2025年3月期 決算説明資料

2025年3月期 決算説明(要約) — DIGITAL HEARTS HOLDINGS(3676)

出所:同社「2025年3月期 決算説明資料」(2025/5/13)

基本情報
  • 企業概要
    • 企業名:DIGITAL HEARTS HOLDINGS Co., Ltd.(デジタルハーツホールディングス)
    • 証券コード:東証プライム 3676
    • 主要事業分野:ゲーム向けデバッグ・翻訳・ローカライズ等を中心とする「DHグループ事業」と、エンタープライズ向けQA/テスト・セキュリティ等の「AGESTグループ事業」
    • 公式:https://www.digitalhearts-hd.com/
  • 説明会情報
    • 開催日時:2025/5/13(資料発表日)
    • 説明会形式:資料(説明会の形式は資料に明記なし)→ 出席形式:–、参加対象:投資家向けIR資料
  • 説明者
    • 発表者(役職/氏名):資料内に個別の発表者名・役職の明示なし → 発言概要は以下の「エグゼクティブサマリー等」にて要約
  • 報告期間
    • 対象会計期間:2025年3月期(連結)
    • 決算説明資料公表日:2025/5/13
  • セグメント(2025年3月期以降の開示区分)
    • DHグループ事業(旧:エンターテインメント事業)
    • 主なサービス:国内デバッグ、翻訳・LQA、マーケティング支援、海外デバッグ、ゲーム開発支援、カスタマーサポート 等
    • AGESTグループ事業(旧:エンタープライズ事業)
    • 主なサービス:QAソリューション(システムテスト、セキュリティテスト等)、受託開発、ERP/CRM導入支援、保守・運用支援 等
業績サマリー(25/3期 実績・対前期)
  • 主要指標(連結)
    • 売上高:39,748 百万円(前期比 102.5%)
    • 営業利益:2,430 百万円(前期比 119.1%)
    • 経常利益:2,278 百万円(前期比 110.7%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:629 百万円(前期比 355.8%)
    • EBITDA:3,456 百万円(前期比 112.3%)
    • 1株当たり利益:–(資料記載なし)
  • 進捗状況(中期計画との関係)
    • 中長期目標(グループ):売上成長率 前期比+10%以上、グローバルサービス売上 前期比+20%以上、営業利益率 10%以上、ROIC 15%以上
    • 25/3期実績:売上成長率は+1.8%(子会社売却差異除くと+5.2%)、グローバルサービス売上は前期比+19.5%、ROIC 16.1% → ROIC目標は達成(15%超)
  • セグメント別(25/3期 実績)
    • DHグループ事業
    • 売上高:23,906 百万円(前期比 101.8%)
    • セグメント利益:1,941 百万円(前期比 111.9%)
    • セグメント利益率:約8.1%(前年約7.4%)
    • 補足:国内デバッグ(13,679 百円、前期比104%)、グローバル及びその他(10,226 百円、前期比99.2%) ※2024/12/25にノンコアの子会社(㈱アイデンティティー)を売却。比較補正あり。
    • AGESTグループ事業
    • 売上高:16,158 百万円(前期比 101.1%)
    • セグメント利益:488 百万円(前期比 160.0%)
    • セグメント利益率:約3.0%(前年約1.9%)
    • 補足:QAソリューション(13,928 百円、前期比104.2%)が成長を牽引。ITサービス等は戦略的縮小で減収。
業績の背景分析
  • ハイライト / トピックス
    • 両事業とも増収(連結で過去最高売上を更新)・2桁増益(営業利益)を達成
    • AGESTのスピンオフ上場(株式分配型スピンオフ)に向けた準備を推進
    • DH側はマルチプラットフォーム・マルチ言語化の追い風でグローバルサービスが2桁成長
    • AGEST側は国内QAソリューションの高成長とオペレーション改善により利益改善
  • 増減要因(主要)
    • 増収の主因:DHのグローバルサービス(翻訳・LQA、マーケティング支援、海外デバッグ)の拡大、国内デバッグの堅調(大型案件獲得)、AGESTの国内QA需要増
    • コスト・費用:成長投資(テストセンター拡張、新型ハード専用機材整備、人的投資)を継続しつつ販管費抑制や粗利改善で増益に寄与
    • 特別損益:関係会社株式売却益(625 百円の特別利益計上のうち589百円はMK Partners 等の売却益)。一方、投資有価証券評価損 1,184 百円(複数投資先の減損)等を計上
  • 競争環境/競争優位性
    • 優位点:国内コンソール市場上位タイトルに対する高い関与率(資料:国内コンソール売上Top100に対する関与率で高シェア)、登録テスター約8,000名・多言語ネイティブスタッフ多数、豊富なテスト機材、独自AI翻訳(ella)やAIテストツール(TFACT)
    • 競合比較:資料上で具体的な競合社比較は限定的だが、DHは「マルチ言語×マルチプラットフォーム対応力」、AGESTは「次世代QA+AIツール」による差別化を主張
  • リスク要因(主に会社提示)
    • 機密情報漏洩(情報セキュリティ対策は強化中)
    • AI等技術革新による既存サービスの陳腐化
    • 生産年齢人口減少による人材供給リスク
    • M&A・新規事業の拡大に伴う統合リスク
    • マクロ面:為替変動、ハード発売サイクル(新型ハードの需要変動)、規制やサイバーセキュリティ政策等
戦略と施策
  • グループ戦略(全体)
    • 2024年4月に新マネジメントで「DHグループ」と「AGESTグループ」を独立した経営体制へ移行(AGESTのスピンオフ上場準備)
    • 中期的には各事業を個別上場させ、経営フォーカスと資本政策で事業価値最大化を目指す
  • 成長投資・重点施策(26/3期アクションプラン)
    • グローバルソリューションの拡充(ellaの活用強化、英語デバッグ開始、海外拠点との協業・出展強化)
    • エンタメ人材の採用・育成強化(登録テスター活用、正社員登用、教育制度、チャレンジプログラム、タウンMTG 等)
    • AI等技術活用(TFACTの事業化、AI翻訳「ella」フルローンチ、SBOM管理サービス開発)
  • 進行中の具体的プロジェクト
    • TFACT(AGEST)β版:2025年1月リリース。問合せ300件超、20件以上のプロジェクト稼働。テスト工数30%削減の見込み。将来的にツール販売へ移行予定(2026年にツール販売想定)。
    • ella:ゲーム特化型AI翻訳エンジン。2025年2月に9言語フルローンチ。70件以上受注(一部トライアル含む)。
    • Nintendo Switch 2対応:専用テスト機材を早期に導入(2025/3/31時点で約600台保有)。
    • スピンオフ準備:AGESTのバックオフィス整備、独立したガバナンス強化、上場準備費用の計上等。
  • セグメント別施策と成果
    • DHグループ:グローバルサービス拡大、テストセンター増床(京都Lab.・名古屋Lab. 等)、人材・設備投資で受注体制強化。ella活用による翻訳事業拡大。
    • AGESTグループ:国内QA採用増(グループ平均顧客単価改善)、オペレーション改善で粗利率回復、TFACTでの効率化および将来的なツール販売、SBOM管理サービス開発でシフトライト領域拡大。
将来予測と見通し(26/3期 会社予想)
  • 26/3期(連結)業績予想(会社)
    • 売上高:39,750 百万円(前期比 100.0% / 子会社売却影響除くと前期比 108.5%)
    • 営業利益:2,640 百万円(前期比 108.6% / 子会社影響除くと111.9%)
    • 経常利益:2,640 百万円(前期比 115.9%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:1,660 百万円(前期比 263.7%)※25/3期の特別損失の反動等を織り込む
  • セグメント見通し(26/3期計画)
    • DHグループ:売上 22,870 百円(子会社売却影響除く前期比 109.9%)、セグメント利益 2,010 百万円
    • AGESTグループ:売上 16,880 百円(前期比 104.5%)、セグメント利益 630 百万円(前期比 128.9%)
  • 予想の根拠
    • DH:新型ハード発売やグローバル化による需要増、グローバルサービスの拡大、ノンコア子会社売却の影響を除いた実質成長を見込む
    • AGEST:国内QAの人材強化・AI技術導入により粗利改善・大幅増益を見込む。ただしスピンオフ準備段階で保守的な計画
    • 純利益は25/3期に計上した特別損失の反動(改善)を織り込む
  • 中長期計画の進捗可能性
    • ROIC目標(15%以上)は25/3期実績で達成(16.1%)。TFACTやella等の技術・プロダクト化が計画どおり商用化できれば中期目標達成に寄与する想定。
  • マクロ経済影響(会社が注視する点)
    • 為替変動(海外取引・グループ借入の外貨建差損等)
    • 新ハード発売サイクル(需要の凸凹)
    • 各国のサイバーセキュリティ規制/SBOM等の標準化動向
    • ゲーム市場の需要動向(国内外)
配当と株主還元
  • 配当方針
    • 基本方針:事業成長投資と経営体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ、配当性向20%を下限の目途として安定配当を実施
  • 25/3期 実績および 26/3期(予想)
    • 25/3期:年間配当 21.0 円(中間 10.5 / 期末 10.5、うち記念配当2.0は25/3期に該当)
    • 26/3期(予想):年間配当 23.0 円(前期普通配当より +2.0 円、内訳 中間 10.5 / 期末 11.5)
    • 配当性向(予想):約30.9%(26/3期想定)
  • 特別配当:25/3期に記念配当2.0円を含む(資料の記載)
製品・サービス・提携
  • 主要製品・サービス
    • DH側:国内デバッグ(コンソール/モバイル等)、翻訳・LQA、マーケティング支援、カスタマーサポート、ゲーム開発支援、音声収録、アート制作 等
    • AGEST側:QAソリューション(設計~運用まで)、システムテスト、セキュリティテスト、受託開発、ERP/CRM導入支援、SBOM管理サービス 等
  • 主要新プロダクト
    • TFACT(AGEST):AIを活用したAIテストツール(β版 2025年1月リリース)。テスト設計→実行→結果分析→レポート自動化をAIで支援。問合せ300件超、20件超の稼働開始。テスト工数30%削減を目標。特許出願中の機能あり。
    • ella(DH):ゲーム特化型AI翻訳エンジン。感情表現を反映した翻訳、2025年2月に9言語フルローンチ。70件以上受注(トライアル含む)。翻訳時間を従来比約40%短縮と試算。
  • 協業・提携・投資(抜粋)
    • 出資・提携先:Localsoft(スペインローカライズ)、ジーアングル(音声収録事業)、81RAVENS(P2Eゲーム開発)、TOKYO GameFi(Web3出資)、Fennel(eSportsチーム出資)、Turing(自動運転AI出資)、JetSynthesys(インドJV:JetSynthesys Digital Services Private Limited)等
    • 目的:グローバル展開、音声収録や英語デバッグの拡充、Web3/eSports/AI等の新事業領域への投資
重要な注記(会社資料より)
  • 会計・開示
    • 25/3期1Qより開示セグメントを変更(「DHグループ」「AGESTグループ」へ)。比較のため24/3期のセグメント別数値は組替え済み。
    • 2024/12/25付で連結子会社㈱アイデンティティーの全株式を譲渡(売上高3,103百万円、営業利益70百万円の影響)。比較の際はこの影響の説明あり。
  • 特別損益の主な内訳(25/3期)
    • 営業外費用:為替差損 90 百万円
    • 特別利益:関係会社株式売却益 589 百万円(MK Partners, Inc.、㈱アイデンティティー 等)
    • 特別損失:投資有価証券評価損 1,184 百万円(複数投資先の減損)、合計特別損失 1,258 百万円
  • リスク(特記事項)
    • 上記「事業リスク」参照(セキュリティ、技術変化、人材、M&Aリスク 等)
  • その他の告知
    • AGESTのスピンオフ上場準備を継続。上場タイミングは業績進捗や市場環境を注視しつつ検討。

(注)本要約は提供資料に基づく事実の整理・要約であり、投資助言・価値判断を行うものではありません。不明な項目は「–」と表記しています。原資料の注記・脚注等も参照してください。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3676
企業名 デジタルハーツホールディングス
URL https://www.digitalhearts-hd.com/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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