1. 企業情報
企業名: 櫻島埠頭株式会社
概要: 大阪港を拠点とする商業埠頭会社。主にばら貨物（石炭、イルメナイト等）や液体貨物の取り扱い、物流倉庫の運営、太陽光発電による売電を事業内容とする。
事業内容: ばら貨物、液体貨物、物流倉庫、太陽光発電
設立年月日: 1948年2月12日
代表者名: 谷本 祐介
従業員数: 92人
平均年齢: 47.6歳
平均年収: 6,240千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性: 大阪港唯一の商業埠頭会社であり、ばら貨物や液体貨物の取り扱いにおいて高い専門性を持つ。
市場シェア: 詳細な市場シェア情報は不明だが、大阪港の商業埠頭会社として高い地位を占めている。
課題: 業界全体の物流需要の変動や、エネルギーコストの高騰などに対する適応力が課題。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン: 第4次中期経営計画（2024-2026）で「産業構造の変化に対応する次世代ビジネスへのStep2」を掲げ、設備更新、新規倉庫の整備、タンク更新・新設を検討中。
中期経営計画の具体的な施策: 設備更新、新規倉庫の整備、タンク更新・新設、汎用倉庫新設準備、液体貨物での設備メンテナンス強化、倉庫事業でパートナー連携による収益改善検討。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: ばら貨物、液体貨物、物流倉庫、太陽光発電による売電
市場ニーズの変化への適応力: 設備更新や新規倉庫の整備により、市場ニーズの変化に適応する計画を立てている。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: 設備更新や新規倉庫の整備により、技術革新に対応。
収益を牽引している製品やサービス: 液体貨物セグメントが利益の中心。
6. 株価の評価
EPS（会社予想）: 145.05
BPS（実績）: 4,598.16
PER（会社予想）: 12.95倍
PBR（実績）: 0.41倍
現在の株価との比較: 株価は1,821円で、PBR 0.41倍は業界平均0.5倍より割安。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は上昇傾向。
高値圏か安値圏か: 高値圏。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高: 2025年3月期第1四半期累計 1,037百万円（前年同期比 +12.2%）
- 営業利益: 92百万円（前年同期比 +270.6%）
- ROE（実績）: 3.51%
- ROA（実績）: 売上1,037 / 総資産10,907 ≒ 9.5%
過去数年分の傾向: 売上高は横ばいから微増の傾向。営業利益は増加傾向。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 2.13%
配当性向: 予想配当性向 ≒ 27.6%
自社株買い: 1.51%の自己株式を保有
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向: 上昇傾向
株価への影響を与える要因: 事業の好調さ、設備投資計画の進展
11. 総評
櫻島埠頭は大阪港の商業埠頭会社として、ばら貨物や液体貨物の取り扱い、物流倉庫の運営、太陽光発電による売電を主要事業としている。業界内での競争優位性は高いが、市場ニーズの変化への適応力が課題。経営陣は設備更新や新規倉庫の整備により、持続可能な成長を目指している。株価はPBR 0.41倍で割安と評価でき、直近の株価は上昇傾向。財務面でもROE、ROAとも健全な水準を維持している。
12. 企業スコア
- 成長性: LTM売上成長率（YoY）は+12.2%。3年CAGRは不明。評価: B（中立）
- 収益性: ROE 3.51%、ROA 9.5%。業界平均を上回る。評価: A
- 財務健全性: 自己資本比率62.8%、流動比率199%。評価: A
- 株価バリュエーション: PBR 0.41倍は業界平均0.5倍より割安。評価: A
総合評価: B
このレポートは、提供されたデータを基に作成された分析であり、投資助言を目的とするものではありません。投資にはリスクが伴い、将来の業績や株価の予測には確実性は存在しません。投資判断には、このレポートに加えて、他の情報や専門家のアドバイスを考慮してください。
企業情報
| 銘柄コード | 9353 |
| 企業名 | 櫻島埠頭 |
| URL | http://www.sakurajima-futo.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 運輸・物流 – 倉庫・運輸関連業 |
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