1. 企業情報
企業名: 児玉化学工業株式会社
概要: プラスチック加工大手。住宅設備や自動車部品が主要事業。ベトナム、タイに工場を持ち、2025年4月に金属加工会社を子会社化し、2輪向け鋳鍛造や粉末冶金も展開。
事業内容: モビリティ向け、住宅・空調向け、パッケージ・複合材等。
設立年月日: 1946年3月
代表者名: 北村 以知雄
従業員数: 615人
平均年齢: 45.9歳
平均年収: 4,640千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界: 自動車部品
市場ポジション: 国内外の自動車部品市場で中堅に位置し、特に樹脂加工製品で競争力を有。
競争優位性: 高度な樹脂加工技術と豊富な生産設備を持ち、OEM供給を中心に事業を展開。
課題: 自動車市場の需要変動や原材料価格の上昇に影響されるリスクがある。
3. 経営戦略と重点分野
経営ビジョン: 樹脂技術と金属技術の融合による成長戦略を掲げる。
中期経営計画: 2023/3期〜2026/3期の「KCI2025」を掲げ、2025年4月にはメプロホールディングスを子会社化し、事業規模を大幅に拡大。
重点分野: モビリティ事業、リビングスペース事業、アドバンスド＆エッセンシャル事業。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: 主に自動車部品のOEM供給。
市場ニーズへの適応力: 自動車市場の変動に対応するため、新材料や新技術の開発に注力。
5. 技術革新と主力製品
技術開発: 樹脂加工技術と金属加工技術の融合に注力。
主力製品: 自動車部品、住宅設備、ゲームソフト用パッケージ。
6. 株価の評価
株価: 718.0円
EPS（会社予想）: 1,280.57円
PER（会社予想）: 0.56倍
PBR（実績）: 0.43倍
株価評価: 業界平均PER 15.9倍に対し、0.56倍と割安評価。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間で700円から721円のレンジで推移。
高値圏/安値圏: 52週高値1,024円に対し、現在の株価は安値圏。
8. 財務諸表分析
売上高: 過去12か月で15,842百万円（前期比+7.8%）
営業利益: 162百万円（前期比-1.8%）
ROE（実績）: -3.26%
自己資本比率（実績）: 28.8%
キャッシュフロー: 営業CF +1,438百万円、投資CF -1,180百万円、財務CF -891百万円
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 0.00%
株主還元策: 普通株の配当無配継続。A種優先株は2025/3に普通株へ転換済み。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価変動傾向: 直近10日間で安定した上昇傾向。
影響要因: メプロ買収による事業拡大、資本政策の変更。
11. 総評
児玉化学工業は樹脂加工技術を基盤とした自動車部品メーカーで、事業拡大による成長が見込まれる。しかし、株価は安値圏であり、市場リスクに注意が必要。財務面では自己資本比率が健全。
12. 企業スコア
- 成長性: B（LTM売上成長率+7.8%）
- 収益性: B（ROE -3.26%）
- 財務健全性: A（自己資本比率28.8%）
- 株価バリュエーション: A（PBR 0.43倍）
企業情報
| 銘柄コード | 4222 |
| 企業名 | 児玉化学工業 |
| URL | http://www.kodama-chemical.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
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