2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信(連結) 要約 — 株式会社クラレ(3405)

(資料日付:2025年8月8日、対象期間:2025年1月1日〜2025年6月30日)
注意:以下は提示資料に基づく事実の整理です。投資助言や価値判断は含めません。不明項目は「–」と表記しています。

基本情報
  • 企業名:株式会社クラレ
  • 上場取引所:東(東証)
  • コード:3405
  • URL: https://www.kuraray.com/jp-ja/
  • 代表者:代表取締役社長 川原 仁
  • 問合せ先:経営企画室 IR・広報部長 滝沢 慎一(TEL 03-6701-1070)
  • 提出日:2025年8月8日
  • 半期報告書提出予定日:2025年8月8日
  • 決算説明資料:作成あり(証券アナリスト、機関投資家向け説明会あり)
  • 決算短信の監査・レビュー:第2四半期短信は監査法人のレビュー対象外
  • 決算期:2025年12月期(通期:2025/1/1–2025/12/31)

発行済株式等
– 期末発行済株式数(自己株式含む):324,863,603株(2025年6月30日)
– 期末自己株式数:5,495,549株(2025年6月30日)
– 中間期中平均株式数(中間期):322,756,736株
– 時価総額:–(本資料に記載なし)

その他重要事項(変更等)
– 連結範囲の変更:新規連結 1社(Nelumbo Inc.)、除外 1社(クラレクラフレックス株式会社)
– 会計方針の変更:法人税等に関する会計基準等の適用(期首から適用)→ 中間連結財務諸表への影響はなしと記載
– 自己株式取得:取締役会で最大22,000千株・総額30,000百万円を上限に取得を決議。中間期に自己株式が増加(自己株式残高:9,591百万円)

今後の予定
– 配当支払開始日(中間配当):2025年9月10日
– 決算説明会:有(本リリース記載)

要約(連結:中間・主要業績)

(単位:百万円、対前年同期増減率は資料記載)
– 売上高:399,958(△2.7%、前年中間期411,217)
– 営業利益:26,261(△42.2%、前年45,464)
– 経常利益:21,284(△51.7%、前年44,022)
– 親会社株主に帰属する中間純利益:14,039(△53.9%、前年30,446)
– 包括利益:△17,652(前年:103,896)
– 1株当たり中間純利益:43.50円(潜在株式調整後 43.47円)

連結財政状態(中間期末)
– 総資産:1,256,961百万円(前期末1,291,238)
– 純資産:746,637百万円(前期末781,790)
– 自己資本:729,894百万円(参考)
– 自己資本比率:58.1%(前期末59.2%)

貸借対照表の主な項目(中間期末)
– 現金及び預金:112,850百万円
– 受取手形・売掛金等:161,124百万円
– 棚卸資産(商品・製品+仕掛品+原材料等の合計付近):約255,226百万円(169,761+20,542+64,923)
– 有形固定資産(純額):524,530百万円
– 有利子負債(概算:短期借入金+CP+社債+長期借入金+1年内返済予定の長期借入金):約265,638百万円(注:計算根拠はBSの該当項目の合計)
– 現金同等物(中間期末残高):113,934百万円(CF計)

キャッシュ・フロー(中間累計)
– 営業活動CF:42,162百万円
– 投資活動CF:△49,149百万円(固定資産取得等の支出増)
– 財務活動CF:3,305百万円(短期借入等の調整、社債償還・自己株式取得等あり)
– 現金及び現金同等物の増減:△7,758百万円
– 期末現金:113,934百万円

※注:上記は中間累計値。通期予想との比較は下記参照。

セグメント(報告セグメント別:売上高・セグメント利益)

(単位:百万円、中間期:2025年1〜6月)
– ビニルアセテート
– 売上高:202,885
– セグメント利益(営業利益相当):29,871
– 概要:PVA(ポバール)樹脂、PVBフィルム、EVOH(エバール)等。欧州需要低迷、在庫評価差・原燃料高騰のマイナス影響。
– イソプレン
– 売上高:39,944
– セグメント損益:△1,311(営業損失)
– 概要:タイ拠点の稼働安定化で改善、耐熱ポリアミド(ジェネスタ)等が好調。
– 機能材料
– 売上高:98,140
– セグメント利益:2,899
– 概要:メタアクリルの生産トラブルや米国寒波の影響等で減益。メディカルは欧米で好調。環境ソリューションは一部納入遅延等により減収。
– 繊維
– 売上高:29,751
– セグメント損益:△57
– 概要:クラリーノ等で欧州需要低迷、EV在庫調整の影響等。
– トレーディング
– 売上高:33,908
– セグメント利益:3,042(増収増益)
– 概要:繊維関連、樹脂・化成品関連でアジア中心に拡販。ただし輸入品の交易条件悪化の影響あり。
– その他
– 売上高:22,095
– セグメント利益:726

セグメント合計(調整後)
– 合計売上高(連結計):399,958
– 合計営業利益(連結計):26,261
– セグメント間消去・全社費用(研究等)として調整あり(中間期調整額:△8,909百万円)

収益性・効率性・安全性(主要指標)

(中間期の単純算出)
– 売上営業利益率(営業利益 / 売上高):約 6.56%(26,261 / 399,958)
– 前年中間期:約 11.05%(45,464 / 411,217)
– 親会社株主に帰属する中間純利益率:約 3.51%(14,039 / 399,958)
– 総資産回転率(中間期売上高 / 総資産):約 0.318(399,958 / 1,256,961)
– 自己資本比率:58.1%
– 流動比率(流動資産 / 流動負債):約 244.2%(559,363 / 229,072)
– 当座比率(現金+受取手形・売掛金+有価証券)/流動負債:約 120.6%(112,850+161,124+2,154 = 276,128 / 229,072)
– 有利子負債(概算):約265,638百万円、現金同等物113,934百万円 → ネット有利子負債(概算)≈151,704百万円
– ROA(中間期ベース):約1.12%(14,039 / 1,256,961)
– ROE(自己資本ベース、単純):約1.92%(14,039 / 729,894)※中間期数値による単純計算

※注:上記指標は中間累計と期末残高を単純に用いた算出であり、年率化や平均値計算は行っていません。資料中の増減要因(在庫評価差額、為替差等)が業績に影響しています。

財務の解説(資料の記載内容要約)
  • 売上高は前年同期比で減少(△2.7%)した一方、営業利益・経常利益・純利益は大幅減(営業利益△42.2%、経常利益△51.7%、中間純利益△53.9%)。主因として「在庫評価差額のマイナス影響」や原燃料価格上昇、欧州での販売数量伸び悩み、米国の寒波や生産トラブル等が挙げられています。
  • 総資産は有形固定資産や現金の減少等で減少、負債は短期借入・CPの増加等でほぼ横ばい、純資産は為替換算調整勘定の減少(△30,013百万円等)により減少しました。
  • 投資活動CFは固定資産取得の支出増でマイナス(△49,149百万円)。財務活動では短期借入増やCP発行等により期中の資金調達が行われています。
配当
  • 中間配当(実績):27円(1株当たり)
  • 期末配当(予想):27円
  • 通期配当予想:54円(変更なし)
  • 直近の配当見通し修正:なし(資料記載)
今後の見通し(通期業績予想・修正)

2025年12月期 通期(2025/1/1–2025/12/31)修正予想(2025/8/8発表)
– 売上高:840,000百万円(前回予想860,000→修正値△20,000、対前期比 +1.6%)
– 営業利益:75,000百万円(前回90,000→△15,000、対前期比 △11.8%)
– 経常利益:69,000百万円(前回85,000→△16,000、対前期比 △15.3%)
– 親会社株主に帰属する当期純利益:33,000百万円(前回45,000→△12,000、対前期比 +4.0%)
– 1株当たり当期純利益(予想):103.33円
– 予想前提為替・資源価格:USD=149円、EUR=166円、国産ナフサ68千円/kl、米天然ガス3.55$/MMBtu、欧州天然ガス38€/MWh
– 注記:この通期予想は当日時点の情報に基づくものであり、今後大きく変動する可能性あり。

セグメント別戦略・状況(要点)
  • ビニルアセテート:PVA系製品(ポバール樹脂)が主力。欧州向け特需の反動や欧米需要の鈍化、在庫評価差で減益。光学用PVAフィルムは中国で堅調も評価差影響。EVOH(エバール)は食品包装で欧米中心に順調。
  • イソプレン:タイ拠点の稼働安定が寄与し売上増、営業損失は縮小。イソプレン系化成品やジェネスタが需要回復。
  • 機能材料:メタアクリルの生産トラブル、北米寒波等で販売・利益にマイナス。メディカル(歯科材料)は好調。環境ソリューションは一部顧客の設備投資遅延や事業譲渡影響で減収。
  • 繊維:人工皮革(クラリーノ)や繊維資材で欧州需要低迷やEV関連の在庫調整で販売数量減、在庫評価差の影響。
  • トレーディング:アジア中心に拡販し増収増益。高付加価値品の拡販進展。

セグメントでは、在庫評価差や原燃料価格、気候要因(寒波)・生産トラブル・地域別需要変動などが利益変動の主要因として繰り返し言及されています。

中長期計画との整合性
  • 決算短信中に明確な中期経営計画の数値目標の記載はなし(資料内では通期予想の修正のみ)。よって中期計画進捗や目標達成見通しに関する情報は提示資料からは特定できないため「–」とします。
  • ただし、各セグメントでの拡販施策(メディカルやトレーディングでの高付加価値品拡販等)や設備投資は継続している旨の記載あり。
競合状況・市場動向(資料の記載要約)
  • マクロ面:米国の関税政策等で世界経済に不確実性、欧州は低迷も拡大基調、中国は刺激策で個人消費下支えだが不動産中心に低成長継続。
  • セグメント別の市場動向:欧州需要の弱さ、アジア・米州での需要差、PVBフィルム等の競争激化(特にアジア)やEV関連の需要変動が影響。
  • 競合比較:決算短信内に同業他社との直接比較数値は記載なし(→ 競合との比較は資料外)。したがって相対的な立ち位置は本資料からは限定的にしか判断できません(表現上の価値判断は控えます)。
リスク要因(資料に基づく主な留意点)
  • 在庫評価差(在庫評価損益)の影響(中間期における大幅な包括利益変動の一因)
  • 原燃料価格の上昇(ナフサ、天然ガスなど)
  • 地政学・通商政策(関税等)の影響による需要変化
  • 為替変動(USD/EUR)による影響
  • 生産トラブルや自然災害(寒波等)による供給・生産リスク
  • 顧客の設備投資の遅れや市場構造変化(EVの在庫調整等)
重要な注記・会計関連
  • 中間連結財務諸表に特有の会計処理の適用:無し
  • 会計方針の変更:法人税等に関する会計基準等を当中間期の期首から適用(影響はないと記載)
  • 連結範囲の重要な変更:新規連結 Nelumbo Inc.、除外 クラレクラフレックス(上記参照)
  • 減損等:前中間期に機能材料セグメントで減損損失(3,249百万円)計上の記載あり(注記参照)
  • 決算短信はレビュー未済(監査レビュー対象外である旨の注記あり)

以上。必要であれば、下記について追加集計・整理(年間ベースでの年率換算、セグメント別マージン推移表、債務スケジュールの詳細抽出 等)を行います。どの項目を優先して詳細化しますか?


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3405
企業名 クラレ
URL http://www.kuraray.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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