1. 企業情報
企業名: 神東塗料株式会社
概要: 神東塗料は、1933年に設立された日本の塗料メーカーです。主に建築、防食、道路、新幹線軌道用塗料を製造・販売しています。特に電着塗料と粉体塗料に強みを持ち、新幹線向けの道床安定剤などの軌道材料も製造しています。また、関連機器や建設資材の販売、塗装工事の受託、技術サービスも提供しています。
事業内容: 塗料製造・販売、関連機器・建設資材販売、塗装工事受託、技術サービス
設立年月日: 1933年4月17日
代表者名: 小坂 伊知郎
従業員数: 401人
平均年齢: 43.6歳
平均年収: 5,250千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性: 電着塗料と粉体塗料に強みを持ち、新幹線向けの道床安定剤などの特殊塗料にも強みを持つ。
課題: 原材料価格の高騰によるコスト上昇圧力が継続しており、営業利益・経常利益が大きく減少している。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョンと戦略: 生産合理化、固定費削減、大日本塗料との事業提携によるシナジー効果の早期実現を目指している。
中期経営計画: 具体数値の進捗は公表されていないが、取り組みとして生産合理化、固定費削減、大日本塗料との事業提携によるシナジー効果の早期実現を掲げている。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: 主に塗料の製造・販売による収益を得ている。
市場ニーズへの適応力: 特殊塗料(新幹線向け道床安定剤など)への強みがあるが、原材料価格の高騰によるコスト上昇圧力に対応する必要がある。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: 技術革新により電着塗料と粉体塗料に強みを持ち、新幹線向けの道床安定剤などの特殊塗料にも強みを持つ。
主力製品: 電着塗料、粉体塗料、新幹線向け道床安定剤など。
6. 株価の評価
EPS(会社予想): 2.94円
BPS(実績): 398.04円
PER(会社予想): 43.20倍
PBR(実績): 0.32倍
株価との比較: PERは業界平均の15.9倍より高め、PBRは業界平均の0.7倍より割安。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は126円から129円の間で推移しており、安値圏から高値圏を行き来している。
高値圏か安値圏か: 50日移動平均(130.80円)と200日移動平均(131.52円)を下回っており、下降トレンドにある。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上(過去12か月): 20.92B円
- 利益率: 営業利益率 0.63%、ROE -0.73%
- キャッシュフロー: 総資産 32,201百万円、負債合計 17,649百万円、自己資本比率 42.1%
- ROE: -0.73%
- ROA: 0.36%
過去数年分の傾向: 売上は増加傾向だが、営業利益・経常利益が大幅に減少している。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り(会社予想): 0.00%
配当性向: 0.00%
自社株買い: なし
株主還元策: 配当を行っていない。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向: 直近10日間の株価は126円から129円の間で推移しており、安値圏から高値圏を行き来している。
株価への影響を与える要因: 原材料価格の高騰によるコスト上昇圧力、借入金残高の高水準、品質関連の不適切行為による訴訟リスクなど。
11. 総評
神東塗料は塗料製造・販売を主力事業とする中堅企業です。電着塗料と粉体塗料に強みを持ち、新幹線向けの道床安定剤などの特殊塗料にも強みがあります。しかし、原材料価格の高騰によるコスト上昇圧力に対応する必要がある。経営戦略は生産合理化、固定費削減、大日本塗料との事業提携によるシナジー効果の早期実現を目指しています。株価はPERは高め、PBRは割安と評価できます。しかし、直近の株価は下降トレンドにあり、投資判断には慎重を期す必要があります。
12. 企業スコア
成長性: 売上は増加傾向だが、営業利益・経常利益が大幅に減少しているため、B評価。
収益性: 営業利益率が低いため、C評価。
財務健全性: 負債/純資産比率が高く自己資本比率も低いため、D評価。
株価バリュエーション: PERは高め、PBRは割安のため、B評価。
総合評価: B
評価項目 | 評価 |
---|---|
成長性 | B |
収益性 | C |
財務健全性 | D |
株価バリュエーション | B |
企業情報
銘柄コード | 4615 |
企業名 | 神東塗料 |
URL | http://www.shintopaint.co.jp/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 素材・化学 – 化学 |
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