2025年3月期 決算説明会資料
テクノメディカ(Techno Medica) 2025年3月期 決算説明会 要約
(出典:2025年5月27日 開催 決算説明会 資料より。記載のない事項は「–」で表記)
基本情報
- 企業概要
- 企業名:株式会社テクノメディカ(Techno Medica Co., Ltd)
- 主要事業:臨床検査用分析装置・医療機器の研究開発、製造、販売、輸出およびそれらで使用する消耗品の製造・販売
- 代表者名:代表取締役社長 實吉 政知
- 従業員数:244名(うちパート等は67名、2025年3月末。派遣社員含まず)
- 主な拠点:本社、研究開発センター、物流センター、支店(大阪・名古屋・福岡)、営業所・出張所(全国)、海外販売拠点:台湾支店(新北)
- 説明会情報
- 開催日時:2025年5月27日
- 説明者
- 発表者:代表取締役社長(實吉 政知)ほか(資料中の主要発表は社長名義)
- 発言概要:2025年3月期の業績概要、2026年3月期見通し、中期(23中計)進捗、株主還元・資本市場対応のレビュー等を説明
- 報告期間
- 対象会計期間:2025年3月期(2024年4月〜2025年3月)
- 決算説明資料公表日:2025年5月27日(説明会開催日)
- セグメント(品目区分)
- 採血管準備装置・システム(BC・ROBO 系 等):採血関連の自動化装置・システム
- 検体検査装置(血液ガス分析装置等):GASTATシリーズ 等
- 消耗品等(センサーカード、ラベル、採血管等):検査消耗品・保守等
業績サマリー(2025年3月期実績・2026年3月期見通し)
- 主要指標(単位:百万円、前年比等は資料記載値)
- 売上高:9,905(百万円)〔前期 10,283、△378、△3.7%〕
- 売上総利益:4,928(百万円)
- 営業利益:1,300(百万円)〔前期 1,840、△540、△29.3%〕
- 営業利益率:13.1%(前期 17.9%)
- 経常利益:1,303(百万円)
- 当期純利益:1,004(百万円)〔前期 1,348、△344、△25.5%〕
- 1株当たり当期純利益(EPS):145.08円(25/3期、資料の表記)
- 自己資本比率・当期純利益率等:当期純利益率 7.1%(25/3期)
- 2026年3月期 業績見通し(会社予想、単位:百万円)
- 売上高:10,600(+695、+7.0%)
- 営業利益:1,480(+180、+13.8%)
- 経常利益:1,480(+177、+13.6%)
- 当期純利益:1,100(+96、+9.6%)
- 見通しの根拠:採血管準備装置・システムの着実な受注、消耗品・検体装置の堅調、販管費は増加見込みだが増販で利益回復を目指す
- 中期計画に対する進捗
- 23中計(2023–2025)目標:3年累計 営業利益 45億円
- 実績/見通し(3ヶ年累計):売上 307.9 億円、営業利益 46.2 億円(見通し前提)→ 25年度見通し通りであれば中計目標は達成見込み
- 次期(26中計:26–28年度)を策定予定(収益拡大のための成長戦略策定へ)
セグメント別状況(2025年3月期 実績)
- 売上高(2024年度→2025年度表記):合計 10,283 → 9,905(百万円)
- 採血管準備装置・システム:4,299 → 3,636(百万円)〔△663、△15.4%〕
- 構成比(2024年度):36.7%
- 主因:23年度に大型販売案件の前倒しがあり反動減。国内では大規模施設向け案件の前倒しや先送りが発生。海外は大型受注等で回復(海外は前年比+156.2%)
- 検体検査装置:599 → 622(百万円)〔+23、+3.8%〕
- 構成比(2024年度):6.3%
- 備考:国内は競合環境で一部機器の販売低調、海外(中南米・アジア等)でデスクトップ血液ガス装置が伸長(+17.7%)
- 消耗品等:5,386 → 5,648(百万円)〔+262、+4.9%〕
- 構成比(2024年度):57.0%
- 備考:国内・海外とも安定需要。海外は+21.4%の増加
- 海外売上高
- 2025年3月期の海外売上高は過去最高の13.6億円、海外売上比率 13.8%に上昇
- 海外の採血管システム売上は回復・増加
業績の背景分析
- 業績概要(ハイライト)
- 2025年3月期は売上高約99億円、販管費増加により営業利益が大幅減(営業利益13億円)で減収減益
- 23年度までは増収増益基調だったが、24年度(=2025年3月期)は大型案件の前倒し反動や販管費増加で減益
- 売上は採血管システムの4Q偏重、新規導入・更新が業績に大きく影響
- 増減要因
- 採血管準備装置・システム 減少(△663百万円):国内で大型案件の先送り・前倒しの反動、海外は大型受注で回復
- 検体検査装置 微増(+22百万円):国内で競争厳しい機種がある一方、海外でデスクトップ型が伸長
- 消耗品等 増加(+262百万円):安定的需要と海外拡販
- 販管費増(+316百万円):研究開発費・人件費・株式報酬費用・荷造運賃等の増加。前年度は大型開発案件で研究開発費が増加(+170百万円)が一部終了のため翌年度は減少見込み
- 競争環境
- 検体検査装置分野(特に国内)では競合他社との競争が継続
- 採血管システムは同社が1991年に先行導入、既に約2,500施設超で稼働しており製品・トレーサビリティ面での優位性(RFID、IoT等の機能強化)を打ち出すが、受注は大型案件に依存しやすい
- リスク要因(資料・説明会より読み取れるポイント)
- 大型案件の受注・納入タイミングの偏在(4Q偏重)による業績変動
- 競合環境(国内の検体検査装置分野)
- 海外市場の需要変動(特に東南アジア・中国・中南米等への依存)
- 研究開発案件の進捗・成果に伴うコスト変動
- 株価・資本市場関連(PBR1倍割れが継続)や資本コストへの対応
- その他、経済・社会情勢の変化(資料の注意事項に準拠)
- 為替・サプライチェーン等の明示的記載はなしが、外部要因として留意すべき点 → (外部要因一般としての記載)
戦略と施策
- 現在の戦略
- 中期(23中計)は累進配当維持や自己株式取得等を通じた株主還元と収益改善を目標に設定
- 次期(26中計、26–28年度)で収益拡大のための成長戦略・方策を策定予定(目標:ROE 8%以上、PBR 1倍以上)
- 海外拡販の強化(検体検査装置・消耗品の拡販、値上げ含む施策)
- 製品・技術面ではRFID、IoT連携、予兆検知、自動復旧、自動学習などの機能強化による差別化
- 進行中の施策(具体例)
- 新製品・サービス投入:GASTAT-Pro(コンパクト血液ガス分析器)、クラウド採血待合システム(Smart Lounge)、尿中エクオール検査キット「EQUOTEST」等
- 主力製品の機能強化:BC·ROBO-8001 RFID における IoTサポート、自動復旧、RFID連携強化、自動学習機能
- 海外展開強化:台湾支店をはじめ東南アジア・中国・中南米での販売拡大
- 株主還元:累進配当方針の継続、過去に自己株式取得(23年に約37億円)を実施
- セグメント別施策と成果
- 採血管準備装置・システム:RFID対応、トレーサビリティ強化、導入施設の累計拡大(国内累計約2,576施設、TRIPS採用施設147)。ただし大型案件の前倒し反動で短期的売上は変動
- 検体検査装置:小型・高機能モデル(GASTAT-Pro)でコンパクト市場を狙う。海外でのデスクトップ型販売が伸長
- 消耗品等:既存顧客基盤により安定収益、海外拡販と価格施策で増収を見込む
将来予測と見通し
- 次期業績予想(2026年3月期 会社見通し)
- 売上高:10,600百万円、営業利益:1,480百万円、当期純利益:1,100百万円
- 根拠:採血管システムの受注増、消耗品・検体装置の拡販(海外含む)を見込む一方、販管費は労務費・補修費等で増加見込みだが増販で吸収
- 中長期計画
- 23中計(23–25)は3年累計営業利益45億目標で、25年度見通しが達成されれば目標クリア見込み
- 次期26中計(26–28年度)を新たに策定し、ROE 8%以上、PBR 1倍超を目指す成長戦略を打ち出す予定
- マクロ経済の影響
- 資料中では「経済・社会等の情勢変化により予告なく変更され得る」との注意書きのみ。為替・金利・世界的な医療需要の変動等は通常の留意点だが、説明会資料に明確数値記載なし → (一般的な外部影響は留意事項として存在)
配当と株主還元
- 配当方針
- 「株主への利益還元を重要施策の1つ」として、経営環境・業績を踏まえつつ成果の配分(累進配当の継続)を基本方針
- 中計期間(23〜25年度)は累進配当を継続する方針
- 配当実績(資料より)
- 年次配当(代表的な推移):2017年45 → 2018年47 → 2019年49 → 2020年51 → 2021年60 → 2022年60 → 2023年68 → 2024年68(円/株)
- 2024年度は減益だが配当は前期同額(68円)で配当性向は約47%に上昇
- 2025年度の予想配当は資料上 68円(見込み)で配当性向は約42.8%(資料の数値)
- 特別配当 / 自己株式取得
- 23年に約37億円の自己株式取得を実施(株主還元の一環)
- 特別配当の明示はなし
製品・サービス
- 主要製品(抜粋)
- 採血管準備装置・システム:BC·ROBO-8001 RFID(主力)、BC·ROBO7、ROBO 900、UA·ROBO-2000RFID 等
- 検体検査装置:GASTAT-700 Model(全自動pH/血液ガス分析装置)、GASTAT-Pro(コンパクト血液ガス分析器)、STAX-6(電解質分析装置)等
- 消耗品:センサーカード、ラベル、電極、採血管、ハルンカップ 等
- 一般消費者向け:尿中エクオール検査キット「EQUOTEST(エクオテスト)」をEC経由で提供
- サービス・ソリューション
- 採血業務支援システム(Assist More):患者呼出、採血カルテ登録、クラウド採血待合システム等のオプション提供
- IoTサポート:遠隔の予兆検知、自動起動機能、メンテナンス時期アラート等
- RFID連携による検体トレーサビリティ強化
- 協業・提携
重要な注記
- リスク要因(特記事項)
- 説明資料の注意事項:将来予想は合理的な前提に基づくが、経営環境の変化等により予告なく変更される可能性あり。最終的な投資判断は自己責任で行う旨の注意喚起あり
- その他の特筆リスク:大型案件の受注タイミングに依存する収益構造、国内競争の激化、資本市場での評価(PBR1倍未満が継続)等
- その他(今後のイベント・告知)
- 次期中期経営計画(26中計:26–28年度)を新たに策定予定(2025年度中に進める旨)
(注)本要約は提供資料(決算説明会スライド)を基に整理したものであり、投資判断を促すものではありません。投資に関する最終判断はご自身で行ってください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6678 |
| 企業名 | テクノメディカ |
| URL | http://www.technomedica.co.jp/t01/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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