2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
決算短信(要約・Markdown)
対象資料:株式会社バルカー(コード 7995) 2025年3月期 決算短信(連結)
提出日:2025年5月14日
基本情報
- 企業名:株式会社バルカー
- 主要事業分野:シール製品、機能樹脂製品、(従来は)シリコンウエハーリサイクル・他
- 代表者:代表取締役社長 COO 瀧澤 利治
- IR窓口:IR室長 遠藤 浩志郎(TEL 03-5434-7372)
- コーポレートサイト:https://www.valqua.co.jp
報告概要
- 提出日:2025年5月14日
- 対象会計期間:2024年4月1日〜2025年3月31日(2025年3月期)
- 決算補足説明資料:作成・公表あり(2025年5月14日にWeb公開予定)
- 決算説明会:実施(機関投資家・証券アナリスト向け)
今後の予定(公表分)
- 定時株主総会:2025年6月25日(予定)
- 有価証券報告書提出予定日:2025年6月24日
- 配当支払開始予定日:2025年6月26日
- IRイベント:決算説明会(実施済 / 機関投資家向け)
セグメント(報告セグメント)
(当期は以下3セグメントで開示。翌期からは「シール製品事業」と「機能樹脂製品事業」の2区分へ変更予定)
– シール製品事業:プラント・機器関連製品、エラストマー製品、自動車部品等のシール製品の製造・販売
– 機能樹脂製品事業:フッ素樹脂等の機能樹脂製品(特殊タンク等)
– シリコンウエハーリサイクル事業他:シリコンウエハーリサイクル、発電事業 等(当期中に主要子会社を譲渡済)
発行済株式
- 期末発行済株式数(自己株式含む):18,688,733株(2025年3月期末)
- 期末自己株式数:1,092,793株(2025年3月期末)
- 期中平均株式数:17,594,681株(2025年3月期)
- 時価総額:–(株価情報は決算短信に非記載のため省略)
財務指標(要点)
※単位は原則「百万円」。必要に応じ注記で換算。
連結損益(2025年3月期:2024/4/1–2025/3/31)
- 売上高:60,113(前年 61,744、△2.6%)
- 営業利益:5,669(前年 7,102、△20.2%)
- 営業利益率:9.4%(前年 11.5%)
- 経常利益:5,999(前年 7,399、△18.9%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:4,676(前年 4,909、△4.7%)
- 1株当たり当期純利益(EPS):265.80円(前年 279.45円)
- 持分法投資損益:138(前年 207)
(参考:包括利益 4,788、△18.2%)
連結貸借対照表(2025年3月31日)
- 総資産:77,823(前年 74,487)
- 流動資産:46,430
- 現金及び預金:7,969
- 売掛金:11,346
- 原材料・貯蔵品:11,491
- 固定資産:31,393
- 負債合計:27,302(前年 25,755)
- 流動負債:18,569(短期借入金増加等)
- 固定負債:8,732
- 純資産合計:50,521(前年 48,731)
- 自己資本(注):50,486
連結キャッシュ・フロー(当期)
- 営業活動によるCF:+4,870(前年 +1,758)
- 投資活動によるCF:△4,887(前年 △4,754)
- 有形固定資産取得支出:約6,429(=64.29億円)
- 財務活動によるCF:+1,573(前年 +923)
- 現金及び現金同等物期末残高:7,969(前年 6,386)
収益性・効率性
- 営業利益率:9.4%(計算一致)
- 経常利益率:9.4% 相当(資料欄)
- 総資産回転率(売上高/総資産):約0.773回
- 自己資本当期純利益率(ROEに相当):9.5%(資料値)
- 研究開発費:1,547(当期の販売費及び一般管理費内)
財務安全性
- 自己資本比率:64.9%(資料値)
- 負債比率(負債÷純資産):約54.0%(27,302 / 50,521 ≒ 0.540)
- 流動比率:約250%(流動資産 46,430 / 流動負債 18,569 ≒ 2.50 → 250%)
- 有利子負債に対する指標(資料):キャッシュ・フロー対有利子負債比率 2.8倍、インタレスト・カバレッジ(CF/利払い)22.7倍
セグメント別(当期:2025年3月期、百万円)
- シール製品事業
- 売上高:40,616(前年 37,160、+9.3%)
- セグメント利益:5,274(前年 3,140、+68.0%)
- 機能樹脂製品事業
- 売上高:16,334(前年 21,580、△24.3%)
- セグメント利益:567(前年 3,996、△85.8%)
- シリコンウエハーリサイクル事業他
- 売上高:3,161(前年 3,002、+5.3%)
- セグメント損失:△172(前年 △34)※当期は開発費等先行で損失拡大
- セグメント合計(売上高):60,113(資料一致)
(注)当期途中で主要子会社(㈱バルカー・エフエフティ)を譲渡しており、翌期から報告セグメントを2区分へ変更予定。変更後の当期換算数値は算定中。
財務の解説(短信記載の主な背景)
- 全体:売上は若干減、営業利益・経常利益は減少。ただし親会社株主に帰属する当期純利益の減少幅は限定的。
- セグメント要因:
- シール製品:先端産業向け高機能品の回復で売上・利益とも増加。
- 機能樹脂:フッ素樹脂特殊タンクの需要調整で売上・利益大幅減。
- シリコン関連:主力需要は堅調だが、デジタルソリューション関連の開発費先行で損失。
- 特別項目:関係会社株式売却益等の特別利益計上(合計1,100)/事業構造改善費用や調査費等の特別損失計上(合計893)。
- キャッシュ:営業CF改善で手元資金増(期末現金 7,969)。
配当
- 2025年3月期 実績:
- 中間配当:75円
- 期末配当:75円
- 年間合計:150円
- 配当総額(連結):2,641百万円
- 配当性向(連結):56.4%
- 純資産配当率(DOE):5.3%
- 2026年3月期(予想):年間合計配当 150円(中間75、期末75)、想定配当性向 55.0%
(特別配当:当期は無し)
セグメント別詳細・戦略
- シール製品事業
- 現状:先端産業向け高機能製品の回復で受注・売上増。
- 戦略:中期計画NF2026に沿って、半導体など先端市場の需要に備えサプライチェーン整備を推進。
- 機能樹脂製品事業
- 現状:プラント市場や一部先端需要の調整で業績悪化。
- 戦略:需給変動に対応した営業・生産調整と、中期施策での成長分野の開拓。
- シリコンウエハーリサイクル事業他
- 現状:主力事業は堅調も、デジタルソリューションでの先行投資が損益を圧迫。主要構成会社を譲渡。
- 戦略:事業の整理を実施し、報告セグメントを集約(翌期より2区分へ)。
中期経営計画との整合性
- 中期計画:New Frontier 2026(NF2026)
- 重点施策(要旨)
- 人材育成と本質追求
- サプライチェーンの強靭化(地政学リスク対応)
- デジタルイノベーション(AI/ITソリューションのマネタイズ)
- 技術流出防止と新技術の見極め
- グローカリゼーション(Think Globally, Act Locally)
- 進捗・整合性:短信内では、先端産業向け製品回復やサプライチェーン整備を速やかに実施中と記載。ただし、機能樹脂の需要調整や一部先行投資の影響で短期的な業績変動あり。中期目標の達成可能性については引き続き進捗管理中。
競合状況・市場動向(短信記載の要点)
- 市場動向:世界的な設備投資の減速、半導体関連景況の回復遅延、人手不足・人件費上昇、地政学リスク等が不透明要因。
- 米国関税政策:影響の可能性があるが、現時点で合理的な算定ができないため2026年3月期の業績予想には織り込んでいない。
- 競合比較:短信では個別の競合他社比較は未記載(–)。
今後の見通し(2026年3月期 連結業績予想)
- 通期予想(2025/4/1–2026/3/31)
- 売上高:62,000(+3.1%予想)
- 営業利益:7,000(+23.5%予想)
- 経常利益:7,000(+16.7%予想)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:4,800(+2.6%予想)
- 1株当たり当期純利益(予想):272.80円
- 第2四半期累計(予想)
- 売上高:29,000(△3.6%)
- 営業利益:3,000(+2.6%)
- 四半期純利益:1,800(△9.9%)
- 前提・留意点:米国関税政策影響は織り込まず。先端市場需要、エネルギー・原材料価格・物流費の上昇等を一定程度織り込むが、世界的なサプライチェーンの寸断や急激な為替変動などで乖離する可能性あり。
リスク要因(短信記載・要旨)
- 米国の関税政策や各国間の外交関係悪化、東アジア・ウクライナ・中東など地政学リスク
- 世界的な設備投資の減速、半導体景況の回復遅延
- 原材料・エネルギー価格の上昇、物流費の増加
- 人手不足・人件費上昇
- 既往の不正事案に伴う信頼回復・再発防止対応(以下参照)
重要な注記・その他
- 会計方針の変更:2022年改正の「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」を当期から適用。連結財務諸表への影響は無し。
- 連結範囲の変更:主要子会社(㈱バルカー・エフエフティ)の全株式を譲渡(決議 2025/2/26、譲渡実行 2025/3/21)。これに伴い翌期から報告セグメントを2区分へ変更予定。なお当該変更に関する当期換算数値等は算定中。
- 不正事案:2024年9月25日に公表した「当社元執行役員および従業員による不正行為」について、関係者へ謝罪・再発防止策を同年11月27日に公表し、実行中。短信でも言及あり(経営に影響)。
- 決算短信は監査対象外(公認会計士/監査法人の監査対象外)である旨の注記あり。
- 受注状況(当期):受注高 60,354(前期 58,604、+3.0%)、受注残高 11,031(前期 10,790、+2.2%)。第4四半期受注高は153,262百万円(注:短信は百万円単位。第4Q受注高153億2,6百万円と記載。受注増は先端産業市場からの発注増を反映)。
注意事項:本まとめは提供された決算短信の記載内容に基づく要約であり、投資判断や助言を目的としたものではありません。不明な項目は「–」と記載しています。必要であれば、特定項目(例:地域別売上、詳細キャッシュフロー内訳、前年度比較の表など)を追加で抜粋してまとめます。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 7995 |
企業名 | バルカー |
URL | http://www.valqua.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。