2026年3月期 第1四半期 決算説明会資料
決算説明会サマリ(Markdown)
出典:デンカ株式会社「2025年度(2026年3月期)第1四半期 決算説明会資料」(2025年8月7日、証券コード:4061)
基本情報
- 企業概要
- 企業名:デンカ株式会社(Denka Co., Ltd.)
- 主要事業分野:化学製品(電子・先端材料、ライフサイエンス関連、エラストマー・インフラ、ポリマー等)
- 代表者名:–(資料に明記なし)
- 説明会情報
- 開催日時:2025年8月7日(資料の日付)
- 参加対象:–(資料に明記なし)
- 説明者
- 発表者(役職):–(資料に個人名・役職の記載なし)
- 発言概要(資料で示された主要メッセージ)
- DPE(米国クロロプレンゴム製造子会社)の「期限を定めない暫定停止」方針維持、設備の安全な休止作業と抜取・処分作業を実施中。ステークホルダーと費用負担に関する協議継続。
- 2025年度業績予想は期初見通しから据え置き(営業利益250億円、当期純利益150億円)。配当予想100円/株(前年同額、総還元性向57%見込み)。
- 報告期間
- 対象会計期間:2025年度(2026年3月期)第1四半期(1Q)
- 決算説明資料作成日:2025年8月7日
- セグメント(名称と概要)
- 電子・先端プロダクツ(Electronic & Advanced Products):球状アルミナ/球状シリカ/TIM(放熱材料)等、半導体・電子機器向け高機能材料
- ライフイノベーション(Life Innovation):抗原迅速診断キット、臨床試薬、ワクチン等のライフサイエンス分野
- エラストマー・インフラソリューション(Elastomer & Infrastructure Solutions):クロロプレンゴム等のエラストマー、セメント等インフラ関連製品(DPE関連含む)
- ポリマーソリューション(Polymer Solutions):MS樹脂、スチレン系製品、透明樹脂、包装材等
- その他/消去差:グループ共通や消去項目等
業績サマリー(主要指標)
(単位:億円、前年比は資料の記載に準拠)
– 主要指標(2025年度1Q実績)
– 売上高:941(前年952、△12)
– 営業利益:23(前年47、△24)
– 経常利益:17(前年36、△19)
– 当期純利益:50(前年23、+28)
– 1株当たり利益(EPS):–(資料に明記なし)
– 四半期進捗状況(通期目標に対する進捗)
– 通期営業利益目標:250 → 1Q実績23 → 進捗率 約9.2%
– 通期当期純利益目標:150 → 1Q実績50(ただし一時の土地売却益等が寄与)
– 資料の見方:全体として「想定並みに進捗」との記載。DPE対策効果として通期+90億円見込み(1Q:+9億円)。
– セグメント別(2025年度1Q 実績、単位:億円)
– 電子・先端プロダクツ:売上236(+17)、営業利益25(+2)
– ライフイノベーション:売上66(△12)、営業利益2(△15)
– エラストマー・インフラソリューション:売上258(△34)、営業利益△14(△12)
– ポリマーソリューション:売上338(+12)、営業利益4(+1)
– その他/消去差:売上43(+5)、営業利益6(△1)
– セグメント別合計:売上941(△12)、営業利益23(△24)
業績の背景分析
- 業績ハイライト・トピックス
- DPE(米国子会社)に関する「期限を定めない暫定停止」の継続と、設備の安全休止・抜取処理を進行中。通期ではDPE対応の抜本的対策効果で営業利益を+90億円改善見込み(1Qは+9億円)。
- 1Q純利益は大船工場用地売却益+82億円を計上し、前年同期比で増益。
- 1QはDPE関連の原材料・中間品の評価減等で特別損失△21億円を計上。
- 電子・先端分野はAI向け需要拡大及び半導体関連の緩やかな回復で増益。ライフイノベーションは抗原迅速診断キット等の販売数量減で減益。
- 増減要因(資料より)
- 営業利益差異分析(前年比):数量差+、売価差(スプレッド)△、為替影響等。クロロプレンゴムの在庫評価減増減(24年1Qでの戻入+21→25年1Qで解消)等が利益に影響。
- 1Q特記事項:大船工場用地売却益+82億円、DPE関連評価減△21億円。下期以降は抜取作業等の費用が特別損失として発生見込みだが、特別利益で可能な限り補填する方針。
- 競争環境
- リスク要因(資料に示された主な外部リスク等)
- DPEを含む環境規制の変化:2024年4月発表の化学物質大気排出規制に対し米国内で猶予延長の要請・発表はあるが、DPEは暫定停止方針を継続。
- DPEの操業停止に伴う抜取作業等の追加費用(特別損失化の可能性)。
- 為替変動(1Qレート:145.3円/$と前年155.0)、米国関税(資料では通期想定に米国関税影響△30億円を織り込んでいる)。
- サプライチェーン/原燃料価格変動等。
戦略と施策
- 現在の戦略(資料上の重点)
- DPE問題への対応:設備の安全な休止と在庫抜取・処分、各ステークホルダーと費用負担の協議、DPE品の在庫は上期中に全量出荷予定(順次デンカ青海工場品へ切替え)。
- 事業面:AI向け等成長分野への注力、高付加価値品の拡大、ワクチン供給(インフルエンザワクチン9月出荷開始予定)。
- 収益改善:クロロプレンゴム事業の抜本対策で営業改善+90億円を見込む。
- 進行中の施策(具体例)
- DPE設備の原材料・中間品抜取と処分作業を実施中。ユーザー向けには暫定停止前在庫を供給し、青海工場品へ切替中。
- 大船工場用地売却(1Qで売却益を計上)。
- インフルエンザワクチンの製造・出荷計画(9月出荷開始に向け製造中)。
- セグメント別施策と進捗
- 電子・先端プロダクツ:AI向け製品や高付加価値品の拡大、半導体関連の需要回復を前提に実績・見通しを据え置き。
- ライフイノベーション:抗原迅速検査キットは1Qで需給想定下回るが、2Qは流通在庫も含め一定需要を想定。インフルエンザワクチンは収益貢献を見込む。
- エラストマー・インフラ:DPE在庫は上期中に全量出荷予定。セメントは2025年6月に生産を終了。
- ポリマーソリューション:MS樹脂等の在庫調整が一服、全体として想定並みの需要を前提。
将来予測と見通し
- 業績予想(会社の通期予想、単位:億円、資料記載通り)
- 通期売上高予想:4,100(変更なし)
- 通期営業利益予想:250(期初予想から据え置き)
- 通期当期純利益予想:150(期初予想から据え置き)
- 予想の主な根拠:クロロプレンゴム事業の抜本対策(通期+90億円)を織り込むこと、DPE在庫の上期中全量出荷、土地売却等の特別益で特別損失を補填する想定。
- 米国関税の影響は通期で△30億円織り込み(期初想定から据え置き)。
- 中長期計画
- 資料では期初計画(中期経営計画)に基づく累計総還元性向50%を目安に、1株当たり配当の維持・増加を目指す旨を示す。中期計画8年間累計の目安として総還元性向50%が掲げられている。進捗は「想定並」。
- マクロ経済の影響
- 為替:1Qでは145.3円/$(前年155.0)を参照。為替の影響が各セグメント差異として言及されているが、為替感応度の詳細は資料内で限定的。
- 原燃料価格:スチレン系製品のスプレッドは維持されているが、原燃料下落は価格改定要因に。
- 需要動向:AI関連・放熱材料等は堅調、検査キット等は感染症流行状況に左右される。
配当と株主還元
- 配当方針
- 今後の配当方針:総還元性向50%(経営計画8年間累計を目安)を基本に、1株当たり配当の維持・増加を目指す旨。
- 配当実績・予想
- 2025年度(予想):1株当たり配当 100円(中間50/期末50、前年同額、資料は変更なしと明記)
- 総還元性向(予定):57%(通期見込み、配当含む総還元額を基に算定)
- 特別配当
- 特別配当の記載なし(2025年度は特別配当なしで、土地売却益等は業績補填に充てる旨の説明)
製品・サービス(主な記載)
- 主な製品
- クロロプレンゴム(DPE関連)、球状アルミナ、球状シリカ、TIM(放熱材料)、MS樹脂、スチレン系製品、透明樹脂、アセチレンブラック等
- 主要サービス/提供エリア・顧客層
- 半導体・電子機器向け(放熱材料、封止材等)、自動車(xEV)関連、医療機器・診断分野(抗原迅速診断キット・臨床試薬)、建設・インフラ向け(セメント等)
- 協業・提携
重要な注記
- 会計方針
- リスク要因(特記事項)
- DPEに関する環境規制・操業停止対応費用の発生可能性(特別損失化)
- 為替変動、米国関税、原燃料価格動向、感染症流行に伴う診断キット需要変動等
- その他(今後の予定・重要告知)
- DPE:各ステークホルダーとの協議継続、設備の安全休止作業・抜取処分作業を継続
- DPE品在庫は上期中に全量出荷予定(それに伴い下期からはメリットがフル寄与の見込み)
- インフルエンザワクチン:9月出荷開始に向け製造中
- 本資料に関する問い合わせ:デンカ株式会社 コーポレートコミュニケーション部(TEL: 03-5290-5511、URL: https://www.denka.co.jp)
注記:
– 上記は提示資料(2025年8月7日付 決算説明会資料)に基づく要約。資料中に記載のない項目は「–」で表記しています。
– 本サマリは情報整理を目的とした要約であり、投資助言・推奨は行っていません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4061 |
企業名 | デンカ |
URL | http://www.denka.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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