2026年3月期 第1四半期決算説明資料
高千穂交易株式会社 — 2026年3月期 第1四半期 決算説明資料(要旨)
(資料日:2025年8月5日、東証プライム 証券コード:2676)
基本情報
- 企業名:高千穂交易株式会社(Takachiho Koheki Co., Ltd.)
- 主要事業分野:ビジネスセキュリティ(フィジカル/クラウド/サポート等)、エレクトロメカニクス(半導体・電子部品、機構部品)
- 代表者名:代表取締役社長執行役員 井出 尊信
- 説明会情報:
- 開催日時:2025年8月5日(資料の日付)
- 説明者:
- 発表者(役職):–(資料内に個別プレゼン担当の明示なし。IR連絡先は経営企画室 IR担当)
- 発言概要(資料の要旨):第1四半期はビジネスセキュリティの堅調さとエレクトロメカニクスの前期反動が混在。受注は好調で、2Q以降の納品進捗とビジネスセキュリティの成長で通期計画の達成を目指す、等。
- 報告期間:
- 対象会計期間:2026年3月期(第1四半期=2025年4月〜6月想定)
- 決算説明資料発行日:2025年8月5日
- セグメント(2026年3月期第1四半期以降)
- ビジネスセキュリティ:リテールソリューション、ビジネスソリューション、グローバル、保守サービス(クラウドサービス&サポートとシステムを統合)
- エレクトロメカニクス:エレクトロニクス(半導体・電子部品等)、メカニクス(機構部品等)
業績サマリー(連結、単位:百万円)
- 第1四半期(2026年3月期1Q実績)と前年同期比較
- 売上高:6,068(前年1Q 6,421)▲353(▲5.5%)
- 営業利益:183(前年1Q 464)▲280(▲60.5%)
- 経常利益:167(前年1Q 631)▲464(▲73.5%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:68(前年1Q 458)▲389(▲85.0%)
- EPS(分割後考慮):3.69円(前年1Q 25.20円、※普通株式2分割反映)
- 主な理由:販管費増(人員増強等の成長投資)、為替差損の計上(76百万円)等により減益
- 通期計画(2026年3月期計画)と進捗率
- 売上高計画:30,000(進捗率 20.2%)
- 営業利益計画:2,200(進捗率 8.3%)
- 経常利益計画:2,100(進捗率 8.0%)
- 当期純利益計画:1,500(進捗率 4.6%)
- EPS計画:80.65円
- 1株当たり年間配当金(予想):80.5円(前期比 +0.5円。※同時に2025年6月1日に2分割実施)
セグメント別(第1四半期実績)
- ビジネスセキュリティ
- 売上高:2,876(+63、+2.3% YoY)
- 営業利益:117(+23、+25.0% YoY)
- コメント:リテール向け(GMS、アパレル、ドラッグストア)やクラウド/サブスク商材が好調。ビジネスソリューションは前期の大型案件反動ありだが、データセンター向けは堅調。保守はほぼ前期並み。
- サブスクリプション(保守・マネージド・クラウド)比率:約23.2%(セグメント売上に占める構成比)
- エレクトロメカニクス
- 売上高:3,191(▲417、▲11.6% YoY)
- 営業利益:66(▲304、▲82.1% YoY)
- コメント:エレクトロニクスは受注は好調だが前期4Qの納品反動・顧客在庫調整で売上減。メカニクスは前期の新紙幣改刷特需反動等が影響する一方、住宅設備・オフィス家具向けは堅調。
業績の背景分析
- ハイライト/トピックス
- ビジネスセキュリティはリテール需要やクラウド型サービスの積み上げにより堅調。
- エレクトロメカニクスは前期に納品が集中した反動や顧客在庫調整の影響で1Qは低調。ただし受注は好調で2Q以降の納品で回復を見込む。
- 成長投資(人員強化等)に伴う販管費増、円安による仕入コスト増で利益を圧迫。為替差損を計上。
- 業績増減要因(主なもの)
- 増収側:リテール向け監視カメラ、RFID、クラウドライセンス、データセンター向けセキュリティ等の受注・販売拡大。サブスク(MSP)代理店販売好調。
- 減収側:前期納品反動、顧客在庫調整、発電所建設遅延(グローバルの防火システム)など。
- コスト面:人員増・成長投資による販管費増、円安による調達コスト上昇(為替差損計上)。
- 競争環境
- ポジショニング:フィジカル(監視カメラ等)とサイバー(ネットワーク/クラウド)双方のラインアップを持ち、技術サービス対応力が高い点を競争優位としている。競合には専業商社、ITベンダー(SIer)、ネットワーク/カメラベンダー等。
- 競争優位の維持要因:技術サービス(SI/検証ラボ)、統合ソリューション(物理+クラウド+運用)提供力。
- リスク要因(資料で示されたもの、及び明示的な影響因子)
- 為替変動(円安がコスト増・為替差損)
- 顧客の在庫調整や需要変動(納品スケジュールに影響)
- 工事・設備計画遅延(グローバルの防火案件等)
- サプライチェーン、半導体等部品調達リスク
- 成長投資の先行コスト増加による短期的な利益圧迫
戦略と施策(中期経営計画 2025–2027)
- 基本方針(4本柱)
- ロイヤルカスタマー戦略の進化(社内横串連携でクロスセル拡大)
- サービスビジネス(サブスクリプション/MSP/保守)の成長
- 新規事業・グローバル事業の強化(東南アジア・インド等)
- 成長投資 60億円の実行(注力事業への投資、人的資本・DX投資等)
- 進行中の具体施策・プロジェクト
- MSP(Managed Service Provider)サービス拡大:クラウド型無線LAN(Cisco Meraki等)を軸に、保守・運用監視のサブスクリプション化を推進。
- 統合監視センター(SOC/NOC)整備、顧客ポータルの構築。
- リテール向けRFID導入拡大、リテール向け防犯クラウドの立ち上げ。
- エレクトロメカニクス側:AIサーバー向け電源モジュール等の拡販、住宅設備向け企画開発品の横展開。
- 組織・人材施策:マトリクス組織(XDP)で社内横断のソリューション提供を強化、教育投資(3年間で2.5億円)、基幹ポスト/専門人材育成、採用強化。
- グローバル・オープンイノベーション連携(シリコンバレーイノベーションセンター等)や東南アジア販路強化。
- M&Aやベンチャー投資による新規事業加速も想定(実行時に業績へ加算)。
- セグメント別施策(要点)
- ビジネスセキュリティ:データセンター・外資オフィスでのトップシェア維持、MSP拡大、リテール向けRFID/クラウド展開、SOC/NOC整備でストック収益化。
- エレクトロメカニクス:ロイヤルカスタマー取引拡大、半導体販売拡大・技術開発力強化、住宅設備・遊技機向け企画品拡販。
将来予測と見通し
- 2026年3月期(通期)予想(連結、単位:百万円)
- 売上高:30,000(+1,901、前期比 +6.8%)
- 売上総利益:7,660(+750、+10.9%)
- 営業利益:2,200(+120、+5.8%)
- 経常利益:2,100(+95、+4.7%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,500(+41、+2.9%)
- EPS予想:80.65円
- 配当(年間、予想):80.5円(配当性向100%を想定)
- 中長期計画(2028年3月期等)
- 2028年3月期目標:売上高 35,000、営業利益 3,000、当期純利益 2,000、ROE 10%以上
- 2030年目標(資料上):売上高 500億円、営業利益率 10%以上、ROE 13%以上(長期イメージ)
- 見通しの前提・マクロ影響
- 為替(円安)は調達コストに影響、顧客需要・投資(小売/データセンター/製造)の動向が売上に影響。景気・金利動向や設備投資の遅延が寄与・阻害要因となる。
配当と株主還元
- 配当方針(中期経営計画に基づく)
- 2026年3月期:配当性向100%(方針)
- 2027年3月期以降:累進配当制の導入予定(安定的な株主還元の継続を目指す)
- 基本方針として「成長投資と株主還元の両立」
- 配当実績/予想(1株当たり年間)
- 2025年3月期:80円(分割考慮後)
- 2026年3月期(予想):80.5円(+0.5円)
- 特別配当:本期(2026)は特別配当の表記なし(過年度に特別配当実績あり)。
- 注:2025年6月1日に普通株式1株→2株の株式分割を実施(資料は分割考慮後の数値で記載)。
製品・サービス(主な項目)
- ビジネスセキュリティ関連
- 製品・サービス例:監視カメラ、顔認証システム、入退室管理システム、RFIDシステム、クラウドサービス(クラウド型無線LAN等)、統合監視センター(SOC/NOC)、MSPサービス、保守サービス、ロス対策コンサルティング等
- 主な提供先/領域:小売(アパレル、GMS、ドラッグストア)、企業オフィス、データセンター、工場、教育施設 等
- 協業・提携:Cisco Meraki、Cisco Umbrella、各種セキュリティパートナー、シリコンバレーのイノベーション拠点との連携等
- エレクトロメカニクス関連
- 製品例:半導体IC、各種電子部品(電源モジュール、シリコンマイク等)、機構部品(スライドレール、ガススプリング、スパイラルシャフト、ソフトクローズ等)
- 主な提供先:産業機器、ビジネス機器、アミューズメント、住宅設備、金銭機器 等
- 技術サービス:部品選定、検証・評価(自社ラボ)など
- MSPサービス(概要)
- クラウド管理型無線LAN等を対象に、機器・クラウドライセンス・保守を一体で月額提供。24時間365日障害受付・全国オンサイト保守(一部地域除く)等。
重要な注記・会計上の変更等
- セグメント区分の見直し:クラウドサービス事業の拡大に伴い、一部セグメントを統合・名称変更(2026年3月期1Q以降の表示に反映)。
- 株式分割:2025年6月1日付で普通株式1株を2株に分割。EPS・配当は分割後の数値で表示。
- 為替差損:当期に為替差損を計上(資料上で76百万円の為替差損)。
- その他留意点:資料内にある将来見通しはリスク・不確実性を含む旨の注記あり。
- 開示や今後のイベント:資料では今後の具体的な説明会日程等の記載はなし。IR問合せは経営企画室 IR担当(ir@takachiho-kk.co.jp、03-3355-1201)。
(補足)
– 本要約は提示資料の内容を整理したものであり、投資助言を目的とするものではありません。出典は高千穂交易株式会社「2026年3月期 第1四半期 決算説明資料」(2025年8月5日)および同社の中期経営計画資料です。
– 不明な項目は「–」と表記しています。必要であれば、個別の数値出典ページや追加の項目(発表担当者、説明会形式の詳細等)について、該当スライド範囲の指定をいただければより詳細に抽出して整理します。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 2676 |
企業名 | 高千穂交易 |
URL | http://www.takachiho-kk.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。