決算説明：大同特殊鋼（5471）

２０２６年３月期第１四半期決算説明会

決算説明会サマリ（Markdown形式）

対象：大同特殊鋼株式会社（2026年3月期 第1四半期 決算説明会）

基本情報

• 企業概要
  • 企業名：大同特殊鋼株式会社（DAIDO STEEL CO., LTD.）
  • 主要事業分野：特殊鋼鋼材、機能材料・磁性材料、自動車部品・産業機械部品、エンジニアリング、流通・サービス
• 説明会情報
  • 開催日時：2025年7月28日
  • 説明会形式：–（資料はスライド形式で提供）
• 説明者
  • 発言概要：スライド上の要旨に基づき、25年度第1四半期の業績概況、セグメント別状況、調整後営業利益の変化要因、原材料市況等を説明
• 報告期間
  • 対象会計期間：2026年3月期 第1四半期（2025年度第1四半期）
• セグメント（名称と概要）
  • 特殊鋼鋼材：鋼材販売（自動車用途含む）
  • 機能材料・磁性材料：高合金、磁材、粉末製品（半導体製造装置向けなど）
  • 自動車部品・産業機械部品：自由鍛造品（航空、掘削、舶用バルブ、重電、エンジンバルブ等）
  • エンジニアリング：エンジニアリング事業（プラント等）
  • 流通・サービス：流通・サービス関連事業

業績サマリー

• 主要指標（25年度第1四半期）

  • 鋼材売上数量（単体）：253（千t） ← 前年比 -9（262→253）
  • 売上収益：1,424億円（前期1,421億円、差 +3）
  • 営業利益：87億円（前期101億円、差 -14）
  • 調整後営業利益：92億円（前期98億円、差 -6）

  ※調整項目：特別損益、為替差損益、在庫評価損益、環境費用引当、固定資産税（平準化）、有給休暇引当を補正
  – 税引前利益：97億円（前期114億円、差 -17）
  – 親会社の所有者に帰属する四半期利益：64億円（前期68億円、差 -4）
  – 為替・原料等の注記：為替は円安で推移（業績に寄与）
  – 進捗状況（公表値との比較）
  – 5月8日公表の上期（25年度上期）公表値に対する進捗
  – 営業利益：87億円 → 進捗率70%（公表値125億円）
  – 調整後営業利益：92億円 → 進捗率69%（公表値134億円）
  – セグメント別（第1四半期、単位：億円）
  – 特殊鋼鋼材：売上収益 512（-22）、営業利益 26（-7）、調整後営業利益 29（-1）
  – 機能材料・磁性材料：売上収益 483（-14）、営業利益 31（+1）、調整後営業利益 26（-10）
  – 自動車部品・産業機械部品：売上収益 293（+21）、営業利益 14（-14）、調整後営業利益 22（-1）
  – エンジニアリング：売上収益 68（+22）、営業利益 7（+5）、調整後営業利益 7（+5）
  – 流通・サービス：売上収益 68（-4）、営業利益 9（+1）、調整後営業利益 8（+1）
  – 合計：売上収益 1,424（+3）、営業利益 87（-14）、調整後営業利益 92（-6）

業績の背景分析

• 業績概要（ハイライト）
  • 全社では自動車関連、産業機械関連の鋼材販売数量減少等により前年同期比で減益。
  • 一方、5月8日公表値に対して鋼材売上数量が上振れ、円安の影響で為替面はプラス寄与。
  • 生産アロケーション変更に伴う一時的費用として計画通り17億円発生（当四半期に計上）。
  • 環境費用引当16億円等、調整項目の影響あり。
• 増減要因（主な寄与）
  • マイナス要因
  • 鋼材の販売数量減（特に自動車関連、産業機械関連）
  • 賃上げ対応等の変動費増（資料内で▲13億円の影響指摘）
  • 24/4Qの売上減の影響（▲10億円）
  • 一過性要因（▲5億円）
  • 固定費等（固定資産税の平準化等）
  • プラス要因
  • 販売価格是正（コストプッシュへの対応）による寄与
  • 為替：円安推移によるプラス影響（為替差損益は当四半期で＋2億円）
  • 夏季備蓄対応等の一部前倒し（＋5億円）
  • その他（資料上は「クリンスター増」等の寄与）
• 競争環境
  • 自動車業界の販売動向（特に日系自動車メーカーの販売減）が当社販売数量に影響。
  • 磁材領域では中国の重希土類輸出規制強化に伴い、重希土類フリー磁石の需要増という市場変化がみられる。
  • 市場シェアや主要競合との比較に関する具体数値は資料に記載なし。
• リスク要因（外部）
  • 為替変動（円安・円高の影響）
  • 原材料価格変動（ニッケル、モリブデン、バナジウム、原油等の市況）
  • 需要変動（自動車・航空・掘削等セクターの景気変動）
  • 規制・貿易環境（例：中国の希土類関連規制）
  • サプライチェーンや一時的費用計上の影響（生産再配分等）

戦略と施策

• 現在の戦略（資料上の言及）
  • 価格是正（物価上昇・外注費等のコストプッシュに対する販売価格の是正）
  • 生産アロケーションの変更（効率化目的）→ 一時費用発生（17億円）
  • 夏季備蓄対応等の在庫/出荷調整
• 進行中の施策（具体性）
• セグメント別施策と進捗
  • 特殊鋼鋼材：販売価格の是正によりコストプッシュを吸収し利益は前期並み。ただし自動車向け販売数量は減少。
  • 機能材料・磁性材料：半導体製造装置向け需要は緩やかに回復（内容差はプラス）。磁材は重希土類フリー磁石の需要増を受けた対応。
  • 自動車部品・産業機械部品：一部（航空・掘削）の受注減あるが、舶用バルブ、重電、関連会社のエンジンバルブで北米需要増などの補完要素あり。
  • エンジニアリング：売上・利益とも増加（第1Qで増収増益）
  • 流通・サービス：概ね横ばい

将来予測と見通し

• 業績予想（次期）：資料に四半期・通期の新たな業績予想は記載なし。ただし、5月8日公表の上期公表値（営業利益125億円、調整後134億円）に対する第1四半期の進捗は記載（進捗率70%前後）。
• 中長期計画：中期経営計画の具体的数値や達成見込みに関する記載は資料に限定的 → 進捗判断については上期公表値に対する進捗のみ提示
• マクロ経済の影響
  • 為替（円安）がプラス要因
  • 原材料市況（Ni、Mo、V、新断、H2、原油等）の変動が収益に影響（スライドで市況推移と想定値を提示）
  • 需要動向（自動車、半導体、航空、掘削、舶用等）が業績を左右

製品やサービス

• 主要製品（資料から）
  • 特殊鋼材（構造用鋼、機械構造用等）
  • 高合金材、磁性材料、粉末材料（半導体装置向け等）
  • 自由鍛造品（航空機、掘削、舶用バルブ、重電、エンジンバルブ等）
• 新製品：特に明示的な新製品記載はなし。磁性材料領域では重希土類フリー磁石の需要増に対応する動きが示唆される。
• サービス：流通・サービス事業あり（地域/顧客層の詳細は記載なし）

重要な注記

• 会計方針・調整項目
  • 調整後営業利益は以下の項目を補正して算出：特別損益、為替差損益、在庫評価損益、環境費用引当、固定資産税（平準化）、有給休暇引当。
  • 今回の第1四半期では環境費用引当として16億円を計上。
  • 生産アロケーション変更に伴う一時費用17億円を計上。
• リスク・注意点（資料での特記事項）
  • 原材料・為替・市場需要の変動が業績に影響する点を随時監視
  • 第1四半期には一過性要因が含まれている旨の注記あり（詳細はスライド参照）
• その他（今後のイベント等）

（注）
– 本要約は提示された決算説明スライドの内容に基づく整理です。記載のない項目は「–」としています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

企業情報

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