2025年8月期 第3四半期決算説明資料

株式会社U-NEXT HOLDINGS(2025年8月期 第3四半期 決算説明資料 要約)

(資料日付:2025年7月10日)
注意:不明な項目は「–」で記載しています。投資助言は行いません。

基本情報
  • 企業概要
    • 企業名:株式会社U-NEXT HOLDINGS(東証プライム市場 9418)
    • 主要事業分野:コンテンツ配信(U-NEXT)、店舗・施設ソリューション、通信・エネルギー、金融・不動産・グローバル
  • 説明会情報
    • 開催日時:2025年7月10日(資料日付)
  • 説明者
    • 発言概要(資料中の要旨)
    • 連結売上高・各段階利益は第3四半期累計で過去最高を更新
    • セグメント別ではコンテンツ配信・店舗・施設ソリューションが第3四半期累計で過去最高
    • 事業予想に対しては店舗・施設Sと金融・不動産・グローバルが上回る進捗、通信・エネルギーは利益進捗がやや弱め
    • 第4四半期については施設ソリューションの「改刷需要の反動減」や、エネルギーの収益性懸念により通期予想は据え置く旨
  • 報告期間
    • 対象会計期間:FY2025 第3四半期(2025年8月期 第3四半期累計)
  • セグメント(開示区分)
    • コンテンツ配信:動画配信サービス「U-NEXT」、個人向けMVNO 等
    • 店舗・施設ソリューション:店舗向け音楽配信、POSレジ、Wi‑Fi、カメラ、配膳ロボット、自動精算機等(店舗S/施設S)
    • 通信・エネルギー:法人向けICT(SaaS等)、法人/店舗/個人向け自社光回線、高圧/低圧電力(USENでんき/U‑POWER)
    • 金融・不動産・グローバル:家賃保証、決済サービス(アクワイアラ、PSP等)、商業ビル運営、グローバル(事業プラン検討中)
業績サマリー(主要指標)
  • 通期(FY2025)会社予想 vs 第3四半期実績(累計、単位:百万円)
    • 売上高:予想 360,000 → 3Q実績 283,438(進捗 79%)
    • 営業利益:予想 31,000 → 3Q実績 24,206(進捗 78%)
    • 営業利益率:予想 8.6% → 実績 8.5%
    • 経常利益:予想 30,000 → 3Q実績 23,952(進捗 80%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:予想 16,700 → 3Q実績 13,567(進捗 81%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益(のれん調整後):予想 19,850 → 実績 16,035(進捗 81%)
    • EBITDA:予想 42,500 → 実績 32,639(進捗 77%)
    • EBITDA‑CAPEX(投融資、コンテンツ前払含む):予想 10,300 → 実績 10,681(進捗 103%)
  • 前年対比(3Q累計、主な増減)
    • 売上高:FY2024 235,537 → FY2025 283,438(+47,901、+20%)
    • 営業利益:23,533 → 24,206(+673、+3%)
    • 経常利益:23,006 → 23,952(+946、+4%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:13,014 → 13,567(+553、+4%)
    • EBITDA:30,994 → 32,639(+1,645、+5%)
    • EBITDA‑CAPEX は ▲1,344(▲11%)(投資増等で減少)
  • 進捗状況(中期経営計画/年度目標に対する概況)
    • 全社では売上・各段階利益ともに75%超の進捗で堅調
    • 店舗・施設ソリューション、金融・不動産・グローバルは予想を上回る進捗
    • 通信・エネルギーは営業利益の進捗が弱く、今後のコスト転嫁等が焦点
    • EBITDA‑CAPEXは投資計画未消化の影響で3Q時点で通期計画を超過
セグメント別(FY2025 3Q 実績 → 進捗/前年増減)

(単位:百万円、進捗は資料記載)
– コンテンツ配信
– 売上高:94,998(進捗 78%)/前年 80,933(+14,065、+17%)
– 営業利益:7,754(進捗 79%)/前年 6,614(+1,140、+17%)
– 収益構成・寄与:課金ユーザー増、スポーツパック等で増収。販促・コンテンツ強化に伴う原価上昇でQoQは減益。
– 連結売上に占める比率(概算):約33.5%
– 店舗・施設ソリューション
– 売上高:73,138(進捗 79%)/前年 71,042(+2,096、+3%)
– 営業利益:13,320(進捗 91%)/前年 12,812(+508、+4%)
– 収益構成・寄与:店舗Sの成長が牽引。施設Sは一部ロー売上の反動減あり。
– 連結売上に占める比率(概算):約25.8%
– 通信・エネルギー
– 売上高:112,876(進捗 79%)/前年 81,506(+31,370、+38%)
– 営業利益:8,754(進捗 64%)/前年 9,566(▲812、▲8%)
– 収益構成・寄与:売上は大幅増(顧客増)。だが電力容量拠出金等のコスト負担で減益。通信(ICT・自社回線)は安定成長。
– 連結売上に占める比率(概算):約39.8%
– 金融・不動産・グローバル
– 売上高:8,004(進捗 92%)/前年 6,761(+1,243、+18%)
– 営業利益:1,220(進捗 87%)/前年 1,224(▲4、ほぼ横ばい)
– 収益構成・寄与:2Qから新たにキャッシュレス子会社を連結した影響で売上大幅増。先行費用で利益は横ばい。
– 連結売上に占める比率(概算):約2.8%
– 調整額(本部コスト、のれん償却、連結消去等):売上高 ▲5,580、営業利益 ▲6,843

業績の背景分析
  • 業績ハイライト
    • 3Q累計で連結売上高・営業利益・EBITDAとも過去最高を更新。
    • コンテンツ配信は課金ユーザー純増(YoY +390千、QoQ +70千)でARR・売上増加。
    • 店舗・施設ソリューションは契約数・ARRが堅調に拡大し貢献。
    • 通信・エネルギーは売上拡大が顕著だが、エネルギー側のコスト負担(電力容量拠出金等)が営業利益を圧迫。
  • 主な増減要因
    • 増収要因:U‑NEXT課金ユーザー増、サッカーパック等の付加価値サービス、店舗向け契約拡大、エネルギー(顧客増)および通信(法人向けICT、自社光回線)の拡大、M&Aによる連結範囲拡大(キャッシュレス決済子会社等)、商業ビル取得等。
    • 減益要因:コンテンツ強化による原価・販管費増(QoQの営業減益要因)、エネルギーでの電力容量拠出金負担(前期3Qより影響、通期で約33億円の試算)、先行投資・M&A関連の費用負担(金融・不動産等)。
  • 競争環境・競争優位性
    • コンテンツ配信:国内VOD市場でのポジションは国内シェア2位、見放題コンテンツ数は国内No.1とする強み。他社との差別化は豊富なラインナップと高ARPUモデル。
    • 店舗・施設:店舗向け音楽配信や自動精算機で国内シェア首位の商材あり。全国の営業・エンジニア体制やパートナーネットワークが強み。
    • 通信・エネルギー:法人向けICTや自社光回線、複数の電力メニューでクロスセル効果を図る。だが電力事業は規制・市場価格・制度変更(FIT→FIP等)や出力制御の影響を受ける。
    • 金融・不動産:店舗基盤への金融サービスや商業ビル運営を活かしたクロスセルが狙い。キャッシュレス競争・PSP分野での統合が課題。
  • リスク要因(業績影響し得る外部要因)
    • 電力事業関連:電力市場価格変動、容量拠出金負担、FIT→FIP等の制度変更、季節性による消費量変動
    • コンテンツ投資:コンテンツコスト増加による利益率低下リスク
    • M&Aおよび新規事業投資:のれんや先行赤字、統合リスク
    • 金利・為替:為替想定は $1 = 155円(業績予想時)。借入・社債等の調達コスト変動
    • 規制・競合:決済・エネルギー・通信分野での規制変更や競争激化
    • サプライチェーン:機器調達等の遅延・価格上昇(店舗機器や蓄電池等)
戦略と施策
  • 全社戦略(ポートフォリオ)
    • 安定的な事業創出資金を「高成長事業」と「新規育成事業」へ積極投資し持続成長を図る方針。
    • 表示セグメントごとに成長戦略を設定(コンテンツ配信は独自ラインナップ強化、店舗・施設はDX/クロスセル、通信・エネルギーはリカーリング中心の成長、金融・不動産は家賃保証/決済/商業ビル運営で拡大)。
  • 進行中の主要施策・進捗
    • コンテンツ配信
    • グローバル配信:ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーの「Max」経由でTBS/テレビ東京ドラマを世界配信(2025年下半期開始予定)。
    • 提携:楽天モバイルとの業務提携基本合意(『Rakuten最強U‑NEXT』パックの提供予定、2025年10月提供開始見込み)。
    • 課金ユーザー増加によりARR拡大(YoY +98億円、+10%)。
    • 店舗・施設ソリューション
    • 機器販売・外販工事中心に契約数・ARRを増加。店舗向け主力3商材(POSレジ/Wi‑Fi/カメラ)の契約・ARRが順調に積上げ。
    • 施設向けは自動精算機のロー売上が季節的・回転で変動。第4Qで改刷需要の反動減リスクあり。
    • 通信・エネルギー
    • 法人向けICTや自社光回線のリカーリング拡大で安定成長。ARRは増加(通信ICT YoY +30億円)。
    • エネルギー分野で再エネ関連の新事業:九州の太陽光発電所へ大型蓄電池を無償提供し、FIP移行支援やタイムシフト売電等で収益化を目指す(アグリゲーター事業等の展開を視野)。
    • 高圧・低圧共に顧客を拡大(高圧 YoY +45%、低圧 YoY +116%)。
    • 金融・不動産・グローバル
    • 期首より商業ビル運営子会社を新規連結(期中の追加取得計画あり)。
    • キャッシュレス決済事業のM&Aを実施し連結、GMVや加盟店数は増加。先行費用で利益への寄与は限定的。
  • 資金調達・財務施策
    • 社債発行登録(発行予定上限 30,000百万円)を関東財務局に提出、R&Iより予備格付「A-(安定的)」を取得(発行予定期間 2025/6/28~2027/6/27)。資金使途は設備投資、投融資、不動産取得、借入金返済等。
  • セグメント別の主な施策と成果(抜粋)
    • コンテンツ:独占配信・スポーツ・音楽強化、パートナーと海外配信でコンテンツの収益化拡大
    • 店舗S:機器・DX商材のクロスセルでARR拡大、契約数増加(YoY +91千件)
    • 施設S:リカーリング収益の積上げでロー減の一部補填
    • エネルギー:蓄電池の提供やFIP支援で再エネ収益最大化を図る
    • 金融:キャッシュレスGMV急増(LTMで大幅拡大)、家賃保証は安定成長
将来予測と見通し
  • FY2025(通期)業績予想(会社公表)
    • 売上高:360,000 百万円
    • 営業利益:31,000 百万円
    • 経常利益:30,000 百万円
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:16,700 百万円
    • 注:第3四半期実績の進捗はおおむね75~80%で推移。第4四半期に施設Sの需要反動減やエネルギーの収益性懸念があるため、通期予想は据え置き。
  • 中長期計画
    • ポートフォリオ運営で安定資金を高成長・新規育成事業へ投資。継続的なARR拡大・クロスセル強化・M&Aによる事業領域拡大を志向。
    • 進捗の可否:3Q時点では主要KPI(課金ユーザー増、契約件数・ARR増)は順調。ただしエネルギーのコスト転嫁実効性や第4Qの一時的需要変動が達成可否に影響。
  • マクロ影響
    • 為替想定:期中平均 $1 = 155円(業績予想ベース)
    • 金利・調達:社債発行等の調達計画、借入増(M&A・不動産取得資金)により有利子負債は増加傾向
    • 需要動向:コンテンツ(視聴需要)、店舗新規OPEN/閉店サイクル、電力需要の季節性等が業績に影響
製品・サービス(主要)
  • 主力製品/サービス
    • コンテンツ配信:「U-NEXT」動画配信(見放題+都度課金、月1200ポイント等)、スポーツパック(例:サッカー)、グローバル配信 via Max、Rakutenパック
    • 店舗・施設ソリューション:店舗向け音楽配信(BGM)、POSレジ、Wi‑Fi、IPカメラ、配膳ロボット、デジタルサイネージ、自動精算機、ホテル向け管理システム
    • 通信:法人向けICT(SaaS、セキュリティ、VPN等)、自社光回線(店舗・個人)、不動産向け通信
    • エネルギー:高圧・低圧電力、小売電力サービス(USENでんき、U‑POWER)、再エネ支援・蓄電池ソリューション
    • 金融・不動産:キャッシュレス決済(アクワイアラ、PSP)、割賦・リース、家賃保証、商業ビル運営
  • 販売状況・実績
    • U‑NEXT 課金ユーザー:累計約4.7百万を突破(YoY +390千、QoQ +70千)
    • ARR(コンテンツ):111,073 百万円(YoY +98億、+10%)
    • 店舗向け契約数:約1,180千(YoY +91千)、主力3商材のARRはYoY +16億
    • エネルギー契約:高圧・低圧とも顧客増大(低圧 YoY +116% 等)
    • キャッシュレスGMV:LTMで大幅増(3Q FY2025 284,377 百万円)
  • 協業・提携
    • グローバル配信:Warner Bros. Discovery の「Max」と提携し TBS/テレビ東京のドラマを海外配信(第1弾:ドラマ10作品)
    • 楽天モバイル:『Rakuten最強U‑NEXT』パック提供(基本合意、2025年10月提供予定)
    • 再エネ事業:九州の太陽光発電所へ大型蓄電池無償提供(FIP移行支援等)
重要な注記
  • 会計方針・会計処理
    • 一部のれんのPPA(Purchase Price Allocation)による顧客関連資産への区分を実施(資料説明あり)
    • 第1・第3四半期の連結C/F計算書の任意開示を省略しているため、決算短信における連結C/Fの一部数値は会計監査人のレビューを受けていない参考値として提示されている旨の注記あり
  • リスク等(資料中の特記事項)
    • 将来見通しはリスク・不確実性を含み、実際の結果は異なる可能性がある旨の注記
    • 電力事業の容量拠出金等、制度・市場変動リスクを注視
  • その他(重要な告知)
    • 社債発行登録の提出および予備格付取得(R&I:A‑、安定的)
    • 第4四半期における施設ソリューションの改刷需要反動減とエネルギー収益性の懸念を理由に通期予想は据え置き

必要であれば、以下について追加で抽出・整理します(可能な範囲で数値や図表を再集約します):
– セグメントごとの損益構成比(%)やマージン推移の詳細表
– キャッシュフロー(営業/投資/財務)の前年対比サマリ(表形式)
– KPI(課金ユーザー、ARR、契約数、GMV等)を時系列でまとめた表

ご希望があれば対象を指定してください。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9418
企業名 U-NEXT HOLDINGS
URL https://unext-hd.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By シャーロット

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