2025年12月期(第66期)第2四半期 株式会社ミルボン決算説明資料
株式会社ミルボン(TSE: 4919)
2025年8月8日 発表/2025年12月期 第2四半期 決算説明資料 要約
注意:以下は提供資料に基づく要約です。投資助言は行いません。不明項目は「–」で表記しています。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:株式会社ミルボン(Milbon Co., Ltd.)
- 主要事業:美容室専売のヘアケア製品・業務用ヘア化粧品(ヘアケア用剤、染毛剤、パーマ用剤)、化粧品(国内)等の開発・製造・販売
- 説明会情報
- 開催日時:2025年8月8日(資料公表日)
- 説明者
- 発言概要:資料全体で「上期は増収転換も減益」「通期予想下方修正(国内中心)」「累進配当は維持、中間配40円・期末予想48円」「自己株式取得上限20億円」等を説明
- 報告期間
- 対象会計期間:2025年12月期 第2四半期(FY2025 2Q累計)
- 決算説明資料公表日:2025年8月8日
- セグメント(主要)
- 日本(国内事業):ヘアケア用剤、染毛剤、化粧品、パーマ用剤等(美容室向け販売が中心)
- 海外:韓国、中国、米国、その他(ASEAN・EU等)
- カテゴリ別:ヘアケア用剤/染毛剤/パーマ用剤/化粧品/その他
業績サマリー(連結)
(単位:百万円、表は資料のFY2025 2Q累計実績/前年同期・計画比較を抜粋)
– 主要指標(FY2025 2Q累計 実績)
– 売上高:24,807(前年 24,526、増減 +281、計画比 95.8%)
– 売上総利益:15,502(売上総利益率 62.5%)
– 販管費:13,563
– 営業利益:1,938(前年 3,178、△1,240、計画比 69.0%)
– 経常利益:1,853(前年 3,324、△1,471)
– 親会社株主に帰属する中間純利益:419(前年 2,280、△1,861)
– 投資有価証券評価損:約7.6億円(約760百万円)計上により純利益が大きく減少
– 進捗状況(対期初計画)
– 売上高達成率:95.8%
– 営業利益達成率:69.0%
– 中間純利益の計画比:20.9%
– セグメント別状況(FY2025 2Q累計 実績)
– 日本(国内)売上高:18,483/営業利益:1,640(前年から増収→だが減益)
– 海外 売上高:6,323/営業利益:297(現地通貨ベースは概ね好調だが、円高で円換算は圧迫)
– 韓国 売上高:2,577/営業利益:587(現地通貨ベースで回復)
– 中国 売上高:1,193/営業利益:76(計画上回り)
– 米国 売上高:1,150/営業損失:約216(販促・人員増・関税等の先行投資で損益圧迫)
– その他(ASEAN・EU等)売上高:1,402/営業損失:約148
業績の背景分析
- ハイライト/トピックス
- 上期累計で増収転換(前年同期比+1.1%の増収)だが、在庫評価減、為替(円高)、販管費増加等で営業利益は減少。
- 海外は現地通貨ベースで堅調(韓国回復、米国大幅伸長)。ただし円高で円換算は圧迫。
- 通期業績予想を下方修正(国内売上の見通し悪化等により)。
- 株主還元:累進配当維持、中間配当40円、期末想定48円、自己株式取得上限20億円。
- 増減要因(FY2025 2Q 累計)
- 増収による粗利増:+180百万円
- 売上総利益率低下要因:在庫評価減(化粧品等 △330百万円)、為替影響(ウォン安など △104百万円)
- 販管費増:人件費・販促費・旅費等で増加(販管費合計増加約986百万円 vs 前年)
- 特別損失等:投資有価証券評価損 約760百万円が純利益を大幅に圧迫
- 米国における関税影響・先行投資が収益性に影響
- 競争環境
- 染毛剤市場は二極化(低価格帯と高付加価値帯に分化)。当社のボリュームゾーンは後者・前者いずれのニーズにも十分対応できておらず、製品ポジショニングの見直しを進める。
- ヴィラロドラ(オーガニック系)は消費者認知が高まり好調。韓国では競合の市場撤退が追い風。
- ヘアケア(オージュア、エルジューダ等)は安定的に成長。米国では現地ニーズに合わせた新製品が高評価で大幅増収。
- リスク要因(明示)
- 為替変動(為替感応度:KRW±0.001円→売上±51百万円/営業利益±38百万円、RMB±0.1円→売上±11百万円/営業利益±2百万円、USD±1円→売上±15百万円/営業利益±4百万円)
- 在庫評価損、投資有価証券評価損
- 米国関税等の貿易コスト、サプライチェーン、国内消費の弱含み
- 規制変更や地政学的リスク(海外拠点での影響)
戦略と施策
- 現在の戦略(中期:~2026)
- 目標:ROE 11.3%(FY2026目標)を収益性改善と資本効率改善の両輪で達成
- 重点領域:国内の高付加価値化(染毛剤の差別化・消費者認知向上)、アジアでのNo.1確立(韓国中心)、欧米での成長加速(米国・欧州)
- 資本政策:成長投資を最優先(海外投資・DX・生産体制増強等)、2026年までは有利子負債を活用した投資を想定、株主還元は配当性向50%目安+累進配当、機動的な自己株式取得(総還元性向50%以上を目安)
- 進行中の施策(具体例と進捗)
- 製品投入:新製品(Aujua「アルティール」=2月発売、Elujuda 「エクストラリペア」=4月、Ordeve Crystal ハイブライト=7月予定、Villa Lodola Clear Veil=9月予定)
- 染毛剤対策:教育活動(約120名のエデュケーター)+消費者認知施策(美容室予約サイト連携)による導入促進・カラーメニュー単価アップ
- デジタル/サービス:milbon:iD(登録者数95.7万人、目標107万人)、Smart Salon導入(サロン数増加)
- 生産・R&D投資:ゆめが丘工場増設検討、人材開発センター、海外(米国/EU/タイ/中国)R&D・生産拠点強化
- コスト管理:販管費の精査・変動費削減・生産計画精査による在庫評価損抑制
- セグメント別施策
- 日本(ヘアケア):オージュアの教育強化、店販中心で導入促進、価格改定(5月)で下期に利益率回復想定
- 日本(染毛剤):新アイテム投入+消費者認知向上施策で高付加価値化
- 中国:美容室向け提案活動強化で計画上回る進捗、販促投下のタイミング管理
- 米国:代理店・営業体制強化で販売拡大。先行投資は概ね来年度で一巡見込み、価格改定(9月)で収益性改善
将来予測と見通し
- FY2025(通期)業績予想(修正)
- 従来計画 → 修正計画(単位:百万円)
- 売上高:54,250 → 52,300(△1,950、△3.6%)
- 国内:40,850 → 38,900(△1,950、△4.8%)
- 海外:13,400 → 13,400(据え置き)
- 売上総利益:35,000 → 32,926(△2,074、△5.9%)
- 販管費:28,000 → 27,626(△374)
- 営業利益:7,000 → 5,300(△1,700、△24.3%)
- 経常利益:7,000 → 5,180(△1,820)
- 当期純利益:5,200 → 3,000(△2,200、△42.3%)
- 下方修正の主因:上期実績未達(国内)および上期の在庫評価減・米国関税影響等、想定される追加リスクを織り込んだため
- 対策:研究開発費・販促費等のコスト抑制、変動費削減、追加の在庫評価減織込み等
- 中長期(FY2026目標)
- FY2026目標(単位:百万円)
- 売上高:58,000(FY2025修正 52,300 → +10.9%)
- 営業利益:8,400(FY2025修正 5,300 → +58.5%)
- 当期純利益:5,940
- ROE:11.3%(目標)
- 根拠:国内の高単価化(新製品・値上げ効果)、販管費見直し・生産計画精査による在庫評価減抑制、海外成長の継続
- マクロ影響
- 為替の影響は継続的なリスク(資料の感応度表を参照)
- 国内消費マインド、物価上昇の影響による美容支出の減退が業績に響く可能性
配当と株主還元
- 配当方針
- 配当性向50%目安、累進配当を基本方針
- 成長投資優先だが余剰資金は機動的な自己株式取得に充当
- 今回の配当(FY2025見通し)
- 中間配当:40円(期初計画通り)
- 期末予想:48円(維持)
- 年間:88円(FY2025見通し)
- 自己株式取得
- 上限20億円を決定(資本効率改善・株主還元強化のため)
- 実績比較(過去推移)
- 一株当たり配当:FY2021 68円 → FY2024 88円 → FY2025(計画)88円
- 総還元性向:FY2025(計画)約161%(自己株取得を含むため高水準)
製品・サービス(主要)
- 主要ブランド(抜粋)
- ヘアケア用剤:オージュア(Aujua)、エルジューダ(Elujuda)、グローバルミルボン
- 染毛剤:オルディーブ(Ordeve)、アディクシー(Addicthy)、ヴィラロドラカラー(Villa Lodola)
- 欧米向け:ソフィストーン(Sofistone)
- 化粧品(国内):インプレア(Imprea)、アイエム(iM)
- 新製品・投入スケジュール(資料抜粋)
- Aujua アルティール(2月発売/FY2025)など
- Elujuda エクストラリペア(4月発売)
- Ordeve Crystal ハイブライト(2025年7月発売予定)
- Villa Lodola Clear Veil(2025年9月発売予定)
- Imprea Balance Tuner(2025年2月発売)
- サービス・デジタル
- milbon:iD(BtoBtoC ECプラットフォーム)
- 登録者数:95.7万人(FY25 2Q累計)、サロン数(参考)6,440軒、EC売上 9.2億円(出荷額ベース 2Q累計)
- 目標:登録者107万人、EC売上23億円(FY2025計画)
- Smart Salon:導入サロン(FY25 2Q累計)73軒
- 協業・提携
- 化粧品領域で株式会社コーセー等との協業、家電(美容器具)でパナソニック等との提携を進める(ビューティライフケア戦略)
重要な注記
- 会計・特記事項
- 今回の純利益悪化には投資有価証券評価損(約7.6億円)が大きく影響している点に留意
- 在庫評価減(化粧品等:約330百万円)等が売上総利益率を押下げ
- リスク要因(再掲)
- 為替変動、在庫評価、関税・物流コスト、国内消費の弱含み、サプライチェーン・地政学的リスク、競合動向
- その他(今後のイベント等)
- 中計(現中計)目標のROE達成に向けた取り組み継続、次期中計は2027年以降の方針説明で公表予定
- 大阪関西万博でのブース出展(集客好調)などマーケティング効果に期待
本要約は提示資料に基づく整理です。資料に記載の数値・見通しは会社公表値を引用しています。出典は「株式会社ミルボン 2025年12月期 第2四半期決算説明資料(2025年8月8日)」です。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4919 |
| 企業名 | ミルボン |
| URL | http://www.milbon.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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