2026年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了)

日本板硝子株式会社:2026年3月期 第1四半期決算短信(要約)

以下は、提供された「2026年3月期 第1四半期決算短信(IFRS、連結、期中レビュー完了)」の内容を、個人投資家向けに整理した要約です。出所は同社開示資料(開示日:2025年8月8日、期中レビュー完了通知:2025年8月12日)です。判断や投資助言は含みません。不明項目は「–」と表記しています。

基本情報
  • 企業名:日本板硝子株式会社(NSG Group 表記あり)
  • 上場市場・コード:東証プライム / 5202
  • URL:https://www.nsg.co.jp/
  • 主要事業分野:建築用ガラス、自動車用ガラス、高機能ガラス(薄板ガラス・ガラス繊維等)
  • 代表者:代表執行役社長兼CEO 細沼 宗浩
  • 問合せ先:IR部長 源甲斐 洋行(TEL 03-5443-9522)
  • その他:期中レビュー(公認会計士等)完了の報告あり(EY新日本による期中レビュー報告書付属)
報告概要
  • 提出日:2025年8月12日(第1四半期開示自体は2025年8月8日)
  • 対象会計期間:2025年4月1日~2025年6月30日(2026年3月期 第1四半期)
  • 決算説明資料:作成・公表あり(機関投資家向け電話会議開催)
セグメント(報告セグメント)
  • 建築用ガラス事業:建築市場向け板ガラスおよび加工ガラス(太陽電池用ガラス含む)
  • 自動車用ガラス事業:新車組立用・補修用ガラス
  • 高機能ガラス事業:薄板ガラス(カバーガラス等)、プリンター用レンズ・光ガイド、ガラス繊維製品 等
  • その他:本社費用、連結調整、買収にかかるのれん・無形資産の償却など
発行済株式等
  • 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):91,538,599株(2026年3月期1Q)
  • 期末自己株式数:35,555株
  • 期中平均株式数(四半期累計):91,128,111株
  • A種種類株式(非上場):未償還株数(2025年6月末)30,000株
  • 時価総額:–(資料に記載なし)
今後の予定
  • 決算発表(本決算/中間等):通期予想は既に公表済み(2026年3月期予想に修正なし)
  • 株主総会、IRイベント等:決算説明会(機関投資家向け電話会議)実施済み。詳細日程はIR資料参照。
  • その他:四半期レビュー報告書添付(監査法人:EY新日本)
財務指標(主要数値:単位は百万円、ならびに注記)

対象期間:2025年4月1日~2025年6月30日(連結)
– 売上高:210,202(前期第1四半期 216,423、前年同期比 △2.9%)
– 営業利益:6,870(前期 4,762、前年同期比 +44.3%)
– 税引前利益:2,736(前期 43)
– 四半期利益(当期利益):455(前期 2,656)
– 親会社の所有者に帰属する四半期利益:△154(前期 2,400)
– 基本的1株当たり四半期利益:△7.02円(前期 21.01円)
– 四半期包括利益:△13,528(前年同期 19,969)
– 総資産:1,001,468(2025/6/30、前期末 1,032,931)
– 資本合計:128,967(同 142,411)
– 親会社帰属持分:99,622 → 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率)9.9%(2025/6/30)
– 有利子負債(総借入残高):532,500 百万円(=5,325億円、資料表記)※期末総借入残高
– ネット借入残高:491,400 百万円(=4,914億円、2025/6/30、3月末比増加)
– 営業活動によるキャッシュ・フロー:△14,965(百万円)
– 投資活動によるキャッシュ・フロー:△11,459(百万円)
– フリー・キャッシュ・フロー:△26,424(百万円)
– 現金及び現金同等物(期末):34,714(百万円)

注:金額は会社開示の百万円単位(四捨五入)に基づく。

収益性(要点・比率)
  • 売上高営業利益率(当第1Q):6,870 / 210,202 ≒ 3.27%
  • 売上総利益:47,314(粗利率 ≒ 22.5%)
  • セグメント別営業利益は下記参照(建築が最も寄与)
財務安全性(要点)
  • 親会社帰属持分比率(自己資本比率):9.9%(2025/6/30)
  • ネット有利子負債(報告):約4,914億円(6月末、3月末比 +372億円)
  • 総負債/資本のバランス:負債合計 872,501 百万円に対し資本合計 128,967 百万円

(注)同社は中期目標で自己資本比率15%、有利子負債4,420億円を掲げているが、現状は目標を下回る水準。

効率性(要点)
  • 総資産回転率(当第1Q、概算):売上高210,202 / 総資産1,001,468 ≒ 0.21回(年間換算ではQ1のみのため参考値)
  • 売上高営業利益率の前年同期比較:3.27%(当Q) vs 約2.20%(前年同期=4,762/216,423)→ 営業利益率は改善
セグメント別(第1四半期)

(単位:百万円)
– 建築用ガラス事業
– 売上高:89,241(グループ売上の約42%)
– 営業利益:6,656(前年同期 3,314)
– 備考:欧州での生産適正化に伴う販売価格改善が寄与。北米は需要弱く、南米は回復傾向。
– 自動車用ガラス事業
– 売上高:109,795(グループ売上の約52%)
– 営業利益:2,366(前年同期 2,537)
– 備考:南米で増販、北米・日本・欧州は地域差あり。為替影響で円ベース売上は減少した地域あり。
– 高機能ガラス事業
– 売上高:11,044(約5%)
– 営業利益:1,275(前年同期 2,008)
– 備考:プリンター・スキャナー等の需要弱含む。製品・地域で濃淡あり。
– その他:売上 122、営業損失 △3,427(のれん・無形償却等含む)
– 合計:売上 210,202 / 営業利益 6,870

(セグメント売上割合は会社注記と概算が一致:建築約42%、自動車約52%、高機能約5%)

財務の解説(会社説明からの要点)
  • 売上は前年同期比減(主に自動車用ガラスの減収)がある一方、営業利益は欧州建築用の価格改善等で増益。
  • 金融費用は増加(68億円、前年同期60億円)、持分法利益は改善(13億円)。
  • 法人税は通期見積実効税率に基づき算定し、一過性引当を計上した結果、税負担が増えた点が純利益を押し下げている。
  • 総資産および資本合計は為替影響等により減少。ネット借入は運転資本の季節変動や為替影響で増加。
配当
  • 普通株式(普通株)の配当
    • 2026年3月期(会社予想):中間 0.00円、期末 0.00円、年間合計 0.00円(予想から修正なし)
    • 直近の方針:普通株は無配を継続(当第1Q時点)
  • A種種類株式(優先的な種類株式)
    • 配当(1株当たり):期末 65,000円(2026年3月期予想)
    • 未償還株数(2025/6末):30,000株
    • 2026年3月期に係るA種種類株式の配当総額予定:1,873百万円(注記あり)
  • 特別配当:なし(当四半期での特別配当の記載なし)
  • 注:EPS(普通株ベース)はA種種類株式配当を控除して算出(開示の計算方法による)
セグメント別情報(補足)
  • 建築用:欧州での価格改善が営業利益を牽引。アジアは東南アジアで横ばい、米州は北米減速・南米回復。
  • 自動車用:南米で販売数量増、北米は補修市場の価格改善等で営業利益増。一方、全体の販売数量は地域別に差異。
  • 高機能:プリンター等の需要弱が影響。ファインガラスの一部販売が下期にずれ込む影響あり。
  • その他:ピルキントン社買収に係るのれん・無形資産の償却等が損失計上の一因。

セグメント戦略・見通しについては、詳細は決算説明資料の該当スライド参照(資料に業績予想のスライドあり)。

中長期計画との整合性
  • 中期経営計画:2030 Vision : Shift the Phase(2025/3期〜2030/3期 6年間)
  • 中間目標(2027年3月期目標)
    • 営業利益:640億円
    • 営業利益率:7%
    • フリー・キャッシュ・フロー:270億円
    • 有利子負債:4,420億円
    • 自己資本比率:15%
  • 進捗:当期第1Qは営業利益率改善は見られるが、自己資本比率(9.9%)やネット借入(約4,914億円)は目標から乖離。達成可否は今後の業績推移・為替・資本政策等による。
競合状況や市場動向(開示内容より)
  • 市場動向(開示の記述)
    • 欧州建築用での生産適正化に伴う価格改善(一部地域で収益性改善)
    • 東南アジアなど建築関連はまだ低調
    • 自動車市場は地域差(南米改善、北米・欧州は弱含み)
    • 高機能領域は製品・市場ごとに差がある(プリンター等は弱い)
  • 競合比較:資料には同業他社との定量的比較は記載なし → 比較情報は「–」
  • リスク要因(会社開示・注記)
    • 為替変動(ドル・ユーロ・ポンド等の影響)
    • 原材料・燃料コスト、金利動向(金融費用への影響)
    • 自動車の生産動向・販売台数、建築需要の地域差
    • 関税・貿易政策の変更(米国関税等)による影響
    • アルゼンチンを含む超インフレ経済の会計処理・現地影響(IAS29の適用)
    • 訴訟等係争案件に伴う費用(注記あり)
今後の見通し
  • 会社の通期業績予想(修正なし、2025/4/1~2026/3/31)
    • 通期売上高:850,000(百万円、+1.1%)
    • 通期営業利益:31,000(百万円、+88.0%)
    • 税引前利益:11,000(百万円)
    • 親会社帰属当期利益:2,000(百万円)
    • 基本的1株当たり当期利益(通期予想):0.55円(計算方法はA種種類株式配当控除を反映)
  • 第2四半期累計(会社予想)
    • 売上高:420,000(百万円)
    • 営業利益:10,000(百万円)
    • 親会社帰属当期利益:△3,000(百万円、累計)
  • 会社は通期見通しにおいて前提条件(為替・需要・コスト等)を掲げており、現実値はそれら要因で変動する旨を注記。
主なリスク(業績に影響する外部要因)
  • 為替相場の変動(ドル・ユーロ・ポンド等)
  • 原燃料価格や原材料コストの変動
  • 世界的な自動車生産・販売、建築投資の景況
  • 貿易政策や関税(特に米国関連)の変化
  • 金利動向(金融費用に影響)
  • 地域別政治的不確実性や超インフレ国の経済動向(アルゼンチン)
重要な注記(会計・監査等)
  • 会計方針:前連結会計年度(2025年3月期)と同一。会計方針変更・見積り変更は「無」
  • 連結範囲:当四半期における重要な連結範囲の変更は「無」
  • 超インフレ会計:アルゼンチン子会社に対してIAS第29号(超インフレ経済)の適用あり(変換係数を使用)
  • 個別開示項目:子会社・事業売却による収益(ベトナムフロートグラス社持分譲渡に関連する利益等)計上(個別開示収益 1,770百万円)
  • 監査・レビュー:四半期連結財務諸表に対する期中レビュー完了(EY新日本によるレビュー報告書あり)。レビューにより「重要な点において作成基準に準拠していないとは認められない」との結論。

補足(資料中の定性的ポイント)
– 建築用ガラスの欧州地域では生産能力適正化で販売価格が改善し収益性向上。
– 自動車用ガラスは地域別の回復・低迷が混在。為替の影響で地域別の円ベース売上が影響を受けている。
– 中期計画(2030 Vision)に向けた4つの戦略的柱:Business Development、Decarbonization、Digital Transformation、Diverse Talent。

不明・未記載項目
上記は会社開示資料に基づく要約です。詳細な数値や注記は原資料(決算短信・決算説明資料)を参照してください。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5202
企業名 日本板硝子
URL http://www.nsg.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – ガラス・土石製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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