2025年3月期第3四半期決算説明資料

2025年3月期 第3四半期決算(決算説明会まとめ)

開催日:2025年1月31日
注意:数値単位は特記のない限り「億円(100百万JPY)」。不明項目は「–」と記載しています。

基本情報
  • 企業概要
    • 企業名:株式会社トクヤマ(TOKUYAMA Corporation)
    • 主要事業分野:化成品(苛性ソーダ、塩ビ・塩ビモノマー、ソーダ灰等)、セメント、電子先端材料(多結晶シリコン、高純度IPA、乾式シリカ、放熱材等)、ライフサイエンス(歯科器材、医療診断システム、医薬品原薬等)、環境事業(イオン交換膜、廃石膏ボードリサイクル等)、その他
  • 決算説明会情報
    • 開催日時:2025年1月31日
    • 参加対象:投資家・アナリスト等(開示資料は投資家向け)
  • 説明者
    • 発表者(役職):–(スライド本文で個別の発表者名・役職は明示されていません)
    • 発言概要(資料の主要メッセージ)
    • 半導体関連製品や歯科器材の販売は堅調で、売上高は前年同期比増収。
    • 石炭価格下落等により製造コストが低下し、営業利益は前年同期比増益。
    • 先端分野の回復が堅調で半導体関連製品の伸びは期初想定を上回る進捗。一方で化学品・セメントの販売動向を踏まえ、通期業績予想を下方修正。
  • 報告期間
    • 対象会計期間:2025年3月期 第3四半期(1-3Q)実績
    • 決算説明会開催日:2025/01/31(上記)
  • セグメント(報告セグメント名・概要)
    • 化成品:苛性ソーダ、塩ビモノマー・塩ビ樹脂、ソーダ灰 等
    • セメント:国内セメント生産・販売
    • 電子先端材料:半導体向け多結晶シリコン、ICケミカル、高純度IPA、乾式シリカ、放熱材 等
    • ライフサイエンス:歯科器材、医療診断システム、医薬品原薬・中間体 等
    • 環境事業:イオン交換膜、廃石膏ボードリサイクル、樹脂サッシ(持分譲渡により連結除外影響あり) 等
    • その他:各種周辺事業(詳細は資料参照)
業績サマリー(第3四半期・前年同期比較)
  • 連結(2024年3月期 第3Q → 2025年3月期 第3Q)
    • 売上高:2,502 → 2,533(+31、+1%)
    • 営業利益:169 → 210(+41、+24%)
    • 経常利益:169 → 219(+50、+29%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:119 → 169(+50、+42%)
    • 1株当たり四半期純利益:165.49円 → 235.15円
    • 為替(円/$):143 → 153(期中実績)
    • 国産ナフサ価格(円/kℓ):68,000 → 77,300(1-3Q実績)
  • 進捗状況(中期計画・年度目標に対する達成率)
    • 資料上の明示的な達成率は無し。
    • 定性的には「電子先端材料(半導体関連)は期初想定を上回る進捗」「化学品・セメントが通期見通しを下押ししたため通期予想を下方修正」
  • セグメント別(前年同期比・第3四半期実績)
    • 化成品:売上高 862 → 859(△3、ほぼ横ばい)、営業利益 88 → 79(△9、△10%) → 減収減益(国内販売低調・製造コスト増など)
    • セメント:売上高 506 → 496(△10)、営業利益 47 → 57(+9、+21%) → 減収増益(出荷微減だが製造コスト改善)
    • 電子先端材料:売上高 540 → 621(+80、+15%)、営業利益 5 → 53(+47、+867%) → 増収増益(多結晶シリコン増販、ICケミカル稼働率改善、乾式シリカのコスト低減、放熱材海外販売好調)
    • ライフサイエンス:売上高 293 → 305(+11)、営業利益 60 → 59(△1、△3%) → 増収減益(歯科器材増販だが医療診断システムや製品ミックスで減益)
    • 環境事業:売上高 54 → 34(△19)、営業損失 △3 → △0(赤字縮小) → 減収ながら赤字縮小(イオン交換膜の製品ミックス改善等)
    • その他:売上高 323 → 299(△24)、営業利益 11 → 20(+9、+83%)
業績の背景分析
  • ハイライト・トピックス
    • 半導体関連(電子先端材料)が回復し、特に先端分野向けの需要が堅調。高純度IPAは3.5nm向けの出荷堅調、2nm向け本格出荷を予定。
    • 石炭価格下落等の原燃料単価差で製造コストが低減し、営業利益を押上げ。
    • 一方で化学品(国内販売低迷)やセメントの販売数量が通期見通しを下回る見込みとなり、通期業績予想を下方修正。
  • 増減要因(営業利益増減分析)
    • 主な寄与:原燃料単価差(石炭価格下落)で +105億、数量差(主に半導体製品数量増)で +40億
    • マイナス寄与:販売価格差 △14億、原単位・操業度変動等 △14億、その他 △76億(化学品・セメントの販売減など)
  • 競争環境・競争優位性
    • 先端半導体材料領域では先端プロセス(3.5nm、2nm)向け出荷の実績が伸長しており、先端分野での競争力を示唆。
    • 汎用分野(半導体のボリュームゾーン)や化学品の国内需要は不透明で、回復ペースや在庫調整が鍵。
    • 競合他社との比較は資料に明示なし(→ –)
  • リスク要因(業績影響の外部要因)
    • 為替変動(円安・円高の影響。資料は期中実績153円/$、下期前提145円/$)
    • 原燃料・原材料価格変動(石炭、ナフサ等)。ナフサ価格は1-3Q実績77,300円/kℓ、4Q前提69,000円/kℓ
    • 半導体サプライチェーンの在庫調整ペースや汎用分野の回復遅れ
    • 規制・環境規制、需給変化、サプライチェーン断絶等
戦略と施策
  • 現在の戦略(提示された方針)
    • 先端半導体向け製品(多結晶シリコン・高純度IPA等)の需要取り込みを優先。2nm向け出荷準備。
    • 製造コスト改善(燃料コスト低下の取り込み、海外生産拠点でのコスト低減等)
    • 事業ポートフォリオの見直し等(持分譲渡による連結範囲変更の影響あり)
  • 進行中の施策(具体例)
    • 徳山化工(浙江)での製造コスト低減(乾式シリカ等)により収益改善
    • 台塑徳山精密化學(台塑徳山)等の稼働率向上でICケミカル収益改善
    • サン・トックス㈱の統合による会計上の一時利益計上(特別利益)
  • セグメント別施策と成果
    • 電子先端材料:先端分野向け出荷増で大幅増益。高純度IPAは先端プロセス向けで出荷拡大、2nm向け対応予定。
    • 化成品:輸出増はあるが国内販売低迷で収益は前年並み〜減益。製品別での改善施策の詳細は資料に明示なし。
    • セメント:製造コスト改善で増益を確保。
    • 環境事業:廃石膏ボード収集は堅調だが製造コスト増で前年同期並み。樹脂サッシ事業は持分譲渡で連結除外。
将来予測と見通し
  • 2025年3月期(通期)業績予想(2024/04/26公表 → 2025/01/31修正)
    • 売上高:3,520 → 3,480(△40、△1%)
    • 営業利益:330 → 310(△20、△6%)
    • 経常利益:310 → 310(±0)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:250 → 250(±0)
    • 1株当たり当期純利益:347.48円 → 347.49円
    • 主な修正理由:化学品およびセメントの販売数量減を反映して下方修正(電子先端材料は上方、その他での調整)
  • セグメント別(通期予想の修正)
    • 化成品:売上高 1,200 → 1,160(△40)、営業利益 135 → 110(△25)
    • セメント:売上高 670 → 650(△20)、営業利益 80 → 70(△10)
    • 電子先端材料:売上高 865 → 885(+20)、営業利益 70 → 90(+20)
    • ライフサイエンス:430 → 430(±0)、営業利益 90 → 90(±0)
    • 環境事業:60 → 60(±0)
    • その他:410 → 410(±0)、営業利益 30 → 25(△5)
  • 中長期計画の進捗(資料に明示的進捗率無し)
    • 定性的:先端分野(半導体)での好転は追い風。中長期目標達成の可否は化学品・セメントの回復如何に依存。
  • マクロ経済の影響
    • 為替:1-3Q実績 153円/$、4Q前提 145円/$(通期見通しに反映)
    • 原燃料:ナフサ、石炭等の価格変動が業績に直結
    • 半導体需要・在庫調整の進行具合が電子先端材料収益に影響
配当と株主還元
  • 配当方針:資料内での記載なし(→ –)
  • 配当実績(中間・期末など):資料に記載なし(→ –)
  • 特別配当:資料上では特別配当の記載なし(→ –)
製品・サービス(主要項目と状況)
  • 主要製品
    • 半導体向け多結晶シリコン(販売数量増で増益)
    • 高純度IPA(先端3.5nm向け出荷堅調、2nm向け本格出荷予定)
    • 乾式シリカ(為替と浙江工場のコスト低減で増益)
    • 放熱材(海外向け販売堅調)
    • 苛性ソーダ、塩ビモノマー・塩ビ樹脂、ソーダ灰(化成品群。国内販売の低迷が影響)
    • セメント製品(国内出荷は微減だがコスト改善で増益)
    • 歯科器材(海外向け出荷増、為替影響で増益)
  • 主要サービス・提供エリア・顧客層
    • 電子材料はグローバルに半導体メーカー向け(先端プロセス対応が中心)
    • 歯科器材は海外市場への出荷増
    • 環境事業は国内リサイクル・建材関連等
  • 協業・提携
    • 台塑徳山精密化學股份有限公司(稼働率向上でICケミカル収益改善に寄与)
    • サン・トックス㈱の統合(特別利益計上)
    • その他の提携は資料に限定的記載
重要な注記
  • 会計・特記事項
    • 特別利益:サン・トックス㈱の統合による交換益、政策保有株式縮減による売却益を計上(第3Qで特別利益を計上、特別損益が改善)
    • 当期・前年同期ともに報告セグメントの変更を反映した数値を記載
  • リスク・注意点(資料末尾の開示)
    • 本資料は情報提供目的で作成。将来見通し等には不確実性があり、同資料に全面的に依存した投資判断で生じる損失について会社は責任を負わない旨の免責記載あり。
  • その他(今後のイベント等)
    • 通期業績予想の修正を発表済(2025/01/31)。その他の重要なイベント日は記載無し(→ –)。

(不明な項目は "–" と記載しました。投資助言は行いません。詳細は会社の開示資料(有価証券報告書、決算短信、適時開示)をご確認ください。)


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4043
企業名 トクヤマ
URL http://www.tokuyama.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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