2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
決算短信(要約) — ラサ工業株式会社(証券コード:4022)
※出典:2026年3月期 第1四半期決算短信(日本基準、連結)/公表日:2025年8月8日
※単位は特記がない限り百万円/円。情報は開示資料に基づく。投資助言は行いません。
基本情報
- 企業名:ラサ工業株式会社
- 主要事業分野:化成品事業、機械事業、電子材料事業、その他(触媒再生・不動産賃貸等)
- 代表者:代表取締役 社長執行役員 坂尾 耕作
- 問合せ先責任者:代表取締役 常務執行役員 望月 哲夫(TEL 03-3258-1835)
- URL:https://www.rasa.co.jp/
- その他:長期ビジョン「RasaVision2033」、中期経営計画「中期経営計画2026(2024〜2026年度)」を掲げフェーズ1(種まき)の年に位置付け。
報告概要
- 提出日:2025年8月8日(決算短信公表日)
- 対象会計期間:2025年4月1日〜2025年6月30日(2026年3月期 第1四半期)
- 決算説明資料:作成あり(決算説明会は開催なし)
- 連結範囲の変更:なし
- 会計方針の変更等:なし
- 添付監査/レビュー:第1四半期に対する監査法人のレビューは無し
セグメント(報告セグメント)
- 化成品事業:燐系製品(半導体向け高純度品等)、凝集剤関連、コンデンサー原料、消臭剤等。
- 機械事業:建設機械、土木機械、精密機械加工、レンタル等。
- 電子材料事業:化合物半導体向け高純度無機素材(赤燐、ガリウム、インジウム等)。
- その他:石油精製用触媒の再生、不動産賃貸等。
(注)各セグメントの売上・利益は本文の「セグメント情報」を参照。
発行済株式
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):7,944,203株(2026年3月期1Q)
- 期末自己株式数:137,002株(2026年3月期1Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):7,807,306株(当第1四半期)
- 時価総額:–(開示なし)
今後の予定
- 決算発表:当第1四半期は2025年8月8日公表。次回決算(第2四半期/中間)は会社公表スケジュール参照(資料に具体日付の記載なし)。
- IRイベント:決算説明会は開催なし。補足資料は作成あり。
損益(連結・第1四半期累計:2025/4/1–2025/6/30)
- 売上高:10,472(前年同期:10,633、▲1.5%)
- 売上総利益:2,556(前年同期:2,349)
- 売上総利益率:24.4%(前年同期 22.1%)
- 販売費及び一般管理費:1,238(前年同期:1,219)
- 営業利益:1,317(前年同期:1,129、+16.7%)
- 営業利益率:12.6%(前年同期 10.6%)
- 経常利益:1,454(前年同期:1,130、+28.7%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,089(前年同期:784、+38.9%)
- 1株当たり四半期純利益:139.55円(当第1Q)/前年同期 99.58円
(注)包括利益は当第1Qで509(前年同期 1,112)。為替換算差額の変動が影響。
貸借対照表(連結・要点、2025/6/30)
- 総資産:45,720(前期末 45,838 → ▲118)
- 流動資産:23,005(現金及び預金 4,641、受取手形及び売掛金 10,986、棚卸資産合計 5,084)
- 固定資産:22,714(有形固定資産 18,215、投資等 4,456)
- 負債合計:17,896(前期末 17,961 → ▲64)
- 短期借入金:4,708、長期借入金:3,490 → 有利子負債合計 8,198
- 流動負債:11,460(賞与引当金増等)
- 純資産合計:27,823(前期末 27,877 → ▲53)
- 為替換算調整勘定が▲584の影響、配当支払等で減少
主要財務比率(計算)
- 自己資本比率(開示値):60.9%(当第1Q)/60.8%(前期末)
- 流動比率(流動資産/流動負債):23,005 / 11,460 = 約200.7%
- 負債比率(負債/純資産):17,896 / 27,823 = 約64.3%(負債÷純資産)
- 総資産回転率(売上高/総資産):10,472 / 45,720 = 0.229(四半期分)
- 前年同期:10,633 / 45,838 = 0.232
- 営業利益率(上記参照):12.6%(前年同期 10.6%)
キャッシュ・フロー
- 第1四半期の連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。
- 減価償却費(第1Q累計):436
セグメント別(当第1四半期:金額は百万円)
- 化成品事業
- 売上高:8,908(前年同期 8,975 ▲0.7%)
- セグメント利益:1,362(前年同期 1,062、+28.3%)
- 売上構成比:約85.1%
- コメント:半導体向け高純度品は海外が堅調、一般品や一部購買品が減少。凝集剤は上水道向け堅調。
- 機械事業
- 売上高:758(前年同期 943、▲19.7%)
- セグメント利益:1(前年同期 89、▲97.9%)
- 売上構成比:約7.2%
- コメント:建設機械・土木機械で本体販売減。レンタル増も全体は減収。
- 電子材料事業
- 売上高:466(前年同期 325、+43.4%)
- セグメント利益:103(前年同期 47、+115.3%)
- 売上構成比:約4.5%
- コメント:化合物半導体市況の堅調により赤燐・ガリウム等が増収。
- その他(触媒再生・不動産等)
- 売上高:339(前年同期 389、▲12.9%)
- セグメント利益:214(前年同期 238、▲10.0%)
- 売上構成比:約3.2%
(注)セグメント利益の合計から全社費用等調整を行い、連結営業利益1,317が算出されています(当第1Qの調整額は△364)。
財務の解説(開示内容に基づくポイント)
- 売上高は前年同期比でわずかに減少したが、売上総利益・営業利益は増加。粗利率・営業利益率は前年同期比で改善している。
- 電子材料事業が増収増益で寄与。化成品は構成比が高く、利益寄与は大きいが製品別で増減が混在。機械事業は売上・利益ともに大幅減。
- 資産面では棚卸資産が増加(約5,860)し、受取手形・売掛金や現預金が減少。負債は借入金合計の減少で若干減少。自己資本比率は高水準で安定。
- 為替換算差額の変動が包括利益に影響(当第1Qの包括利益は前年同期より減少)。
配当
- 2025年3月期(実績):中間 48.00円、期末 72.00円、年間 120.00円
- 2026年3月期(予想):中間 64.00円、期末 64.00円、年間 128.00円(注:公表業績予想からの修正なし)
- 特別配当:当該期間に関する特別配当の記載なし(無)
中長期計画との整合性
- 同社は「RasaVision2033」および「中期経営計画2026(2024–2026)」を公表。
- 位置付け:本年度はフェーズ1(種まき)で、資源配分の最適化、収益力強化、成長事業拡大、ESG・DX対応を推進と記載。
- 進捗:当第1Qでは営業利益率等の改善が見られる旨の開示。中期計画達成の可否については会社側見解のみ開示(達成保証はなし)。
競合状況・市場動向(開示内容ベース)
- 市場動向(開示で言及)
- 半導体市況:回復基調(高純度無機素材・半導体向け製品に追い風)。
- 中国経済の減速、米国の関税政策、地政学リスク等の不確実性を指摘。
- 競合他社との比較:開示資料に具体的な他社比較は無し → 表記は「–」。
今後の見通し(開示の業績予想)
- 2026年3月期(通期、会社予想/2025/4/1–2026/3/31)
- 売上高:49,200(前期比+8.3%)
- 営業利益:5,100(+7.7%)
- 経常利益:4,900(+6.5%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:3,300(+5.4%)
- 1株当たり当期純利益(通期):422.69円
- 通期(第2四半期累計)目標(H1目標):売上 24,000、営業利益 2,500、当期純利益 1,600
- 第1Qの進捗(目標比)
- 売上進捗:10,472 / 24,000 = 約43.6%(H1目標比)
- 営業利益進捗:1,317 / 2,500 = 約52.7%
- 当期純利益進捗:1,089 / 1,600 = 約68.1%
- 業績予想の修正:当該開示時点で修正なし
リスク要因(開示に記載の主な外部要因など)
- マクロリスク:米国の関税政策、中国経済の減速、地政学的リスク等による需要・供給の変動
- 市場依存リスク:半導体市況や建設機械・土木工事需要の変動が各セグメント業績に影響
- 為替リスク:為替換算差額が包括利益に影響(当期は為替でマイナス影響)
- その他:原材料価格変動、顧客構成変化、規制・環境対応コスト等(一般的なリスクとして言及あり)
重要な注記(会計・手続き関連)
- 会計方針の変更:なし(会計基準改正等含む)
- 四半期連結財務諸表作成に特有の会計処理の適用:なし
- 連結範囲の変更:なし(当四半期における新規・除外なし)
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:当第1四半期累計については作成していない(注記あり)
- 公認会計士/監査法人による第1四半期レビュー:なし
要点まとめ(短め)
- 第1四半期は売上高微減(▲1.5%)だが、粗利率・営業利益率が改善し、営業利益・経常利益・当期純利益は増加。特に電子材料事業が増収増益で利益寄与。
- 機械事業は売上・利益が大きく減少。化成品は構成比が高く利益面で重要。
- 財務基盤は自己資本比率約61%と高水準、流動比率約200%で短期支払余力は確保。現金は前期末より減少、棚卸資産は増加している点は注視事項。
- 通期予想に変更なし。為替や半導体市況、建設関連需要など外部要因が今後の業績に影響する旨を明示。
※不明な項目・開示のない項目は「–」としています。必要であれば、特定指標の追加計算や図表化(トレンドグラフ等)を作成しますが、投資判断に関する助言は行いません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4022 |
| 企業名 | ラサ工業 |
| URL | http://www.rasa.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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