄与)
    • 増要因:電子・エネルギー分野の半導体材料、AIサーバー向け変性エポキシ樹脂、ナガセヴィータの食品素材採用拡大、Prinovaの製造業(Solutions)でのプロダクトミックス改善。
    • 減要因:機能素材(塗料原料・半導体原料)やモビリティの自動車関連の低調、Prinovaの欧州での食品素材市況下落、販管費の増(M&A関連費用、退職給付費用の変動影響)。
    • 為替影響:円高進行により売上総利益で約△7億円、営業利益で約△2億円の影響。
  • 競争環境
    • 半導体・フード・ライフサイエンス等で市場ポジション強化を図る(LMC/a-SMC等最先端封止材、Prinovaのグローバル調達力等)。
    • 競合比較の具体的数値は資料に記載なし(–)。
  • リスク要因(外部)
    • 為替変動(円高の影響を注記)。
    • 市況変動(食品素材の市況下落等)。
    • 規制・関税等(米国関税政策は現時点で軽微と想定だが、今後の変化はリスク)。
    • サプライチェーンや需給の変動、M&Aの統合リスク等。
戦略と施策
  • 現在の戦略(中期経営計画 ACE 2.0)
    • ROIC経営の浸透:売上総利益率および資本回転率の向上。
    • 不採算事業・不採算取引の削減、政策保有株式の段階的縮減。
    • 株主還元拡充(2年間限定で総還元性向100%)、成長投資における負債活用。
    • 注力領域:フード、半導体、ライフサイエンスの製造機能強化(将来的に売上総利益を大幅に拡大する目標)。
  • 進行中の施策(主な投資・M&A等)
    • SACHEM社のアジア事業取得:2025年Q1に関連投資・調達を実行(投資CF支出、借入増加)。
    • Prinovaグループ:Nutrition事業で効率化(自動化設備稼働、工程制御高度化)、ユタ工場の早期収益化を進める。
    • ナガセケムテックス:AIサーバー向け変性エポキシの需要増に対応し年度内に生産能力増強(2023比4倍を予定)。
    • 出資・提携:MiChS社への出資、Rapidus等との連携による商権拡大等(半導体分野)。
  • セグメント別施策と進捗
    • 機能素材:グローバル調達力活用、フロー合成等技術で事業創出。
    • 加工材料:メキシコ・インド等へリソースシフト、環境素材取扱拡大。
    • 電子・エネルギー:最先端封止材(LMC/a-SMC)拡販、現像液の回収・再生事業拡大。
    • モビリティ:電動化関連素材・部品の取扱い拡充、北米・インドの成長市場へ投下。
    • 生活関連:ナガセヴィータの製造拡大、Prinovaのグローバル展開強化(南米・アジア等)。
  • キャッシュアロケーション(2025年度計画)
    • 営業CF見込み:265~300億円
    • 資産入替:140億円
    • 成長投資:410億円
    • その他投資:240億円
    • 株主還元:315~350億円(総還元性向100%方針の下)
    • 有利子負債調達:560億円想定
将来予測と見通し
  • 業績予想(通期、変更なし/単位:億円)
    • 売上高 9,550 / 営業利益 395 / 当期純利益(親)315
    • 根拠:半導体の緩やかな回復+AIサーバー向け需要増、Prinovaの効率化による改善、ナガセヴィータ等の製造好調を織り込み。
  • 中長期計画
    • ACE 2.0最終年度として注力領域への投資継続(注力・育成領域へ約800億円の潜在投資想定:M&A・設備等)。
    • 2030年頃の目標として、フード/半導体/ライフサイエンス分野の売上総利益を大幅拡大する計画イメージあり(資料内に2030年想定の数値イメージ)。
  • マクロ経済の影響
    • 為替感応:通期前提為替(US$期中平均 @143.0、RMB @19.0)。Q1では円高が利益にマイナス影響。
    • 市況変動(食品素材市況、半導体市況等)が業績に影響。
    • 貿易政策や関税(米国関税政策は現時点で影響は軽微と想定だが、将来の変化はリスク)。
配当と株主還元
  • 配当方針
    • 継続増配、2024年度に引き続き総還元性向100%(2年間限定の方針)を維持。
    • 純資産コントロール(約4,000億円前後)を念頭に株主還元を継続。
  • 配当実績(2025年度見通し)
    • 中間配当:45円(予定)
    • 期末配当:50円(予定、期末配当は第111回定時株主総会(2026年6月予定)に付議予定)
    • 年間合計(予定):95円(16期連続増配見通し)
  • 自己株式取得・総還元
    • 2025年5月決議で自己株式取得120億円を実施(期間:2025年5月~10月予定)。6月末時点で取得累計46億円。
    • 追加還元(11月以降)は別途決議の予定。
  • 特別配当:資料に特別配当の記載なし(無し)
製品やサービス
  • 主要製品・新製品(資料抜粋)
    • ナガセケムテックス:変性エポキシ樹脂(AIサーバー用半導体向け)、フォトリソ材料(ディスプレイ向けは減少)
    • 電子・エネルギー:LMC(Liquid Molding Compound)、a-SMC(Advanced Sheet Molding Compound)、現像液回収・再生システム
    • ナガセヴィータ:食品素材、香粧品素材(国内採用拡大)
    • Prinovaグループ:Flavors、Ingredients(ビタミン類、アミノ酸等)、Solutions(プレミックス等)、Nutrition(スポーツニュートリション受託製造)
  • サービス・提供エリア・顧客層
    • Prinova:グローバルに食品・ニュートリション市場(北米・欧州・南米・アジア等)へ供給。SolutionsやNutritionでB2B向けの製造・加工・プレミックス提供。
    • 商社機能:化学品取扱、サプライチェーン管理、グローバルアカウント対応(メキシコ・インド等へのリソースシフト)。
  • 協業・提携
    • 出資:MiChS社(フロー合成等の技術)、その他Rapidus等との連携(商権拡大に活用)。
    • M&A:SACHEM社アジア事業取得、旭化成ファーマからの診断薬事業買収(ナガセダイアグノスティックスの大仁工場取得、グループ入り:2025年7月1日)。
    • 自社と子会社間での事業移管:2025年4月1日付で機能性色素事業をナガセヴィータからナガセケムテックスへ移管 等。
重要な注記
  • 会計方針
    • 当期より、Prinovaグループにおいて製造原価と販売費及び一般管理費の区分を一部変更。過年度実績も組替え反映後の概算値を使用している箇所あり(資料の該当記載を参照)。
  • 数理差異・退職給付費用
    • 数理差異の償却による退職給付費用(会計上の影響):
    • 2024年度通期:約35億円(益)
    • 2025年度通期見通し:約3億円(損)
    • 四半期毎に均等按分して計上している旨の注記あり(これが販管費等に影響)。
  • リスク・将来予測に関する注記
    • 資料は2025年8月5日時点の前提・見通しに基づく将来予測を含む。世界経済、競合、為替変動等の不確定要因により実績が異なる可能性あり(資料に免責記載あり)。
  • その他(今後のイベント等)
    • 自己株式取得(120億円、期間2025年5~10月予定)、6月末取得累計46億円。
    • ナガセダイアグノスティックス(診断薬事業)グループ入り(2025年7月1日)。
    • 東拓工業の社名変更(製造子会社の社名変更を11月1日付で予定)等、グループ再編/投資計画に関する注記あり。

必要であれば、下記を追加で作成できます(ご指定ください):
– セグメント別の前年同期比・通期見通し差分の表(より詳細な数値)
– キャッシュフロー・B/Sの要点整理(有利子負債、自己資本比率等)
– PrinovaグループのNutrition事業の効率化施策の詳細要約

(参考)元資料URL(決算説明資料)
– https://www.nagase.co.jp/ir/library/pdf/factbooks/20250804-1.pdf


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 8012
企業名 長瀬産業
URL http://www.nagase.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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