2025年10月期第2四半期決算説明資料
2025年10月期 第2四半期(連結/当期累計) 決算説明(要旨)
※資料出所:セルソース株式会社「2025年10月期第2四半期 決算説明資料」(2025年6月12日)
基本情報
- 企業概要
- 企業名:セルソース株式会社(東証プライム:4880)
- 主要事業分野:細胞加工受託(血液由来・脂肪由来等)、医療機関支援(旧コンサルティング)、医療機器販売、化粧品販売など再生医療関連事業および周辺サービス
- 説明会情報
- 開催日時:2025年6月12日(資料日付)
- 説明者
- 発言概要:資料の要点は「第2四半期の業績、'Year 0'(中期計画検討期)における先行投資の進捗、その他アップデート(提携・特許・POC等)」に関する報告
- 報告期間
- 対象会計期間:2025年10月期 第2四半期(当期累計)
- セグメント(資料に基づく)
- 加工受託サービス(血液由来/脂肪由来等):医療機関からの血液・脂肪等を受託加工し製品を供給する事業
- 医療機関支援サービス(旧コンサルティング):整形外科等に対する経営支援・運営支援を含むサービス(新規に整形向け経営支援を開始)
- 医療機器販売:医療機関向け機器の販売
- 化粧品販売その他:化粧品OEM/原料販売等およびその他事業
業績サマリー
- 主要指標(当期累計/第2四半期累計、単位:百万円または記載の通貨)
- 売上高:1,820 百万円(=18.2 億円、前年同期比 -18.3%)
- 売上総利益:1,021 百万円(前年同期比 -28.3%)
- 売上総利益率:56.1%(前年同期比 -7.9pt)
- 営業利益:17 百万円(前年同期比 -93.9%)
- 営業利益率:0.9%(前年同期比 -11.7pt)
- 経常利益:18 百万円(前年同期比 -95.1%)
- 当期(中間)純利益:11 百万円(前年同期比 -96.3%)
- 1株当たり利益(EPS):–(資料に記載なし)
- 備考:FY10/2025から業績数値は連結ベース。前年実績は単体業績のため比較に注意。
- 進捗状況(通期業績予想に対する達成率)
- 通期売上高予想:4,501 百万円に対し当第2四半期累計は1,820 百万円 → 達成率 40.4%
- 通期営業利益予想:370 百万円に対し当累計は17 百万円 → 達成率 4.6%
- Q2までの累計売上は「当初想定の同期間見込みに対し約90%で進捗(資料:Q2累計の想定比 89.8%)」と報告
- セグメント別状況(当期第2四半期累計、百万円/前年同期比)
- 加工受託サービス:1,194(-10.6%) → 売上構成比 約65.6%(1,194/1,820)
- 医療機関支援サービス(旧コンサル):62(-47.5%) → 構成比 約3.4%
- 医療機器販売:422(-13.0%) → 構成比 約23.2%
- 化粧品販売その他:140(-51.0%) → 構成比 約7.7%
- 主要事業KPI(当期累計)
- 血液由来 加工受託件数(当期累計):9,577 件(前年同期比 -8.9%)
- 脂肪由来幹細胞 加工受託件数(当期累計):726 件(前年同期比 -1.8%)
- 期末提携医療機関数:2,017院(前年同期比 +152院)
業績の背景分析
- 業績概要(ハイライト/トピックス)
- 加工受託サービスの回復が全体の売上増加を牽引。Q1→Q2で前四半期比売上は増加(Q1: 849 百万円 → Q2: 971 百万円、前Q比 +14.4%)。
- 売上総利益率は、エクソソーム関連売上の比率増加および動物事業ライセンス譲渡益等によりQoQで改善。
- 販売管理費(販管費)の見直し・削減によりQoQで費用は低下し、営業利益は前Q比で大幅改善(ただし前年同期比では大幅減)。
- 増減要因(YoY・QoQの寄与)
- 減収要因(YoY主因):自費診療特化型向けの加工受託減、エクソソーム関連売上減、前年の化粧品原料販売の反動減。
- 増益要因(QoQ寄与):加工受託サービスの回復、動物事業ライセンス譲渡益、販管費の削減(地代家賃、人件費・外注見直し等)。
- 加工受託の内訳では、ハイブリッド型(一般整形中心の医療機関)向けは重点先での営業投入によりオーダー増、 自費診療特化型は前年対比で低迷(広告依存や運営課題の影響)。
- 競争環境・競争優位性
- 資料に市場シェア等の具体数値は記載なし(→ –)。同社の優位点としてはPFC-FD™等の技術資産、医療機関ネットワーク、加工受託のサービスラインを保有している点が示唆されるが、詳細な競合比較は資料に記載なし。
- リスク要因(資料記載の例)
- 市場環境や法規制の変化、品質・安全性の確保や製造体制に関するリスク、特定取引先依存、風評リスク、研究開発の不確実性、広告宣伝戦略の効果変動、システム障害等。
- 事業面では自費診療特化型クリニックの広告効果依存やドクター採用リスク、スポーツチーム関連の契約解除による一時的な受注減等が挙げられている。
戦略と施策
- 現在の戦略(「Year 0」コミットメント)
- 経営リソース配分の最適化:注力領域(整形外科、加工受託等)へ資源集中、その他領域・間接部門のコスト見直し。
- 整形外科向け既存事業の拡充(医療機関向け):ハイブリッド型重点医療機関への集中営業、自費診療特化型およびハイブリッド型向けの経営支援開始。
- ビジョン実現に向けた先行投資(対パートナー企業):オンライン接点やフィットネス領域でPOCを実施し、スケールアウトのシナリオ構築(中期経営計画へ反映)。
- 進行中の施策(具体例/進捗)
- 医療機関支援:ハイブリッド型の重点医療機関向け営業を実行。ハイブリッド型への経営支援は4月より売上発生。自費診療特化型向け経営支援も4月より売上発生。
- 営業リソース再配分:重点先(約50院弱)へ集中的に施策を実施し、Q4中に1,000件/月のオーダー実現を目標にしている(通期前提)。
- 販管費見直し:人件費・外注、地代家賃の削減等によりQ2累計で販管費は前年同期比 -12.2%(1,004 百万円)。
- パートナー実証(POC)・マーケティング:NTTドコモのdヘルスケアアプリ向け情報発信(膝の健康)を実施、オフライン導線の有効性検証をトライアル。メディカルフィットネスのPOC拠点で「バランスメソッド™」の運用開始(2025年5月〜)。
- 知財・事業整理:動物再生医療分野の特許出願(イヌ血小板由来成長因子:cPGF)を外部(アニコム先進医療研究所)に譲渡し譲渡益をQ2に計上(経営資源配分の最適化の一環)。
- セグメント別施策と成果
- 加工受託サービス:ハイブリッド型重点先の営業投入で一部グループ(Group1)からのオーダー増加。加工受託全体はQ2累計で前年割れながら、前Q比では回復。
- 自費診療特化型:クリニック側の課題(広告ボラティリティ、ドクター依存、組織運営の非効率)を特定し、オフライン集患強化、コールセンター教育、ドクターサポート、人員配置・組織再編等の介入を実施(セルソースから本部スタッフ2名を出向)。
- 医療機器販売・化粧品:比較的安定的な収益貢献を見込み。化粧品の原料販売は前年の特殊要因の反動で減少。
将来予測と見通し
- 業績予想(通期:FY10/2025、資料記載)
- 売上高:4,501 百万円(計画)
- 営業利益:370 百万円(計画)
- 経常利益:372 百万円(計画)
- 当期純利益:255 百万円(計画)
- 根拠(資料記載の前提):
- 自費診療特化型向けのハンズオン効果は来期に発現を想定(当期はほぼ横ばい)。
- ハイブリッド型重点先の営業でQ4にオーダーを加速させ、最終的に月1,000件レベルの受注に繋げる想定。
- 医療機関支援のフィーはQ2から発生し、医療機器・化粧品販売は安定的な収益を見込む。
- パートナー企業とのPOCによる当期売上寄与は見込まない(中期に向けた投資フェーズ)。
- 中長期計画(中期経営計画)
- 「Year 0」期間に再現性ある事業モデルの“型化”を進め、年度末に中期経営計画を公表予定。POCでスケールアウトシナリオを構築し、中期計画に組み込む計画。進捗は概念検証段階(POC実施中)であり、当期の売上貢献は見込まず中期での反映を目指す。
- マクロ経済・外部要因の影響
- 資料は為替・金利の具体前提を示していないが、将来見通しに関する注意事項として「市場環境・法的規制・品質安全・製造体制・取引先依存・風評リスク・研究開発・広告戦略・システム障害等」が業績に与える不確実性として挙げられている。
配当と株主還元
- 配当方針:資料に明確な配当方針の記載なし(→ –)
- 配当実績(中間・期末・年間):資料に記載なし(→ –)
- 特別配当:なし(資料に特別配当に関する記載なし)
製品やサービス
- 主要製品・技術
- PFC-FD™(血小板由来成長因子製剤):PFC-FD™(2.0) に関し保存安定性・品質向上の新技術でPCT(国際特許)出願済。保存安定性改善により臨床での活用幅拡大を目指す。
- 動物医療分野関連:イヌ血小板由来成長因子(cPGF)療法に関する特許出願の持分を譲渡(アニコム先進医療研究所へ、譲渡益を計上)。
- 主なサービス・提供エリア・顧客層
- 血液由来・脂肪由来幹細胞の受託加工サービス(整形外科、美容、産科婦人科、自費診療特化型クリニック、スポーツチーム等)。
- 医療機関向け支援(経営支援・運営支援)、医療機器販売、化粧品関連(原料・OEM等)。
- 提携医療機関は全国で拡大中(当四半期末 2,017院)。
- 協業・提携(資料記載)
- NTTドコモ(dヘルスケアアプリ)と連携したオンライン情報発信・オフライン導線検証(膝の健康コンテンツ)。
- アニコム先進医療研究所(動物再生医療の特許譲渡先)。
- 北海道大学病院整形外科:PFC-FD™の導入開始(2025年6月より)。
- メディカルフィットネスのPOC拠点および提携店舗で「バランスメソッド™」の検証・運用を開始。
重要な注記
- 会計方針・集計変更
- FY10/2025より業績数値は連結ベースへ移行。前年実績との比較は前年が単体である点に注意。
- 加工受託件数の集計時点は、FY10/2024から「受託時」→「出荷時」に変更(過去数値は遡及修正していない旨の注記あり)。
- Q4 FY10/2024に計上した「滑膜由来幹細胞加工受託サービスに係る契約損失引当金」の影響が比較に影を落としており、資料中に引当金が無かった場合の試算参考値を併記。
- 特記事項・その他(資料内の重要告知)
- 動物再生医療の特許出願譲渡による譲渡益をQ2に計上。
- PFC-FD™(2.0)の国際特許出願(PCT)により、保存安定化技術の知財戦略を進行中。
- 中期経営計画は年度末の公表を目指しており、当期は“Year 0”としてPOC/概念実証を行う段階であるため、POC関連の売上貢献は当期では見込んでいない。
- 将来見通しに関する注意事項(フォワードルッキングな記述)を明示。
(補足)資料に未記載の項目は「–」としました。必要であれば、代表者名・説明者情報・配当方針などについて会社の有価証券報告書やIRリリースの原文で確認し、追補します。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4880 |
| 企業名 | セルソース |
| URL | https://www.cellsource.co.jp |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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