決算説明：KeePer技研（6036）

2025年6月期 決算説明会資料

KeePer技研 — 決算説明会（2025年6月期） 要約

（出典：KeePer技研 決算説明会資料 2025年8月21日）
※不明項目は「–」で表記しています。投資助言は行いません。

基本情報

• 企業名：KeePer技研株式会社
• 主要事業分野：
  • 製品等関連事業（B-to-B）：カーコーティング等の製品販売（アフター／新車／車以外／海外）
  • KeePer LABO運営事業（B-to-C）：カーコーティング・洗車等の店舗運営（直営・FC）
• 説明会情報：
  • 開催日時：2025年8月21日（木）
  • 説明会形式：–（資料中に明示なし）
  • 参加対象：投資家・アナリスト等（資料はIR向け公開）
• 説明者：発表者（役職）および発言概要：–（資料に役職名・発言者名の明記なし）
• 報告期間：
  • 対象会計期間：2024年7月〜2025年6月（FY06/2025 通期）
  • 決算説明資料公表日：2025年8月21日
  • 決算報告書提出予定日／配当支払開始予定日：–（資料に明示なし）
• セグメント（主な区分）：
  • 製品等関連事業（B-to-B）……アフターマーケット、新車マーケット、車以外（家事・ハウスクリーニング等）、海外
  • KeePer LABO運営事業（B-to-C）……直営店舗およびフランチャイズ店舗の運営

業績サマリー（FY06/2025 通期実績）

• 主要指標（単位：百万円、増減は前年比）
  • 売上高：23,093（+12.2%）
  • 営業利益：7,098（+16.3%）
  • 経常利益：7,131（+17.4%）
  • 当期純利益：4,888（+10.6%）
  • 1株当たり利益（EPS）：179.1円
• 四半期（Q4：4–6月）ハイライト
  • 売上高（Q4）：5,851（+7.1%）
  • 営業利益（Q4）：1,728（+1.1%）
  • 純利益（Q4）：1,228（-15.0%）
• 業績予想に対する進捗（FY06/2025）
  • 売上高達成率：94.2%
  • 営業利益達成率：101.4%
  • 経常利益達成率：102.6%
  • 純利益達成率：101.8%
• 利益率等
  • 売上総利益率（全社）：52.3%
  • 営業利益率（全社）：30.7%（FY06/2024：29.6% → +1.1pp）
  • 製品セグメント営業利益率：約42.1%
  • LABOセグメント営業利益率：約21.4%

セグメント別状況（FY06/2025 実績）

• 製品等関連事業（B-to-B）
  • 売上高：10,400百万円（+10.7%）
  • 営業利益：4,381百万円（+14.4%）
  • 構成内訳（製品合計内）
  • アフター：6,464（62.1%・YoY -0.8%）
  • 新車：3,156（30.3%・YoY +32.4%）
  • 車以外：639（6.1%・YoY +46.9%）
  • 海外：141（1.3%・YoY +131.1%）
• KeePer LABO運営事業（B-to-C）
  • 売上高：12,692百万円（+13.5%）
  • 営業利益：2,716百万円（+19.5%）
  • KPI
  • 来店台数：747,851台（+11.6%）
  • 平均単価：16,971円/台（資料の箇所に若干差分あり）
  • 店舗数：2025年8月時点で159店舗（直営中心）
  • 出店計画：今期中に200店舗を目指す（FY06/2026計画）、中期的には500店舗を想定

業績の背景分析

• 業績ハイライト・トピックス
  • 全社で増収増益（売上 +12.2%、営業利益 +16.3%）
  • LABOの来店台数増と平均単価上昇が大きく寄与
  • 製品では新車マーケット向け売上が大幅増（特に大手メーカー向け採用増）
  • 製品内の「車以外」「海外」事業も高成長（車以外 +46.9%、海外 +131.1%）
• 増減要因（資料の増減益分析より）
  • プラス要因
  • LABO：来店台数増（+11.6%）および単価微増（+0.5%）→ 売上増
  • FC（フランチャイズ）関連売上の寄与（店舗出店加速、会計上の配分変更も影響）
  • 製品：新車マーケットの成長（純正採用増等）
  • マイナス要因
  • 人件費の増加（決算特別賞与130百万円、新店OPEN・既存店増員による増）
  • 新店OPENに伴う店舗関連費用（家賃・償却・水光熱等）約398百万円の増加
  • 広告宣伝費はタイミングで変動（TV番組関連でFY25は全体で抑制効果が見られたが、FY26はフル寄与を見込む）
• コスト構造
  • 売上原価・販管費とも増加（売上原価 +13.8%、販管費 +3.9%）
  • 会計処理変更：以前販管費計上していたLABO運営の一部費用（人件費、減価償却等）を売上原価へ計上する変更が行われている（資料で注記）
• 競争環境・競争優位性（資料に明示的比較は限定的）
  • 新車メーカーへの採用拡大（例：Toyota等）により新車マーケットでの付帯率向上が進む
  • LABOの店舗展開・ブランド力（KeePer）により来店増・リピートが進展
  • ただし市場の競合状況詳細やシェア数値の直接比較は資料に限定的記載

リスク要因（資料に基づく主な留意点）

• 外部リスク：自動車市場動向（新車登録台数等）変動、消費環境変化
• 業務リスク：出店ペースに伴う費用増、フランチャイズ展開の管理、海外展開リスク
• 財務・投資リスク：投資有価証券取得（Soft99株取得）に伴う投資リスク、含み益・含み損の影響
• 会計上の影響：セグメントの会計処理変更による期比較の注意点
• その他：資料末尾の一般的な将来予測に関する不確実性の注記（想定が変われば実績が変動する可能性）

戦略と施策

• 現在の戦略（資料からの要点）
  • LABOの全国的な出店拡大（直営中心、FC併用で拡大）
  • 製品事業の新車マーケット浸透強化（自動車メーカー向け採用拡大）
  • 非自動車領域（スマホキーパー、ハウスクリーニング、お風呂／キッチン向け）や海外展開の拡大
  • 成長投資と株主還元のバランスを重視（下記の配当方針参照）
  • 投資事例：Soft99株の取得（公開買付に応募）
• 進行中の施策と進捗
  • LABO出店：2025年8月時点で159店舗、FY26計画で200店舗目標
  • FC展開：FY25のFC売上212百万円からFY26計画511百万円へ拡大見込み（+140%）
  • 広報施策：TV番組等による認知向上（FY26はフル寄与見込み）
  • 製品側：新車向け販売強化、海外販路拡大（台湾・香港等での店舗展開）
• セグメント別施策と成果
  • LABO：来店数・平均単価の継続的向上、店舗形態の多機能化（充電、タイヤ、中古車仲介などの併設を示唆）
  • 製品：新車向け採用増、新用途（家電・スポーツ用品等）へ展開、海外での事業拡大

将来予測と見通し（FY06/2026 予想・計画）

• FY06/2026 業績予想（資料、単位：百万円）
  • 売上高：26,300（+13.9%）
  • 営業利益：8,000（+12.7%）
  • 経常利益：8,000（+12.2%）
  • 当期純利益：7,200（+47.3%）※特別利益を織り込んでいるため大幅増に
  • EPS：263.9円（+84.8円）
• 予想の前提・特記事項
  • 2026年6月期には、Soft99株の公開買付応募に伴う投資有価証券売却益として2,368百万円の特別利益を計上する想定（FY26業績予想に織り込んでいる）
  • LABOは新店寄与（特に2年目店舗）とFC関連売上の寄与を想定
  • 広告宣伝（TV番組等）のフル寄与（FY25は一部タイミング要因で抑制）
  • 一方で人件費増（ベースアップ、出店・増員）が利益を圧迫する見込み
• マクロ影響（資料の示唆）
  • 新車登録台数や自動車市場の動向が売上に直結
  • 為替・金利等の明示的感度は資料に限定的記載（ただし海外展開拡大により影響は増えうる）

配当と株主還元

• 配当実績（FY06/2025 実績）
  • 1株配当：60円（内訳：前期実績60円／うち創立40周年記念配当6円含む）
  • 配当性向：33.5%
• FY06/2026 配当方針
  • 年間配当については「前期実績（1株当たり60円）を下限として維持」する方針
  • Soft99売却による特別利益（2,368百万円）を原資とした追加の株主還元の有無は、第1四半期決算発表時を目途に判断・発表予定
• 特別配当：FY25に創立40周年記念の一時配当（6円）を実施（FY25の配当に含む）
• 備考：会社は「安定的かつ継続的な株主還元」を重要方針として明示

製品・サービス

• 主要製品
  • KeePerコーティング関連製品（アフターマーケット向けケミカル等）
  • 新車向け純正採用製品（自動車メーカー向け）
  • 車以外用途製品（スマホキーパー、住宅向けの「お風呂キーパー」「キッチンキーパー」等）
• 主要サービス（LABO）
  • KeePer LABO：プロのコーティング・洗車サービス提供（直営／FC）
  • 今後のサービス拡張案：タイヤ、充電、純水洗車、カーシェア、中古車/フリマスペース等（資料に示唆図）
• 提携・協業
  • 海外店舗展開（台湾、香港、韓国、シンガポール、メキシコ等）
  • 小売／住宅関連企業との用途展開（資料で家電・ホテル利用等の事例記載）
  • 特記：Soft99株取得（投資・資本関係）

重要な注記

• 会計方針：2024年6月期決算時にセグメント損益の会計処理を変更（LABO運営事業の一部費用の扱いを変更）。比較の際は遡及適用の範囲に注意（2023年までは遡及適用、2022年は参考値扱い）。
• 将来予想に関する注記：資料に記載の見通しは仮定に基づくものであり、実際の成果は変動する可能性がある旨の一般的注記あり。
• その他重要告知：
  • Soft99の公開買付けに応募・成立した場合、FY26第1四半期に投資有価証券売却益2,368百万円を計上する見込み（資料に明記）
  • IR問い合わせ先：KeePer技研 IR担当（Tel / e-mail が資料に記載）

必要な追加情報や、特定項目（例：代表者名、発表者の役職と発言要旨、提出/支払日等）を資料から抽出して追記することをご希望であれば、該当スライドやテキストを指定してください。

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