2025年12月期第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
以下はご提供の「中外製薬株式会社 2025年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」をもとに、個人投資家向けに整理した要約です。投資助言は行いません。不明項目は「–」としています。
1. 基本情報
- 企業名:中外製薬株式会社(証券コード 4519)
- 主要事業分野:医薬品事業(研究・開発・製造・販売)
- 代表者:代表取締役社長 CEO 奥田 修
- 連結親会社状況:ロシュ(Roche)が議決権ベースで約59.89%保有(自己株控除ベースで61.10%)
- 問合せ先:広報IR部長 宮田 香絵(TEL 03-3273-0554)
- 提出日(開示日):2025年10月24日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(第3四半期累計)
- 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト・報道向け、2025/10/24にオンライン)
- その他:IFRSベースで開示。Core(社内管理指標)とIFRSの差異について注記あり。
2. セグメント
- セグメント区分:単一の医薬品事業(複数の機能的領域を統合管理)
- 製商品売上高の内訳(累計9か月、単位:百万円)
- 国内製商品売上高:343,734
- オンコロジー領域:180,700(百万円換算で1,807億円→上記表現を参照)
- スペシャリティ領域:163,000
- 海外製商品売上高:450,852
- その他の売上収益:117,054
- 主要顧客:エフ・ホフマン・ラ・ロシュ(Roche)向け売上高 526,080 百万円、アルフレッサグループ 約110,811 百万円
3. 発行済株式
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):1,679,057,667 株
- 期末自己株式数:33,352,901 株
- 期中平均株式数(四半期累計):1,645,644,940 株
- 時価総額:–(決算短信に記載なし)
4. 今後の予定(決算短信上の予定)
- 決算説明会:実施済(2025/10/24、オンライン)
- 第4四半期および通期決算発表:通期(2025年12月期)決算発表日は未記載(年度末は2025/12/31)
- 株主総会:–(決算短信に具体日程なし)
- IRイベント:当該説明会資料・音声・Q&Aをウェブ掲載予定
- 主要M&A/投資:(後発事象)レナリスファーマの全株式取得決議(2025/10/24取締役会で決議、実行は第4四半期予定)
- クロージング対価:15,000 百万円(+価格調整)
- アーンアウト:最大16,000 百万円(承認マイルストーン)+売上連動対価
- 目的:sparsentan(IgA腎症など)の日本・韓国・台湾における独占開発・販売権取得
5. 財務指標(要点)
※金額は原則として百万円単位(決算短信に準拠)。比較は前年同期(2024年1-9月)ベース。
– 売上収益(連結、IFRS):911,640 百万円(前年同期比 +5.0%)
– 製商品売上高:794,586 百万円(+5.9%)
– その他の売上収益:117,054 百万円(△0.9%)
– 営業利益(IFRS):429,827 百万円(+2.7%)
– Core営業利益(会社提示の経常指標):450,526 百万円(Coreベース)
– 四半期利益(当社株主帰属、IFRS):305,602 百万円(+3.3%)
– 基本的1株当たり四半期利益(累計9か月):185.70 円(希薄化後同額)
– 総資産:2,183,588 百万円(期末)
– 純資産(当社株主持分):1,890,107 百万円
– 当社株主持分比率(自己資本比率相当):86.6%
– 負債合計:293,481 百万円
– 負債比率(負債/総資産):約13.4%(293,481 / 2,183,588)
– 流動資産:1,517,730 百万円、流動負債:267,423 百万円
– 流動比率(流動資産/流動負債):約5.68(568%)
– ネット現金(注記による表示):8,824 億円(=882,400 百万円表現だが短信では百万円単位の記載あり。Net cashは8,824 億円と表記)
– キャッシュ・フロー(累計9か月)
– 営業活動によるCF:257,173 百万円(前年同期 295,206)
– 投資活動によるCF:△39,549 百万円(前年同期 △210,462)
– 財務活動によるCF:△305,632 百万円(前年同期 △138,975)
– 現金及び現金同等物の期末残高:456,432 百万円(前期 540,202)
– フリー・キャッシュ・フロー(会社提示)
– 営業フリー・キャッシュ・フロー:373,200 百万円(=3,732 億円、前年同期比 +7.4%)
– フリー・キャッシュ・フロー(税支払等反映後):181,200 百万円(=1,812 億円、前年同期比 △23.9%)
– 効率性指標(累計9か月ベース、簡易算出)
– 売上高営業利益率(IFRSベース)=429,827 / 911,640 ≒ 47.2%
– 総資産回転率(売上/総資産)=911,640 / 2,183,588 ≒ 0.42回(9か月累計ベース)
– ROE(当社株主帰属四半期利益/期末自己資本)=305,602 / 1,890,107 ≒ 16.2%(9か月累計ベース)
(注)上記は第3四半期累計の数値に基づく単純計算。会社はCore実績(非経常項目を除外)とIFRS実績を区別して開示しているため、指標の解釈には注意が必要。
6. セグメント別情報(詳細)
- セグメント区分は単一事業(医薬品)だが、事業内訳として以下の注力領域あり:
- オンコロジー(抗がん剤群)— 主力薬:アバスチン、パージェタ、ポライビー、フェスゴ、ルンスミオ 等
- スペシャリティ(眼科・血液等)— 主力薬:バビースモ(眼科)、ヘムライブラ(血液)、エンスプリング 等
- 海外向け(ロシュ向け輸出)— アクテムラ等のロシュ向け輸出が増加
- 売上構成(当期9か月)
- 国内製商品:343,734 百万円(+3.6%)
- 海外製商品:450,852 百万円(+7.7%)
- 主な増収要因:新製品(フェスゴ、ピアスカイ等)とロシュ向けアクテムラの輸出増
7. 研究開発(R&D)/パイプライン(要旨)
- 研究開発費(Coreベース):135,192 百万円(累計9か月、売上に占める比率 14.1%)
- 主な動き(2025年1-9月)
- テセントリク(抗PD-L1)で複数適応拡大承認(胞巣状軟部肉腫、節外性NK/T細胞リンパ腫等)
- アレセンサ(ALK阻害)適応拡大申請(2025/6)
- ルンスミオ(RG7828)適応拡大申請(2025/5)
- エレビジス(再生医療製品、SRP-9001)国内で条件付き承認取得(デュシェンヌ型筋ジストロフィー対象)
- ヘムライブラ、バビースモ、エンスプリング、ピアスカイ 等の進展・適応拡大・臨床段階の公表あり
- 開発中止・方針転換の公表(複数):RG6058(抗TIGIT)等のいくつかの適応・試験中止、自社開発中止判断の案件あり(経営判断でのパイプライン整理が進む)
- パイプラインリスク:多くの臨床開発が進行中であり、承認/試験結果により業績や将来収益に影響
8. 配当
- 2025年12月期(予想、通期):年間配当 250 円(中間 125 円、期末 125 円)
- 2025年中間(支払済):125 円(内訳:普通配当 50 円、記念配当 75 円:創業100周年記念)
- 期末予想内訳:普通配当 50 円、記念配当 75 円(同上)
- 通期内訳合計:普通配当 100 円、記念配当 150 円
- 直近配当予想の修正:なし(公表予想通り)
- コア留意点:記念配当(創業100周年)が含まれているため、継続性については将来判断が必要
9. 中長期計画との整合性
- 決算短信内での直接的な中期経営計画の進捗表記は限定的。会社はCore指標を業績管理や株主還元の基準として提示。
- R&Dの重点(がん、免疫、神経、眼科、血液等)やパイプラインの適応拡大・製品投入は中長期の収益基盤強化につながる可能性を示唆。
- ただし、いくつかの開発中止/自社開発中止の判断もあり、パイプライン再編が進行中。
10. 競合状況・市場動向
- 競合他社との詳細比較:–(決算短信に比較データなし)
- 市場動向/競争優位性(短信から読み取れる点)
- ロシュとのアライアンスが収益の重要な柱(Roche向け製品輸出が大きい)
- 新製品投入(フェスゴ、ピアスカイ等)と主力品の継続的な寄与が売上を支える
- 一方で薬価改定や後発薬浸透の影響は国内での下押し要因として継続的に存在
11. 今後の見通し(会社予想)
- 2025年12月期(通期、Coreベース予想)
- 売上収益:1,190,000 百万円(前期比 +1.7%)
- Core営業利益:570,000 百万円(+2.5%)
- Core当期利益:410,000 百万円(+3.2%)
- Core EPS:250.00 円
- Core配当性向目標:100.0%
- 第3四半期実績の進捗率(会社提示、Coreベース):売上収益進捗 76.6%、Core営業利益進捗 79.0%、Core当期利益進捗 78.0%
- 会社注記:業績予想は入手可能情報に基づく合理的見込みであり、リスク・不確実性により実績が異なる可能性あり。
12. リスク要因(決算短信および一般的な医薬品業界のリスクを抜粋)
- 臨床試験の結果や規制当局の承認プロセスに伴う不確実性
- 薬価改定、後発品(ジェネリック)浸透による国内売上への影響
- 重要顧客(Roche)への依存(Roche向け売上が大きい)
- 為替変動、原材料・製造コストの変動、供給網リスク
- 大型M&Aやパイプライン取得に関連する統合リスク・費用
- 決算短信にも記載のとおり、将来見通しには潜在的リスクや不確実性がある旨の注意喚起あり
13. 重要な注記(会計・ガバナンス関連)
- 会計基準:IFRSに準拠して作成。Core実績はIFRSから非経常項目を除外した社内管理指標。
- 会計方針の変更:なし(四半期累計期間における重要な会計方針の変更・見積りの変更は無)
- 監査/レビュー:添付四半期連結財務諸表に対する公認会計士/監査法人によるレビューは無
- 関連当事者取引:Roche(エフ・ホフマン・ラ・ロシュ・リミテッド)との取引・債権債務および配当支払の記載あり(関連当事者比重大)
- 後発事象:レナリスファーマ株式取得決議(sparsentanのアジア地域権利取得)を取締役会で決定(実行は第4四半期予定)。取得対価等の詳細は短信に記載。
14. 要点のまとめ(事実ベース)
- 第3四半期累計(2025/1-9)の連結売上は911,640 百万円(+5.0%)、IFRS営業利益は429,827 百万円(+2.7%)、四半期利益は305,602 百万円(+3.3%)。
- Coreベースでは売上・営業利益とも増収増益で推移。新製品の浸透と海外(Roche向け)輸出が寄与。
- 自己資本比率は高水準(86.6%)。流動性・ネット現金も潤沢だが、通期での配当(創業100周年の記念配当含む)やM&A(Renalis買収等)によりキャッシュ動向に注目が必要。
- R&D投資は継続(R&D費は売上比約14%)。複数の承認・臨床開始と一部プロジェクトの中止が混在しており、パイプライン再編が進行中。
(注)本要約は開示資料(2025年10月24日付 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結))をもとに作成しています。不明な項目や短信に記載のない比較情報等は「–」としました。投資判断に関する助言は行いません。必要であれば、補足資料(決算説明資料や補足資料P.1〜P.9等)に基づく更に詳細な数値分析(製品別売上推移、季節性、長期トレンド等)を作成します。どの点を深掘りしますか?
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4519 |
| 企業名 | 中外製薬 |
| URL | http://www.chugai-pharm.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
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