2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
決算短信要約(Markdown形式)
対象資料:株式会社新日本科学 2026年3月期 第1四半期決算短信(連結)
提出日:2025年8月5日
基本情報
- 企業名:株式会社新日本科学(証券コード 2395)
- 上場取引所:東(東証)
- 主要事業分野:CRO事業(非臨床・臨床受託)、トランスレーショナルリサーチ(TR)事業、メディポリス事業(再生可能エネルギー・ホスピタリティ等)、米国不動産事業、投資事業など
- 代表者:代表取締役会長兼社長 永田 良一
- IR窓口:常務理事 IR広報統括部長 岩田 俊幸(TEL 03-5565-6216)
- 公式URL:https://snbl.com/
報告概要
- 提出日:2025年8月5日
- 対象会計期間:2025年4月1日~2025年6月30日(2026年3月期 第1四半期)
- 決算説明会:有(アナリスト・機関投資家向け、資料および説明会は同日掲載予定)
- 決算補足説明資料:作成あり
セグメント(報告区分)
- CRO事業:非臨床(NHP等)、臨床(新日本科学PPDによる国際共同治験等)
- トランスレーショナルリサーチ事業(TR事業):自社開発(経鼻投与技術SMART 等)、ライセンス仲介(Gemseki)、投資(Gemsekiインベストメント)等
- メディポリス事業:地熱・温泉発電、ホスピタリティ(ホテル)、陽子線治療関連施設等
- 米国不動産事業:米国における産業用ビル賃貸等
- その他:建設事業等
発行済株式
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):41,632,400株(2026年3月期Q1)
- 期末自己株式数:564株
- 期中平均株式数(四半期累計):41,631,836株
- 時価総額:–(短信内に記載なし)
今後の予定
- 決算説明会(アナリスト・機関投資家向け):2025年8月5日(15:00)に開催(説明資料・音声・トランスクリプトを掲載予定)
- 次回決算発表(第2四半期・通期等):具体的日程は短信に明記なし(–)
- 株主総会:直近開催済(2025年6月)/次回は期末に向けて予定だが具体日程は未記載(–)
- IRイベント:機関投資家ミーティング等継続実施(Q1は76件実施)
財務指標(主要箇所)
注:金額単位は原則「百万円」あるいは短信表記(千円→百万円換算)で記載。四半期累計(2025/4/1–2025/6/30)数値を中心に要約。
損益(連結・第1四半期)
- 売上高:6,477 百万円(前年同期比 +16.7%/第1四半期として過去最高)
- 営業利益:△340 百万円(営業損失、前年同期は△145 百万円)
- 経常利益:515 百万円(前年同期 342 百万円、+50.8%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:260 百万円(前年同期 122 百万円、+113.1%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):6.25 円
注目点(損益面)
– 営業損失拡大の主因:TR事業関連の子会社(Satsuma社)に係る経鼻片頭痛薬のFDA承認・事業化に向けた経費(当Q1で約793 百万円計上)、および非臨床の増員・設備投資等の戦略投資
– 営業外収益では、持分法投資利益(新日本科学PPDの持分)約726 百万円、為替差益約121 百万円が寄与し経常利益・純利益は黒字
貸借対照表(連結・第1四半期末)
- 総資産:89,071 百万円(前期末 92,416 百万円、▲3.6%)
- 流動資産合計:31,977 百万円
- 現金及び預金:11,571 百万円
- 受取手形・売掛金等:5,794 百万円
- 棚卸資産:12,274 百万円
- 固定資産合計:57,094 百万円(投資有価証券の減少等)
- 負債合計:53,173 百万円(前期末比増加)
- 流動負債:28,142 百万円
- 固定負債:25,031 百万円(長期借入金が増加)
- 純資産:35,898 百万円(為替換算調整の減少および配当支払等により減少)
- 自己資本比率:39.9%
- 参考:自己資本(短信注記)35,513 百万円
計算ベースの簡易指標(四捨五入)
– 流動比率(流動資産/流動負債):31,976 / 28,142 ≒ 113.6%
– 利息負担関連(概算・有利子負債):短期借入金 11,686 + 長期借入金 24,406 ≒ 36,092 百万円 → 有利子負債/自己資本 ≒ 36,092 / 35,513 ≒ 1.02(約102%)※自己資本は短信参考値35,513百万円を使用
キャッシュ・フロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(短信注記)。Q1の減価償却費(のれん除く)は715,987千円(約716百万円)。
収益性・効率性(要点)
- 売上高営業利益率(Q1):営業損失であるためマイナス(営業利益 ÷ 売上高 ≒ △340 / 6,477 ≒ △5.3%)
- 経常利益率(Q1):515 / 6,477 ≒ 8.0%
- 総資産回転率(四半期ベース):売上高 / 総資産 ≒ 6,477 / 89,071 ≒ 0.073(四半期期間ベース)
- コメント:営業段階ではTR事業の大幅な損失が営業損益を圧迫。一方、持分法利益や為替差益等により経常・当期は黒字化。
セグメント別(当第1四半期)
(外部顧客売上高、セグメント利益)
– CRO事業
– 売上高(外部):6,171.7 百万円
– セグメント利益:769.1 百万円(営業面ではCROが主力で利益貢献)
– 備考:非臨床(NHP供給、バイオアナリシス等)が受注増。海外(欧米)顧客からの受注増が大きい
– TR事業
– 売上高(外部):14.3 百万円
– セグメント損失:△1,101.2 百万円(Satsuma社の経費などが主因)
– メディポリス事業
– 売上高(外部):169.8 百万円
– セグメント利益:33.9 百万円(温泉発電の寄与等で改善)
– 米国不動産事業
– 売上高(外部):43.3 百万円
– セグメント損失:△23.8 百万円(テナント収入があるが減価償却等で損失)
– その他:78.5 百万円(合算調整後、連結調整あり)
– 合計(連結売上高):6,477.7 百万円
配当
- 直近の配当(通期予想からの修正なし)
- 中間(第2四半期末):20.00 円(予想)
- 期末:30.00 円(予想)
- 年間合計(予想):50.00 円
- 第1四半期末時点での配当支払開始予定日:-(該当なし)
- Q1の期間中に配当支払を実施(配当金支払額 1,248 百万円は貸借対照表注記で言及)
セグメント別情報(解説)
- CRO事業:非臨床部門が特に好調。NHP(非ヒト霊長類)繁殖・供給体制、自社内でのNHP供給強化、バイオアナリシス機能やMPS導入等が追い風。欧米顧客からの受注増を反映し非臨床受注高は前Q比 +12.9%(8,095 百万円)。
- TR事業:Satsuma社(経鼻製剤のAtzumi™がFDA承認)関連の事業化投資・費用が短期的に損益を押し下げている。TR事業売上は小さいが将来の薬事・販売収益等に向けた投資段階。
- メディポリス事業:温泉発電の稼動により売上増と黒字化。ホスピタリティはブランド評価も高い。
- 米国不動産事業:稼動開始期のため減価償却等で損失計上。
中長期計画との整合性
- 会社の中期ビジョン(2028Vision)における財務KPI(目標)
- 売上高:500 億円
- 経常利益:200 億円
- 売上高経常利益率:40%
- 配当性向:30~40%
- 短期的にはTR事業への投資(Satsuma等)で営業損失が発生しているものの、CRO事業の成長が通期進捗を牽引している旨記載あり。進捗評価は通期業績見通しとの比較が必要(短信注:通期予想の修正は無し)。
競合状況・市場動向(短信記載の要旨)
- 市場動向:製薬業界では研究開発の効率化・スピード化の流れからCROへのアウトソーシング需要が継続的に拡大。核酸医薬、次世代抗体、ペプチド、遺伝子治療、細胞治療など新モダリティの開発加速が追い風。
- 競合比較:短信内に特定競合社との詳細比較は記載なし(–)。同社は国内でNHP繁殖・供給体制やバイオアナリシス、MPS導入など差別化要素を強調。
今後の見通し・リスク要因
- 通期業績予想(2026年3月期/2025年4月1日~2026年3月31日):短信にて通期予想は公表済(修正なし)。主要数値(通期)
- 売上高:33,272 百万円(通期予想)
- 営業利益:3,550 百万円
- 経常利益:5,927 百万円
- 親会社株主に帰属する当期純利益:3,550 百万円
- 1株当たり当期純利益(通期予想):85.27 円
- リスク要因(短信での言及)
- 為替変動:為替前提は1米ドル=145円。為替差損益は業績に影響を与える可能性あり(Q1は為替差益が経常に寄与)。
- 規制・薬事:新薬の承認・販売に伴う事業化費用やパートナー選定の影響。
- 地政学的リスク:カンボジアのNHP繁殖施設所在地域での武力衝突等については現時点では影響は軽微と評価。
- 原材料・人件費・設備投資などのコスト動向。
- その他:短信冒頭に「将来に関する記述は現時点の仮定に基づくものであり実績が異なる可能性がある」との注意書きあり。
重要な注記・会計情報
- 連結範囲の重要な変更:無
- 四半期連結財務諸表作成に特有の会計処理:無
- 会計方針の変更、会計上の見積りの変更、修正再表示:該当なし
- 四半期連結財務諸表に対する監査・レビュー:第1四半期に対する公認会計士/監査法人のレビューは無
- キャッシュ・フロー計算書:第1四半期の連結CF表は作成していない(注記あり)
- その他:包括利益では為替換算調整の大幅なマイナスがあり、四半期包括利益は△3,309 百万円(為替換算調整の影響が大きい)
参考・補足(短信からのポイント)
- CRO事業が売上・受注を牽引。非臨床分野でのNHP繁殖・供給体制は同社の差別化要因として強調。
- TR事業ではSatsuma社のFDA承認(Atzumi™)に伴う事業化費用が一時的に損益を圧迫。
- ESG/SDGs関連:SDGs委員会・環境委員会設置、FTSE Blossom Japan Index への選定など開示・取組を強化。
- 従業員:連結従業員数 1,541名(2025年6月30日)、女性従業員比率 52.1%、女性取締役比率 33.3%(2025年6月30日時点)
(注意)
– 本要約は提出された決算短信の内容を整理したものです。投資判断・助言を行うものではありません。記載のない項目は「–」としてあります。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 2395 |
企業名 | 新日本科学 |
URL | http://www.snbl.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。